デリー

夜の到着便 1997年2月27日(木)


 今日は朝早い出発だった。今、とりあえずこうして宿が決まり落ち着いているが、空港に降り立ってぽつんと一人になった時は、どうすればいいのかわからず不安になった。バスを待っているところで日本人に話しかけられ、彼も一人だというので一緒に宿探しをしようということになった。

 ニューデリー駅近く、メインバザールで宿探しをし、声をかけてきたインド人の兄ちゃんについて行ってそこに決めた。一人 Rs100(100ルピー)。トイレ・シャワー付きである。名前は HOTEL RAVEENA PLACE DX 。名前とは裏腹に、ちっともデラックスではない。

 インドは思ったより寒い。夜だからかもしれないが、日本を出たときのままの格好で良い。昼間は暑くなるのだろうか。一人だったらこうやって今、宿に泊まっていられるかどうかわからない。いやー本当に不安だった。ちなみに、一緒にいる彼は大東文化大の S君という。

 メインバザールはもっと車の走りやすい道路かと思っていたのだが、実際は、まるで路地裏という感じだ。最初は一人旅ということでわくわくしたが、空港を出た時のあの不安はすごかった。めぐり会わせに感謝感激である。

 さて、3月12日にカルカッタで亮と会う予定だが、会えるだろうか。一人になってみたくもあるが、夜一人で宿探しは本当に不安だ。薄井、大丈夫か?

東京工業大学の小俣研究室の同僚で、山登りが趣味の男。彼のインド到着はこの数日後であり、私とは別の日程でインドを旅行した。彼にとってはインドが初の海外、初の一人旅であった。

 この旅行、トラブルが無ければ良いが、いずれ何かが起こるだろう。その時、自分の知らない自分を発見することになるのかも知れない。インドを楽しむ余裕を持とう。久しぶりに日本を出たんだ。きっとまた新しい眼が開かれるに違いない。

 おやすみ。

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