白卓日記 ‘14  6月  前月へ! 次月へ!   
6月30日(月)
ダマされたと思って
 テストが始まりました。

 高校のテストは一日2限が平均で、学年やコースによっては1限の日もあります。本校はテスト中でも短時間の練習をするので、練習開始時間が揃わないテスト中は練習のやりくりも大変です。

 今日の男子は3年生が1限だったので先に練習を開始し、途中で1,2年生が合流する形となりました。

 通常なら4〜5時間の練習をこなしているので、その半分にも満たないテスト中の練習時間は物足らない感じがします。普段なら時間をかけてやっている練習も短時間の中に集約しなければなりません。

 ただ、欲張ってはいけません。半分の時間で通常通りの成果を期待するのは間違いです。同じ成果が得られるなら、いつも長い時間練習する必要がありません。

 テスト中に失って怖いものは、選手らが気にする”打球感”ではなく、”体のキレ”だと思います。

 打球感は一日でほぼ回復すると思いますが、練習不足による体のキレは簡単には戻りません。練習時間の短い時こそ、トレーニング等をしっかりやって体力の低下を防ぐべきだと思います。

 限られた時間で打球練習に物足りなさを感じ、トレーニングだけは通常と変わらぬ量を課せられ納得のいっていない者もいると思いますが、それには長年の経験で培った理由があります。

 まあ、ダマされたと思ってやってみなさい。

6月29日(日)
テスト前日
 テスト前日の日曜日。最高気温は久し振りの30℃越えの31℃。3年生はワープロ検定もあり忙しい一日だったと思います。

 私もワープロ検定に一日かかりっきりで練習は見ることができませんでしたが、午後からの勉強会は最初と最後だけ顔を出すことができました。元カリスマ塾講師の山本先生は、本職は数学で理系を得意分野とされていますが、文系科目も一通りこなすオールラウンドな強さで部員たちから絶大な信頼を得ています。

 私のところにはさすがに誰も助けを求めにはきませんが、昨年の実績を買われてか大谷崚介から、「保健のプリントを作って下さい」との要請がありました。そういえば中学生の番条晃大さんからは時々質問されます。

 今日の勉強会も最長18時までとしましたが、数人の部員たちは時間を延長して山本先生に食い下がっていました。その意気ごみが明日の結果につながることを期待します。

 現時点ではまだ息切れしている者は見当たりませんが、高校生のテストは一週間という長丁場です。とくに精神的なスタミナが試されます。

 3年生の就職希望者、推薦での進学希望者にとっては一学期の結果が全てです。

 心身ともに厳しい一週間が始まります。

6月28日(土)
朝から晩まで
 テスト直前の週末です。

 男女とも午前中練習でした。短時間ながらなかなか良い雰囲気だったと思います。男子のテスト期間中の練習内容は、後半の練習を各選手の希望で行なっています。今日もゲーム練習、多球練習、課題練習の三つに分かれて取り組んでいました。トレーニング、ランニングも手抜きすることなく頑張れたと思います。

 午後からは勉強会です。時間が無制限だと逆にダラけてしまうので12時過ぎから最長18時までとしました。私は午後から三重県開催の中部日本選手権の組み合わせ会議に出掛けたので山本先生にお願いしましたが、どんな雰囲気だったでしょうか。強制ではない勉強会です。やるからには結果に結び付く内容にならなければ意味がありません。

 さて、中部日本選手権の組み合わせ会議ですが、私は午後からお手伝いしましたが、10名を超える高体連関係の先生方は朝の9時から作業を開始していました。結局作業が終わったのが夜の9時。朝からのやっていた先生方は12時間労働です。しかも当然のことながら全くの無報酬です。終わったのが夜9時といっても、途中で打ち切って続きはまた明日の朝からやることになりました。

 4年に一度の東海選手権、9年に一度の中部日本選手権開催のホスト県は大変です。遠くからたくさんの選手をお招きするのですから準備に不備があってはいけません。組み合わせはもとより、会場等の準備、そして当日の運営など、時間がどれだけあっても人がどれだけいても足りません。一度でもこの裏方の大変さを体験すれば、当たり前のように大会に参加できることに感謝の気持ちを持たずしていられません。

 しかし万全を尽くしたつもりでもミスが出る時もあり、組み合わせや運営の不備に厳しくお叱りを受けることもあります。亡くなった米田先生が「みんなに一生懸命頑張ってやってもらっているのにやり切れんわ」と嘆いておられたのを思い出します。

 今日も完成した組み合わせを、何度も何度も確認する作業が続きました。丸一日作業されている方は「目が見えなくなってきた」とこぼしていました。

 ありがとうございます。たくさんの方々の犠牲の上に自分たちが立たせて頂いている自覚を再認識しました。

※TOPICSに「東海総体」をアップしました

6月27日(金)
自尊心
 湿度は高めながら気温は低め。過ごしやすいような過ごしにくいような。

 さて、昨日の続きです。

 かつて日本の人気スポーツと言えば野球でした。私が小学生の頃には野球とサッカーのスポーツ少年団がありましたが、人気は明らかに野球の方がありました。それがJリーグの発足から徐々に形勢は逆転へと向かいます。ゴールデンタイムに各テレビ局が競って放映していたプロ野球は風前の灯です。一方で各マスコミが煽るサッカーはどんどん人気が高まります。

