白卓日記 ‘16 8月  前月へ! 次月へ!   
8月31日(水)
夏休み打ち上げ
 とうとう来てしまいました。

 夏休みの最終日が。

 早朝からガッツリと練習してもまだまだ日は高く、自主練習するもよし、体を休めるもよし、勉強するもよし。

 夢のような40日間でした。

 振り返ると、今年の夏休みはやけに慌ただしかったように感じます。

 休みに入ってすぐにインターハイ。

 帰って来てからすぐにNAGANOフェスティバル。

 帰って来てからすぐに国体東海ブロック予選。

 帰って来てからすぐにAICHIフェスティバル。

 帰って来てからすぐに高校選手権。

 試合と練習会が交互にピッタリと入っていたので、落ち着いて練習を見られた期間が少なかったのが痛かった。

 もう少し腰を据えて取り組ませたかったことがありましたが…。

 それでも意識を高く持って取り組んでいた選手は、技術的にはかなりアップしたと思います。

 9月に入ると毎週のように試合が入ります。

 身に付けた技術を試合で発揮して勝てるようになるには、まだ熟成させないといけません。

 夏休みは終わりましたが、一息ついている暇はありません。

8月30日(火)
自ら考えることの難しさ
 朝晩は「寒い!」と感じるほどの涼しさ。

 夏休みも残すところあと二日。

 今日の男子の練習は、こちらが考えたノルマ付きの多球練習の課題を半分にして、余った時間で自分で考えたノルマ付きの多球練習に取り組みました。

 それぞれの選手が一生懸命考えて、様々なノルマに取り組みましたが、「思った以上に簡単すぎた」とか、「思った以上に難しすぎた」など、練習内容を考えるのは簡単ではありません。

 簡単すぎると緊張感が出ないし、難しすぎても諦めの気持ちが出て緊張感が出ません。

 ちょうど良いバランスは、自分の事であってもパッとは思いつかないものです。

 どんな内容にするかをやる前に報告させましたが、簡単すぎると思った内容には少し修正を加えたものもありました。

 逆に難しすぎるだろうと思った内容はあえてそのままやらせましたが、案の定、現実的ではないことに気がついていました。

 選手たちに任せると、効率の良い練習にはならない可能性がありますが、いつまでも「指示待ち」でも困ります。

 明日ももう一度、取り組ませようと思います。

 さて、今日は本校の練習に初めて参加する中学生が来ました。

 本校の印象はどうだったでしょうか?

 練習場の雰囲気はどれだけ取り繕っても、分かる人には分かります。

 「肌で感じる」というやつです。

 本校の良い面も悪い面も感じたことと思います。

 しかし「これが白子高校」と胸を張って言えるチームだと自負しています。

8月29日(月)
滝川来場
 台風10号の影響で、朝から強風。

 今日は兵庫・滝川高校の選手7名が練習試合に来て下さいました。

 激戦区兵庫でここ数年苦戦を強いられている滝川高校ですが、選手たちのモチベーションは高く保たれています。

 今日も早朝7時半から休みなく台に入り続けていながらも、その半分しか台に入っていない本校の選手たちより声も出ていた選手も多数いました。

 決して勝ち続けていた訳ではない滝川の選手たちでしたが、思ったようなプレーができずにクネクネともだえる本校の一部の選手たちを恥ずかしく思いました。

 この夏休みの間中、言い続けてきたことですが、この時期になってもまだ自覚ができていない選手たちがいることに失望しています。

 どんな練習環境であろうと、その気があれば勝つことはできます。

 逆に言うと、どんな練習環境であろうと、その気がなければ勝つことはできません。

 私の悩みは続きます。

 さて。

 今日から女子は自主練習です。

 男子の練習時間の合間を縫って自主練習に励む選手たち。

 男子が練習を始める7時半より前に、練習をしていた選手もいました。

 夏休みもあと二日です。

8月28日(日)
Welcome
 最高気温は31℃。週間天気予報を見ると35℃を超える”猛暑日”はもうないのかも。

 夏休みになると土日祝日の感覚がなくなります。

 昨日、今日と卒業生の方々が練習に来てくれるなと思って気がつきました。

 昨日は小河さん、内田さん、安田さん、大谷さん、今日は小河さん、内田さん、村上さん。

 後輩たちが次から次へとゲーム練習をお願いにいき、二時間以上ぶっ通しでしたが次から次へとお相手をしてくれました。

 高校時代ならともかく、恐らく週に一回練習ラケットを持てればいいほうでしょう。

 しかしそれでも仕事の合間の貴重な週末に、お願いされなくても「卓球でもやるか!」と思ってくれるのが嬉しいです。

 高校生に勝てようが勝てまいが(まあそれでも勝ってくれるにこしたことはありませんが…。)、卒業後も卓球を好きでいてくれるだけで指導者の心は癒されます。

 「今の自分の実力では高校生たちの練習の邪魔になるから…。」なんて気遣い御無用。

 インターハイランカーから地区予選一回戦負けまで幅広く取り揃えているのが本校の売りです。

 卒業生の皆さんにピッタリの後輩たちが待ち構えています。

 「久々にちょっとラケットを持ってみたくなった」と思われたなら、すぐにご連絡を!

