白卓日記 ‘15 3月  前月へ! 次月へ!   
3月31日(火)
山本先生
 2015年度最後の日。

 今日をもって4年間卓球部の顧問としてお世話になった山本智紀先生とお別れとなります。

 全国選抜やTSP練習会などでバタバタしており、ろくにご挨拶もできないままに最後の日を迎えてしまいました。

 逆に山本先生の方が気を遣ってくれて、男子の練習している学校体育館と、女子の練習している卓球場に顔を出してくれました。

 部員全員の写真が入ったマグカップをプレゼントしてくれましたが、来年度入学予定の選手たちの写真も入っているあたりが気遣い上手の山本先生らしかったです。

 顧問就任当初から、選手たちの兄貴分として絶大な信頼を得た山本先生。

 進路の仕事が忙しい中、当たり前のように夜遅くまで練習に付き合ってくれました。

 私や西飯先生には話せないようなことも、山本先生なら素直に話せるようで、救われた選手は数知れず。

 そして選手たちの勉強の指導は、この日記でもしばしば取り上げましたが「元カリスマ塾講師」の名にたがわぬ手腕を発揮され、どん底から救い出された者も数知れず。

 かく言う私も顧問としての苦しみを愚痴れるのは山本先生だけで、夜間練習中に色々と話を聞いてもらい楽になったことも数知れず。

 教員という仕事が天職だと感じさせる、献身的で誠実な人柄は赴任先の松阪工業高校でも絶大な評価を受けることはまちがいありません。

 卓球が大好きで選手の数が奇数だとすぐにつかまえて一生懸命練習していましたが、卓球の腕だけはついぞ最後まで上達しなかったのが心残りではありますが…。

 今日の男子の練習後に、「山本先生に助けてもらえなくなる来年度は、それぞれが自立しなければならない」という話をしました。

 山本先生への恩返しは、卓球も勉強も山本先生がいた頃より更にレベルアップした姿を見せることだと思います。

 今まで本当にありがとうございました!

 次の赴任先でも頑張ってください!

3月30日(月)
TSP練習会B
 気温も高く湿度も低く快晴でした。

 最終日は順位リーグの続きが行われました。

 女子は快調に勝ち続け、最終戦で富田との全勝対決となりました。全国選抜のメンバーは1名のみの富田でしたが、層の厚さを感じさせる強さの前に完敗でした。本校の選手たちと比べるとやはりフットワークに差があります。全国選抜の時もそうでしたが、前中陣での動きの速さはどこに打っても抜けない安定感を生み出します。スポーツに必要な根本的な要素である”身体能力”の差を埋めないと追いつくのは難しく感じました。

 男子は松山東(愛媛)に勝ちましたが最終戦で育英(兵庫)に敗れました。1位リーグでは負けが続きましたが、それだけに課題も浮き彫りにされた収穫の多い練習会だったと思います。昨日のレシーブミスの多さから選手たちに修正方法を伝えましたが、見事に実践し成功させる場面もありました。まだ少し付け焼刃的なところがあるので、練習して定着させたいと思います。

 さて、三日間にわたりたくさんのゲームを経験することができましたが、会場全体を見ていて気付いたことがひとつ。

 この練習会に参加した選手は恐らく800名を超えると思われます。全国大会で上位を狙えそうな選手から初心者に近いレベルの選手まで様々ですが、選手たちのモチベーションも様々です。

 それほど強い学校ではありませんがベンチや応援席も含めて本番さながらの応援とそれに応える選手のガッツに驚かされるチームもありました。逆に強い学校の選手によく見られたのが、「オレは本気を出せば本当は強いんだ」というオーラを出しながら雑で無気力な試合をする選手たちです。

 精神年齢が低く、人間的に未成熟であることを露呈していることに気付いていません。

 確かにハードな日程で心身ともに疲れるのは理解できますが、朝から夜まで一生懸命プレーしている選手たちが大半の中、程度の低さを誇示する滑稽な姿は残念の一言です。

 私は知らない選手でしたが非常に強くて真摯な態度で頑張る選手もいました。全国の広さを感じさせるとともに、きっとこの選手は活躍する選手になるだろうとも思いました。

 高校生という年齢なのでカッコをつけたい気持ちも分かりますが、本当にカッコいいのは一生懸命頑張る姿です。

3月29日(日)
TSP練習会A
 朝から雨がパラパラと。

 二日目の今日は昨日の予選リーグの結果を受けて順位リーグが始まりました。

 昨日は男女とも頑張って全勝したので、今日は1位リーグです。

 全国選抜に出場していたチームも今日から1位リーグに参加するのでやりがいがあります。

 男女とも高いモチベーションで頑張りましたが結果は対照的に。

 男子は随所に好プレーも見られたものの課題のレシーブが乱れてなかなか勝ち星に恵まれません。負けが続くと気持ちも乗れず悪循環が続きました。れいめい(鹿児島)、出雲西(島根)、富山商業、大阪桐蔭に敗れ、全敗で終わるかと思いましたが、最終戦で鳥取敬愛に大激戦の末、ようやく片目を開けることができました。

 ラリーになると素晴らしいプレーが出せるのですが、どうしてもレシーブを無理してしまいミスが出てリズムに乗れない試合が目立ちました。しかしこういった実戦練習をたくさん経験することが何よりもの練習になります。

 女子はエースの繿コを合宿で欠きながらも明石西(兵庫)、鳥取敬愛、岩国商業(山口)、日南学園(宮崎)に勝って全勝で二日目を終えました。全国選抜にも出場していた岩国商業と日南学園には接戦となりましたが最後まで積極的にファイトし結果に結びつけました。

 結果だけにこだわらず、課題としていることを積極的に試すなど収穫の多い一日となったと思います。

 朝の9時から始まった練習会は、ほぼ休みなく夜の8時まで続きました。試合数は決して多くないものの、ベンチでの応援も含めて休みなく11時間の練習試合は心身ともにハードだったはずです。特に男子は負けが続き心が折れかけることもありましたが、最後の試合で勝利して気分よく終えることができました。

 例年は男女どちらかのベンチに入っていた私は、今回は観客席の男女とも見えるところに陣取って選手とともに11時間頑張りました。普段はほとんど見ることのない女子のプレーで気づいたことを話をしたり、男子の課題を見つけてその対処法を考えたりと、頭はフル回転させていたつもりです。

