宋廟 - ソウル(Seoul) -

旅の終り 1998年1月3日(土)


 「カルグクス」。宿近くの店にハングル文字でそう書いてあるのがわかった。店に入ってみたが、まだやってないと言われた。朝早かったので、店はまだほとんど閉まっていた。結局、韓国最後の飯は空港のカフェテリアで食べたハンバーガーとなった。うーん、食いたかったぞカルグクス。空港で土産を買い、両替をして搭乗手続きをすませた。空港の免税店は結構充実していたが、買いたくなるものは特になかった。

 時間が来て飛行機に乗り込むと、席を替わってくれというおっさんが来て強引に替わられてしまった。本来、左側の窓際席が私が取った席だ。私のとなりの1席とその前の1席、その席から離れた右側の窓際2席が彼ら4人の取った席だった。私はせっかく窓際席だったのに、前の席に移らされた。

 「親子だから。」

と言われたが、なんだその理由は。1時間半ぐらいしか乗らないんだからそれくらい我慢せい! なんでそんな隣どうしじゃないといやなんだ? 取った座席どうりに座れよ! いやなら搭乗券取るときになんとかしとけ。とてもとても腹が立った。

 でも気の弱い私・・・。「そんな小さなことで怒るのも大人げないな」などと無理矢理自分を納得させたりした。あ〜情けない。ああいう時は、言われ方ひとつで随分ちがう。もしも、

 「すみませんが、席替わっていただけますか?」

と丁寧に言われたとしたら、気持ち良く席を譲ることができただろう。腹も立たなかったにちがいない。(本当は勝手に搭乗券の番号でない席に替わるのはいけないと思うが。)

 自分の席にまだ座ってもいないうちに、急に

 「替わって。親子だから。」

と言われて、すっと自分の席に座られてしまったら、あなたならどうしますか?

 腹の立つ日本人に会ったこと ―― それが今回の旅のしめくくりであった。後味悪すぎ。

おわり

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