白卓日記 ‘20 2月 前月へ! 次月へ!   
2月29日(土)
卒業してゆく3年生⑩
 大森汰佳人は伊賀の出身。

 親元を離れて本校の門を叩きました。

 中学2年生頃から少しずつ勝てるようになってきましたが、最後の中体連では県大会初戦敗退。

 高校入学後も足踏みが続きます。

 きっかけを掴んだのが2年生の全日本予選。

 ジュニアの部で8決定まで進みセットオールジュースで惜敗。

 一般の部ではジュニアで8に入った選手に勝って第2シードの卒業生、堀津有貴さんに勝って頭角を現し始めました。

 そして新人戦県大会での高田戦は2番に起用されます。

 2か月前の全日本ジュニア予選で惜敗した相手との再戦をストレートでリベンジし、勝利の立役者となりました。

 その後もレギュラーとして起用され、全国選抜では初めて全国大会の舞台に立つことができました。

 気が短く粘り強さに欠くのが欠点だった彼ですが、この3年間で我慢することを覚えることができました。

 卒業後は名古屋にある日本最大の鉄鋼会社に就職が決まっています。

 社会に出ても苦しいことの連続だと思いますが、きっと粘り強く頑張ってくれることと信じています。

2月28日(金)
衝撃の決定
 この仕事を始めて30年になりますが、初めての事態です。

 昨日の政府の発表から一夜明け、急遽「今日で今年度の学校は終わり」となってしまいました。

 本校は昨日から始まった学年末テスト(5日間)の2日目を終えました。

 しかし残りの3日分のテストを実施する前にこんなことになってしまい学校も大混乱です。

 とりあえず「春休みが始まる今月22日まで」は休校となりました。

 その後はどうなるのか?など、ハッキリしたことはほとんど決まっていません。

 今後もメール等で学校から連絡があるとのことです。

 しばらくは大人しくしている他ありません。

 加えて3月末に千葉で開催予定の全国センバツも、中止決定となりました。

 二重のショックです。

 今後については全く見通しがたっていません。

2月27日(木)
休校?
 大変なことになってきました。

 新型コロナウイルスの影響で東京選手権の中止が発表されたばかりですが、今日の夕方に政府から新たな発表がありました。

 週明けの3月2日の月曜日から春休みまで、全国の小中高校を休校とするよう要請した、というニュースが入ってきました。

 今日は学年末テストの初日でした。

 テスト後に短時間の練習をして勉強会。

 19時前に勉強会を終え、帰ろうとしている時にニュースが飛び込んできました。

 選手たちも驚いており、「テストはどうなるの?」、「卒業式は?」、「全国選抜は?」。

 一体どうなるのかは見当もつきません。

 東日本大震災で全国選抜が中止になった際も動揺や混乱が生じましたが、今回はその比ではありません。

 まずは各方面の出方を探らなければなりません。

 個人の感情が通じるような状況ではありません。

 冷静に、的確に対応しようと思います。

2月26日(水)
卒業してゆく3年生⑨
 小学校低学年の頃から卓球場に通っていた口地恋菜。

 兄で卒業生の輝季さんと一緒に、毎日二人で久居駅から電車に乗って通っていました。

 電車の中で二人で寝入ってしまい、気がついたら名古屋駅。

 折り返しの電車に乗るも再び白子駅を寝過ごして久居駅に戻る、なんてこともありました。

 バンビの頃は卓球場の11コートで、発泡スチロールのブロックの上にコンパネを敷いて練習をしていました。

 その頃から県内では敵なしで、バンビ・カブ・ホープス・カデット・ジュニアと全ての年代別の代表になりました。

 その集大成となる高校3年間。

 インターハイシングルスは3年連続出場、ダブルスは2年連続出場、全日本、国体も県代表と、ほぼ全ての代表となりました。

 ここまで聞くと小学生の頃から戦績は変わっていないように感じますが、レベルも上がり簡単に勝ち上がれなくなるジュニアでも相変わらずの安定した戦績を残しました。

 団体戦でもチームの危機を救う"いぶし銀"の活躍を果たしてくれましたが、それを知る人は意外と少ないと思います。

 小学生に上がる前から彼女のことを知っている私は、女子を指導していないこともあり今でも小さい頃の「れな」のままです。

 たまに顔を合わせても、「ヘヘェ」と笑う姿は小さい頃と変わりません。

 卒業後は兄の輝季さんと同じ地元の人気企業に就職が決まっています。

 誰からも愛される彼女の前途は洋々です。

2月25日(火)
卒業してゆく3年生⑧