 明日の最終日は順位リーグの残り試合が行われます。予定では昼過ぎくらいまでですが、今日上手くいかなかったところ、今日試せなかったことなど、課題は盛りだくさんです。

 最終日も頑張ります。

3月28日(土)
TSP練習会@
 香川県高松市で開催されていた全国高校選抜から一夜明けました。

 繿コ菜月は1月上旬の全国合宿での成績が評価されて、今日から三日間香川県坂出市で行われる全国高校選抜春季強化合宿に選抜され、一人だけ香川に残って参加します。

 今回の合宿で上位に入ると海外遠征メンバーに選出されます。

 ハードルは高いと思いますが、森永愛里さん以来の”日本代表”の可能性もあり、その頑張りが期待されます。

 それ以外の全国選抜出場メンバーの中から女子5名と、男子の5名、合計10名が今日から三日間、東大阪アリーナにてTSP主催の練習会に参加します。

 男女170チームを越える学校が集まる全国有数の巨大練習会です。

 今回は全国選抜最終日が重なる日程となりましたが、全国選抜に出場した学校は予選リーグ免除で明日からの1位リーグに参加します。

 本校の女子は強行軍ではありましたが、今日の予選リーグからの参加をお願いしました。

 男女とも6チームによる予選リーグにエントリーしました。

 男子は日新(大阪)、生駒(奈良)、広島商業、島田樟誠(静岡)、東福岡と対戦し、広島商業と東福岡には大接戦となり紙一重の差ながら何とか1位になりました。

 今まではエースの辻に頼りっきりでしたが、今日に限ってはその他のメンバーが力をつけているのが実感できる内容と結果でした。

 まだまだ課題は山積しているものの、明るい兆しには違いありません。

 女子は繿コを欠きながらも、帝塚山(奈良)、常翔学園(大阪)、三田学園(兵庫)、広島商業、城南(徳島)に勝ち1位で通過。

 前評判の高かった三田学園、広島商業には3-2と苦戦するものの結果を残すことができました。

 普段は女子の様子はあまり目にすることがない私ですが、この全国選抜からTSP練習会への流れで目に付くことは積極的に伝えようと思っています。

 西飯先生ともコンタクトを取りながら、インターハイ予選へとつなげていきたいと思います。

 毎年のことながら朝から休みなく続くこの練習会は、心身ともに底力が問われる練習会です。

 今日もまだまだ甘さが露呈する試合も多々ありましたが、チャレンジしたからこそ分かる部分でもあります。

 明日は男女とも1位リーグ6試合が予定されています。

 朝の9時から夜の20時近くまでぶっ続けでやることになるでしょう。

 選手たちの底力とともに指導者の底力も試される一日となるでしょう。

3月27日(金)
ベスト16進出
 全国選抜二日目。

 今日は予選リーグ残り試合と決勝トーナメント1,2回戦が行われました。

 昨日の予選リーグ初戦で熊本・慶誠をストレートで降して波に乗る本校は、昨年のこの大会で旋風を巻き起こしベスト4に進出した岩手・大野と対戦。

 トップは繿コ。今日も落ち着いた試合運びで安定した攻守を見せてくれました。サービスを持った時は積極的に攻め、レシーブでは無理せず丁寧なプレーに徹し、全く危なげなく先取点をゲット。

 続く2番は萩里佳子。出足こそ多少の固さは見られたものの、よく切れたカットで着実にポイントを重ねるとナックルのカットをツッツイたボールを見逃さず果敢に攻撃を仕掛け、それが面白いように決まりストレートで撃破。彼女も昨日の植村同様、入学直後のインターハイ予選でチャンスを掴み、この一年間でたくさんの経験を積むことができました。少しずつ課題を克服し全国の舞台でも物怖じしないプレーは日頃の努力と経験の賜物です。

 こうなるとこちらに傾いた流れは止まらず、出足こそモタつき1セットを先取されたものの2,3セット目の競り合いを奪うと4セット目は一気のスパートで勝負を決めます。

 思った以上にあっけない試合に拍子抜けするほど安定した予選リーグでした。

 予選リーグを突破後は決勝トーナメントに入ります。

 目標のベスト8入りを賭けて対戦するのは同じ東海ブロック代表の岐阜・富田でした。

 本校の前に立ちはだかる大きな壁、と書くのも書き飽きるほど東海総体、東海新人ではことごとく敗れている相手です。

 トップの繿コは東海新人で対戦して金星を挙げたインターハイランキング選手と再戦。リベンジに燃える相手の気迫に押されて出足から一気に離されますが慌てず落ち着いて、相手が慎重になる後半に一気にスパートをかけて9本で奪う理想的な出足。こうなると今大会好調の繿コの勢いが加速し2セット目は完璧な試合運びで5本で奪います。3セット目も勢いは止まらず8-4とリードし勝利目前となったところでまさかの展開に。徐々に差を詰められ苦しくなりタイムアウトも空しく追いつかれると、気持ちを立て直したジュース後も相手の厳しい攻めに11本で落とす痛すぎる展開。先手を取ったボールをことごとく上から叩かれポイントこそ競るものの4,5セット目をいずれも8本で落とす無念の逆転負け。一瞬のスキを突かれると流れがアッという間に相手に持っていかれてしまう全国大会の厳しさを教えられた一戦でした。

 2番は昨日の初戦のトップで殊勲の星を挙げた植村。練習試合では勝ったという同級生が相手です。前で戦う植村に対し無理せず一歩下がった位置で安定したラリーをこなす相手にどうしても無理をさせられます。ナイスボールも決まるものの簡単なミスも出てなかなかリードを奪えません。結局、6,8,7という完敗でチームも0-2と追い込まれます。

 必死で食い下がる繿コ・尾ア組ですが、大切な場面で簡単にレシーブミスが出たり、一本目の攻撃でポイントできずにラリーになると動ききれない今大会の課題が露呈する内容で、意地で追いついた3セット目のジュースを14本で失いチーム初の快挙となるベスト8進出は夢と消えました。

 組み合わせ抽選時には、昨年度ベスト4で第四シードの大野高校と同ブロックという組み合わせが厳しく感じましたが、初戦の名門・慶誠高校との試合も含めて、見ているこちらが「これでいいの?」と思えるほど簡単に予選リーグ突破を決めました。

 こちらの出来が素晴らしい訳ではありませんでしたが、相対的に見て相手のプレーを上回ることができたのは”偶然”ではなく”必然”だったのだと思います。

 今までも同じような展開で自滅を繰り返し敗れた試合も多々ありましたが、普通のプレーをしていると相手が勝手にミスしてくれると感じるのは、普段のプレーの水準が上がっている証拠だと思います。

 逆に、敗れた富田戦を振り返るとこちらのプレー水準を相手が上回っていたので、不完全燃焼のような内容・結果になってしまっているのだと思います。

 予選リーグを突破して16に進出したのは8年振りです。

 日頃の地道な練習の積み重ねが、千載一遇のチャンスをゲットする力になることを改めて知らされました。

 望みを捨てずに地道に精進を重ねるのが唯一にして最大の方法だと知ったことは選手たちの一生の財産になるはずです。

 はるばる四国香川に足を運んでアツい声援で後押しして下さった保護者の皆様の期待に応えるプレーはできたように思います。

 今回の頑張りを来月から始まるインターハイ予選に生かすことが次なる目標です。

3月26日(木)
まず初戦勝利
 最高気温も14℃まで上がる暖かい一日。

 全国選抜初日です。

 朝9時からの第一試合で熊本・慶誠と対戦。

 トップは1年生の植村有華。左利きの相手エースに対し真っ向から勝負を挑みます。この一年間で、団体戦のレギュラーとして定着し山梨インターハイの舞台を踏むなど経験を積んできただけあって、緊張しながらのスタートでしたが慌てずに徐々にペースを掴みます。2-0リードの3セット目後半に勝ちを意識して追い上げられましたが、そこでも崩れず踏みとどまりガッチリと試合を締めました。

 2番はエースの繿コ菜月A。出足のセットで慌てて凡ミスを繰り返す相手に対して冷静に丁寧な攻守で圧倒します。2セット目以降は逆に慎重になりすぎてスコアは競りますが、要所で巧みなサービスでポイントするなど試合全体をコントロールしてストレートで追加点を挙げました。

 俄然有利になった試合の流れを変えたくないダブルスでしたが、簡単なミスを繰り返して9本で失います。相手もミスが多く2セット目を取り返しますがペースはなかなか掴めません。取られたら団体戦の流れが変わるかもしれない3セット目でしたが、苦しい場面でも冷静に戦って11本で貴重なセットを取りました。結局最後までピリッとしない内容ながら、4セット目は6本で完勝してチームもストレートで勝つ上々のスタートでした。

 内容より結果が問われる試合でした。緊張する初戦を相手より丁寧なプレーで粘り勝ちしたのは大きな勝利だと言えます。地道に基本練習の反復に取り組んだ成果が出ました。

 その後、勝利した慶誠と岩手・大野との対戦が行われましたが、慶誠が3-1で勝利するという結果になりました。3校によるリーグ戦形式なので、これで本校がかなり有利になりました。しかし星を計算して試合に入ると上手くいかなくなるケースは多々あります。「負けても○本取ったら…」などと考えずにしっかり勝って文句なしの予選通過を狙わなければなりません。