 卓球も20年ほど前から当時幼稚園児の福原愛選手を取り上げ始め、「泣き虫愛ちゃん」としてテレビで放映され、、彼女の成長とともに注目度が高まりました。現在の卓球界のアーリースポーツ化(競技開始年齢の早い競技)は、明らかに福原選手がテレビで取り上げられた影響だと思います。

 先のロンドンオリンピックでの女子団体銀メダル獲得などは、マスコミにとっては、「あの泣き虫愛ちゃんが成長してオリンピックメダリストに!」という格好のサクセスストーリーとなりました。

 一方の卓球協会もマスコミに取り上げられるチャンスを逃すわけにはいかず、一緒になって盛り上げる側に回りました。

 その一例として、かつての世界チャンピオンで、”卓球ニッポン”次代の主力選手だった三重県在住の伊藤和子さんが全日本選手権で通算100勝に迫った時に、県予選を経ると予選落ちの可能性が高いので、予選なしの特別推薦という形で全日本に出場させていました。その甲斐あって数年かけて悲願の100勝を果たして引退された、ということもありました。

 今では当たり前となりましたが、福原選手や、その衣装で注目を集めた四元選手らが全日本に登場すると、タイムテーブルが変更され、マスコミが取材しやすいカドのコートに配置されます。

 今日も職員室で、「カットマンってやつは大変そうだね」とある先生に言われました。恐らくテレビで放映されたものをたまたまご覧になったのでしょう。

 う〜ん、悪くない気持ちです。やはり人間は誰かに認めてもらいたいという欲求があるのだと思います。

 競技人口からすると明らかなメジャースポーツである卓球の日本代表は常にメダル圏内です。胸を張りたいと思います。

6月26日(木)
サッカーWC
 ブラジルで行われていたサッカーのワールドカップ(WC)日本代表の全試合が終了しました。

 各スポーツ新聞は、大会前の期待の報道は何だったのかと思わせるほどのバッシングのオンパレードです(ただし何があっても阪神タイガースのニュース「良太抹消」を一面に掲載するデイリースポーツを除く)。

 「前評判」からは程遠い予選リーグ1分け2敗という「惨敗」に終わった日本代表でしたが、実は日本代表の世界ランキングは46位。卓球のワールドツアーのように頻繁に行われる世界規模な試合が少ないので、世界ランキングはあまりあてにならないとは言え、5回連続で出場している日本代表の成績は2回決勝トーナメント出場で、3回は予選リーグ敗退です。決勝トーナメント出場でベスト16なので、数ある日本の競技の中では低い方の競技成績だと思います。

 にもかかわらず、なぜサッカーがここまで世間の耳目を集めるのか?

 私は卓球に携わっており球界の情報には関心があるので、本校がかかわる高校生の大会はもちろんのこと、国際大会にも興味関心があります。他の競技に関しては正直なところほとんど関心はありませんが、普段目にする新聞、雑誌、インターネット等で目に入る競技は無意識のうちに情報を入手しています。

 サッカーも私はやったことがありませんが、マスコミが連日のように報道するので、好むと好まざるとに関わらず次第に詳しく知ることになります。するといつの間にか、その競技の面白さに引き込まれて、WC日本代表の活躍を期待するようになります。

 WC開催の直前に、バドミントンの男子日本代表が世界選手権に匹敵する権威のある大会であるトマス杯で団体優勝を果たすという快挙を成し遂げました。この大会まで5連覇中だった中国を準決勝で破る金星を挙げた日本代表は決勝でもマレーシアを降して悲願の優勝を果たしました。日本では決してメジャーでないバドミントンも、さすがにこの活躍は各マスコミで報じられました。

 卓球も先の世界選手権団体戦で女子が2位、男子が3位という成績でした。テレビ東京で連日報道されたので、卓球関係でない方からも「石川って強いね」とか、「卓球って意外と面白いね」という声を掛けられました。

 私が言いたいのは、決して「サッカーは弱いのにマスコミの偏った報道で注目されているだけ」ということではありません。

 マスコミは政府の報道機関ではありません。視聴率が上がらなければ、発行部数が伸びなければ商売として成り立ちません。「セパタクロー日本代表決定!」を新聞の一面で報道するより、「香川、宿舎の卓球で王者!」の方が間違いなく売れます。(セパタクロー関係者の方ごめんなさい)。

 マスコミが取り上げるからサッカーに人気があるのか、サッカーに人気があるからマスコミが取り上げるのか?