 齋木柊也は桑名のフォーオールというクラブチーム出身です。

 私は彼のことを知りませんでしたが、練習に参加した彼を見て「不器用だけど真摯に競技に打ち込んでいる」ことを感じました。

 その見立ては大当たり。

 とにかく無駄口を叩いたり寄り道をしたりせず、真っ直ぐ競技に向き合う姿勢は入学してから最後まで変わることはありませんでした。

 決して生まれ持ったポテンシャルが高いわけではありませんが、本校のテーマである"地道にコツコツと"を地で行く選手です。

 結果的にはベスト8以上の戦績を残せませんでしたが、2年生後半からは常にベスト16の常連として活躍しました。

 手抜きなく一生懸命練習に取り組むので、練習相手に指名されることが多かったのも彼の人となりを表すエピソードです。

 学業も優秀で入学から卒業まで常に上位を堅持しました。

 卒業後は本校1番人気の地元自動車メーカーに就職します。

 入学当時は水谷隼選手が全盛の頃で、彼のラインのアイコンも水谷選手でしたが、新星・張本智和選手に世界選手権でまさかの敗退を喫した際に、「もう水谷は古いんじゃない?」と冗談を言うと、彼らが握手をするシーンをアイコンに変更しました。



 真面目で堅そうな雰囲気の彼ですが、そんなウイットに富んだ頭の持ち主でもあります。

 本来彼が持ち合わせているそういった面が出せれば鬼に金棒です。

 社会に出てそれが開花する日が来るのは間近です。

2月24日(月)
卒業してゆく3年生⑦
 中学時代からスケールの大きな両ハンドプレーで将来を嘱望された古沢夏姫です。

 中学3年生で全日本ジュニアの出場権を得て順風満帆。

 しかし何となく卓球にのめり込めずにいた姿に周囲は「もったいない」と。

 運動能力はもとより頭の回転も速い彼女は、ここから先の領域が余程の覚悟がないと登れないと察知したのかも知れません。

 それでも本校に進んでからはチームの主力として活躍が期待されました。

 ところがベスト8までは簡単に勝ち上がるのですが、リーグ戦になると気持ちが続かず不完全燃焼のまま代表を逃す試合が続きました。

 しかし団体戦になると粘り強い試合でチームの苦境を救う劇的な試合を演じる、相反する姿はどちらが本当の古沢か?と思わせることもしばしば。

 1年生冬の全国選抜を賭けた東海ブロック予選で代表を決めた30本を超えるラリーの末に勝利した試合や、2年生の全国選抜のラストでの大逆転勝ちなど記憶に残る試合が印象に残ります。

 3年生なるとインターハイ予選で3冠王になるなど安定したプレーを見せてくれました。

 学業も優秀で常に学年トップクラス。

 卒業後は愛知県の日本一の自動車メーカーへの就職が決まっています。

 明るく屈託のない笑顔で、職場でも人気を集めるのは間違いのないところです。

 その笑顔のバックボーンは苦しくも頑張った高校3年間の経験だったはずです。

2月23日(日)
卒業してゆく3年生⑥
 二宮美瑛斗は長澤玲奈さんや岡田泰典さんを輩出した若草クラブの出身です。

 粗さはあるものの恵まれたフィジカルを活かした威力のあるボールが持ち味でした。

 しかしやはり細かいプレーができずに、入学当初はなかなか勝ちには結びつきません。

 努力を重ねて徐々に力が付いてきた2年生。

 大きな声を出してプレーすることで弱気になる悪癖を抑えることに気付いて以来、会場中に響き渡る声で自らを鼓舞するスタイルを身につけました。

 学年別大会でチャンスがやってきました。

 準々決勝でJPR1位の高田高校のエースと対戦すると、2セットを先取して後半の9-8までリードを保ちますが…。

 しかし「必死で取り組むことが困難を乗り切る唯一の方法」ということを体感できたことは一生の財産になるはずです。

 学業も学年のトップクラス。

 卒業後は調理師を目指して専門学校へ進みます。

 明るく元気の良い板前さんが作る美味しい和食のお店がオープンした、というニュースを楽しみにしています。

2月22日(土)
結婚式!
 今日は卒業生で本校女子顧問である村上悠馬さんの結婚式と披露宴が名古屋で執り行われました。

 一昨年度まで本校の教員であった森綾乃さんとは、昨年春に入籍は済ませられましたが今日はたくさんの方々が集まってのおめでたい日となりました。

 三重県卓球協会理事長の北河先生、職場の同僚、大学卓球部の仲間、西飯先生ご一家、高校時代の恩師の坂口先生、そして「憧れの先輩」だった本校卓球部卒業生の重並拓郎さん、長谷川巧さん、南充さん、卓球場の先輩にあたるフィジカル講習会の磯部卓志さん、高校・大学・職場の後輩の森雅幸さんなどが顔を揃えました。