 初戦の勝利で選手たちの心身の調子も更に上向きです。

 明日も9時から予選突破をかけて大野戦に臨みます。

 無事突破したならベスト8をかけての決勝トーナメント1回戦。更にベスト4をかけての準々決勝まで行われます。

3月25日(水)
香川へ到着!
 早朝6時に出発した時には鈴鹿はスッキリ晴れていましたが、新名神で鈴鹿峠を越える時には強い風と雪もチラつきました。

 阪神高速ではさすがに渋滞しましたが、明石海峡大橋を通り淡路島にかかるころには快調なドライブ。

 鳴門海峡の渦潮を見ながら四国へ。

 高松自動車道を経て、今回の「平成26年度全国高校選抜卓球大会」が開催される香川県高松市に入りました。

 練習会場の香川中央高校で1時間の練習を終え、試合会場である高松市総合体育館へ向かいましたがここでハプニング。

 30分かけて会場に着いたもののやけに閑散としており嫌な予感が。

 聞くとここは「高松市”香川”総合体育館」とのこと。

 ややこしい!

 再び30分かけて戻りようやく「高松市総合体育館」に到着。

 会場ではフリーの練習時間帯だったので一台に5組以上が交代で練習する混雑でした。

 13時30分からは組み合わせ抽選会議です。

 男女とも56校が出場しているこの大会は、予選リーグ戦→決勝トーナメント戦で行われます。

 3校リーグが8つ、4校リーグが8つの16ブロックに分かれ、1位のみがベスト16として決勝トーナメントに進めます。

 本校女子は昨年のこの大会で旋風を巻き起こしてベスト4に入った岩手・大野のブロックに。

 もう1校は熊本の名門、慶誠です。

 大野は昨年のメンバーは残っておらず東北ブロックで2位。

 慶誠は九州ブロックで3位。

 初戦は明日9時から慶誠と対戦し、大野とは明後日の9時からと決まりました。

 いずれも強豪であることは間違いありませんが、チャンスは十分にあると見ます。

 「ベスト8」を目標としてきましたが、まずは初戦です。

 緊張もある初戦を乗り切れば大野戦も思い切ってチャレンジできるはず。

 乞うご期待!です。

3月24日(火)
明日は香川へ
 風も冷たく夜には芯から冷える寒さでした。

 今日は合格者登校日。

 朝からクラス分けの参考にする国数英のテスト。

 午後からは制服採寸、その他物品購入、学校説明等々、息つく間もない一日でした。

 卓球部入部希望の新入生たちも、朝から一日ハードスケジュールでしたが、その後もすぐに高校生との練習に合流。

 15時過ぎから体育館に並べられた椅子を片付け、モップ掛けをして練習が始まったのが16時過ぎでした。

 そこから妥協せずに21時頃まで頑張りました。

 私も合格者登校日の業務に追われ、体育館の片付け、その後は会議、会議。

 ようやく終えて体育館に駆けつけたのが19時過ぎでしたが、選手たちの頑張る姿を見て癒されました。

 明日からは女子の全国選抜引率のためしばらくは男子の練習を見ることができません。

 女子は明日の早朝6時に白子を出発します。

 四国・香川へは明石海峡大橋から淡路島を経由しての行程となります。

 選手たちが最高のパフォーマンスができるよう、最大限のバックアップに徹したいと思います。

3月23日(月)
本気なら
 久し振りに強い風と冷え込み。これが最後の寒の戻りだと信じたいです。

 今日は定員に達しなかった普通科文化教養吹奏楽コースの二次検査および、普通科後期検査を欠席者の再検査でした。

 高校生が登校できたのは12時以降。

 そして明日行われる合格者登校日で体育館に椅子を並べないといけないので、15時半には体育館は使えなくなりました。

 私は二次検査・再検査の係にあたっていたので、体育館に駆けつけた時には打球練習を終えトレーニングの最中でした。

 でもここ最近の練習の様子を見ていると、誰かが見ていないと手を抜く心配はありません。

 練習後の椅子並べもテキパキと動いてくれたので助かりました。

 女子は明後日に香川全国選抜に向けて出発となります。

 先日の壮行会ではキャプテンの繿コが「目標はベスト8」とぶち上げていました。

 それには予選リーグで2〜3勝して決勝トーナメントに進み、そこでも1回勝たなければなりません。

 本校の女子は国体ではベスト8に入ったこともありますが、インターハイと選抜では16が最高成績です。

 この記録を更新できれば本校の「歴史を変えた」ことになり、後世まで語り継がれることになるでしょう。

 本気で狙っているなら決して可能性は高くありませんが不可能ではありません。

 しかし本気でないなら”あわや”というチャンスが巡って来ても取り逃すことになるでしょう。

 一生のうちで多くの人たちの記憶に残る活躍をするチャンスはそう何度もありません。

 繿コの言葉が本気であることを信じたいと思います。

3月22日(日)
脱テナジー
 暖かな日が続きます。

 女子は朝日大学にお邪魔しました。

 男女を通じて初めてお邪魔させていただきましたが、さすがに強豪だけあってほとんど勝ち星を挙げることができなかったようです。

 しかし全国選抜を前に貴重な経験をさせていただきました。

 ありがとうございました!

 男子は今日も午後から学校体育館でガッツリ練習に取り組みました。

 根気の要る練習を繰り返してきているだけあって、ゲーム練習を見ても凡ミスが減って好ゲーム、ナイスボールが目立ってきました。

 ただ、勘違いしてはいけないのが、そのプレーを本番の試合で出せるかどうかがポイントです。

 リラックスした状態でできるプレーが本番でもそのままできる保証は全くありません。

 そこを承知で取り組んでいるかどうかです。

 さて、ラバーの問題です。

 プラスチックボールへの変更によって部の懐(ふところ)は大打撃を被(こうむ)っています。

 恐らくボール代はセルロイド時と比べて「倍」の出費を強いられると思います。

 それに加えて、年代・男女を問わず大きなシェアを誇るバタフライのテナジーが実質大幅値上げをした問題です。

 定価を決めないオープン価格とは言うものの、実質は実売五千円から八千円への大幅な値上げとなっています。

 メーカーの言い分はともかく、需要と供給の市場原理からすると何ら責められるものではありません。

 がしかし、です。

 「売れるから値上げして何が悪い。嫌なら買うな。」ということでしょうが、ユーザーの大部分を占める中高生たちにとっては、卓球が一般的な家庭では続けることが困難になってしまうほどの打撃となっています。

 本校の選手たちはそれでも競技成績を上げるためには多少の出費は厭わないというユーザーだと思いますが、それでも毎月のように替える消耗品だけあってやむなく「脱テナジー」を決意した選手は少なくありません。