 各競技団体が必死になって自分たちの競技の魅力をアピールするわけです。マスコミ受けするかどうかが各競技の死活問題となります。

 長くなりました。続きは明日。

6月25日(水)
白子漁港
 ”爽やか”とまではいきませんが、風もあったせいか窓を開ければ冷房がなくても大丈夫でした。

 本校の卒業アルバムに掲載するクラス集合写真は、各クラスが希望する場所で撮影します。私が副担任である3年生のクラスは歩いて十数分のところにある白子海岸で撮影しました。学校までは潮の香りは届きませんが、意外と近いところに海があることを再認識しました。

 白子は古くからの漁港です。伊勢湾内で操業する小さな漁船が係留されています。小女子(こうなご)は白子の名産です。

 白子を挟んで両サイドにある千代崎と鼓ヶ浦は海水浴場があり、私も子どもの頃はよく遊びに行ったものです。その当時から透明度は低く決してきれいではありませんでしたが、今でも立派に海水浴場として夏になるとそれなりににぎわっているようです。

 東日本大震災以来、地震や津波に対する防災の意識は高くなっています。海からも近く海抜3mほどしかない本校は他人事ではありません。かつては形式的だった防災訓練も年々本格化してきています。一昨年は校舎の4階に避難しても危ない時に備えて、学校を離れて高台に避難する訓練も行いました。東南海地震の対象地域でもあり、湾内とは言え海に近い本校は危険地域です。近い将来、恐ろしい災害に見舞われる日が来るのでしょうか。

 さて、今日も短時間の練習を終えた後、男女20人ほどで勉強会を22時前まで行いました。1学期は今ひとつの結果だった者たちも、少しずつ”計画を立てる”コツがわかってきたように思います。

 成功へのプロセスは、卓球も勉強も同じです。結果が楽しみです。

6月24日(火)
フェアプレー
 昼前までは曇っていましたが、その後はカラッと晴れた一日でした。風もあり体感温度はそれほど高く感じませんでした。

 会議や三年生の面接練習などでなかなか練習の最初から顔を出すことができませんが、悪くない雰囲気で練習に取り組んでいるようで安心しています。

 ところで先週末にワールドツアー・ジャパンオープンが横浜で開催されました。地元日本での開催ということもあり、各種目で日本選手の活躍が目立ちましたが、肝心の男女シングルスは男子エースの水谷選手が中国選手に、女子エースの石川選手がシンガポールに決勝で敗れて優勝をさらわれました。

 男子の決勝ではゲームカウント1-1の水谷選手7-5リードの場面で審判の誤審(3:10あたり)があり、テンションの下がった水谷選手が逆転されてしまったというハプニングがありました。

 身体接触のない卓球は、比較的誤審の少ない少ない競技だと思います。サッカーのワールドカップでは度々判定についてのトラブルがあります。また、体操やフィギアスケートなどの採点競技もトラブルをよく耳にします。

 誤審の多くはエッジで入ったかどうかが、だと思います。私もかつてベンチに入った大きな試合で、勝負を左右する誤審を目の当たりにしました。全国選抜の出場が懸かった団体戦で、2-2ラストのセットオール8-2からの明らかなエッジボールを相互審判の相手チーム審判が迷った挙句に「アウト」と判定し、動揺した選手が逆転負けを喫した試合。他にも後藤杯の0-1の9-10からの明らかなエッジボールを空いてポイントとされた試合。の実際のところはコートサイドで見ている審判よりも、競技している選手がインかアウトかは分かるものです。大切な局面で、相手のボールがわずかに自分のコートをかすめた時に、迷わず「インです」と言うのは勇気が要ります。しかし自分に有利な間違った判定を、黙って握りつぶすことは選手として以前に、人間として間違った行為です。

 前者の全国選抜予選はその試合は負けてしまいましたが、翌日の5位決定戦では勝利して事なきを得ました。後者の後藤杯はその勢いでストレートで敗れました。

 毎日毎日、必死で取り組んでいるから思わず自分有利な判定を望んでしまう気持ちはよく分かります。しかし長い人生で心にひっかかるものを抱えたまま生き続けるのは予想以上に重たいはずです。

 本校の選手が自分有利な間違った判定に対してダンマリを決め込んでいる場面は贔屓目に見ても記憶にありません。逆に正直に申告し過ぎて「黙っていれば審判も相手も分からなかったのに!」と見ているこちらが思うほど正直に申告している場面も少なくありません。

 ズルいことをして勝つことより、正々堂々と負けるほうがマシ!とは言い切れない自分を歯がゆいと感じます。でもズルいことをして勝つことに嫌悪感や罪悪感は強く感じます。正直にフェアにプレーする選手たちに敬意を表します。

6月23日(月)
成功へのノウハウ
 このまま大した雨も降らずに梅雨明けしていくのでしょうか。

 東海総体から一夜明け、再び日常の生活に戻ります。学期末テスト1週間前です。今日からテスト週間に入ります。

 男女とも軽めの練習で20時頃からはテスト前恒例の勉強会が始まりました。

 中間テストで不振を極めた者に勉強の計画と目標をはっきりさせました。勉強も卓球も同じです。はっきりとした目標も計画もなく、何となく勉強らしきポーズをとっても結果には結びつきません。

