陸のない海の景色

水平線と天球儀 1992年2月20日(木)


 星がきれいだ。 今日の昼間は天気が非常に良く、甲板で体を焼いている人が多かった。 夜は星がとてもよく見え、月の出も見た。 東の水平線から月が出てくる瞬間はなかなか感動的であった。 周りは360°海なので、水平線のところまで星が見える。 きれいに水平線で星が切れているのだ。完全な天球である。 今まで自分が見た中で、一番鮮やかで美しい星空だ。 みんなで甲板に寝転がって空を眺めた。

 そして今日から洋上講座と英会話講座が始まった。 洋上講座第一回目は荒木船長による大黒屋光太夫の話である。なかなか興味深く、 井上靖の本 『おろしや国 酔夢譚』 を一度読んでみたいと思った。 映画化もされているので是非見たい。 今後の洋上講座では、船に一緒に乗っている教授陣がいろいろな話をしてくれる 予定であり、とても楽しみである。

 英会話講座の方は大学のLL英語か、もしくは外国人講師の英会話の授業のような ものである。英会話については、やはり明日から始まる洋上クラブに期待する。 しかし自分は、英語をまだほとんど話せない。 ESSのメンバーだと人に言うのも恥ずかしい。 自分を鍛えるつもりで洋上英会話クラブを希望したが、 この劣等感はいつ消えるのだろうか。

 夜は星を見た後、ビデオで 『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』 を見た。 21時に時計を30分進めた。これから少しずつ日本との時差が出てくる。 その他に今日やったことは、赤道祭の話し合いと、スポーツ大会のグループ分け をして出場種目を決めること。 スポーツ大会では、自分は綱引きと縄跳びに出ることになった。

 洗濯物がたまってきた。あまり長く置いておくとカビが生えてこないか心配であ る。いつになったら洗濯できるのだろう。

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