8月27日(土)
多球練習
 晴れたり曇ったりの最高気温32℃。

 夏休みも残りわずか。

 周囲の田んぼでは稲刈りのシーズン真っ盛り。

 男子の自主練習も終わり、今日から練習再開です。

 練習前に高校選手権の反省も含め、練習内容などについて話をしました。

 インターハイや練習会などが連続して、なかなか落ち着いて練習に取り組めませんでしたが、ここからもう一度じっくりと基本練習に取り組むことにしました。

 一昨年の夏休みにも取り組んだ、ノルマをつけた多球練習です。

 ほとんどの選手が初めて取り組みましたが、簡単な内容ながらノルマをクリアするには相当な集中力が必要です。

 案の定、どの選手も四苦八苦しながら取り組んでいましたが、朝から始めて練習終了時の16時になってもクリアできない選手もいました。

 ただ気を付けなければならないのが、慣れてくるとノルマをクリアすることだけに集中するようになり、実戦でこの技術を使って得点することに考えが及ばなくなることです。

 多球練習が上手になっても仕方ありません。

 あくまで、ポイントを取るための手段を練習しているということを忘れてはなりません。

8月26日(金)
夢を叶える
 男子自主練習最終日。

 今月号の卓球王国にインターハイでランク入りした森本枝里の写真が載っていました。

 現在発行されている卓球の専門誌は「卓球王国」、「卓球レポート」、「ニッタクニュース」の三誌です。

 卓球を本格的に志す者なら上記のうち複数は欠かさず読んでいると思います。

 私が中高生の頃は、「卓球王国」はまだ発刊されておらず、「TSPトピックス」、「卓球ジャーナル」の四誌が発行されていました。

 私は全て購入し、隅から隅まで穴の開くほど読み返しました。

 ネットどころかビデオさえなかった時代だったので、自分が見た動く卓球選手は身の回りにいる選手のみでした。

 それでも私は日本のトップ選手だった西飯先生ご夫妻のプレーを見れたので、まだ恵まれていたと思いますが。

 とにかく専門誌から得られる卓球に関する情報は貴重でした。

 そして専門誌を飾るトップ選手たちのカッコいい写真には大きな憧れを抱き、いつかは自分も専門誌に写真を載せてもらうことを夢見ていました。

 残念ながらその夢を叶えることはできませんでしたが、自分の教え子たちが私に代わって夢を叶えてくれています。

 現役選手、卒業生らの頑張りは、私たち指導者の大きなモチベーションになります。

 卓球選手として、そして人間として周囲から評価され信頼され、世の中で活躍してくれるチーム白子のメンバーになってくれるよう願わずにはいられません。

8月25日(木)
オリンピック余波
 男子自主練習二日目。

 リオデジャネイロオリンピックは幕を閉じましたが、史上最高のメダルを獲得した日本代表チームの称賛のマスコミ報道は熱を帯びています。

 前回のロンドンオリンピックで銀メダルを獲得した卓球女子代表チームの陰に隠れて、今ひとつ注目度の低かった卓球男子代表チームでしたが、水谷隼選手の個人銅メダル、男子団体の銀メダルで一気に注目度が増しました。

 かの週刊文春では、「他の日本人選手と一緒にしないで 卓球水谷痛快語録」とか、週刊新潮では、「卓球水谷隼のメダル獲得で蒸し返される中国卓球違法ラバー」とか、TVのひるおびでは、「吉村真晴 卓球のスゴ技 リオ五輪でも見せた」などなど。

 2月に行われたマレーシア世界選手権では、男女とも団体戦で銀メダルを獲得しているのですが、やはりオリンピックの注目度は別格です。

 高校生の卓球も、”インターハイ出場”よりも、”国体出場”の方が、スポーツにあまり詳しくない一般の方々には受けがいいのが事実です。

 いずれにしても競技人口が非常に多いメジャー競技である卓球の母国の戦績が「世界2位」というのは誇らしいものです。

 そんな競技レベルの高い国で、全国大会に出場できる本校の卓球部は、世界的に見ても競技力が高いと言えるのでしょうか。

 でもこうやってナショナルチームの活躍が、国の士気を高めることになるので、各国がこぞってスポーツの強化に乗り出すのも納得できます。

 日本卓球の競技力が上がれば上がるほど、競技に取り組む我々の勝つことに対するハードルもどんどん上がります。

 しかしそれは幸せなことであると考えるべきです。

8月24日(水)
自主性
 早朝まで激しい雨。

 今日から三日間、男子は自主練習です。

 年間7日間ほどの自主練習ですが、選手たちはどのように過ごしているでしょうか。

 自主練習明けの27日には完成させた宿題を提出させてチェックすると伝えてありますが、計画的にやっている者はほぼ終えているはずです。

 私が高校生の頃は8月31日を自主練習にしてもらい、ほぼ徹夜で宿題に取り組んでいた記憶があります。

 全く持って恥ずかしい限りです。

 それではただ宿題を”こなす”だけになってしまいます。

 どうせやるなら身になるように取り組むべきです。

 指導者の指導方法には、自らの失敗による教訓がベースになっている場合が多いと思います。

 さて。

 選手たちの勉強に関しても部で管理するようになって数年になります。

 以前は選手たちの自主性を重んじて、という名のもとほぼ放置してあったのですが、成績不振者の多くが意志の弱さからきていることを感じて取り組むようになりました。

 今年度の一学期はそれぞれの選手に応じたノルマを課していたのですが、そのノルマを達成できなかった者は夏休み中の練習前後に強制補習に取り組ませました。

 補習と言っても英単語を覚えさせるなどのものでしたが、「必ず毎日やる」、「ノルマを達成できるまでやる」という卓球の練習方式と同じやりかたで取り組ませました。

 するとそれまで妥協に妥協を重ねて成績不振にあえいでいた者たちが、退路を断たれて「やるしかない」という気持ちが芽生えてきました。

 恐らくその者たちにとっては一年分の勉強量に匹敵する量をこなしていると思います。

 しっかりと勉強に取り組んでいる者からすれば、「たかがそれくらいの量」と思うほどだと思いますが、その者たちにとっては初めての取り組みだったはずです。

 それぞれの選手が置かれている状況は同じではありません。

 大切なのは自己新記録を更新し続けることです。

 「計画的に、継続的に、地道にコツコツ取り組む」という、すべてに通じる成功のノウハウを体験できたら、少しずつ自主性も芽生えてくると信じています。

8月23日(火)
高校選手権シングルス
 二日目の今日はシングルスが行われました。

 本校で地区予選を通過した男子は11名、女子は7名。

 女子の優勝は大本命の森本枝里②。決勝戦で1セット目を奪われるも、接戦の3セット目を抑えると後は一気に。全国大会で結果を出しても一瞬のスキを突かれればどうなるか分からない程度の差です。これを徐々に広げることができるのか、じわじわと差を詰められるのか。それは彼女の”志”によります。

 第三位には萩里佳子③と猿橋彩②。萩は高いレベルで勝つための何かを探して四苦八苦しています。卒業までにそのヒントを掴めなければ苦戦は免れません。猿橋は同士討ちで畑中みうに勝っての進出です。着実には進歩していますが、ギリギリの戦いで耐えられるかと言われれば、まだ足らないのが本音です。しかしそこは持ち前の頑張りで克服してくれると信じます。

 ベスト8には畑中と大谷真美②。3年生の畑中も次の一手を模索中です。大谷は次世代の主力として期待されますが一歩及ばず。この秋冬の頑張りが次につながるはずです。

 男子は準々決勝に4名が進出しましたが、そこで揃って討ち死に。昨年優勝の口地輝季②は快調に勝ち上がりますが急停車。技術はもとより試合運びに相変わらずの課題を残します。まずは「考える」ことです。中瀨敬太は粘り強いプレーで接戦を勝ち上がってきましたが、優勝した選手には完敗。カット型の宿命とも言える負け方でした。ラバーを変えて一時期低迷していましたが、少しずつそのコツが分かってきたように思います。西山天智①も接戦を勝ち抜き勝ち上がりました。技術は明らかにアップしていますが、戦い方に課題が残ります。そこを「伸びしろ」と考えるか、「限界」と考えるか。番条晃大①は準優勝した選手にセットオールと肉薄。5セット目の中盤まで競り合いましたが、そこから地力の差を見せつけれらました。”しっかり動いてしっかり攻める”という基本的な力がまだまだ足りません。

 9月に控える全日本予選の前哨戦と言える大会でしたが、収穫と課題の両面が浮き彫りになったと思います。

 ”勝てる”選手は勝ち負けの結果にかかわらず、必ず次へつなげます。”勝てない”選手はこの結果に一喜一憂します。

 二日間にわたり、平日にもかかわらずたくさんの保護者の方々が応援に駆けつけて下さいました。

 ありがとうございました!