 はっきりとした具体的な目標を決めたら、それを決心させて自分を追い込ませます。本番から逆算して「いつまでに何をするか」を計画します。

 成功する者は上記の流れが身についています。逆に成功できない者は、ただやみくもに、思いつきで何となく鉛筆を握っています。

 今回のテストでは不振を極めた者を徹底マークしたいと思います。彼らに成功へのノウハウを身につけさせたいと思います。

6月22日(日)
名古屋東海総体A
 二日目、最終日の今日は男女学校対抗の2回戦(ベスト4決定)から決勝までが行われました。

 女子は東海の大きな壁、富田(岐阜)に挑戦です。一昨年の岐阜国体前後の岐阜の高校女子は富田と県岐商の激しい争いが続いています。三重県1位の本校がベスト4決定で富田と対戦するということは、富田が岐阜予選で県岐商に敗れたことを意味します。トップの繿コの相手は昨日のダブルスで優勝した選手です。回転量の多い両ハンドドライブと堅い守りで大接戦になり、勝負はセットオールジュースに。しかし終盤の大切な場面になると強気な攻めが鳴りを潜め、守備と一か八かのプレーに終始してしまい残念な結果に。最後まで強気で積極的なプレーを押し通すのは、豊富な練習量に裏付けされた自信が必要です。全国大会で活躍する選手になるにはそこを追求しなければなりません。2番はカットの萩。堅実なプレーで相手に迫りますが、1-3で惜敗。やはり攻撃力も含めた技術力の底上げが必要です。その技術力を身に付けるには基礎体力がまだまだ足りません。三重県を代表する選手になるにはこの夏が勝負です。ダブルスの大西・繿コ組は県大会を彷彿とさせるプレーで昨日の優勝ペアを追い込みます。快調に2セットを先取しマッチポイントを三度ほど握りますが、その度に苦し紛れの攻撃でチャンスを潰したのが悔やまれます。3セット目を失ってからは再び流れを取り戻す力は残っていませんでした。技術的にはそこまで迫るものがあるのは明白です。1番の繿コの試合同様、最後の詰めは近いようで遠い重たいものです。インターハイでは何とかしてセットオールジュースの試合をモノにしてもらいたいと願います。

 男子は浜松商業とのベスト4決定戦に臨みました。トップ堀津の相手は静岡2位のエース選手。思い切ってぶつかっていってもらいたかったところですが、序盤から固さが抜けずチャンスは作るもののことごとく自滅して見せ場を作れませんでした。特にしのがれたボールに対する決定力不足は、普段の練習の軽さと言わざるを得ません。県外のトップ選手のロビングやフィッシュを打ち抜くのは簡単ではなく、男子の選手にとっては必須の技術ですが、体験して初めて知るものもあります。この経験を是非普段の練習に反映させてもらいたいと思います。2番は古市。しっかりポイントして振出しに戻します。勝負のダブルスは古市・辻組。静岡を制した相手に対し、1セット目を失うものの積極的なプレーで2セット目を9本で取り返します。ラリーに絶対の自信を持つ相手に足を使って先手を取るで3セット目も完勝。しかし8-6からのリードを守れず4セット目を失うと5セット目も序盤をリードされて苦しい展開に。我慢が必要な場面で焦らず基本通りのプレーに徹したのが功を奏します。後半は辻の思い切った攻撃が面白いように決まり7本で逆転勝ち。貴重なポイントをゲットしました。4,5番並行の4番は辻、5番は村上。辻の相手は表・粒高の変則攻撃選手。実はこの選手には昨秋の練習試合でほとんどの選手が敗れたので12月の全国選抜東海予選の対策として、そしてその戦型の魅力として現3年生の安田佑紀が粒高に戦型変更するきっかけとなった選手です。結局、全国選抜東海予選では浜松商業と対戦することはなかったのですが、運命のいたずらか大切な場面でその成果が問われることになりました。辻も昨秋の練習試合では敗れていましたが、出足から戸惑うこともなく狙い通りの三球目と、落ち着いたラリー展開で圧倒することができました。結果的には相手ツインエースをオーダーで外した予想通りの完勝に見えたかも知れませんが、恐らく、というより間違いなく安田と毎日のように練習してきた成果です。これもチーム力の勝利の一因だったと思います。

 目標だった三位入賞を果たした後の準決勝は、この大会の10連覇を目指す愛工大名電と対戦。トップの村上は中盤までリードを奪う健闘を見せましたが、ストレートで万事休す。2番の古市は昨年のインターハイシングルスでベスト8に入った相手エースと対戦。1セット目を10本で取られましたが、緩急を使った攻めで2セット目を6本で奪い返します。3セット目は一進一退の攻防でしたが、9-9からのチャンスボールをミスしてジュースに。そこまで非常に効果的だったYGサービスで勝負に出ましたが、予想を上回るスーパーレシーブでポイントされて10本で取られると4セット目は完敗でした。いちばん苦しいいちばん大切な場面で、「確かにそれをミスせずにやれば必ず得点できる」が、「この場面でそれをやるのは勇気が必要」というプレーを選択して成功させるのは並大抵のことではありません。しかしそれができなければ全国大会では勝てないことを教えてもらった一本でした。最後のインターハイをハッピーエンドで終えるには何が必要かを知ることができたのは大きな収穫です。ダブルスも好プレーを見せる場面もありましたが、総合力で差があり完敗。ここでもやはりビッグプレーをことごとく成功させる相手ペアとの差が出ました。しかしこれも、こちらがビッグプレーと感じるプレーが彼らの標準的なプレーだったということだと思います。