 私も卒業生たちとたくさん話ができて、とても楽しい時間を過ごすことができました。

 中学から大学までバリバリのソフトボール選手として活躍した新婦の綾乃さんも、かつての部活動の仲間たちが集まり話に花が咲いていました。

 明るくてコミュニケーション能力が高く聡明な綾乃さん。

 スポーツに理解のある新婦さんだとは思いますが、家庭も大事にして幸せな家庭を築いてもらいたいです。

 つい先日、新居も完成され、順風満帆な村上さん。

 本当におめでとうございます!

 末永くお幸せに!

2月21日(金)
卒業してゆく3年生⑤
 サウスポーの西口凜は伊賀の出身です。

 彼女の3年間は、"着実にキャリアを積む"という言葉がピッタリです。

 全くの無名で、中学3年時6月の県中学校選手権(学年別)も何と初戦敗退。

 伊賀から遠く離れた白子に来ることを希望してくれましたが、「本当に大丈夫?」というのが正直な気持ちでした。

 しかしその不安を見事に裏切ってくれる3年間でした。

 持ち前の全力プレーで練習も試合も常にアグレッシブにチャレンジしました。

 ほとんど活躍できなかった1年生を経て、2年生になると徐々に勝てるようになってきました。

 高校選手権のシングルスでベスト4。

 その後も着実にキャリアを積み上位進出の常連となりました。

 残念ながら個人戦でインターハイや全日本ジュニアなどの全国大会に出場することは叶いませんでしたが、全力で駆け抜けた3年間でした。

 卒業後は更なる高みを目指して関西の大学で競技を続けます。

 きっと大学でも会場中に響く大きな声でハツラツとしたプレーを見せてくれることと思います。

2月20日(木)
花粉およびテスト期間突入
 朝晩は冷え込むものの、日中は結構暖かい日が続きます。

 この時期の"暖かい"は、スギ花粉シーズンに入ったことを示しています。

 花粉症の重症患者である私は、毎年このブログで様々な治療法にチャレンジしている様子を報告しています。

 毎年、何となく鼻がムズムズするなと感じると、いきなりドカンと症状が現れます。

 実は一昨日がその"初日"でした。

 初日はキツイです。

 くしゃみが止まらず、鼻水もとめどなく流れ続けます。

 頭が痛くなり気持ちも悪くなってしまいます。

 暖冬の影響で例年より早く花粉飛散のシーズンが来ています。

 「今がピーク」とも言われていますが、私は初日のみで楽に過ごせています。

 ちなみにここ数年は市販薬で凌いでいます。

 さて。

 高校生たちは今日から学年末テスト期間に入りました。

 練習も今日から時間制限となります。

 勉強会もスタートです。

 両立目指して頑張ります。

2月19日(水)
卒業してゆく3年生④
 野末陸人は中瀨敬太さん、上山颯斗さんと続くカットマンです。

 長い手足を活かしての守備で活躍してくれました。

 とにかく黙々と練習に取り組み、感情を表に出さずプレーする選手でした。

 現在は主力選手となった久保田大輝が入学したばかりの頃、私が頼んで規定練習後の自主練習に取り組んだ時のことです。

 ノルマを決めて、「これをクリアできれば終わり」という練習を始めました。

 私の見込みでは30分もあればクリアできると思っていました。

 しかしなかなかクリアできず、気がつけば休憩なしで2時間ほどぶっ続けで練習をしました。

 その間も集中力を切らすことなく黙々とボールを拾い続けました。

 地道にコツコツと。

 目立った戦績を挙げることはできませんでしたが、本校のモットーであるスタイルを崩すことはありませんでした。

 卒業後は地元企業に就職することになっています。

 気がつけば周囲が驚くほど地道にコツコツと実績を積み重ねてくれることと思います。

2月18日(火)
卒業してゆく3年生③
 地元の国府クラブ出身の打田千尋。

 卒業生の内田芽人さんのお父さんらの薫陶を受け、少しずつ実績を積んで本校の門を叩きました。

 恵まれたフィジカルを活かして放たれるボールはパワフルそのもの。

 それでも簡単に勝てないのが卓球の難しいところです。

 転機になったのは1年生最後の全国選抜でした。

 主力選手のコンディション不良で出番が回ってきました。

 勝ち星には恵まれませんでしたが、「全国大会に出場する」という目標を達成することができました。