8月22日(月)
高校選手権ダブルス
 伊勢志摩サミットの影響で、今年度初めての県営体育館(三重交通Gスポーツの杜伊勢)での大会です。

 しかしこの体育館は設備が古いせいか冷暖房を入れるのに専門の業者でないとできないという不便さがあり、こともあろうにこの暑さの中その業者の到着が遅れて、冷房が効き始めたのが試合開始後一時間を過ぎた頃でした。

 さて今日はダブルスの部が行われました。

 ダブルスは地区予選がないのでエントリー数が多く、男子172組、女子90組がエントリー。

 本校から男子は6組、女子は4組がエントリー。

 女子は決勝戦が同士討ち。結局、新チームのペアである森本枝里・猿橋彩組が優勝。猿橋の経験の少なさが心配されましたが、回転量の多いフォアドライブでしっかりチャンスメイクできていました。まだペアとしては未完成なところはありますが、それだけに伸びしろも期待できます。

 女子の準優勝はインターハイ予選で優勝した3年生の萩里佳子・畑中みう組。丁寧なプレーが身上の彼女らですが、高いレベルでも勝てるよう、より攻撃的なプレーへの変化を求めて改造中です。3年生ではありますがこちらもまだ発展途上です。

 男子はインターハイ予選準優勝で第一シードの口地輝季・西山天智組が準優勝。準決勝では結成以来のベストゲームと思われるプレーで快勝し決勝に臨みましたが、1セット目の大量リードから逆転されてリズムが狂いました。しかし夏休みの各練習会ではピリッとしないプレーが多かったのですが、今日は自信になったと思います。

 男子の第三位には中瀨敬太・上山颯斗組。ほとんど練習しないままで迎えたインターハイ予選では大活躍を見せた二人でしたが、その後はダブルスの難しさに苦しみました。しっかりと練習して臨んだ今回でしたが、練習の成果と課題の両方が見えました。少しずつカットペアの面白さも分かってきたはずですので今後に期待です。

 明日はシングルスです。

 昨年度は女子の桒村、男子の口地と、二つのカップを獲得できました。

 さて、今年は…。

8月21日(日)
明日から高校選手権
 朝からカンカン照りでしたが、路面は雨の跡が。

 明日から二日間、伊勢の三重交通Gスポーツの杜伊勢にて、平成28年度三重県高等学校卓球選手権大会が行われます。

 高校三年生まで出場できる大会ですが、以前に比べて三年生の出場者はごくわずか。

 上にもつながらない大会ということもあり、位置づけが何となくはっきりしない大会です。

 今後、高体連としても検討すべき大会でもあると思います。

 外がどれほどの猛暑であっても卓球場内は空調が効いて快適です。

 明日はダブルスが行われますが、各ペアとも対戦相手を想定して細かい確認練習に取り組んでいました。

 夏休みは各校とも公式戦が少ない分、練習試合や合宿などの強化練習に取り組んでいるはずです。

 本校も含めてその成果が問われる大会です。

 さてさて…。

8月20日(土)
ノド元過ぎれば
 33℃。

 「その練習が一瞬のミスも許されない緊張した本番の試合で耐えられるのか?」ということを考えて練習に取り組むべき。

 この夏休みのNAGANOフェスティバル、AICHIフェスティバルに参加した男子の選手たちに与えられた課題です。

 技術力はある程度練習時間を確保すればアップしますが、緊張した本番の競り合いの場面でその技術を発揮するのは、選手たちの”取り組む姿勢”です。

 AICHIフェスティバルから帰って来た昨日から、少し意識が変わったように感じます。

 しかし「ノド元過ぎれば熱さ忘れる」という言葉がありますが、その意識は日々薄れていきます。

 練習前の言葉がけは大切です。

 だからと言って、のべつ幕なしに話しをするだけでは選手たちの耳を素通りしてしまいます。

 難しいところです。

 さて。

 明後日には夏休み唯一の県大会、「三重県高等学校卓球選手権大会」が行われます。

 勝っても上に続く大会ではありませんが、夏休みの成果を試す絶好の機会です。

 昨年度は男子シングルスで口地輝季、女子シングルスで桒村菜月、女子ダブルスで桒村・森本枝里が優勝しました。

 さて、今年は誰が飛び出すか?

8月19日(金)
祝 至学館
 相変わらずの猛暑。

 AICHIフェスティバルを終えたばかりですが、男子は今日も7時半からの練習。

 今日の練習前には、リオ五輪で昨日三つの金メダルを連取した女子レスリングの話をしました。

 三選手とも試合後半まで相手にリードを許し、登坂選手は残り2秒で、伊調選手は残り3秒、土性選手は残り40秒での逆転勝ち。

 まさにドラマチック、劇的な、奇跡的な逆転勝ちでした。

 彼女らの母校は愛知県の至学館大学。

 そのコーチのコメントが載っていました。

 レスリングは点数制すが、「点数を自分で計算し、残り時間に応じてどういう技が必要かを考えさせるようにした」とのこと。

 一瞬のスキも許されない格闘技で、これは簡単にできるものではありません。

 しかし常に本番を想定して準備をするのは、勝負に臨む者の必須条項です。

 果たして本校の選手たちが、本番の手が震えるような緊張感に耐えられる準備ができているでしょうか。

 さて。

 その至学館大学の卒業で、伊調選手と同級生という本校の平成14年度卒業の井林(旧姓岡本)京子さんが二男を出産されました。

 名前は蒼葉(あおば)くん。

 なかなかの難産で「体力勝負」だったとのこと。

 さらにおまけがひとつ。

 長男と同じ病院での出産だったそうですが、平成23年度卒業の辻浦沙紀さんが看護師として勤務しているという偶然。

 これも何かの縁ですね。

 チーム白子、万歳!

8月18日(木)
AICHIフェスティバル③
 昼ごろから突然のゲリラ豪雨。その後も降ったり止んだり晴れたり。

 AICHIフェスティバル最終日。

 男子は順位リーグの続き+申し合わせ個人戦、女子は朝から申し合わせ個人戦でした。

 男子は相変わらずプレッシャーを感じながらの団体戦。

 肩に力が入ってなかなか思ったようなプレーができずに苦しみました。

 だからこそ「最高の練習会」になりました。

 気楽に臨めばもっと良いプレーができたと思いますが、本番の試合はそうはいきません。

 随所で練習の成果は発揮でき、進歩の跡は見ることができました。

 しかし、それを勝負どころで出せなければ本物ではありません。

 普段の身内同士のゲーム練習ではなかなかそんな雰囲気になりません。

 選手たちも改めて取り組みの甘さを感じたはずです。

 それが証拠に、団体戦を終えた後の申し合わせ個人戦では、肩の力も抜けて好プレーを連発していました。

 どれが本物か?