 現時点で、ミズノのGF、ニッタクのファスターク、XIONのOMEGAなどに変えた選手が半数以上を占めます。

 恐らくこういった動きは本校だけではないと思われます。

 バタフライもそこも計算に入れた上で、「値上げ」ではなく「オープン価格」にしたのだとは思いますが。

 最悪、今まで通りの価格までいっても、今までよりはマイナスにはならないという強気の読みがあるのだと思います。

 いずれにしても、経済力のあるなしで勝ち負けが決まってしまうような、夢のない卓球界にはしてもらいたくないですね。

3月21日(土)
全国センバツ直前
 春休みが始まりました。

 女子は五日後に迫った香川全国選抜に向けて最後の追い込みです。

 卒業生の小川翔さんのお父さんから全国大会前恒例の「白星シュークリーム」の差し入れをいただきました。

 出場を逃した男子の分までいただきました。

 申し訳ない気持ちでいっぱいですが、インターハイでこの借りを返させていただきたいと思います。

 男子は今日から一部の選手が近畿大学へ練習にお邪魔させていただきます。

 関西の名門大学だけに強豪選手ぞろいで、新入生が入ったばかりの慌ただしい時期に心苦しいのですが…。

 今日は辻智貴と来年度入学予定の口地輝季さんが始発電車に乗って行ってきました。

 居残り組は昼からの練習です。

 学校体育館は専用練習場ではありません。

 4つのクラブが時間を分けて使うので、「半日」しか使えないのがデフォルトです。

 午後からの練習だと終わりの時間を気にしなくていいので、男子卓球部は午後からの練習が多くなります。

 気温も高く選手たちのテンションも高く、アツい練習ができたと思います。

 途中、集中力が切れかかっていた中学生も、全体練習終了後の自主練習に取り組むなど意気込みを感じさせました。

 来るべき新シーズンに向けて勝負の春休みが始まりました。

3月20日(金)
山本先生ご転勤
 今日は今年度の修了式および、今年度で本校を去る先生方の離任式でした。

 卓球部顧問としてサポートしてくれた山本智紀先生が今月をもって松阪工業高校へ転勤することになりました。

 本校に新採用で赴任されて五年。

 初年度は野球部の顧問でしたが、二年目から今年まで丸四年。

 選手たちにとっては年齢の近い兄貴分として、私や西飯先生にとっては男子と女子の助けて欲しいところを裏方として支えてくれました。

 私や西飯先生には話しづらいことも、山本先生には本音で話すことができるようで、山本先生に助けられていない選手は皆無とも言えます。

 そして選手たちの勉強のサポートも献身的にこなされ、近年の卓球部員の成績急上昇は間違いなく山本先生の功績です。

 ここ最近は引っ越しの準備等で練習に顔を出されることが少なく、選手たちも薄々感づいている者もいたようですが、離任式で花束贈呈を任された繿コ菜月は号泣でした。

 山本先生にお世話になった選手たちが、そのご恩に報いる方法はたった一つ。

 心を支えてもらった者は、一人前の大人になってその成長を見てもらうこと。

 勉強で助けてもらった者は、先生がいなくなっても自立して好成績を維持すること。

 私も、先生に育ててもらった選手たちを立派に育てることが感謝の気持ちを表す唯一の方法です。

 とは言うものの…。

 代えの効かない人材を失ってしまいました。

 痛すぎる出来事に頭の整理がつきません。

3月19日(木)
過負荷の原則
 昨夜から降り続いた雨は今日も一日続きました。

 今日は久々に会議がなく、練習の最初から最後まで見ることができました。

 女子は全国選抜を直前に控えてテンションも上がってきていると思いますが、全国選抜を取り逃した男子も雰囲気よく頑張っています。

 練習の最初に行なう「ノルマ多球」も少し難度を上げて取り組む選手も出てきました。

 どんな練習やトレーニングでも”過負荷の原則”を考えて取り組まなければ効果は期待できません。

 選手によって技術も体力もレベルは様々です。

 全員同じノルマで始めた多球も、ここにきて差が出始めてきています。

 簡単に終える者もいれば、なかなか終わらず苦しんでいる者もいます。

 簡単に終える者は、難度を上げて取り組まないと技術の向上は望めません。

 結局、どんな練習をしても効果が上がるかどうかは”選手の意識”にかかってきます。

 間もなく春休みに突入します。

 全国選抜がない分だけ、腰を据えて練習に取り組めるとも言えます。

 過負荷の原則を頭に入れて自らの課題の内容を考えないといけません。

3月18日(水)
合格発表&壮行会
 日中は曇りがちで夕方からは雨が。夜にはかなり激しく降りました。

 今日は来年度入学生の合格発表でした。

 前期検査の結果はすでに出ていましたが、後期検査の合格者と併せての発表。

 毎年のことながらこの発表は悲喜交々で複雑な心境になります。

 卓球部を志し受験した中学生も無事合格を確認して安心した様子でした。

 高校生はと言うと、来週から香川県高松市で始まる全国高校選抜卓球大会に出場する女子卓球部に対し、学校を上げて壮行会を開いていただきました。

 インターハイ出場時にも開いていただきましたが、今回もダンス部、サッカー部、テニス部、バスケットボール部による応援団によるエールをいただき、選手たちもより一層モチベーションが上がったことと思います。

 キャプテンの繿コ菜月が代表して抱負とお礼の言葉を述べましたが、堂々とハッキリと話す様子が頼もしくも感じました。

 この時期は「出会いと別れ」の季節と言われます。

 年度の最後を締めくくる卒業式や全国選抜、そして新しい年度への準備とスタートである学力検査と合格発表などで慌ただしくも目まぐるしい日々が続きます。

 ついこの間まで中学生と思っていた選手たちが来月には入学式が。

 一方でアッという間の三年間を終え巣立って行く高校3年生たち。

 新入生の顔を見ると卒業生の顔を思い浮かべ、卒業生のことを考えると新入生の顔を思い浮かべてしまいます。

 それぞれのチーム白子のメンバーは、それぞれのステージで新しいシーズンを目前に張り切っていることと思います。

3月17日(火)
収穫
 最高気温が17℃!4月下旬並みの気温だそうです。

 昨日と今日はクラスマッチ。

 ここ数年の本校の学校行事は恐ろしく盛り上がります。

 体育館でバスケット、グラウンドではサッカーやドッジボール、校舎内ではオセロ、地図帳ゲーム、神経衰弱など、熱気にあふれています。

 卓球部員はなぜか毎回、武道場で行われる神経衰弱の審判&進行係。

 部員たちが動いてくれるのでサクサク進んで助かっています。

 午後からは練習です。

 東京選手権で本校の選手を始め、たくさんの選手たちの試合を見てきました。

 そうするともちろん、居残っていた本校の選手たちとの力の差は歴然です。

 大切なのは「何が違うのか」です。

 何が違うのかを考えながら見ると、今まで見えてこなかったことが見えてきます。

 これが全国大会などの高いレベルのプレーを見ることができるメリットです。

 出場した選手たちも結果だけでなく大きな収穫を得て帰ってきましたが、我々指導者も”勝った負けた”だけではない大きなものを収穫してきました。

 それを何とかして選手たちに還元したいと思っています。

3月16日(月)
卒業してしまった三年生F
 卒業式は終えたものの白子高校のゼッケンを付けて出る東京選手権が残っていたので、この時期になってしまった古市真暉ですが、卒業式後に何件か「古市君を忘れていませんか?」との問い合わせがあったところが彼の存在感の大きさを示しています。

 彼のお父さんは私の高校時代の卓球部の二つ上の先輩です。

 私が中学時代からお世話になり、高校入学後は三重県を代表する選手になっていた古市のお父さんは私をよく練習相手に指名してくれました。

 当時も現在と負けず劣らず日本代表選手が目白押しの明治大学に進んだものの、入学後の一年間は高校時代の方が強かったように感じるほどでした。

 しかし当時のスーパースターであった斉藤清さんの練習相手に指名されメキメキ力を付けて、3年次にはレギュラーに定着し東日本学生選手権(現在はありません)でシングルス3位、全日本学生のシングルスでベスト8に入る選手になりました。