 男子学校対抗で何とか一枚の表彰状を手にしましたが、その他の試合は多くの課題が残る内容だった大会でした。東海ブロックがレベルが高いのは事実だと思いますが、全国の壁も同じく高いことに違いはありません。頑張れば「間違いなく」好結果につながるほど甘くはありませんが、頑張らなければ、狙わなくては可能性はゼロになってしまいます。残りの一か月と少しの期間で高められる技術、そして何より出るだけでは終わらせないという強い意気込みを準備して山梨インターハイに臨みたいと思います。

 今回もたくさんの保護者の方々の力強い応援に後押しされました。ありがとうございました!


6月21日(土)
名古屋東海総体@
 湿度の高い曇り空でしたが体育館内は冷房が効いて快適でした。

 今日から二日間、愛知県体育館で平成26年度東海高校総合体育大会卓球競技が開催されます。

 東海四県から勝ち抜いた学校対抗各県4校の計16校、シングルス各県8名の32名、ダブルス各県4組の16組が集まりました。本校からは男女学校対抗、男子シングルスに古市真暉B、楠井瑠偉B、辻智貴A、村上稜二B、女子シングルスに繿コ菜月A、植村有華@、大西真由B、男子ダブルスに古市・辻組、楠井・村上組、女子ダブルスに大西・繿コ組がエントリーしました。

 学校対抗は今日は一試合のみ。男子は岡崎城西(愛知)と対戦し、トップの古市は完勝し、それと並行して堀津有貴@も緊張しながらも堅実なプレーを見せて県外大会デビューを果たしました。続くダブルスの古市・辻組も危なげなく1回戦突破。

 女子は浜松修学舎と対戦。男子同様、エースの繿コが勝ったのと並行して行われた2番で一年生の萩里佳子が、中学時代に負けていたという相手に快勝して王手。ダブルスの大西・繿コもしっかりと抑えて好スタートを切りました。

 男子ダブルスでは古市・辻組が富田(岐阜)ペアにセットオールと迫りましたが、5セット目の出足をうまく攻められ万事休す。楠井・村上組も同じく富田ペアに完敗。

 女子ダブルスの大西・繿コ組も静岡1位の浜松商業ペアに惜敗。

 男子シングルスの古市は1回戦で昨年の団体戦で苦戦した関商工の選手に緩急をうまくつけてストレートで快勝。続く2回戦(8決定)では昨年9月の後藤杯で敗れている杜若の選手に柔らかいボールを混ぜて幸先よく1セットを先取するものの、ラリー戦に圧倒的に強い相手に徐々に大きな展開に持っていかれて1-3で敗れました。しかしこれでインターハイに向けてのはっきりした課題が見つかりました。楠井は愛工大名電の選手に完敗。村上も意気込む気持ちをうまくかわされて富田の選手に完敗。辻は静岡学園の選手に、2セットビハインドからようやくペースを取り戻してセットオールに持ち込みます。4-1とリードをしましたが6本連取で逆転されます。その後もリードを広げられますが、粘りに粘ってジュースに。しかし相手の思い切りの良いプレーに最後まで押されて12本で敗れました。

 女子シングルスの繿コは愛知みずほ大学瑞穂のカットマンに完勝した後、富田の選手と対戦。0-2と追い込まれた後の3セット目の接戦を奪い返し、4セット目もリードを広げますが、最後は入れにいったところを狙われ万事休す。終わってみれば2セット目の9-9からの中途半端なプレーが悔やまれます。大西は静岡1位の浜松商業の選手にいずれも前半リードを奪う展開にもかかわらず逆転されストレートで敗れました。植村は積極的なプレーで好ラリーもありましたが、細かいプレーには差があり、ストレートで敗れました。

 団体こそ男女とも好スタートだったものの、個人戦に入ると強豪選手の厳しい攻めに圧倒される結果となりました。レベルの高い東海だと今回のようになかなか勝つことができませんが、諦めずにチャレンジを続けたいと思います。いつかきっと大きなチャンスが来ると信じて根気よく取り組みます。

 明日は勝ち残っている学校対抗の2回戦(4決定)です。男子は浜松商業、女子は富田と対戦します。いずれも各県2位ながら強豪です。目標としてきた試合だけに、全員で力を合わせて勝ちたいと思います。

6月20日(金)
ピンチかチャンスか
 蒸し暑い日中でしたが18時を過ぎると涼しい空気が流れてきます。

 明日から愛知県体育館で開催される東海総体に向けての最後の練習です。

 出場予定の選手たちの調子は悪くありません。今日も高い集中力で念入りに調整に取り組んでいました。東海総体と同じく土日に予定されている国体成年の部最終予選、全日本社会人予選に出場する卒業生の南翔太郎さんも入った練習は、ピリッと引き締まった雰囲気で、試合前の練習としては理想的だったと思います。