 ”ホンモノ”の自分を知る機会を与えてもらったことに感謝です。

8月17日(水)
AICHIフェスティバル②
 ”残暑”ですね。

 AICHIフェスティバル二日目。

 今年は三日間、通いなので朝は大変です。

 今日は高速道路が途中で事故渋滞となり、急遽下道に降りて、何とか開始時間には間に合いました。

 今日から順位リーグでしたが、実力が拮抗しているチーム同士なので、昨日より接戦が多く貴重な経験になりました。

 男子2チームの試合を朝からずっと見ていました。

 技術的には大差はないのですが、競り合いの弱さには閉口しました。

 しかしこれが現実。

 この現実をどう感じたか?

 こちらも必死で選手たちに訴えかけますが、最終的には選手たちの自覚に頼る他ありません。

 時折見せてくれる素晴らしいプレーに希望を見出し、残念な逆転負けに心が折れそうになる。

 選手たちも必死ですが、見ているこちらも必死です。

 朝9時から18時まで、心休まる暇のない一日です。

 明日も頑張ります。

 明日も頑張りましょう。

8月16日(火)
AICHIフェスティバル①
 夏休みも残すところあと二週間。

 今日から三日間、スカイホール豊田にて巨大練習会、AICHIフェスティバルに参戦します。

 去年までは男子のみの開催でしたが、今年から女子の部もできました。

 本校からは新チームの1,2年生を中心としたメンバーで、男女2チームずつがエントリー。

 10時から18時過ぎまでぶっ続けで団体戦形式の試合に取り組みました。

 男女ともほとんどのメンバーがチームの中心となるのは初めてという経験の少なさです。

 根本的に技術が足らないのはもちろん、少しプレッシャーのかかる場面では全く普段の力が発揮できない場面も多々ありました。

 それだけにやはりドタバタした一日になりましたが、だからこそ勉強になったはずです。

 男子の選手たちには、「”必死”で取り組むとはどういうことか?」ということを追及させました。

 今回の経験が普段の練習の取り組みの甘さを反省するきっかけにしなければなりません。

 予算もひっ迫しているので今年は三日間、通いで参加します。

 早朝出発で夜遅くの帰りになるので選手も我々も大変ですが、これも良い経験になります。

 選手も必死ですが、こちらも必死です。

8月15日(月)
勝負の一本
 朝から曇り空で日中、雷雨が。

 気がつけば「お盆」です。

 7時半から10時までの午前中(?)練習を終え学校に行くと、駐車場はガラガラ。

 よくよく考えてみれば多くの先生方は「お盆」による年休を取っていることに気がつきました。

 思い起こせば中学生で卓球を始めてから、「お盆」による練習中断はあり得ませんでした。

 ということで今日も通常練習です。

 男子の練習開始時の7時半に、ちょうどリオデジャネイロオリンピックの女子団体準決勝がスタートしました。

 気にはなっていましたが、練習が始まったので情報は遮断。

 10時に学校に行くと団体戦ラストの真っ最中。

 ネットの速報しか情報は得られず、ポイントの経過しか知ることができませんでした。

 ラスト福原選手がセットオールの大激戦。

 3-5→3-6→3-7となった時には万事休すかと思われましたが、4-7→5-7→6-7→7-7→8-7と逆転した時には無人の職員室で大興奮。

 その後は8-8→8-9→9-9→9-10そして9-11…。

 学校のパソコンでネットのリアルタイム速報のリロード(更新)を連打しながら結果を見守りました。

 激戦の末、日本の敗戦を知った時には心底ガッカリしました。

 その後、卓球場に戻ると村上悠馬さんが、ラストの福原選手の試合ではなくトップの伊藤美誠選手のセットオールジュースの試合について解説してくれました。

 セットオール9-3リードからの逆転負け。

 昨年度卒業の樋口桃佳さんのセットオール0-10からの逆転勝ちを知ってからは、「想定内」とは言え、あり得ない逆転負けです。

 その9-3からの一本が、チャンスボールを「無造作に打ちミスした」のが大逆転のスタートだったと聞きました。

 じわじわと挽回され、思い切りの良かったアタックは鳴りを潜め、まさかの大逆転負け。

 自身やチームメイト、ひいては見守る日本中の卓球ファンたちの夢も希望も打ち砕く敗戦となってしまいました。

 午後の練習前にそのことを選手たちに話しました。

 日本代表として戦っている選手たちを、「負けたから」という理由で批判する気持ちは毛頭ありません。

 しかしもし、9-3からの一本が大逆転負け、メダル喪失の要因となったならば、その責任は重大です。

 彼女らはプロ選手です。

 オリンピックのメダリストとなれば、その対価として支払われる報酬は彼女らの人生をも変える額になるはずです。

 そう考えると、軽々しく言われる「一本の重み」の意味は軽くはないはずです。

 ベストを尽くしての敗退は致し方ありません。

 本校は田舎の学校ではありますが、狙っていた試合の勝つか負けるかの一本にかかるプレッシャーは、オリンピックと何ら変わりはありません。

 そういったギリギリの場面で力を発揮できる選手でなければなりません。

 心の問題は、口で言うほど簡単ではありません。

 .卓球の試合でいちばん難しくて、いちばん大切なポイントです。

 しかしそこを乗り越えて成功に結び付けられる選手になってもらいたいと思います。

8月14日(日)
国体東海ブロック②
 曇り空で風も強い一日。

 昨日の二戦を連敗で終えた三重県少年男女。

 今日は最終戦一試合のみが行われました。

 男子は静岡と対戦。トップの高田の選手がセットオールと食い下がりますが惜敗。2番も敗れて堀津は3番に登場。決して調子は悪くないと思いますが、サービス・レシーブが乱れてリズムに乗り切れずに完敗。

 女子は愛知と対戦。トップの畑中は完敗。森本はカット選手に3-1で勝ちますが3番が敗れて4番で再び森本。左利きの選手に対し1-1の3セット目を12本で落として敗退。

 結局三重県は少年男女とも4位に沈みました。

 勝っても負けても戦いは続きます。

 次に向けて気持ちと頭を切り替えなければなりません。

 昼過ぎに白子に戻るとすぐにラケットを握って自主練習を始めた選手もいました。

 明後日からは男女で、巨大練習会・愛知フェスティバルに参加します。

 次に向けて切り替えです。

8月13日(土)
国体東海ブロック①
 今日と明日、名古屋市昭和スポーツセンターにて国体東海ブロック予選が行われます。

 本校からは少年男子に堀津有貴、少年女子に畑中みう、森本枝里が参加しました。

 都道府県対抗団体戦形式で争われる国体は、本大会出場チーム枠が毎年変動します。

 今年度は少年男子が東海四県中一県が、少年女子は東海四県中三県が東海ブロック予選通過枠です。

 男子の初戦は岐阜。トップの高田の選手が敗れた後の2番に堀津有貴が登場。少し固くなった出足でしたが立て直して後半に。しかし最後は攻めきれずに接戦を落としてストレートで敗れました。続く愛知戦では堀津はインターハイチャンピオンと対戦。ひとつひとつのプレーの質が高くほとんど自分のプレーができずに完敗。チームも連敗です。

