仏国寺と石窟庵 - 慶州(Kyonju) -

コソッポス・トミノル 1997年12月29日(月)


 8時ごろ起き、顔を洗いに部屋を出たら日本人に会った。彼も昨日来たらしく、ソウルの町に私と同じような印象を持ったそうだ。何かつまらない。彼は、予定より早く帰ろうかと思ってると言っていた。私はまだ眠く、9時半ごろまで部屋で寝ころんだ。

 ソウルにはまた戻ってくるので観光は今日せず、慶州キョンジュへ行くために高速バスターミナルへ地下鉄で行った。ソウル高速バスターミナルは京釜線ターミナルと嶺東・湖南線ターミナルがあり、慶州行きは京釜線の方なのだが、『地球の歩き方』に載っているターミナル図とその中の構造図は、京釜線と嶺東・湖南線が逆になっている。逆の方に行っちまったじゃないか!

 さて、切符売場ではまたハングル文字に悩まされた。ここでは『旅の会話集 韓国語』がとても役に立った。持って来て良かった。切符を買う時、初めて韓国語をしゃべった。聞き返されることもなくすんなりと切符を手にした時、「旅の楽しみ」を少し感じた。なんか嬉しかった。

 バスが出るまで少し時間があったので、売店でパンと缶紅茶を買って慶州行きのバス乗り場でベンチに座っていた。そしたら韓国人の女の人が2人、私に話しかけてきた。何を言われたのかわからず、

 「すみません、わかりません。」

と言ったら

 「日本人ですか?」

と聞き返された。彼女たちは片言の日本語で

 「家が大変でアルバイトをしています。このチョコレートかキャンディを買っ てくれませんか。」

というようなことを説明した。1,000ウォンでチョコレートを1枚買った。多分、相手がおっさんやおばちゃんだったら買わなかっただろう。美人は得だねえ。

 バスに乗り込み、途中休憩1回で4時間半かけて慶州にたどり着いた。着いてすぐ韓進ハンジン荘旅館チャンニョグァンへ歩き、簡単に見つけた。部屋もあり、すんなりと慶州での宿が決まった。トイレ・バス付きで1泊20,000ウォン。とにかくきれいだ。布団2人分敷けるだけの広さがあり、当然オンドル。トイレットペーパー、タオル、石鹸まである。お湯も出る。まともだ。壁には絵が掛かってるし、屏風なんてあるし、引出し付きの台に乗ったちゃんと映るTV。極め付けは全身どころか部屋全体が写る、布団と同じくらいの大きさの鏡・・・。なんて快適なんだぁー。

 こんないいところに泊まれるとは。日本円に換算すると2千円だぞ。この快適さならずっといられる。いや、住める。か、感動的だ・・・。「荘」旅館レベルって、ただの旅館とこんなにも違うのか。驚いた。

 今日はロビー(部屋のすぐ隣り)で他の旅行者と話しをして過ごし、夕食はその多国籍メンバーみんなで近くの食堂へ行った。韓国へ来て初めて食堂に入った。壁のメニューはハングル文字だけで、さっぱりわからない。『地球の歩き方』に折り込みの、写真付き韓国料理紹介を使って注文した。これはとても便利だ。

 スンドウブチゲというもので、「とろみのない麻婆豆腐アサリ入り」といった感じだった。でもこれ、なんかちょっと違うんじゃない? でもあったまった。ごはんと、キムチその他のつけ合わせがいろいろ出て来た。最後に高麗人参茶(以前、新川さんにもらったのと全く同じもの)を出してくれた。でも、まだ「韓国に来たぞ!」という感じがしない。

 明日はようやく観光のはじまりだ。

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