新エリューシス ( New Eleusis ) ルール

人数:4人から8人以上
Summary copyright ゥ 1995 by David Matuszek
Translation into Japanese by Koshi Arai (訳:新井好史)

[ディール(配布)]

  1. 先ずディーラーは、プレイするカードの順番を規定するルールを決めて、何かに書き記してください。ルールは正しくプレイされたカードによってのみ規定されるものでなくてはいけない。
  2. 二組のトランプを合わせて使う。良く切った後、自分以外の各プレーヤーに14枚ずつ配る。
  3. 必要に応じて、ルールのヒントを出しても良い。
  4. 最初のカードを表にする。
  5. 表にした最初のカードの数だけ右回りに数えて最初にプレイするプレーヤーを決める。ディーラーは、ルール上必要ならば、スタートするために別のカードを選んで出す。

[プレイ]

プレーヤー(科学者):

  1. 手札の中からカードを出す。(通常はプレーヤーが正しいと思ったカードを出すのが良い。)もし自信があれば、2?4枚の連続したカードをまとめて出すこともできる。もし手札の中に「正しい」カードがないと思ったら、「ノープレイ(no play)」と宣言して、他のプレーヤーに手札を見せる。
  2. プレイした直後に(それがどのようなプレイでも、またその結果にかかわらず)、もしルールが分かったと思ったら、「預言者」になると宣言できる。

ディーラー(神様):

  1. 預言者がいない時には、プレイされるたびに「正しい(right)」または「間違い(wrong)」と言って、「間違い」の時には2枚のペナルティーカードを渡す。2?4枚の連続したカードの時は、一枚づつ順に出されたものとして全てが正しいときのみ「正しい」となり、誤ったカードが1枚でもあるときには「間違い」であり、間違ったカード1枚につき2枚のペナルティーを科す。ただし、どのカードが間違っているかは言ってはいけない。
  2. 預言者がいるときには、預言者のコールに対して、「承認(approve)」または「否認(disapprove)」を宣言する。「否認」を宣言した場合は、預言者を罷免して5枚のペナルティーカードを渡す。その時のプレーヤーは、誤ったプレイだとしてもペナルティーは負わない。
  3. 10枚のカードがプレイされる度に、白い線をひき、40枚プレイされた後は「サドンデス(sudden death)」に入ったことを宣言する。「サドンデス」では、誤ったプレイをすると追放される。(預言者がいる場合は、黒いラインに従う。)

預言者:

  1. 預言者になった時は先ず最初に、プレイした最後のカードの直後に黒いラインを引く。手札のカードは横に置いておく。(また使うかもしれない。)
  2. 注意深く、「正しい(right)」または「間違い(wrong)」のコールを行う。
  3. 預言者になった後、10枚ごとに黒いラインを引く。30枚プレイされたところで、「サドンデス(sudden death)」に入ったことを宣言する。もし罷免されたら、置いておいたカードを取って、一般のプレーヤーにもどる。

特別ルール:

     「ノープレイ(no play)」を正しく宣言したプレーヤーは手札をテーブルに置いて、4枚少なくなるように新しい手札をもらう。(このルールでプレーヤーが終了してラウンドが終ることがある)もし誤っていたら、預言者またはディーラーは手札の中から正しいカードをプレイして、5枚のペナルティーカードを渡す。

[終了]

    ラウンドは次のいずれかのときに終る。(1)誰かの手札がなくなる。(2)すべてのプレーヤーが「サドンデス」で間違ったプレイをして追放される。
    ゲームは全員が一度ディーラーを行って終る。(しかし、早く終らせることもできる。)

[得点]

  1. まず基準点をきめる。:預言者も含めて、各プレーヤーの中で最も手札の多い枚数を基準点とする。ディーラーを除く全てのプレーヤーは、基準点から自分の持っている枚数を引いた数が得点となる。
  2. 手札が無いプレーヤーは4点のボーナス点を得る。
  3. さらに真の預言者は、預言者になった後に出された正しいカード1枚につき1点、間違ったカードには2点を得る。
  4. ディーラーのスコアーは(a)最も高い得点、または(b)真の預言者がスタートする前までにプレイされたカードの枚数の2倍、のいずれか少ない方を得点とする。
  5. もし、ゲームを早く終らせたら、ディーラーをやっていない人は10点のエキストラポイントを得る。
  6. 最も得点の多い人が勝ち。