 女子は岐阜と対戦。高田の選手が敗れた後の2番で森本枝里。競り合いはするもののポイントでは安定したプレーを見せて勝利。三番の畑中みうもセットを先取し快調な滑り出しを見せるも、徐々にポイントを詰められ1-3で逆転負け。四番で再び登場の森本は落ち着いてさばいて再び2-2のタイに。残念ながらラストが大接戦を落として敗れましたが、手に汗握る好ゲームでした。二戦目の静岡戦、トップは森本。絶対取りたい先取点でしたが、相手の厳しい攻めに勝機を見いだせず1-3で敗戦。続く高田の選手もセットオールで敗れ後がなくなります。三番の畑中も必死で食い下がりますが、ストレートで敗れて万事休す。女子も連敗スタートです。

 三重県の選手たちも健闘していますが、なかなかこの東海ブロック予選を勝ち抜くことができません。

 それぞれの県やチームを取り巻く状況は同じではありませんが、勝てない言い訳を考えていても先には進めません。

 自分たちが出来ることを精一杯やるしかありません。

 明日は最終戦。

 少年男子は静岡、少年女子は愛知と対戦。

 最後までチャレンジしてもらいたいと思います。

8月12日(金)
パワー・オリンピック・国体
 今日もめちゃくちゃ暑かった。

 昨日に引き続き大学生の辻智貴さんと安藤さんが胸を貸してくれました。

 パワフルな二人がゲーム練習を始めると打球音が違います。

 ボールが可哀想に思えるほどの威力です。

 もちろんフットワークも高校生たちとは比べものにならず、うっかりそのコートの近くを通ろうものなら身の危険さえ感じます。

 技術はもちろんですが、やはりパワーは必要不可欠です。

 今日も全体練習後に磯部さんによるフィジカル講習会を行いました。

 教えていただいたことを地道に日頃の練習後に取り組み続けて、結果に結び付けたいと思います。

 さて。

 リオデジャネイロオリンピックも大いに盛り上がっています。

 昨晩は水谷隼選手が馬龍選手に対し素晴らしい試合を見せてくれました。

 素人目に見ても力の差は圧倒的に思いましたが、0-3の劣勢からの4,5,6セット目はオリンピックメダリストたちでも気持ちで試合が大きく動くことを教えてくれました。

 圧倒されても諦めずに必死で食い下がる水谷選手は、まるで高校生のインターハイを思い起こすような気持ちがこもった戦いぶりでした。

 完全無欠に見えた馬龍選手の動揺が手に取るようにわかるほどで、水谷選手の気迫で思わず私も布団から起き上がり応援していました。

 更に今朝行なわれた3位決定戦でもサムソノフ選手に勝って、日本卓球史上初の個人戦メダルを獲得しました。

 水谷選手が静岡にいた中学1年生の時に、全中東海予選で鈴鹿市体育館で試合をしていたのが感慨深く思えます。

 さてさて。

 国体の東海ブロック予選が明日と明後日に名古屋市昭和スポーツセンターで行われる関係で、三重県代表選手の少年男子の堀津有貴、口地輝季、少年女子の萩里佳子、畑中みう、森本枝里は夕方に白子を出発して名古屋に移動しました。

 今年の東海ブロック通過枠は、少年男子が四県中一県、少年女子が四県中三県となっています。

 男子はもちろんですが、女子も強豪ぞろいの東海で突破するのは簡単ではありません。

 この時ばかりは、「チーム白子」ならず、「チーム三重」の総力を結集して頑張りたいと思います。

8月11日(木)
サービスの重要性
 NAGANOフェスティバル組は午後からの練習としました。

 居残り組は朝7時半からの練習。

 NAGANOフェスティバルの反省から、サービスの重要性について話をしてから練習スタート。

 サービス練習を面白いと感じる選手は少ないと思います。

 しかし水谷隼選手も言うように、「卓球はサービスだ」は過言ではないと思います。

 一人でもできるサービス練習。

 でも単調でゲーム性のないサービス練習は面白味に欠けます。

 頭で理解しているサービスの重要性ですが、実行に移すとなると…。

 指導者として難しい問題です。

 さて。

 NAGANOフェスティバルから帰って来たばかりの選手たち。

 今回の遠征をどうとらえたのか。

 遠征には労力と時間とお金がかかりますが、元を取れているのでしょうか?

 今日は昨年決まったらしい祝日「山の日」。

 は?

 昨日カレンダーを見て初めて知りました。

 ということで卒業生や卓球場関係者の社会人の方々もたくさん見えました。

 小河さん、辻岡(現姓竹内)亜沙さんとその旦那さまと赤ちゃん、山本雄飛さん。

 大学生も”解散”(全体練習や合宿を一時的終えること)にということで胸を貸して下さいました。

 安藤さん、辻智貴さん。

 ありがとうございました。

 また、三重県中学校の教員採用試験一次を突破した西川千裕さんも二次に向けての準備のために顔を出してくれました。

 超満員でなかなか台につけなかった一日でしたが、その環境がいかに有り難いかを感じた高校生は何人いたことでしょう。

 卒業生の皆さん。

 年に一度くらいは遊びに来て下さいね!

