カルカッタ

サダルストリート 1997年3月12日(水)


 無事、亮に会うことができた。

 今日は朝9:00頃 HOWRAH駅に着き、歩いて地下鉄の駅まで行った。カルカッタは今までの中で一番都会である。なんか整い過ぎている。よくカルカッタからインドに入るとカルチャーショックを受けると言うが、そんなことはないと思う。

 午前中は宿探しに奔走した。何軒かまわったがみんな FULL であった。Blue Sky Cafe の横にあるこの HOTEL PALACE に10時半ごろ来ると、部屋はあったが高い部屋しか空いていなかった。あきらめて出ていこうとすると、

 「1時間程たったらもっと安い部屋を提供できるよ。」

と言われた。そこで、近くで暇をつぶしてから再び訪れた。

 この部屋は Rs175。今まで泊まった中で一番高い値段だが、部屋は最低である。正確に言うと部屋自体ではなく、この値段でシャワー、トイレが共用になっていることだ。しかし他の部屋には付いているようなので、部屋の外にあるが実質的には私専用となっている。しかしこれがひどい。照明はつかないし、シャワーは少ない本数の水が変な方向に勢い良く出て全然シャワーじゃないし、頭を洗っている最中に水が止まったりする。2晩泊まると言ってしまったから泊まるが、なんてひどいんだ。値段が高すぎる! でもベッドは2つある。無駄だ! カルカッタは好きになれそうもない。

 亮とは12:00に観光局で待ち合わせだった。宿探しのために遅刻してしまったが、亮は待っていてくれた。不思議な気分だ。懐かしい顔がインドにいる。思わず手を差し出し、握手した。ここへ来るまでにいろんな面白いことがあった。ここから旅を始める彼に、話したいことが山ほどある。

 エアコンが効いていて涼しい観光局の中に入り、しばらく話をした。この観光局は全然うるさいことを言ってこないので、のんびりできていい。2人でしばらく話していると、台湾から来たという旅行者が話しかけてきた。彼は東京の地下鉄路線図のハンカチを持っていた。どこで買ったんだろう。日本語の勉強をしているそうで、いろいろと日本語を聞かれた。インドで台湾人に日本語のレクチャーするとは思わなかったな。

 観光局を出てからは、2人でヴィクトリア記念堂へ行った。これも白い大理石の建物だが、ヨーロッパスタイルだ。中は博物館か美術館のようになっている。でもこれまでの旅の話をしながら見ていたので、何を見たのかあまり印象に残っていない。

 アイスクリームがうまかったから是非食ってみろと誰かに言われたのを思い出したので、道端のアイスクリーム屋で初めて買ってみた。選ぼうとしたら、勝手にスプーンを差して「ほら」と出された。あまりうまくなかった。私たちが買ったら、その兄ちゃんはアイスクリームのワゴンとともに風のように姿を消してしまった。なんだあのアイスクリーム屋は。あまりの素早さに、2人でちょっと笑った。

 亮は今夜の列車でバラナシへ向かった。その後、私は一人で街をぶらぶらし、映画『ラジャ・ヒンドゥスタニ』を見た。これはインドで、なんと99週間もロングランしている映画だ。ポスターに99と書いてあるのでそう思ったのだが、もしかしたら99週間という意味ではないかもしれない。でも今インドで大ヒットしている映画には違いない。インドでは誰に聞いても知っていて、話が盛り上がる映画なのだ。途中ちょっと間延びしていて疲れたが、最後はまた盛り上がってハッピーエンドだった。場内の人々の反応も面白かった。映画だけでなく、場内の雰囲気も楽しい。でも場内はもっともっと盛り上がるかと思っていたのだが、それ程でもなかった。

 帰りに宿の前で食ったサモサとチャーイはとてもうまかった。

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