何故か急に蛸飯を食べたくなった。。。
連休最初の28日にパエリアパーティーを行なったのだが、その影響が大きかったかもしれない。
このパエリアパーティーは、友人Na氏が長年のヨーロッパ生活でその極意を会得したアンダルシア風パエリアをご馳走になろうという趣旨の会だが、きっかけは、やはり友人のSaさんが最近エジプト旅行でサフランを買ってきたという話を聞き、そしてまたakoさんはスペイン旅行で同様にサフランを買ってきたという話を聞いたことによる。サフラン提供者がいて、パエリア料理人がいると知っては、企画せざるを得ない。スペイン・アンダルシアとなれば、飲み物はシェリー酒である。よって、「シェリー酒を飲みながらサフラン料理を堪能する会」という副題をつけた。参加者皆がシェリー酒を一本提供するというのも考えたが、シェリー酒人数分はさすがに辛いか・・・とも思い、今回はMITANIセレクションから3本準備してもらうことにした。他には、売れ残り最高級ボージョレー(これが安くて美味い)も。そして、新緑の中でシェリー酒とワインを飲みながらアンダルシア風パエリアをたらふく(鱈腹)頂いたのだった。(できれば近々詳しく解説を)
直径50cm程度のパエリアパンで5合炊き、豪快だ!
大脱線したが、とにかく、それから数日後に蛸飯を食べたくなったのだ。。。
最近はスーパーでも生ダコを売っている。急遽思い立って蛸を買いに行く。生ダコ250gと安いゆで蛸(海外産で頭の部分のぶつ切り)を買って、今晩は蛸飯だ〜。
【たこ飯(蛸飯、タコ飯)】
蛸飯は正直簡単だ。生ダコをブツブツ切って、炊き込めばよい。蛸の風味を生かすにはなるべく他のものは入れない。ボクは、できれば濃い目の昆布だしで単純に炊き込むのが好きだ。

[材料]
- 米:2.5合(3合で良かったが、蛸の割合を気持ち増やそうと思って・・・)
- 生タコ:250g (750円)
- ゆでタコ:?g (200円) ----- 海外産、頭の部分のぶつ切り、蛸の食感を増やすため
- 羅臼昆布:12g ----- 以前に頂いた羅臼昆布。普段使っている日高昆布などとは比べ物になりません。これは別物ですね!。以前にこの羅臼昆布で出汁をとってみてビックリしました。こんなに深い出汁が取れるのか!っと…。値段だけのことはあるな〜と思いました。(普通はないので、昆布と鰹節のだしをつかっても良いでしょう。)
- ショウガ 半かけ(親指大ぐらいかな・・)
- 酒、醤油(あれば白醤油) 少々
- 味りん もっと少々(スプーン)
- 岩塩(なければ普通の塩) 一つまみ
[手順]
- 生タコは、塩や片栗を振ってよく洗う。1cm程度にブツブツと適当に切ってボールへ。酒、白醤油(なければ普通の醤油)少々を入れて、浸けおく。
- ゆでタコも同様に良く洗って、酒・醤油少々を振りかけておく。↑
- ショウガを細かく切っておく
- 米を研いでザルに取って15~20分程置いておく。
- さて、電気釜に仕込みます。
6.
- 昆布を適当な大きさに切って釜に敷く。そこへ、研いだ米を入れる。
- タコの浸け汁を別にあけて、タコの身だけ釜に入れる。
- 切っておいたショウガをパラパラと入れる。
- タコの漬け汁に水を加えて、2.5カップ(お米と等量)にする。気持ち少なめで良い。
- 味りんをスプーン一杯ほど入れる。
- 岩塩を一つまみ入れる。
- 釜にメニューがあれば、硬めに炊いた方が良いだろう。スイッチを入れて炊く。
- 炊き上がったら軽く混ぜて、少し蒸らしてできあがり。うぅ〜ん、いい香り!!
- さっそく、「いただきま〜す!」
[感想]
手前味噌ですが、美味しかったです。蛸の味は淡いですが、独特の香りがあって、ある意味不思議な美味しさがあります。それにしても炊き込むとタコは小さくなってしまいますね〜。タコの風味と食感と・・・とか本当に生かす方法はかなり工夫しないといけないのだろうと思います。
蛸飯・・・手軽で美味しいですよ〜〜!