8月10日(水)
NAGANOフェスティバル③
 今日は涼しい!と感じた長野は最高気温31℃。

 最終日です。

 連日、朝からぶっ続けで8時間。

 昼食休憩も交代で20分ほど取れれば良い方です。

 ゲーム、応援、審判を繰り返して一日が終わります。

 上級生たちにとっては、ある程度慣れている練習会の日常ですが、多くの新入生たちにとっては意識がもうろうとしてくるほどのハードスケジュールです。

 しかもなかなか勝てない状況での連戦は心身ともに疲労感が倍増することでしょう。

 だからこそ来た甲斐がありました。

 まだまだ足らない自分の力と、もう少し頑張れば届きそうな全国との差。

 これをモチベーションにできなければ選手を辞めるべきです。

 国体チームも厳しい戦いながら、だからこそ三日後に控えたさらに厳しい東海ブロック予選前に感覚を研ぎ澄ませることができました。

 試合後も、疲労感よりも期待感に満ちた目をしていた選手たち。

 夏休みもちょうど折り返し地点です。

 明日からも今まで以上に頑張れそうです。

8月9日(火)
NAGANOフェスティバル②
 二日目です。

 会場は冷房が効いていますが、微妙な温度設定。

 「暑いか?」と聞かれれば「暑くはない」と答えますが、「涼しいか?」と聞かれれば「涼しくはない」と答えます。

 さて。

 昨日の予選リーグを経て、今日からは順位リーグです。

 結果はもとより内容が大切です。

 三重国体チームの選手たちは四日後に控えた東海ブロック予選を前に、良い練習となっているようです。

 また、次世代を担う選手たちも厳しい洗礼を浴びながらもこれ以上ない経験をさせてもらっています。

 ところで、リオデジャネイロオリンピックが始まっています。

 テレビでも連日、日本選手たちの活躍が放映されています。

 現時点で、水谷隼選手、丹羽考希選手、福原愛選手がベスト8に進出しています。

 ギリギリの戦いを耐えて耐えてプレーする日本代表選手。

 「ギリギリの戦い」という意味では本校の選手たちも同じなはず。

 しかし折れそうになる心を必死で支えてプレーする日本代表選手たちと比べると、目の前のプレーに一喜一憂する本校の選手たちとの差は歴然です。

 技術は言うまでもありませんが、このメンタルの差は技術の差以上に圧倒的です。

 やはり最後は、「我慢できるか、できないか」に尽きます。

 決してカット打ちが上手とは言えない福原選手が、北朝鮮のカット選手との試合を粘りに粘って快勝する試合は圧巻でした。

 日本代表の選手たちの頑張りを見ると、我慢ができない自分自身が情けなく思います。

 明日はNAGANOフェスティバル最終日です。

8月8日(月)
NAGANOフェスティバル①
 NAGANOフェスティバルが始まりました。

 男子は三重県国体チームとして堀津と口地が、その他に8名が4名ずつに分かれて2チームがエントリー。

 女子は三重県国体チームとして畑中、萩、森本が、その他に4名1チームがエントリー。

 今日は5チームによる予選リーグが行われ各選手とも奮戦していました。

 特にインターハイ出場のチームが中心となったスーパーリーグに入れてもらった男女それぞれのチームは苦戦の連続。

 しかし一戦終わるたびに強くなっていくのが分かる一日となりました。

 負けても負けても折れそうになる気持ちを抑えて、必死で食らいついて行くことが大切です。

 明日も厳しい試合が続きます。

 経験の少ない選手たちにとって絶好のチャンスです。

8月7日(日)
NAGANOへ
 今日も快晴。とにかく暑い。

 インターハイが終わって三日。

 長野県で行われる「NAGANOフェスティバル」に向けて午後から出発しました。

 全国から100近いチームが集まり三日間かけて団体戦形式の練習試合を行います。

 本校からは三重県国体チームとして男子2名、女子3名、白子高校チームとして男子2チーム8名、女子1チーム4名、合計17名で参加します。

 三重県から車で4時間弱。国体の関係で村上悠馬さんにも引率してもらっています。

 国体で代表となっている3年生を除くと、新チームのメンバーが中心となっています。

 経験不足の選手が多いだけに、その気になって取り組めば非常に貴重な経験が積めるはずです。

 まずは気持ちです。

 意識を高めて取り組ませます。

8月6日(土)
快適
 今日も33℃。

 それにしても天井の工事を済ませた卓球場は涼しいです。

 昨年までは二台のクーラーをフル回転させても外気温が30℃を超えると暑く感じましたが、今年の夏は全く暑さを感じません。

 お陰で練習効率も大幅にアップしていると思います。

 三重県の県内大会でも夏季はほとんど冷房の効いた体育館で行われる昨今、「暑さ対策」は過去のものとなっています。

 根性で乗り切れる域を超えている殺人的な暑さが続く日本です。

 土曜日の今日は卒業生の小河正樹さん、内田芽人さん、大谷崚介さんが練習に来てくれました。

 社会人一年目の大谷さんは、「仕事も練習もキツイです」とは言うものの、高校時代より練習量は落ちているはずですが、高校時代より強くなっているように感じました。

 久々の後輩たちとの練習をどう感じてくれたでしょうか?

 明後日から長野で行われる日本最大級の練習会、「NAGANOフェスティバル」に向けて、明日、男子10名、女子7名が出発します。

 インターハイが終わり、次に向けての時計は回り始めています。

8月5日(金)
一夜明けて
 最高気温33℃。

 昨日は森本の奮闘の興奮も冷めやらぬまま、試合後すぐに6日ぶりの故郷へと帰途につきました。

 男子の練習は早朝7時半から。

 居残って練習を続けていた選手たちにインターハイでの興奮を伝えました。

 何とかして高校生最大のイベントであるインターハイに参加させてあげたいと強く思いました。

 ただやはり道のりは果てしなく険しい。

 何とか選手たちにその気になってもらいたい。

 そうならないならそれは指導者の責任です。

 明後日には長野県で行われるNAGANOフェスティバルという、日本最大級の練習会に参加するために出発します。

 今日はその参加メンバーを伝えました。

 選考には明確な基準がある訳ではないので、選ばれなかった選手は悔しかったと思います。

 できることなら全員を連れて行ってあげたいのですが、そこは競争を勝ち抜いてもらいたい。

 夏休み中には他にも遠征を予定しています。

 負けたくなかったら、悔しい思いをしたくなかったら頑張るしかありません。

 卓球の神様に認めてもらえるように。

8月4日(木)
岡山IH⑤
 競技四日目。

 シングルス1回戦を突破した選手たちによる2回戦から5回戦が行なわれました。

 団体戦とはまた違った雰囲気です。

 学校や都道府県など関係なく、強い選手だけが勝ち上がれる一発勝負のトーナメント戦。

 本校からは昨日の1回戦を突破した女子の植村有華と森本枝里がチャレンジしました。

 植村は徳島市立のカットマンと対戦。粘り強い堅実なプレーと、時折見せる鋭い反撃を浴びて厳しい立ち上がり。反撃の糸口が見つからないまま1,2セットを終えます。少しずつ相手のプレーにも慣れてきた3セット目。長いラリーが続きますが辛抱強く粘り、チャンスと見るや持ち前の思い切りの良いフォアハンドが決まり出して8本で奪い返します。その勢いで4セット目も接戦に持ち込みますが最後は8本で万事休す。小学生時代には活躍するも中学に入って競技を止めていた彼女ですが、一念発起して高校から再スタート。勝てる勝てない以前に「3年間続けられるのか」を心配されましたが、厳しい練習にも耐えて順調にキャリアを積んできました。1年生の後半からチームの主力として活躍し、たくさんの県外大会で活躍しました。今日をもって卓球から離れ、将来の夢のため勉強に本腰を入れます。この3年間の経験を生かして頑張ってもらいたいと思います。

 森本は東京・武蔵野の選手と対戦。互いに慎重な立ち上がりで序盤から接戦になります。緊張の1セット目を9本で取ったのが大きかった。その後は競るもののサービスで主導権を握り、流れを相手に渡さずに9,8,10でストレート勝ち。

 続く3回戦は16シードの選手にシード下から勝ち上がってきた鳥取敬愛の選手と対戦。強豪選手に勝ってきたので警戒して臨みましたが、思いのほかスムーズに試合は進み、ポイント的には僅差ながら要所を締めて9,8,6とこれまたストレート勝ちで4回戦(ベスト16決定戦)へ進みます。