 その後はシングルスではベスト8、ダブルスではベスト4に入る選手へと成長。

 元気の良い選手が揃った学年でしたが、常にその中心にいるムードメーカーでもありました。

 達成感も挫折感も味わった3年間でしたが、だからこそその経験が活きる時が来るはずです。


月17日(月)
卒業してゆく3年生②
 前田英俊は地元・白子中学出身です。

 21クラブで力をつけ、小林仁さんからも「頑張って取り組める選手です」というお墨付きでした。

 その評価にたがわず地道に努力を続けるスタイルが崩れることはありませんでした。

 なかなか結果につなげることができなかった1年生。

 気持ちに変化が現れたのは2年生の中部日本でした。

 インターハイ予選で覇気のない雰囲気で敗れ危機感を持ったのか、普段のゲーム練習でも本番と同じ気持ちで取り組めるようになってきました。

 豊田市で行われた中部日本では、1回戦を突破して富田(岐阜)と対戦。

 敗れはしましたが、今までにないアグレッシブなプレーで接戦を演じました。

 不器用で上手に立ち回れない彼を理解するには時間がかかるかも知れません。

 しかしその裏表のない性格は"噛めば噛むほど味わい深い"ものがあります。

 伊勢で行われることが多かった公式戦。

 ほとんどの選手たちが保護者の車で帰る中、彼だけ私の車で帰ることが多かったように思います。

 その日の試合のことだけでなく、進路のことや将来のことなど色々と話をしたことが思い出されます。

 卒業後は京都の調理師専門学校に進みます。

 朴訥で腕の良い職人さんの雰囲気は想像するに難くありません。

 何年先になるか分かりませんが、彼の作った料理を食べるのが楽しみです。

2月16日(日)
大阪選手権③
 昨日のジュニア男子2,3回戦を突破した久保田大輝が4回戦にチャレンジ。

 相手は先月の全日本選手権ジュニアチャンピオンの愛工大名電。出足から大きく離されつけ入るスキがありません。ポイントが取れるのも"たまたま"感が否めない完敗でした。

 しかし昨年の全日本ジュニア出場以来、大阪選手権、今年のインターハイ、全日本ジュニアと出場した全国大会シングルス全て初戦敗退が続いていましたが、ようやく連敗ストップ。

 初戦から厳しい対戦となる全国大会で1勝するのは簡単ではありません。

 気持ちが乗れば強さを発揮する久保田は団体戦では活躍するものの、個人戦では波に乗れないまま敗れる傾向がありました。今回も初戦が東山と厳しい組み合わせでいきなり0-2と、「また今回も」という雰囲気になりましたが、そこから粘りを見せて逆転勝ちするという新境地を見せてくれました。この後に続く東京選手権、全国センバツも楽しみになってきました。

 出場した他の選手たちはどのような手応えを感じたでしょうか。

 かつて全国大会で活躍した先輩たちを見ると、負けても負けても希望を捨てずにチャレンジを続ける選手は、波を掴むと一気にブレイクする傾向があります。

 チャレンジしてもブレイクする保証はありません。

 チャレンジするのかしないのか?

 ここが人生の分岐点です。

2月15日(土)
大阪選手権②
 今日も気温の高い一日でしたが、会場内は「もう大丈夫だから」と言いたくなる暖房が入って、その暑さに苦しむ不条理。

 大会二日目にして本校にとっては大一番。

 ジュニアシングルス1回戦から3回戦までが行われました。

 ジュニア男子シングルスには4名の2年生がチャレンジです。

 1回戦があったのは板倉大成のみ。数週間前から意気込んでこの試合に向けて準備をしてきました。初戦の相手は長野の中学生。互いに緊張したスタートでしたが、リードを許した1セット目を逆転で取ったのが大きかった。続く2セット目も9で奪って王手をかけますが3セット目は12で落とす痛いセットに。大接戦となった4セット目を16で奪って初戦突破です。2回戦は野田学園(山口)にチャレンジです。3セットいずれも出足好調でリードしたポイントを守り切れずにストレートで敗退。

 阪拓海は明豊(大分)と対戦。相手の凡ミスもあり難なく1セット目を先取します。しかし威力のあるフォアハンドで攻める相手に2,3セット目を奪われ後がなくなります。4セット目を9で取り返してセットオールに。勝負の5セット目ですが出足から厳しい攻めを警戒してミスを重ねて万事休す。