 お父さんの話が長くなりましたが、まさかその古市さんの息子さんを預かることになるなど、当時は夢にも思いませんでした。

 さて、真暉の話です。

 姉弟に挟まれた彼が卓球を始めたのは小学5年生の終り頃だったでしょうか。

 真面目で一生懸命でしたが少し神経質なところのある性格は今でも変わっていません。

 彼の同年代の三重県は素質のある選手が多くいる、いわゆる「黄金世代」でした。

 決して能力が低い訳ではありませんでしたが、その中で最も遅く卓球を始めた彼はどうしても最後尾から追いかける立場でした。

 負けてはうなだれ、思った通りにいかなければうなだれる姿が印象に残っています。

 そんな彼が頭角を現したのが中学2年生の終わりごろでした。

 当時の本校のエース格だった現専修大学の小川翔さんにオープン戦で勝ったのが転換期だったように思います。

 そこからは堰を切ったように勝ち始め、中体連県大会で優勝、全中東海ブロックを突破して全中出場、中3ながら国体予選で県優勝を果たし東海ブロック予選では岐阜・富田のエースに勝つなど一気にスターダムにのし上がりました。

 県外のたくさんの学校からの誘いを断り、大きな期待を背負って本校に入学してきた彼ですが、1年生の時は思ったような戦績を挙げられず苦しみました。

 中学時代の”速さ”を追求したプレースタイルからオールラウンドな”強さ”を求め、フットワークを駆使して大きな展開にも対応できるように転換を目指しましたが、やはり簡単にはいかず随分苦しみました。

 しかし華奢だった体も大きくなるに従い、徐々に力を発揮できるようになりました。

 1年生の3月の東京選手権では第一シードだった選手にセットオールと肉薄し、2年生のインターハイでは3回戦に進出。

 その後も9月の後藤杯でベスト8入り、全日本でも3回戦に進出するなど、彼への興味は全国大会でどこまで勝ち上がれるかに絞られました。

 ところが「高校最後の集大成」というプレッシャーが彼を襲います。

 大阪選手権、東京選手権と予想外の敗戦を喫すると、インターハイでも本来の鋭いプレーが見られず敗れました。

 いずれの試合も序盤をリードし不安要素が見当たらない展開からの逆転負けでした。

 真面目さゆえに苦しみ、一生懸命さゆえに苦しんだ高校後半戦でしたが、そこが彼の生命線でもありました。

 彼の功績はその戦績だけではありません。

 「チームでいちばん一生懸命頑張る選手が、チームでいちばん強い」というエースの王道を進み、周囲の選手たちに「彼のように頑張れば彼のように強くなれる」という意識革命をもたらしてくれました。

 本校男子卓球部の大きなターニングポイントになった選手と言っても過言ではありません。

 勉強でも学年トップクラスの成績を堅持し、謙虚で真面目。

 全てを兼ね備えているような彼ですが、唯一の弱点は”恥ずかしがり屋”なところでしょうか。

 この数年間で彼の写真を数多く撮ってきましたが、プレー中はともかく集合写真になると自然な表情を作れず、こちらも難儀しました。

 また昨日まで行われていた東京選手権では、大学に入学が決まっている選手は大学のジャージやユニフォームを着るのが慣例で、それが”お披露目”になります。

 お父さんと同じ大学日本一の憧れのジャージを着た彼でしたが、その上から着た自前のウォーマーをなかなか脱ごうとしませんでした。

 強くなっても勝っても、そんな控えめな彼を応援する人たちはたくさんいます。

 まずは大学で認められるのが最初の目標となるでしょうが、スター軍団のかの大学で認められることが即ち全国大会で勝ち上がれる選手になるということでしょう。

 ”努力は天才を上回る”という我々凡人たちの密かな期待を背負って、彼の四年間が始まります。

3月16日(日)
東京選手権C
 最終日です。

 本校男子初のジュニア男子3回戦を勝ち抜き、ベスト16を目指して辻智貴がチャレンジしました。

 相手は同学年(高校2年生)エリートアカデミーの選手です。今大会好調の辻は競合相手ですが臆することなく立ち向かいます。左利きの鋭い両ハンドドライブを武器とする相手に対し、出足はペースを掴めませんでしたが中盤から対応します。詰めの段階でミスをして8本で先取され、2セット目も6本で失い後が無くなります。ここからようやく丁寧なプレーと思い切ったプレーのバランスが取れ始め、中盤を7-5とリード。しかしそこでゲームの流れを掴み損ねて6本連取され万事休す。

 この試合に関しては”試合運び”や”精神面”という問題ではなく技術力に差があったと感じました。サービス・レシーブ、プレーの柔らかさ、プレーの強さと速さなど、ボールの威力以外は圧倒されていたと思います。

 しかし今大会で初めて、全国大会で普段通りのプレーができました。その”普段通り”の力を発揮するのがどれほど大変なのかは出場した選手でないと分からないと思います。ゲーム練習や練習試合などでは肩の力が抜けたプレーができる時はありましたが、それを東京体育館でやるのは至難の業です。昨年の冬から出場し始めた全国大会個人戦では力を発揮できずに残念な内容で大会を終えてばかりでしたが、ここにきてようやく場慣れしてきました。

 試合中のセット間のベンチでも以前のように取り乱すことなく冷静に自己分析できるようになり、大きく崩れたり大切な場面で自滅したりしなくなりました。高校生最後となるインターハイで、今回を超えるパフォーマンスができるかどうかは、彼の向上心にかかっています。

 男子ダブルスの辻・堀津組、男子ジュニアの辻、女子ジュニアの繿コと、予想以上の頑張りを見せた大会でした。

 一つ勝つのも大変な全国大会での好成績は一朝一夕では成し遂げることはできません。

 選手たちの頑張りを認めてくれた卓球の神様に、今後の更なる頑張りを見てもらいたいと思います。


3月14日(土)
東京選手権B
 三日目は曇り空ながらも暖かい一日。

 今日からジュニア、カデットが始まりました。

 ジュニア男子の辻智貴は初戦で地元東京の東海大菅生の選手と対戦。お互いに緊張で固くなりながらのスタートながら凡ミスの差で1セット目を先取。落ち着いてきた相手に2セット目を奪われますが、3セット目の出足で気合を入れ直し一気のスパートで離すと、そのまま押し切り3-1で振り切ります。

 ジュニア女子の繿コ菜月も武蔵野中の相手に1セット先取した後の2セット目を返されると流れは相手側に。3セット目を出足から離され嫌な空気が流れますが、慌てずに勝ちを急ぐ相手の気持ちを見透かしたように丁寧なプレーで点差を縮めると、一転して焦る相手を突き放す積極的なプレーで奪って流れを引き寄せ3-1で勝利。

 ここからが勝負のジュニアの部。

 辻は野田学園中学の左シェークの選手に対し出足を0-3とリードされますが、ひるまず攻めてペースを手繰り寄せます。落ち着いたサービス・レシーブからラリー戦になると足を使って豪快に攻めます。それでも冷静にプレーしていた相手も2セットを連取され焦りの色が見てとれます。3セット目を接戦で奪い返されますが、両ハンドのバランス、積極性、丁寧なネットプレーと文句のつけようのないプレーで金星ゲット。

 繿コは岐阜・富田の選手と対戦。同地区だけに練習試合を含めて何試合もやっていますが分の悪い相手です。勝負前に先読みしすぎてモチベーションを下げてしまう悪癖を抑えて接戦になります。1-2とリードされ苦しい展開でしたが粘ってセットオールに持ち込むと、得意のサービスを生かして後半の苦しい場面を強気の攻めで押し切って嬉しい勝利。

 カデット女子に出場の口地恋菜さんは1回戦にチャレンジ。見るからに緊張したスタートで本来の小気味よいプレーが見られずアッという間に1セット目を先取されます。少しずつ落ち着きを取り戻し接戦になりますが、あと一本を奪えずにジュースで失い後がなくなります。必死で追いかける3セット目も大接戦に。回り込んでのシュートドライブなど普段通りのプレーで攻めますが、相手の攻めをブロックできずに無念の11本での敗退が決まりました。中学1年生の彼女は、小学生の頃から県代表として数々の全国大会に出場してきましたが、なかなか勝ち上がることができません。しかし体力が付く中学三年間で大きく卓球のスタイルが変わり飛躍するパターンは少なくありません。勝負はここからです。