 いよいよ4回戦ランク(ベスト16)決定戦です。相手もノーシードから勝ち上がってきた大分・明豊の、サービスから鋭い3球目が得意な身体能力の高そうな選手です。序盤はやはりサービスからの3球目にてこずり7本で失います。しかし相手のサービスに慣れてきた2セット目から反撃開始です。今大会効果的だった回転をかけたバックドライブに相手のブロックが全く合わずに得点を重ねます。レシーブからもラリーに持ち込み3,6と簡単すぎて怖いほど王手をかけます。しかしやはりそう簡単には物事は進みません。ここで決めたい気持ちが強すぎたのか、中盤あたりから少しずつラケットが振れなくなってきます。3セット目までは何でもなかったボールが強気で攻められなくなってきます。そうなると対応が後手後手にまわり、重苦しい試合展開のまま5本で奪われセットオールに。5セット目になっても悪い流れは変わらず出足から0-3でタイムアウトを取ります。その後も苦しい展開は続き、1-5でチェンジエンド。こうなるとチェンジエンドを生かして流れが変わることを期待しますが1-6と絶望的な展開。ところが多少期待していた「相手が勝ちを意識して固くなる」展開となり、2-6、3-6、4-6と挽回します。しかし試合は後半。5-7、6-8と2本差が遠くなかなか差は縮まりません。しかしついに8-8で追いつくと相手もたまらずタイムアウト。8-9、9-9と互いに固くなりながら勝負のポイントに。サービスは森本。必死に攻める森本と、それをしのいでラリーに持ち込む相手との攻防。心臓が口から飛び出そうな場面でしたが、最後は森本の気力が相手を上回り、2本連取の9本で歓喜の勝利!

 喜びもつかの間、すぐにベスト8を賭けて、昨年準優勝の第一シードの大阪・四天王寺のカット選手と対戦です。ここからは未知の領域7セットマッチ。さすがに肩の力も抜けてナイスボール、好プレーも出ますが、それをことごとく上回るハイレベルなプレーで跳ね返されます。1,2セット目は8,8とポイント的には競りますが、内容は要所をビシッと締められています。3セット目に入ると森本のプレーを見切ったように打点の高い鋭いカットと、狙い澄ました反撃で、応援団からもため息しかでなくなりました。3,4セット目は5,3とシャットアウトされました。

 シングルスの入賞はベスト8以上ですが、ランク入りは選手たちにとって大きな勲章です。入学時から将来を嘱望され、全国合宿でもある程度の結果は出していましたが、全国トップにはまだ遠いと感じていました。もちろん、組み合わせや様々な巡り合わせも良かったとは思いますが、そのビッグチャンスを一発でモノにするには日頃から地道に努力を重ね続ける必要があります。地道に努力を重ねてもチャンスは来るかどうかは分かりません。高校3年間、一度も来ない可能性も十分にあります。それでも徒労に終わるかもしれない努力を重ね続けたものだけが千載一遇のチャンスをモノにできるのだと思います。

 昨年の辻智貴さんのベスト8に続き、2年連続でランク選手を輩出できたことを誇りに思います。

 先輩たちの背中を見て後輩たちも勇気と希望をもらえます。

 森本自身ももちろんのこと、他のチームメイトも自信を持ったことでしょう。

 今回の森本の活躍は、彼女の努力もさることながらサポートに回った男女チームメイトや、遠くまで足を運んで下さり最後まで応援をして下さった保護者の皆様、三重県からインハイTVなどで応援をして下さった卒業生ら関係者の方々など、チーム白子の勝利です。

 心から感謝いたします。

 ありがとうございました!

8月3日(水)
岡山IH④
 競技三日目。

 今日は団体、ダブルスに加えてシングルス1回戦も行われ、会場も超満員です。

 本校からシングルス1回戦にチャレンジしたのは男子の堀津有貴、女子の森本枝里、植村有華、萩里佳子。

 堀津は滋賀・近江と対戦。出足の固さもあり一気に離されなす術なく1セット目を失います。2セット目も序盤から厳しく攻められ点差を広げられますが、相手の雑なプレーに付け込んで徐々に挽回。10-7とセットポイントを握りますが、慎重になりすぎて追いつかれます。しかしタイムアウト後に気持ちを切り替え事なきを得ます。3セット目を取られて後がなくなった4セット目。接戦になり僅差リードのまま後半に。11-10でリードしカットでしのいだボールを相手が焦って打ちミスした瞬間に隣からボールが飛んできて痛恨のレットに。その後もチャンスはありましたが、サービスミスなどで潰して万事休す。流れから言えば4セット目さえ取れば…と悔やまれますが、それも含めての結果です。地道に積み上げた力ですが、まだ試合運びや駆け引きなどに大きな課題を残します。大学進学後にこの課題を克服してもらいたいと思います。

 植村有華は埼玉・正智深谷の選手と対戦。団体戦にも出場している強豪選手ですが、始まってみれば接戦となりました。無理して攻めずに丁寧に試合を進め9本で先取。競り合った2セット目でしたが、再三のチャンスを生かせず11本で失う痛いセットに。更に3セット目も9本で落とし、やはり名門校の選手には…と思いかけた4セット目を粘りに粘ります。巧みに攻守を切り替えて相手の焦りを誘い11本で奪い返してセットオールに。すると流れは明らかにこちらに傾き、全てが思った通りの展開となり6本で押し切り金星をゲット。思い切りの良い攻撃と固い守備という彼女の持ち味が存分に生かせた試合でした

 森本枝里はこの試合後のダブルスでベスト4に入った福岡・希望ヶ丘の主力選手と対戦。同じ左利きから鋭い攻撃を繰り出す相手に、バックドライブを生かして強気に立ち向かいます。しかし接戦の1セット目を10本で失うと調子を上げた相手に2セット目は完敗。これまでかと思われた3セット目の後半に粘ってようやく10本で取り返します。4セット目も競り合いになり苦しい後半でしたが、激しいラリー戦を強気のプレーで制してセットオールに。一進一退の攻防が続きましたが、向かっていく気持ちはブレることなく8本で抑えて歓喜の勝利。

 萩里佳子は栃木・青藍泰斗の選手と対戦。左利きからキレの良いドライブを武器とする相手選手に、出足から厳しく攻められます。また、台を広く使った鋭いサービスにも苦しめられました。なかなか反撃の糸口が見つけられず、攻撃に活路を見出そうとしますが、コースが読めずにかえって苦しい展開に。3セット目は接戦になり9本まで迫りましたが一歩及ばず。中学時代は県でベスト8が最高だった彼女ですが、我慢強くカット型向きの性格で、少しずつキャリアアップしてきました。昨年のインターハイ予選でシングルス代表となり常に県の上位で活躍してきました。ただやはりカット型の宿命か、カット打ちが得意な選手と対戦するとなす術なく敗れる試合もありました。それでも地道にひたむきに頑張り続けた3年間でした。大学に進んでからも競技を続ける彼女が大きな花を開かせる日を楽しみにしています。