 伊藤実は野田学園と対戦。足首のねん挫で直前の2週間を練習できずに臨んだ試合でした。しっかりとトレーニングには取り組んで体力的には問題ありませんでしたが、プレーのキレはいかんともし難く0-2と追い込まれます。しかしここから動いてフォアハンドを多用したのが功を奏して1セットを返します。競り合いになった4セット目でしたが…。

 久保田大輝の初戦は京都・東山。サービスからフォアハンドの強烈なドライブで主導権を握ります。しかし後半を追い上げられ12本で奪われます。。ペースを握られた相手に一方的に攻められて0-2となります。しかし開き直った3セット目を粘って9で奪うと流れは久保田に。4セット目以降はレシーブも落ち着き見事な逆転勝ちで2回戦へ。木更津総合(千葉)とは完璧に抑えた1セット目。リードを許しながらも危なげなく逆転して最終日の明日に駒を進めました。

 ジュニア女子シングルスには4名が挑戦しました。

 先陣を切った日口実咲②は明徳義塾(高知)と対戦。変化あるバックハンドで主導権を握りますが徐々に対応してきた相手に接戦となります。勝負はセットオールに追い込まれますが、徹底した攻めに押し切られて悔しい敗戦。

 中村華子①は日南学園(宮崎)と対戦。競り合いになった1セット目を落としますが、戦術を変えた2セット目以降を連取して追い込みます。4セット目は奪われてセットオールに。しかし出足から離されると挽回する力は残されていませんでした。

 新井菜央①は宮城・聖ウルスラ学院と対戦。バック粒高の選手との対戦でしたが対策は時間をかけて取り組んできました。そのバックの変化に対してはしっかりと対応できましたが、フォアの緩急あるボールに対応できず1-3で敗退。1セット目と4セット目をジュースで落とすなど競り合いでの試合運びにも課題を残しました。

 番条梨沙①は大野(福井)と対戦。フォアハンド強打とバックハンドドライブのコンビネーションよく快調にストレートで突破。続く駒大苫小牧(北海道)戦は、相手の変化の激しいサービスに対応できず苦しいスタート。競り合いになった2セット目が勝負でしたが10で奪われると、そのまま押し切られてストレートで敗退。消化不良の大会となってしまいました。

 昨日、初戦を突破した女子シングルスの白神ひかる。同志社大に挑戦です。以前、練習試合にお邪魔した際も敗れた相手です。距離を取って丁寧なプレーに徹する白神が苦手とする相手です。無理に攻めさせられてミスさせられるという、普段は自分の得意とする戦術に苦しめられ1-3で敗退。

 やはり厳しい全国大会。

 しかし各選手とも果敢にチャレンジできました。

 次につながる試合だったと思います。

 最終日の明日に残ったのはジュニア男子の久保田のみ。

 チーム代表として頑張ってもらいたいと思います。

2月14日(金)
大阪選手権①
 今日からエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)にて第59回大阪国際招待卓球選手権大会が開催されます。

 初日の今日は本校から女子ダブルスでは西口凜③が中学2年生の由井心菜さん(21クラブ)と組んで、女子シングルスでは白神ひかる③がエントリーしました。

 西口・由井組は初戦で龍谷大・中京大の大学生ペアをセットオールジュースで振り切って2回戦進出。日本大ペアには完敗でしたが西口の高校最後の試合を気持ちよく終えることができました。

 18時過ぎに始まった白神のシングルスの相手は天理大の大学生。出足から堅実なプレーで要所を締めてストレートで明日3回戦へと進みました。

 明日から始まるジュニアの部に出場する男子の久保田大輝②、阪拓海②、伊藤実②、板倉大成②、女子の日口実咲②、番条梨沙①、中村華子①、新井菜央①は、授業後に短時間の練習で調整して大阪へ。