 ジュニア男子3回戦の辻は長崎・鎮西学院の選手と対戦。1-1で迎えた勝負の3セット目。互いが自信をもって攻めたボールを粘り強いラリー戦に持ち込みます。会場がどよめく好ラリーの連続でジュースに。サービスから攻めて1本をリードしてセットポイントを奪いますが、レシーブが中途半端になったところを攻められて、あと一本が遠い展開。タイムアウトも功を奏せず一進一退の展開を制したのはやはり積極的なプレーでした。18-16という大接戦を押し切ると4セット目は一方的な展開で好ゲームに終止符を打ちました。

 繿コは左シェークの中国チームの選手と対戦。あっさりと1セット目を奪う意外なスタートでしたが、無駄な力の抜けた繿コの攻守が冴えます。特にサービスが良く効き、奇数セットを奪って押し気味に試合を進めます。5セット目も中盤までリードして”あわや”というところまで行きますが、慎重になったところを狙われて8本で万事休す。全国大会で堅実に勝ち上がるスタイルは相変わらずの安定感です。攻守のバランスが彼女の身上ですが、この攻めと守りの配分を相手や状況によって勇気をもって変えることが重要です。今回の2回戦後半のプレーは正にそれが当たった好例でした。次こそは…。

 明日に勝ち残った辻はエリートアカデミーの選手と対戦となります。

 ダブルスの時もそうでしたが、日をまたぐとガラリと空気が変わってしまいがちです。

 すでにベスト32まで勝ち上がっていますが、ビッグチャンスはそうそう訪れるものではありません。

 心の準備、体の準備を万全にして明日を迎えてもらいたいと思います。


3月13日(金)
東京選手権A
 東京選手権二日目は春爛漫の陽気。

 今日はダブルス4回戦からと、シングルス3回戦までが行われました。

 昨日の三試合を大健闘で勝ち残った辻・堀津組でしたが、早稲田大学ペアに出足から上手く空回りさせられて何もできずに完敗でした。自分たちの持っている技術を試合で発揮するのは簡単ではありません。初めて対戦する相手、初めての試合会場、朝イチの緊張など様々な”非日常要素”が選手たちに降りかかります。そんな中でも今回のダブルスは試行錯誤を繰り返しながら「何となく」ではありますがコツが掴めたように思います。「普段通りにできないのが当たり前」だと理解できたのが最大の収穫かも知れません。

 南さん・古市組は大正大学ペアと対戦。接戦になった1,2セット目を12本と9本で落としたのが痛かった。3セット目は返したものの4セット目は5本で万事休す。しかし大学へ進む古市に南さんのエールは届いたはずです。

 シングルスは明治大学のユニフォームを着てデビュー戦の古市が1回戦を難なく突破。大学に合流してたった一週間しか経っていませんが、”いいボールを打っても返球されるのが当たり前”という環境でやっているせいか、以前より連打がスムーズにできるようになったように思います。続く野田学園の選手には敗れましたが、夢と希望がつまった四年間は始まったばかりです。

 朝一番の試合でダブルスを終えた辻と堀津は、一昨年の卒業生の岡田理志さんの所属する東洋大学で練習をさせてもらいました。完成して間もない”東洋大学総合スポーツセンター”は、さすが各スポーツ種目で日本のトップを走る大学の施設だけあって、隣にあるナショナルトレーニングセンターに負けず劣らず素晴らしい環境です。元気いっぱいの大学生たちにガッツリと相手をしていただいて大満足でした。東洋大学の皆さん、ありがとうございました!

 明日はジュニアシングルス1回戦から3回戦までとカデットシングルス1回戦が行われます。

 ジュニア男子には辻、女子には繿コが出場。カデット女子には口地恋菜さんが出場します。

 難敵ぞろいですがチャレンジあるのみです。

3月12日(木)
東京選手権@
 東京は快晴。最高気温も13℃。

 今日から日曜日まで第67回東京卓球選手権大会が開催されます。

 本校からは男子シングルスで古市真暉、男子ダブルスで辻智貴・堀津有貴組、卒業生の南翔太郎さん・古市真暉組、ジュニア男子で辻智貴、ジュニア女子で繿コ菜月、そしてカデット女子で21クラブの口地恋菜さんが出場します。

 初日の今日は男子ダブルスの1〜3回戦が行われました。

 辻・堀津組の1回戦は山梨・日本航空高校との対戦。互いに初戦の固さもありなかなか波に乗れませんでしたが、取れそうなポイントを取れずに気が付けば0-2となってしまいます。ようやく固さも取れた3セット目から反撃開始。2セットを返してセットオールになりますが、なかなかリードを奪えない苦しい展開でしたが、後半になり丁寧かつ思い切ったプレーでペースを掴んで9-9から辻の強烈な三球目が2本決まって逆転勝ち。

 南・古市組は富山商業ペアと対戦。ポイントは競るものの2-1リードの3セット目をジュースで押し切り2回戦へ。

 2回戦の辻・堀津組はシードの実業団・新号器材のカットペアと対戦。どさくさで1セット目は取りますが、鋭いサービスとブツ切りのカット、そして豪快なドライブで簡単に2セットを返されますが、ここから粘り強く戦いセットオールに。一進一退の展開でしたが、辻の硬軟取り混ぜた攻撃と必死でつなぐ堀津のプレーが上回り大金星を挙げることができました。

 南・古市組は中国ペアとの対戦でしたが相手棄権で3回戦へ。

 3回戦の辻・堀津組は福島・帝京安積と対戦。相手の様子を見ながら、行き過ぎず引きすぎずのプレーが上手くはまり、危なげなくストレートで明日の4回戦へ。

 南・古市組も島根・松徳学院ペアに危なげなくポイントを重ねて、こちらもストレートで明日へとコマを進めました。

 結局、2ペアとも3回戦を勝ち抜く大健闘。

 辻・堀津組は試合を進める度に、その経験を自分たちの力に変えることができました。辻の豪快かつ丁寧なプレーに堀津も粘り強いプレーで応えました。勝ち上がったのはもちろん大きく評価できますが、苦しい場面を切り抜けた経験をすぐに次の苦しい場面で生かすことができたのは称賛に値します。明日は朝一番で早稲田大学のエースダブルスと対戦します。

 南・古市組も南さんの丁寧なプレーと古市の速いプレーが噛み合って勝ち抜きました。古市を大学に送り出す南さんからのエールを、古市も応えた形になりました。明日は大正大学ペアと対戦。

 日に日に暖かくなる東京。

 残してきた選手たちも気になりますが、大谷崚介がこまめに報告してくれるので助かります。

 場所は違いますが互いに頑張ろう!