 明日シングルスの2回戦から5回戦までが行われ、植村と森本が挑戦します。もちろん厳しい試合になると思いますが、昨年の辻智貴さんの活躍を見てきた二人なので、最後までチャレンジしてくれることと思います。無理だと思えば可能性はゼロになりますが、出来るはずと思えば可能性はあるはずです。

 いよいよ佳境に入ります。

8月2日(火)
岡山IH③
 猛暑が続く総社市です。

 今日はダブルスが行われました。

 本校からは男女それぞれ二枠の三重県枠を独占してエントリー。

 先陣を切ったのは男子の口地輝季・西山天智。組み始めた頃は基本的なこともほとんどできず酷い状態でしたが、県予選あたりから少しずつ形になって予選を突破。シングルスと団体を逃した二人にとって今日が晴れの舞台です。相手は昨日の団体戦でも活躍していた岩手・専大北上のエースダブルス。多少の緊張はあったものの要所で思い切りの良い攻撃と手堅い守備を見せ1セット目を11本で先取。続く2セット目は相手も落ち着きを取り戻し本で取り返されます。3セット目以後も懸命に食い下がるも7,7で万事休す。しかし「来年も絶対に出て今度は勝ちたい」という気持ちが強くなったようです。

 堀津有貴・番条晃大は滝川第二と対戦。県予選前に自主練習で培ったプレーで歓喜の予選通過のシーンは記憶に新しいところ。固くなった出足でしたが、番条のファインショットなどが決まり幸先よく9本で先取。2セット目もリードを奪いますが後半で追い上げられ、9-9からレシーブミス2本で逆転されました。気を取り直して臨んだ3セット目でしたが、これまた中盤までのリードを守れず9本で逆転負け。そうなるともう相手の勢いを止めることはできませんでした。”テンションを上げすぎず下げすぎず”。このコントロールが難しい全国大会初戦ですが、シングルスもある堀津は明日に期待です。

 植村有華・森本枝里の初戦は、昨日の団体戦で勝っている進徳女子との再戦。リードされた1セット目を粘って逆転する最高のスタート。昨日より肩の力も抜けて好プレーも出ています。2セット目は8本で失いますが、3セット目も接戦に。8-8から押し切られて後がなくなります。4セット目も中盤リードから追い上げられ再び8-8に。タイムアウトで間を取りますが嫌なイメージはぬぐい切れず無念の逆転負け。団体戦のリベンジを許してしまいました。しかし二人は明日のシングルスもあります。気持ちを立て直して臨んでもらいたいと思います。

 萩里佳子・畑中みうは長崎・鎮西学院と対戦。相手は豪快なドライブを武器とする左右のドライブ型です。出足から萩のカットをしっかり回転のかかったドライブで攻められ苦しい展開。少しずつ対応し始め2セット目は接戦に。ジュースになった後も一進一退の攻防でしたが、最後は相手の思い切りが上回り14本で王手をかけられます。カットを狙われていたので3セット目からは萩がフォアのカーブロングを入れたのがハマって相手のミスが目立ち始めました。3セット目を6本、4セット目を8本で取ってセットオールに。5セット目も接戦になりますが、最後は粘りに粘って9本で歓喜の逆転勝ち。

 2回戦は島根・明誠と対戦。出足良く序盤をリードしますが丁寧なプレーで追い上げられて8本で逆転負けすると、相手の凡ミスの少ないプレーにリードを奪えず5,7で完敗でした。しかし今日は地道に少しずつ努力を続けた二人のスタイルを体現したプレーを見せてくれました。萩は明日もシングルスが残っています。地道で粘り強いプレーを期待します。

 やはり全国の壁は厚かった。あと一本を”普通のプレー”で切り抜けるがどれほど難しいか。しかしこういった苦い経験が次の全国大会で生きるはず。

 さて、ダブルスの試合は昼過ぎで終わってしまいましたが、会場では団体戦の3回戦、準々決勝で盛り上がりました。インターハイの醍醐味は何といってもこの団体戦です。選手たちもこの舞台で戦いたいと強く思ったことだと思います。

 明日はシングルス1回戦のみが行われます。

 必死の思いで掴んだシングルス代表の権利を思う存分味わってもらいたいと思います。

8月1日(月)
岡山IH②
 猛暑日寸前の最高気温34℃。

 いよいよ今日から競技開始です。

 初日の今日は団体1,2回戦が行われました。

 女子団体1回戦は広島代表の進徳女子と対戦。

 トップは森本枝里②。出足から落ち着いたプレーで不安定な相手に対し得点を重ねます。バックに集まるボールにしっかり回転をかけて主導権を握り、そのまま相手にリードを許すことなく快勝。貴重な先取点をゲット!

 続くはキャプテン畑中みう③。回転量の多いドライブに時折カットを混ぜる相手に対しラリー戦になります。中盤までは競り合うのですが、台から出たボールにかけられたドライブをブロックできずに苦しくなります。最後までそのボールに苦しみストレートで敗れて1-1のタイに戻されます。

 勝負のダブルスは植村有華③・森本組。緊張からか出足から重いプレー。あっさりと3本で1セット目を先取されます。しかし焦らず少しずつ調子を上げ、2セット目以降を7,8,5と抑え込んで2-1リードで王手をかけます。

 4番は植村有華。ダブルスで調子を上げてきた植村ですが、リードしていた1セット目を逆転で失うと苦しい展開に。持ち前の思い切りの良い攻撃が鳴りを潜め、後手後手にまわります。しかし3セット目にようやく開き直ると少しずつ調子を上げ4本で取り返します。大きくリードを許した4セット目も我慢のプレーでじわじわと追い上げ10-10に。しかし最後は押し切られて無念の敗退。

 ラストは萩里佳子③。対するは相手エースがラストまで下がってきました。手堅いカットで快調にリードを広げますが、徐々に挽回されると9本で先取されます。続く2セット目も接戦になり10-10に。ところが焦って凡ミス2本であっさり奪われ後がなくなります。慎重に攻めていた相手でしたが、2-0リードで安心したのか攻撃が雑になったところに付け込んで3本で取り返します。4セット目も流れは変わらずリードを広げてセットオールの気配が。しかし開き直った相手の猛攻に押されて逆転を許して8本でジ・エンド。

 二時間を超える熱戦でしたが残念ながら初戦突破はなりませんでした。近いようで遠い全国大会での勝利です。技術的に差がなければ、必ず接戦になります。試合運びや勝負どころでの判断や決断で勝敗が分かれます。経験の必要な部分なので、高校から叩き上げで力をつけてきた本校の選手たちには厳しいハードルです。しかし地道に努力を積み重ねるしかありません。

 明日から個人戦が始まります。

 ダブルスからですが、本校からは男女でそれぞれ2組ずつがエントリー。

 男子の堀津有貴③・番条晃大①組、口地輝季②・西山天智①組、女子の萩里佳子・畑中みう組、植村有華・森本枝里組です。

 まずは初戦突破を目指して頑張ります。

※写真はネット配信動画「インハイTV」で白子戦を放映している様子