 例年の東海総体のタイムテーブルは、土曜日の昼から団体、シングルス、ダブルスを順に進行し、三種目ともベスト4まで決める形でした。しかしほとんどの種目に同じ選手が出場する関係で、一つの試合が遅れるとどんどん進行が遅れ、勝ち上がる選手は昼ごろから休む間もなく、大幅に遅れたタイムテーブルで試合を行うハードなものでした。

 毎年出ているそういった苦情にようやく応え、今年は昼からまず団体戦の1回戦(ベスト8決定)、それが終わるとダブルスの1回戦から決勝まで、それが終わるとシングルスの1回戦から決勝まで行なう形に変更されました。

 日曜日は団体戦の準々決勝から決勝までと、同じ種目を連続して行うことで進行の遅れを解消する狙いだと思います。勝ち上がる選手のハードさは変わりませんが、長時間拘束されるハードさは解消されます。

 本校の目標はまず団体戦でベスト4を死守することです。東海四県で各県1位校が4シードに配置されているので、そこは譲れないところです。レベルの高い東海地区ですが、「三重県だから代表になれる」と思われるのは癪ですから。

 個人戦に出場する選手たちは、初戦から他県の強豪選手との対戦が予定されています。でもそれだけに一勝が大きな評価と達成感を得ることができます。厳しい対戦をピンチと考えるかチャンスと考えるか?考え方ひとつでモチベーションは大きく変わってきます。

 さて、今年の東海総体で大きな星を挙げるのは誰?

6月19日(木)
恩返しの義務
 梅雨入りした6月4日からほとんど雨は降っていません。

 会議で練習に行くのが遅れましたが、ゲーム練習の様子を見る限り準備は順調に見えます。県予選が終わってから再スタートのエンジンがかかるのに手間取りましたが、ほとんどの選手は悪くない状態だと思います。東海総体に出場予定のない選手たちも、県予選終了後から、先輩たちの頑張る様子に刺激されてか、それぞれの課題に必死になって取り組んでいます。毎日の練習、ゲームの内容や結果に一喜一憂しながら、明日の主力選手の座を争っています。

 卓球は個人競技なので、練習相手や場所などの練習環境がある程度整っていれば本人のモチベーション次第で強くなれます。しかし普段の練習環境で一番大切なのは、そのチームの雰囲気です。必死になって頑張っているのが自分だけで、周囲が白けた雰囲気の中では、やがて心の中で燃えていた炎は消えてしまいます。周囲の雰囲気が活気づけば刺激を受け、そして刺激を与え、相互作用でチーム内は活性化します。

 チームの柱である主力選手は試合で勝つことももちろんですが、その主力選手たちが頑張っている姿が後を追う者たちの目標になることを考えると、手本となる普段の姿勢も求められます。自分たちもそうやって先輩たちの後姿を見て強くなれたことを考えると、チームに”恩返し”する義務があります。恩恵だけ当たり前のように受けておいて、自分は一切チームに還元しないのは許されません。

 プロ選手なら態度がどうとか、姿勢がこうとか言われても、結果さえ出せば評価されるでしょう。誰からも信頼されない人間性でも勝てば文句も言われないでしょう。

 つまり他人に対する思いやりの気持ちのない人間は、最終的には誰からも信頼を得られることはありません。

 世の中は持ちつ持たれつです。その掟を破る人間の居場所はありません。

6月18日(水)
発見!
 昨日の天気予報では午前中に雨が降り、午後からは上がる、とのことでしたが半日ずれ込みました。

 不景気の波は日本人の思考回路まで変えてしまう影響力がありますが、学校の部活動にもその影響は及んでいます。

 本校は公立高校なので、部活動に関わるお金はいわゆる”公金”です。県民の税金や本校生徒からの徴収金で、部費や公式戦の旅費等が賄われています。

 日々の練習で使うトレーニングボール、通称”トレ球”やゲーム練習で使う公式球、通称”スリースター”はその貴重な公金で購入します。

 世の中は慢性的なデフレで物価は下がりつつあります。しかし卓球用具は他に流用できるものがない独占的な市場だけにインフレが続いています。

 私が中学生の頃のラバーはバタフライのスレイバーやヤサカのマークVが主流でしたが、確か1,600円だったと思います。西飯先生も現役当時に使っていたアームストロングの表ソフトラバーの赤マークは800円という安さでした。それからどんどん値上げを繰り返し、現在スレイバーやマークVは3,200円、赤マークは今調べたら何と3700円!三十数年前はスレイバーやマークVの半額以下だった赤マークが、逆転するというミラクル!

 どれだけ景気が悪くなっても卓球用品の値下げはありません。なぜならラバーは卓球メーカーにしか作れない独占的商品だからです。どれだけ値上げしても「高いから買わない」ということができない消費者の弱みに付け込んだ価格設定なのです。ユニフォームなら別に卓球メーカーでなくても安くてカッコいいものがありそうなものですが、いつの頃からか試合で着るユニフォームは日本卓球協会公認マークがついていないと着れないというルールができました。テニスのスーパースター・ジョコビッチが試合で着るユニクロのユニフォームは3,800円!卓球の今ひとつ冴えないデザインのユニフォームは軽く8,000円はすることを考えても、協会とメーカーの癒着と言われても反論できないのでは?

