戦争の海、戦争の島 - Rabaul -

ニューブリテン島 1992年3月23日(月)


 ラバウルだ! 第一印象は「あやしい」。 ポンペイの場合は聞かされていたほど怖いところではなかったが、 ここパプアニューギニアのラバウルは本当にヤバそうだ。 ここの人たちは今まで見てきた人たちと黒さが違う。 本当に真っ黒で、夜はいるのかいないのかわからないほどだ。 それに、前方から4、5人で横に連なって歩いて来られると非常に怖い。

 着港したのは13:30ごろだったが、入国手続きは非常に長くかかり、 終わったのは16時を過ぎていた。何でそんなに遅いんだろう。 しかもうちの班は食当だったので、あまり外を見てまわれなかった。 天気は曇りだが、高温多湿なのでとても暑い。

 ここへ来て最初に聞いた現地の人の言葉は

 「バナーナ。」

であった。 船の横までボートを漕いでバナナを売りに来たおばちゃん3人組が言った言葉だ。 船が泊まっている湾はとても静かで、のどかな雰囲気である。 岸壁から海を覗き込むとウニがいるのが見えた。魚も泳いでいる。 近くにはものすごく巨大な船が泊まっていた。これが動くのか。 人間ってすごいものを造るなあと思った。

 夕食後、ちょっと町(?)へ出てみたが、あまり買うものはなさそうだ。 LUXのニセ物石鹸でMAXというのがあった。オーストラリア製だ。 それから、牧伸二が持っているようなウクレレがあった。欲しい。

 今日は夜の点呼が19時だったので、あまり町をうろつけずに船に戻った。 戻る途中、港ではすれ違う人たちがみんな

 「Good night.」

と挨拶してくれて、とても嬉しかった。 少しラバウルに対するイメージが和らいだ。

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