 初戦から高いハードルとなる相手との対戦になります。

 だからこそ乗り越えると一気に知名度アップは間違いないところです。

 やるからには貪欲に狙っていきたいところです。

2月13日(木)
卒業してゆく3年生①
 今村優仁は塩浜中学の出身です。

 7名いる3年生男子で唯一、入学式後に入部を申し出た選手です。

 新入部員が集まる4月中旬の”部集会”で、ポッチャリ体型の彼は異彩を放っていました。

 このままでは間違いなく故障すると思い、私は何度も彼の覚悟を問い正しましたが、「頑張ります」の一点張り。

 入部の条件に、まず夏休み前までに練習に耐えられるだけのフィジカルにすることを伝えました。

 大抵、そういう厳しい条件を課すと諦めるのですが、彼はキッチリそのノルマを果たしました。

 その時点で冬休みまでに更に厳しいノルマを課すとそれもクリア。

 約14kgの減量に成功し、その後もその体型をキープしました。

 それに合わせるように技術もどんどん上達し、少しずつ勝てるようになってきました。

 向上心が高まると練習に対しても妥協せず、思うようにいかない苦しみも体験することができました。

 無駄に自己アピールすることはありませんが、ひと言言わずにはいられない性格です。

 卒業後は夢だったツアーコンダクターを目指して専門学校に進みます。

 いつの日か、白子高校の遠征を彼に任せる日が来るかもしれません。

 今村、頼んだよ。

2月12日(水)
対等な立場
 天気予報通り夕方から雨が降りだしました。

 昨日まで結構な寒さでしたが、今日からまた暖かい日が続きそうです。

 今日は職員会議で私も森先生も練習に顔を出すのが遅れました。

 指導者がいない時にどんな練習になるのか?

 チーム力の真価が問われる時です。

 「見られている」というプレッシャーはとても大切です。

 だから我々指導者は毎日欠かさず練習に顔を出します。

 しかし「見られている」が「監視されている」となった時に、練習が「やっている」から「やらされている」に変わってしまいます。

 高校在学中という短期的な視野で考えると、監視している方が結果には結びつきやすいと思います。

 ただし長期的な視野で考えると、自分の意志で取り組めない行動は何のプラスにもなりません。

 あくまで理想は選手自身の意志による取り組みです。

 選手たちにもその気持ちは浸透しつつあると自負しています。

 我々指導者と選手たちとは対等な立場、というスタンスは変えたくありません。

2月11日(火)
建国記念日
 今日が建国記念日で休日だということを知っている高校生がどれくらいいるのでしょうか。

 今日も朝からガッツリと練習に取り組めました。

 大阪選手権に臨む2年生4名は「最後の」大阪選手権ジュニアの部に向けて高めのテンションで臨んでいます。

 初戦を突破するだけで周囲の評価も、そして何より自己肯定感が爆上げです。

 一発勝負のトーナメント戦です。

 その気になればチャンスは生まれます。

 一方で大阪選手権に出場しない他の選手たちも来るべき新シーズンに向けて、大阪出場選手に負けないテンションで取り組んでいます。

 私も森先生も朝から一日、話し合いを繰り返しながらしっかりと練習を見ることができました。

 満足度の高い一日でした。

 別件ですが、不具合によって長らく更新できていなかった三重県高体連卓球専門部のHPが復旧しました。

 URLが変わりましたのでこの場を借りてご報告させていただきます。

2月10日(月)
意識高い系
 今日も最低気温は氷点下。

 朝晩は厳しい冷え込みです。

 合宿帰りの1年生2名は、そこで受けた刺激を持ち帰ってきました。

 教えてもらった技術そのものはもちろん、勝つための意識に刺激を受けたようです。

 そのことについては我々も伝えているつもりですが、やはりトップ選手による指導を直接受けると効果てきめんです。

 上手な選手に相手をしてもらうのは、最も効果的に上達する方法です。

 しかしそれを最大限に活かすために必要なのは、「選手の意識」です。

 最近、”意識高い系”という言葉をよく耳にします。

 「過剰な自意識」のことを揶揄しているのだと思いますが、過剰な自意識ナシでは高いレベルの要求を満たすことはできません。

 ”意識低い系”で大成するチャンスを逃すリスクを考えれば、”意識高い系”大いに結構です。

 一度しかない人生です。

 ”そこそこ”で終わって満足ですか?

2月9日(日)
贅沢な
 昨日同様、晴天でしたが冷たく強い風が吹きました。

 昨日に引き続き1年生の2名は津市で強化合宿です。

 1時間ごとに相手を変えてゲーム、その反省練習を繰り返したとのこと。

 相手をしてもらうのは実業団、学生のトップ選手たち。

 どの選手からも同じような課題を指摘されたようです。

 やはりトップ選手。

 課題は一目で見抜かれます。

 簡単には経験することのできない貴重な時間だったと思います。

 「あの合宿のお陰で」と、言えるようにしてもらいたいと思います。

 さて。

 居残って練習した選手たちは昨日同様ピッタリ8名。

 4台を広々とフェンスで仕切って贅沢な練習環境。

 今日も集中して練習できたと思います。

 一生懸命練習すると体が良く動くようになってきます。

 しかし「正確に」や、「判断良く」は、一生懸命動くだけでは身につきません。

 頭をフル回転させて「果たしてこれが試合で使えるか?」を常に考えないといけません。

 勝っている選手、強くなる選手はここが違います。

 あなたの練習は頭をフル回転させていますか?