 そういうこともあって選手たちは練習時に卓球のユニフォームを着る選手はほとんどいません。8,000円もする公認ユニフォームも、2,000円のTシャツも着心地は何ら変わりはありません。業界の異端児、ジュウイックが出している2,400円の公認Tシャツユニフォームが売れるのも納得です。

 ユニフォームは試合時のみなのでさほど影響はありませんが、ボールとなるとそうはいきません。

 各メーカーの出しているスリースターは何と一球280円!税込だと302円!ついうっかり踏みつけてしまえば吉野家の牛丼並盛が吹っ飛んでしまいます。

 ずいぶん回り道をしましたが、ここからが今日の本題です。

 本校の練習は基本的に一球40円ほどのトレ球を使用しています。スリースターとは品質が違うのは当然ですが、売価で6分の1という魅力には勝てません。しかしさすがにゲーム練習だけはスリースターを使用します。1ダースずつ買うより、10ダース箱が割安なので購入しますが、10ダース箱は30,240円プラス消費税!

 5月末に購入しストックしてありましたが、選手たちから「スリースターがなくなりました」とのことで出そうとしたところ、どこを探しても見当たりません。購入後に置いた可能性のある、部室、体育館用具庫、職員室、自宅、卓球場、車の中を探したものの見つかりません。「誰かに盗まれたか?」と疑心暗鬼にもなりましたが、こんなものを盗む物好きはいません。

 何せ3万円もする貴重品です。ついうっかり、で済ませられるものではありません。気になって気になって憂鬱で仕方なかったここ数日でした。

 ところが今朝、職員室の机上を整理しているとオーマイガッ!本棚の後ろにチョコンと見覚えのある箱が!そう言えば先月末に購入した後、体育館用具庫内では不用心に感じ、かといって机の上では邪魔なので、本棚裏のスペースに置いておいたような気がします。思わず写真を撮ってしまいました。

 たったそれだけのことを伝えるのに、恐ろしく長文になってしまいました。ロクなことがなかった長い一日でしたが、朝だけはハイテンションでした。

6月17日(火)
”門番”小河さん
 雨こそ降りませんでしたが曇りがちな一日。ねっとりと粘りつくような空気は湿度も高く不快です。

 男子の夕方の練習も最初は元気よくスタートするのですが徐々に疲れが見え始め、最後はなだれ込むようにゴールする感じです。

 さて、本校は高等女学校時代から含めると創立94年になります。卓球部の歴史も古く創部当時の卒業生の方は80歳近くになります。

 卓球部OB・OGも、分かっているだけで200名を軽く超える歴史を誇ります。卒業生の方々の物心両面でのご支援は本校卓球部を支える大きな柱です。インターハイに出場するとたくさんの卒業生の方々から経済的な援助を頂きます。先日のインターハイ予選時には数十名の卒業生の方々の絶大なる応援で後押しをしていただきました。現役プレーヤーの卒業生の方々には練習で胸を貸して頂いています。

 練習で胸を貸して頂く卒業生の中でも飛び抜けて先輩である、昭和59年度卒業の小河正樹さんという方が見えます。昭和59年度卒業と言うと私のひとつ年下です。高校時代には時々卓球場にも練習に来たというのですが私の記憶は定かではありません。

 現在は地元で自営業を営んで見えることもあり、毎日のように練習に来て下さいます。右ペン表の前陣速攻。この年齢の方々なら、自分の息子・娘の年齢の高校生と相対するなら、勝ち負け以前に”楽しんで”プレーされるものですが、小河さんはあくまでストイックで、ゲーム練習も”本気”で臨まれるので負ければ本当に悔しそうにされます。

 高校生たちも小河さんとの距離感に戸惑いながら、本能的に絶対負けたくない相手だということには気付いているようです。

 本校男子のゲーム練習は、大きく上下二つのグループに分けて行うことが多いのですが、下位グループは勝ち負けの差がプラス3になると上位グループへ昇格できます。小河さんはどちらのグループにも属さず、余っている者が胸を貸して頂きます。1,2年生を中心とした下位グループの選手には小河さんに勝ったら「プラス2」という特典があります。

 誰もが上位リーグに昇格したいところで、勝ったらプラス2というのは非常に魅力的です。しかしなかなかどうして下位グループの選手はほとんど小河さんには勝てません。最近では希少なペン表という戦型に戸惑い、自滅を繰り返します。

 こういいったやりにくい戦型の選手に対し、工夫をして我慢をして丁寧にプレーすることが下級生らにとって何よりも勉強になります。毎日のように小河さんと対戦して負けを重ね、悔しくて工夫を重ねて少しずつ点差が縮まってきます。

 インターハイのシングルスの代表にもなった3年生の楠井瑠偉は、以前は小河さんに全く歯が立たずになかなか上位リーグに上がれなかったのですが、今日は久し振りの対戦で完勝でした。こうやって小河さんを乗り越えることで自分たちの地位を把握し、確立していくのだと思います。

 入学して3か月の1年生たちも時々小河さんに勝つ選手が出てきましたが、”上位リーグの門番”は本気で悔しそうで、1年生たちは本当に嬉しそうです。逆にあと一勝で上位リーグ昇格という時に立ちはだかる小河さんに、毎晩のように泣かされる選手もいます。

 強くなりたかったらオレを乗り越えて行け!