3月11日(水)
後期学検&東京へ
 快晴ながら冷たい強風の吹く厳しい寒さ。

 今日は後期学力検査が行われました。

 寒さと緊張に震えながら普通科と生活創造科の残りのイスを目指してたくさんの中学3年生たちが頑張りました。

 今年度の募集定員は、過去三年間の生活創造科1クラス、普通科文化教養コース1クラス、普通科6クラスから、普通科が1クラス減りました。

 厳しく狭き門を潜り抜け、春に出会えることを楽しみにしています。

 さて、学校体育館が使えなかったので今日の男子の練習は卓球場で行いました。

 明日から始まる東京選手権に出場する辻智貴と堀津有貴は、同じく出場する南翔太郎さんと朝から練習し、14時ごろに東京に向けて出発しました。

 居残りの選手たちは今日から週末までは自分たちが中心となって練習することになります。

 こういう時に普段、「やらされている練習」になってしまっているチームは、気の抜けた練習になってしまいます。

 さて…。

 明日は会心のプレーを連発して制した三重県選手権ダブルスで優勝した辻・堀津組と、南さん・古市真暉組がチャレンジします。

 古市は卒業式後に明治大学での練習に参加して一週間。

 どんな様子になっているか楽しみです。

3月10日(火)
伸びるモードと停滞モード
 極寒の一日。雨は降るわ、風は強いわ冷たいわ。

 明日が後期選抜検査ということもあり2限授業プラス大掃除でした。

 さて、ここ最近の選手たちの様子を見ていると、”一気に伸びるモード”に入っている選手と、”停滞モード”に入っている選手がハッキリしています。

 伸びるモード組は「意欲的」、「積極的」で、目に見えて強くなっているのが分かります。

 一方で停滞モード組は「退廃的」、「消極的」で、諦めている訳ではないのでしょうが、もがけばもがくほど深みにはまっているのが分かります。

 まあそれぞれ、このモードが永遠に続くわけではなく、伸びるモードと停滞モードを繰り返しながら、少しずつ強くなっていくのですが。

 伸びるモード組は、言うまでもなく絶好のチャンスです。

 一気に強くなるチャンスはそうそう訪れる訳ではありません。

 一度身についた力は練習を続けている以上、失われることはないので、伸びるモード時に飛躍的に強くなると一気にステージが上がります。

 力が落ちることを「スランプ」と言いますが、実際は落ちるのではなく停滞するというのが真実で「プラトー」と呼ばれます。

 逆に停滞モード組は耐え忍ぶ時期です。

 耐え忍ぶ、と言っても何もせずに過ごしてもプラトー状態が長引くばかりです。

 ではどうすればいいか?

 必死に”もがく”しかありません。

 「うまくいかない時は焦らずのんびりと。少し休んでみるのも…」などと言う人もいますが、それで好転するのは天才だけです。

 今日の練習も伸びるモード組と停滞モード組がはっきり分かれる内容となっていました。

 伸びるモード組は規定の練習時間を終えた後も張り切って自主練習に向かっていました。

 しかし停滞モード組で「何とかしなくては」と焦る選手たちは、折れそうな心にムチを打ってこれまた自主練習に。

 いいんじゃないでしょうか。

 こういった様々な経験を経て、人間は少しずつ成長していくのだと思います。

3月9日(月)
ノートの意義
 朝から一日、梅雨のような雨。

 後期選抜を明後日に控えて、またまた会議が続きます。

 さて、昨日の男子は愛三交流会、関商工との練習試合、卓球場での練習に分かれての活動でした。

 男子は公式戦と練習試合の後には、その反省等を”卓球ノート”に記して提出するよう義務付けています。

 それ以外に、自らの意志で毎日日誌を提出している者が三名います。

 一日を振り返り、その日に起こったことを思い出しながら書き記すことは非常に意味のあることです。

 ”思い出す”という作業と、”書き記す”という作業は、記憶を定着させるのに大きな効果があるのは今更説明するまでもありません。

 昨日、練習試合に参加した者は5名でしたが、ノートを提出したのは3名でした。

 残念です。

 何が残念なのかと言えば、提出するという約束を守れなかったことよりも、ノートを書くことの意義が理解されていなかったことが残念です。

 練習試合を終え思うことは色々とあったはずですが、家に帰ってから思い返すことはなかったのでしょうか?

 こういった思いの重さの違いが少しずつ差になっていくのだと思います。

3月8日(日) 
愛三交流会&関商工
 春の陽気。

 今日は桑名市体育館で三重県と愛知県の高体連共催の交流試合(練習会)が行われました。

 本校からは男子の大谷、加藤、福森、女子の樋口、萩、畑中、遠藤が参加し、愛知県の選手たちと一人10試合ほどをこなすハードなものだったようです。

 引率の山本先生の報告によると、人数が多かったので総当たりはできなかったものの、本校の各選手とも積極的に試合を申し込み、日頃の練習の成果を試すことができたようです。

 詳細は明日選手たちに話を聞いてみようと思います。

 男子の辻、堀津、21クラブの口地さんは岐阜の関商工へ練習試合にお邪魔しました。

 卓球部専用の練習場の室温はどんどん上がり、どの選手も汗だくでボールを追っていました。

 今回の三人はここ最近の練習試合では最も内容、結果の良いものでした。

 関商工の選手たちのテンションの高さに引っ張られるように熱気を帯び、本校の選手たちもほとんど休みなく台に入らせてもらいましたが集中力が途切れることなく、午前午後二時間ずつのゲームをやり切ることができました。

 ただしやはり失点するパターンや後半の勝負どころの試合運びなど課題も明確になり、明日からの練習のネタもできたことと思います。

 寒かった冬に頑張って取り組んできた成果が出せたので、選手たちも自信になったはずです。

 辻と堀津は今週水曜日から東京選手権に出発します。

 今日の手応えを試合でも発揮してもらいたいと思います。

 毎回のことながら関商工の南谷先生と外部コーチの高田さんには暖かく接していただき、選手たちも覇気のある明るいチームで、本校の選手たちも気持ちよく頑張ることができました。

 これからもライバルでもありますが、共に力を引き出し合えるような関係でいたいと思います。

 ありがとうございました!

3月7日(土)
リトル・○○
 曇り空も夕方からは雨が降りだしました。

 男子は他クラブとの関係で午後からの練習でした。

 練習前に昨日の日記に書いたことを話し、丁寧な練習をすることを確認し多球練習から始めました。

 「意識」しているかどうか?

 これは選手たち本人の心の中のことなので分かりづらいところではありますが、毎日毎日休まず選手たちの練習を見ているとチョッとした変化も分かります。

 集中力というものはそうそう長くは続きません。

 大切なのは「意識しなければならない」と意識することです。

 サッカー日本代表の本田圭佑選手が、イタリアの名門ACミランに入団した時の記者会見で、「心の中のリトル・ホンダに聞きました。そうしたら『ミランでプレーしたい』と答えた。それが決断した理由です。」と話しました。

 一生懸命やるのは当たり前です。

 ただ、今の自分を客観的にとらえて評価することが大切です。

 今自分は何をすべきか?

 今の自分はしっかりとやれているか?

 まだまだやれるのではないか?

 今までたくさんの選手を見てきましたが、成功する選手は必ず自分を客観的に見て厳しく追い込んでいます。

 あなたの心の中にリトル・○○はいますか?

3月6日(金)
疎(うと)まれても
 いいお天気だったのに夜には雨が…。

 ようやく学年末テストが終わりました。

 選手たちもようやく勉強から解放された晴れやかな表情でした。

 さあ、今日からインターハイ個人戦予選まで二か月しかありません。

 一気に走らなければなりません。

 ここのところ選手たちに口を酸っぱくして言うのが、「試合で使える安定した技術を磨く練習」です。

 理想と現実。

 最終的に自分はこういう選手を目指したい、こういう技術を身につけたい、という理想はどんな選手でも持っているはずです。

 日頃の練習ではそれを目指して練習に取り組んでいるのだと思いますが、そこに到達するまでには一生懸命取り組んでも時間が必要です。

 その理想に到達するまでにはたくさんの大切な試合があります。

 その全てを犠牲にしてでも、あくまで理想を追求して取り組むのが良いとは思いません。

 目の前の小さな目標である試合でも結果を出しながら、最終的な大きな理想に向けて取り組むべきだと思います。

 しかしとかく中高生は、そういった長いスパンでモノを見ることが苦手です。

 やりたいことは分かるけど、その前にまずは一つ一つ段階を踏んで小さな目標をクリアしていくのが結果的には早道ではないでしょうか?