2月8日(土)
合宿&練習
 良く晴れた一日。

 1年生の2名は今日と明日にわたって行われる三重国体の対象世代である高校1年生以下の強化合宿に参加します。

 強化委員の森先生によると、実業団のリコーと中央大学からトップ選手に来てもらってマンツーマンの練習を行なっているとのこと。

 動画も送られてきましたが、贅沢な環境での練習です。

 ぜひ目一杯吸収してきてもらいたいと思います。

 残った選手たちと中学生は朝から一日練習です。

 大阪選手権を1週間後に控える2年生4名は気持ちの入った練習ができています。

 チーム課題として取り組んでいることも、プレーの中に自然と入ってきています。

 最後の方は気持ちが息切れする選手もいましたが、メリハリをつけて頑張れたと思います。

 公式戦も練習試合や遠征もなく、落ち着いて一日練習できる日はそれほど多くありません。

 明日も今日と同じ日程です。

 こういった日でなくてはできない練習にしたいと思います。

2月7日(金)
道半ば
 今日も厳しい冷え込み。

 県内でも今シーズン初めて最低気温が氷点下に。

 三重県は全国的にも温暖な気候で知られています。

 寒冷地の方には笑われるかも知れませんが、昨日からは室内でも吐く息が白くなっています。

 こうなると”真冬”です。

 さて。

 継続して取り組んでいるチーム課題。

 練習では少しずつ形になってきています。

 しかし問題はここからです。

 実際の試合の場面と、練習の場面をすり合わせする作業。

 これが難しい。

 「練習はあくまで練習」です。

 「この練習で試合の場面で使えるのか?」という疑問を持って練習に取り組まなくてはなりません。

 練習を注視していましたが、その意識を持って取り組んでいる選手はざっと半数。

 大げさに聞こえるかも知れませんが、ここが成功できる人間かどうかの分岐点です。

 この仕事を始めて約30年。

 人に教えることの難しさは未だ道半ばです。

2月6日(木)
前期選抜検査
 暖冬と言われていますが、今が一年で最も寒い時期です。

 最高気温4℃、最低気温0℃。

 昨日までは暖かかったのですが、こんな日に限って極寒です。

 それでも教室には暖房が効いているので、ひと昔前からしたら…。

 早朝から一日かけて前期選抜検査。

 寒さもあり、受験生には厳しい一日だったと思います。

 国語のテスト、面接、そしてその後のスポーツ特別枠選抜を受験する卓球部の生徒には実技検査もあります。

 緊張に次ぐ緊張だったと思われます。

 生徒が帰った後も、慎重に慎重を期して審議が重ねられます。

 この審議は深夜にまで及ぶことも珍しくありません。

 さて。

 学校施設が使えない高校生たちは卓球場での練習です。

 男子は選手たちだけでの練習となります。

 私と森先生との2人体勢になってからは、ほとんどないケースです。

 こんな日こそ”チーム力”が問われます。

 果たしてどんな練習だったのでしょうか?

2月5日(水)
心を込めて
 日中は暖かかったのですが、天気予報通り夕方からは風も強くなり厳しい冷え込み。

 前期選抜検査の前日です。

 今日は40分授業で、明日のために大掃除を実施しました。

 放課後は生徒たちは校舎内立ち入り禁止にして会場づくり。

 受験生たちに公平かつ快適に受験してもらうために、教員も在校生も心を込めて準備をしました。

 校舎内は立ち入り禁止でしたが、体育館は通常通りの練習ができました。

 練習開始時は今ひとつの雰囲気でしたが、檄が飛ぶと徐々にヒートアップ。

 この雰囲気を自分たちで作ってもらいたいところです。

 練習後は受験生の集合場所となる体育館の会場づくり。

 明日は今日より6℃低い(!)予想です。

 試験会場は暖房が入っていますが、緊張する受験生にとって寒さは厳しいコンディションです。

 卓球部に「スポーツ特別枠選抜」でチャレンジする受験生たちには、卓球の実技検査も実施されます。

 簡単そうで難しい、「普段のありのままの自分を出す」ことができるよう頑張ってもらいたいと思います。

2月4日(火)
実は
 暖かい日が続きますが、「暖かいのは今日までで、明日からグッと冷え込むので注意せよ」と選手たちに話したものの、冷え込むのは明後日からでした。

