宋廟 - ソウル(Seoul) -

ことごとく閉店 1998年1月2日(金)


 今日はまず東大門トンデムン方面へ行ってみた。市場シジャンでは、いちおう店は出ていたが少々活気が少ない気がした。大きな店が閉まっているせいだ。地下商店街も閉まっていた。露店ではキンパプやウドンの店があり、まるでコピーしたように同じ店が10軒ぐらい並んでいるところがあった。品揃えも店構えも全く同じなのだ。その中の1軒でウドンを食べた。関東風のうどんにコチュジャンと海苔と、ハンペンだか油揚げのようなものが入っていた。

 東大門市場があまり面白くなかったので、次は期待の新堂洞シンダンドン市場へ行ってみた。犬鍋があるとしたらこの市場であろう。しかしここも軒なみ閉まっていた。何も面白くない。中央市場はやっていたが、見飽きた食材しか並んでいない。

 次は南大門ナムデムン。しかしここもあまり面白くなかった。近くの百貨店も全て閉まっていた。そしてそのまま歩いて明洞ミョンドンへ行った。目指すは全州屋チョンジュオク全州中央会館チョンジュジュンアンフェグァン)のピビンパプ。店では日本語が通じ、メニューや店内の案内にも日本語があってわかりやすかった。店員の衣装も良く、とても感じの良い店だ。日本人観光客向けなのだろう。そして、出て来ましたピビンパプ! 待ってました! ご飯の焦げた感じがとても良く、とてもとてもうまかった。昨日のとは大違いだ。この店、日本に支店出したら流行ると思うんだけどなあ。もしかしてもうあったりして。大満足で店を出た後は、ぶらぶらしながらそのまま鐘閣チョンガクへ歩いた。しかし町はどこも新宿みたいだ。目指していた本屋も閉まっていた。がっかりだ。

 そして景福宮キョンボックン。なんて広いんだ。これはソウルの中で最も見応えのある場所だ。やたらと工事中なのが残念だったが、そんなのどうってことないほど他に見るものがある広さだった。全体が完成(復元工事完了)したのを見てみたいものだ。過去に日本人によって破壊されたものが沢山あった。文化を破壊するなど、とんでもないことだ。長い歴史のあるものを壊すなんてもったいない。しかも王妃を殺したりして、なんで憎しみをうむようなことばかりやったんだろう。非常に腹が立った。閔妃の碑のところの説明には、日本語の説明文がなかった。あれはいかん。日本人観光客は全員見なければ。夕暮れ時、正殿の石畳とまばらな人影はとても良い景色を見せていた。新婚さんの記念撮影の姿も良かった。

 景福宮を出た後、仁寺洞インサドンを歩いた。閉まっている店もあったが渋い茶店が脇道を入ったところにあったり、道端の物売りが面白くてとても良い雰囲気の通りだった。そこを抜けてから MusicLand に行ってみたら、そこも閉まっていた。 しょうがないので鐘路チョンノに何軒かあるCD店の1つに入って、韓国のCD1枚とカセットテープを1本買った。一応、ヒットしているものらしいが、どんなのか聞いた事はない。

 それからちょっと T-ZONE を覗いて、また仁寺洞へ戻った。途中、鐘路でかっぱえびせんのお化けのような菓子を手に持って食べながら歩いている人を何人か見かけた。しばらく行くとそれを売っている露店があった。らせん状で長さ1メートルぐらいの菓子がたくさんぶら下がっていた。そして機械かららせん状のものがぐにゅーっと押し出されて、どんどん作られていた。面白いけど1人で1本食べるのはつらそうだ。おいしいのかな。

 仁寺洞では景福宮で見た韓国ゴマや凧を売っている店があった。お土産用の安そうなコマとうちわを買った。いや、その前にプルゴギを食べに行ったのだが、やはり1人で食べに来ているのは私だけだった。店の人は忙しそうに動きまわっていて、応対もそこそこにあっちこっちに行っていた。昼間の全州屋も忙しそうに動きまわっていたが、店の雰囲気はとても良かったぞ。この新迎賓シニョンビンガーデンは店の印象がちょっと良くない。しかし、プルゴギはとてもうまかった。やはり大満足。

 明日はもう日本へ帰らなければならない。やり残したことは、安重根アンジュングンに関するものを見に行かなかったことと、カルグクスを食べていないことである。しかし、今回の旅行は閉まってるとこばっかりだったなあ。

今回の教訓:正月は家で休もう。

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