コナーラク

脱出 1997年3月10日(月)


 長い列車の旅だ。今日は朝7時に宿を出た。MUNJUNが宿の門の前まで見送ってくれた。ガンガー沿いを少し歩いてから、ベニヤーバーグまで徒歩で行った。バスでムガルサラーイまで行こうと思ったが、止まっているバスを見付けた辺りで、オートリクシャーの運転手がたくさん寄って来た。その中に、なんと Rs10 でいいというおじさんがいたので、それに乗ることにした。

 この旅行中、どこでも必ず最後に良いこと、思い出深いことがひとつはある。今日のオートリクシャーはとても楽しいものだった。Rs10 というのは、おそらく現地の人と同じ料金なのだろう。たまにこういういい人に会えるのは、とても嬉しい。

 リクシャーは途中で人を拾いながら駅へ向かった。人の集まっているところに何箇所か寄り、おじさんが

 「ムガルサラーイにいくぞー。」

と声を上げる。仕事へ向かう人々、通学の小さな子供達、その他いろいろな人が同乗者となり、降りていった。まさにインドの日常を見せてもらった。こんなに面白い体験を1時間もして Rs10 は安い。いつも町中の移動で Rs15 ぐらい払っていたのがくやしい。なんて差だ。

 列車は1時間程遅れたが、無事車中にいる。朝、ムガルサラーイ駅でトーストとコーヒーの食事を取ったが、久しぶりに飲むコーヒーはとてもおいしかった。車中でもチャーイだけではなく、

 「コーヒィー、チャーイィー。」

と叫ぶ売子が行ったり来たりしている。南へ向かうに従って、コーヒーも良く飲まれるようだ。

 ムガルサラーイでフルーツケーキ(スポンジケーキ)とミネラルウォーターを買い込み、車中で横になっている。体の調子はいたって良好である。少々車内は暑いが、扇風機が回っているので夜に腹を冷やさないようにせねば。

 明日はスーリヤ寺院が見られる。

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