陸のない海の景色

後部デッキでのんびり 1992年2月17日(月)


 飯がまずい。栄養もかたよっている気がする。これで大丈夫だろうか。 船は今日の早朝、八丈島を越えたそうだ。

 今日は後部デッキで、航海工学科の練習生の人たちと話をした。 むこうは忙しそうで、 私たち研修学生の自由時間の多さをとても羨ましがっていた。 先に釣り針を付けたロープを船の後ろに結んで魚釣りをしていたが、 全然かからなかった。また明日見に行こうと思う。

 朝食前にトイレの掃除をしたのだが、 誰かの吐いたものが袋に入っていくつも置いてあるのを見た。気持ち悪かった。 午後に避難訓練を行い、ライフジャケットの着用法などを教わった。 ライフジャケットはポンペイで使うそうだ。 また、ポンペイでの水の補給ができなくなったので、 節水に協力しようということだ。 夕食では食事当番だったが、食器洗いが結構面倒だった。 とにかく急いでやったので、あまりきれいに洗えていないと思う。

 波は昨日ほど高くはないが、船はよく揺れている。 しかし大分みんな慣れてきたようで、食事に出てくる人数も多くなってきた。 昼間は太陽が出て、甲板にいるととても気持ちがよかった。 鮫を一匹と、大きな貨物船を一隻見た。

 やはり下を向いて字を書いていると気分が悪くなってくる。 もう寝ることにしよう。現在22時51分。

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