 さて。

 ここのところ怪我人や病人が続いています。

 その原因はそれぞれですが、共通して言えるのは”油断”と”寒さ”のように感じます。

 トレーニング時のちょっとした気の緩みでケガをしたり、練習前後のストレッチ等を怠って痛みが出たり、食事に気を遣わずに体調を崩したり。

 これがインターハイ予選直前ならそうはならなかっただろうな、と思われることが原因となっています。

 もちろん、コンディショニングが難しい寒い時期であるというのも原因のひとつですが、”寒いからコンディショニングが難しい”のは小学生でもわかることです。

 年度末に向かう時期ですが、実はインターハイ個人戦予選の3か月前です。

 というか、インターハイ個人戦予選まで3か月を切っています。

 練習やトレーニングの成果が出るのは3か月後、と言われます。

 この時期の頑張りがインターハイ個人戦予選に直結するのは明白です。

 「来年度」という言葉に騙されてはいけません。

 のんびりしている暇はありません。

2月3日(月)
アジリティ
 2月上旬は「1年で最も寒い時期」と認識していましたが…。

 今日も最高気温は13℃。

 記録的な暖冬が続きます。

 月曜日の今日はフィジカル講習会。

 ”腸腰筋の強化”だったテーマから、”アジリティの強化”にステップしました。

 アジリティとは、「機敏さ・素早さ・敏捷性」といった意味です。

 基礎体力である腸腰筋の強化から、より実戦的なものの強化に移りました。

 すなわちこれは、シーズンインが近づいているということ。

 言うまでもなく卓球は、このアジリティが重要です。

 しかしそれには基礎体力があるのが前提です。

 しっかりと基礎体力を鍛えて、それを活かしたアジリティを強化する。

 理にかなっています。

 どんなトレーニングでも全力で取り組まないと意味はありません。

 手を抜こうと思えばどれだけでも抜けるのがトレーニングです。

 今日少しだけ抜いても大したことにはなりません。

 しかし、今日少し抜く選手は明日も少し抜くでしょう。

 それが積もり積もって大きな差になるのです。

2月2日(日)
上昇気流
 今日の学校体育館は卓球部のみの貸し切りでした。

 朝方は寒くて練習前にランニングをして体を温めてのスタート。

 練習が始まると活気ある雰囲気で進められました。

 大阪選手権が2週間後に迫っています。

 本校男子からは4名がエントリー。

 組み合わせも先日公開されましたが、いずれの選手も初戦からハードな対戦となりました。

 しかしそれは承知の上。

 県大会のように、序盤は簡単に勝って徐々に調子を上げて上位進出を狙う、といったようにはなりません。

 でもだからこそ、その初戦を突破できれば一気に上位進出も可能となります。

 かつての先輩たちもワンチャンスをモノにして、この大阪選手権でジャンプアップした方も見えます。

 一つ勝つのも大変なだけに、一つ勝てば注目を集めること間違いなしです。

 出場する選手はもちろんですが、その選手たちの頑張りに便乗して、チーム全体が活気づくことを期待します。

2月1日(土)
送別会
 今日の練習には卒業生の岡田天志さんと番条晃大さんが来てくれました。

 ゲーム練習などをお相手していただいた後に、現在チーム課題として取り組んでいる技術の模範を見せてもらいました。

 先日の古市さんといい、今日の岡田さんといい、やはり力のある選手たちは当たり前のように水準の高いプレーを見せてくれます。

 動画で見るのも勉強になりますが、やはり実際見るとよく分かります。

 微妙な感覚はやはり実際に見て学ぶべきですね。

 ありがとうございました!

 夕方からは毎年恒例、3年生の送別会でした。

 今年は3年生ひとりひとりから3年間の思い出や卒業後の抱負などを話ししてもらい、私と村上先生からもエピソードなどを話しをさせてもらいました。

 男子7名、女子5名の話は、しっかり準備してくれてあり自分の言葉できちんと話をしてくれました。

 50名近い仲間や保護者の方々を前に堂々と話す姿は、右も左も分からずオロオロしていた入学時と比べると確かな成長の跡を見せてくれました。

 その後は近くの焼肉屋に移動して食事会です。

 みんなで楽しい時間を過ごすことができました。

 終わりには保護者代表として男子キャプテンの疋田兼也のお母さんから心のこもったご挨拶をいただき、そして恒例の口地さんの締めで楽しく終えることができました。

 最初から最後まで会を取り仕切って下さった日口さん、伊藤さん、そしてたくさんの保護者の皆様、本当にありがとうございました。

 チーム白子の温かさを感じさせる一日でした。