 今日の練習ではまず最初にノルマ付きの多球練習からスタートしました。

 難しい練習ではありませんが、根気と集中力がないとクリアできません。

 各選手ともそれは理解して丁寧に少しずつ積み上げて早々にクリアできました。

 次の練習からは特にノルマは課さずに、内容は自分で考えて取り組みます。

 するととたんに、良く言えば伸び伸びと思い切って、しかしどう見ても雑に練習になってしまいました。

 一球のナイスボールを入れるのに何本も凡ミスを繰り返し、やっとのことでナイスボールが入るとそれで満足してしまう。

 これは大切な試合の大切な一本に耐えられる練習ではありません。

 今の本校の選手たちはこちらも感心するほど一生懸命練習に取り組みます。

 どんどん技術も上達していますが、大切な試合の大切な一本をもぎ取る力はまだありません。

 こういった日頃の練習の取り組み方を改善しないと努力と結果が比例しないことが続いてしまいます。

 選手たちには苦しくて重たい練習になるでしょうが、例え疎まれてもそれを指摘しないと指導者の存在意義はありません。


追伸 昨年卒業の北川育美さんが差し入れを持って男女それぞれの練習場所に顔を出してくれました。おいしいプリンありがとう!就活頑張って!

3月5日(木)
置き手紙
 天気は良かったのですが冷たい風が吹く一日でした。

 テストも後半戦です。

 ちょっと選手たちにも疲れが見え始めてきました。

 明日の最終日は1,2年生とも数学が1時間のみです。

 勉強会も最初は私が見て(と言っても”居る”だけですが)いましたが、出張を終え勉強会に駆けつけた山本先生が現れバトンタッチ。

 さて。

 四日前に卒業式は終えましたが、最後まで練習に参加していた楠井瑠偉が今日最後の練習を終えました。

 明日から大学の練習に参加するため引っ越すことは聞いていましたが、練習を終えても彼からは何もありません。

 こういったコミュニケーションを上手くとれないのが彼の課題でしたが、最後までやっぱり…。

 残念な気持ちを抱えながら、練習後に所用のため学校外に出て職員室に戻ると私の机上に置き手紙が。

 レポート用紙に走り書きで、「今までありがとうございました。大学でも頑張ってきます!コーヒーどうぞ」という置き手紙と缶コーヒーが。

 三年間彼を間近に見てきた私にとっては”大きな成長”と感じられますが、世間一般ではまだまだ全く通用しないのも事実です。

 多分大学でもたくさん失敗をすると思いますが、少しずつですが成長をしてきた彼の大学四年間に期待したいと思います。

3月4日(水)
もう一息
 花粉の訪れは春の訪れでもあります。日中は日に日に暖かく感じるようになってきました。

 テスト中日です。

 選手たちはそろそろ疲れも出始める頃です。

 今日はテストが3時間あり、練習開始が遅くなったので昨日までより更に短時間で終えました。

 練習に関してはテスト疲れによる”重さ”はなく、むしろ練習でストレスを解消している感じです。

 明日のテストは暗記科目中心ということもあり、勉強会の方は山本先生には休んでもらいました。

 勉強会には時間による縛りはありません。

 それぞれの判断で終えてよいことになっていますが、家に帰ったら頑張れる自信のない者は、暗記科目でも遅くまで残って頑張ります。

 今日もある選手が妥協して途中で帰りそうになりましたが、思いとどまり”もう一息”頑張っていました。

 怒られるから頑張るのではなく、自分のために頑張る。

 頑張っても頑張らなくてもその結果は全て自分に跳ね返ってきます。

 成長を実感しました。

3月3日(火)
恩に報いる
 しとしとと梅雨のように降り続く一日。

 テスト二日目です。

 入学した当初は勉強会を開いても何から手を付けて良いのか分からない、といった感じの1年生もすっかり軌道に乗ってきました。

 勉強会の会場には私も顔を出しますが、実際のところは山本先生が全て取り仕切ってくれています。

 本当にありがたいことですが、この先に山本先生が転勤でもされたら…。

 と思うとゾッとします。

 勉強会はもちろんですが、男子を指導するの私と、女子を指導するの西飯先生の間で、文字通り「スキ間」を埋めてくれる役割は、今では白子高校卓球部ではなくてはならない存在です。

 年齢的にも選手と、私と西飯先生の中間的な位置は正に選手の兄貴分です。

 私や西飯先生には言いづらいことも山本先生なら本音を打ち明け、それによって救われた選手も一人や二人ではありません。

 勉強会での山本先生と選手たちのやり取りを聞いていると、どれだけ山本先生に助けられているという自覚があるか疑問です。

 山本先生の恩に報いるには、勉強会が終わって自宅に帰ってからどれくらい頑張って勉強できるかだと思います。

 選手諸君。

 勉強会が終わって自宅に帰り、「もう少し頑張った方がいいと思うけど眠たくなってきたし、まあ今日はこれくらいでいいか」、と妥協しかけた時に山本先生の顔を思い浮かべて下さい。

 「でも山本先生がせっかく一生懸命教えて下さったのだから、もう少し頑張ろう」と思うはずです。

 そこからのひと頑張りが、山本先生の恩に報いる唯一の方法です。

3月2日(月)
ヤツが来た
 昨日の卒業生の余韻が残っていますが、今日から学年末テストが始まりました。

 さて、3月の声が聞こえるあたりから花粉が本気を出し始めてきました。

 この日記では毎年恒例のネタで恐縮ですが…。

 スギ花粉症で苦しむ方は全国で三千万人を超えるとか。

 もはや4人に1人が花粉症という、もはや国民病のレベルです。

 私が発症したのは二十年ほど前からです。

 それ以後は耳鼻科に通ったり、買い薬を飲んだり、「刺せばピタリと止まる針」という評判の鍼灸院に行ったり、鼻の粘膜を炎症させて抑える薬を塗布してもらったりと様々な方法を試しました。

 ひと通り試しましたが…。

 まあ薬は効きますね。

 ただ強い薬は眠気をもよおしたりノドの渇きが出るなどの副作用もあるし、弱ければ副作用は少ないのですが効きが弱いし…。

 針は論外でした。全く効かず。

 粘膜を炎症させるやつは、恐らく特に鼻づまりに効きそうで私はほとんど鼻づまりは無いので、効いたという実感はあまり得られませんでした。

 ここ最近は卒業生の小川翔さんのお父さんに紹介してもらった錠剤を飲んでいますが、強すぎず弱すぎず私にはいい感じです。

 「ズバリこれが効く!」という方法があったら教えて下さい!

3月1日(日)
卒業式
 天気予報どおり雨。しかも風も強く大荒れの天気の中、卒業式が行われました。

 体育館に入りきれないのではないかと思わせるほどのたくさんの保護者の方がお見えになりました。

 式は粛々と進みましたが、予定より少し時間をオーバーして終わりました。

 卒業生退場の時に、例年はいくつかのクラブの2年生が卒業生に花束を手渡していましたが、今年は卓球部だけでした。

 昨年は自分たちも渡しただけに、今年は贈られる側と予測はしていたと思いますが、手渡された時の照れた笑顔はいいもんですね。

 式終了後に私と山本先生、西飯先生は卓球場に呼ばれ卒業生や保護者の方々からプレゼントを頂きました。

 私たちからも一言メッセージを送りましたが、山本先生、西飯先生は感極まって…。

 本当に濃密な三年間だったと思います。

 今後の長い人生の中で、この三年間が事あるごとに思い出されるはずです。

 私たちが自信を持って世に送り出す7名は、これからも幾多の困難に直面するでしょうが、きっとそれを乗り切る力は付いているはずです。

 堂々と胸を張って歩んで行ってほしいと思います。

 またラケットを持って練習に顔を出して下さいね!

 それまではしばしのお別れです。