 これも本校の伝統の力のひとつだと思います。

6月16日(月)
夜間練習の効能
 今週末から始まる東海総体に、今年は本校から卓球部とハンドボール部が出場します。

 今日は放課後に、その壮行会を開いていただきました。県総体前の壮行会と同じく、野球部による応援団のエールを頂き、校長先生と生徒会長の激励の言葉、そして全校生徒からの温かい拍手もいただきました。

 午前中の授業が終わり、ホッと一息ついて昼食を摂っている時に、体育館から野球部応援団の応援練習の大きな声が聞こえてきました。彼らも貴重な昼休みを、我々のために潰して準備してくれました。これで頑張らなかったら申し訳ない。

 ここ数年、当たり前のように行なわれるこのような全校を挙げての応援に心を揺さぶられます。”チーム白子”は卓球部関係者だけではありません。心強い限りです。

 さて、肝心の選手たちですが、壮行会の効果もあったのか、調子は上がってきています。今日の男子の練習は壮行会が押した関係で、夜間練習はナシにしようか迷ったのですが通常通りやることにしました。

 夕方の練習は学校体育館の室温も高く、他のクラブとの併用で何となく集中力を欠いてしまう練習になってしまいがちなのですが、夜間練習は卓球部のみの貸切です。室温も下がり、打球音のみが響く体育館での練習は選手たちの集中力もアップします。

 どんな状況であろうと頑張らなければならないのは当然なのですが、現実問題として夜間練習の方が明らかに練習効率は上がります。

 練習終了時刻が遅くなるというデメリットもありますが、あえて夜間練習を採り入れるのはそういう訳があります。

6月15日(日)
賑やかな一日
 気が付けば6月も半ば。最高気温は30℃近くまで上がりました。

 今日の学校体育館での男子の練習は賑やかなものでした。

 午前中は市内の大木中学の6名の選手が練習に来てくれました。現1年生の堀津有貴、遠藤佳奈、古田莉奈の出身中学ですが、顧問の先生や保護者らが熱心にバックアップするチームです。今日来てくれた選手たちの派手さはないものの丁寧なプレーは指導の賜物だと思います。

 また今日は、NTNの吉村さん、南さん、左路さん、日東電工の内田さんが来てくれました。来週に行われる全日本社会人予選に向けて、朝から一日ガッツリとやり込んでいました。午後は暑い中を高校生相手に一人五試合ほど相手をしていただきましたが、最後まで高い集中力で取り組まれていました。こういうピンポイントの集中力は見習いたいところです。

 高校生たちも社会人選手たちの頑張りに引っ張られて、好プレーが続出しました。相手が強い選手たちだけに思い切って望める分もあるとは思いますが、調子は上向きだと思います。

 土日に名古屋の愛知県体育館で開催される東海総体に向けて、この雰囲気を維持しながら調子を更に上げていきたいと思います。

 保護者の堀津さんからの差し入れアイスを頂いて、気分よく練習を終えることができました。

 社会人の皆さん、堀津さん、大木中学の皆さん、ありがとうございました!

※TOPICSに中部日本予選をアップしました

6月14日(土)
それって妥協だよね?
 今日も暑かったものの、湿度はそれほどでもない過ごしやすい一日でした。

 男子は午前中は体育館が使えなかったこともあり、午後からの練習でした。

 休養十分だったので出足は快調なスタート。手抜きする選手もなく、活気のある練習だったと思います。出足を飛ばしたこともあり、ゲーム練習に入った頃にはスタミナ切れの雰囲気になってきたので、異例ではありましたがゲーム練習の途中で休憩を入れて再スタート。そこからは頑張れたと思います。

 さて、インターハイ出場が当たり前で、目標が「インターハイで上位進出」というチームなら予選の終わったこの時期は、すでに「インターハイを前にした準備期間」と言えるのでしょうが、本校のように「まずはインターハイに出場する」というチームは、この時期の過ごし方が簡単ではありません。いわゆる”中だるみ”になってしまいがちです。

 例えば三重県はシングルスに関しては地区予選があります。本校の選手にとって地区予選は通過するのは当たり前で、そこで敗退することはまずないので、地区予選を通過したから安心するのではなく、「さあ、これから!」という気持ちになります。地区予選通過で達成感を感じる選手はいません。

 強豪校ならインターハイ予選がそんな感じなのだと思います。

 本校の選手たちもインターハイが近づいて来れば自然とモチベーションも上がるのでしょうが、それを待っていてはレベルアップは望めません。むしろここが頑張りどころです。ここで一息ついてしまうと、次に腰を上げるのが億劫になってしまいます。

 その気になれば頑張れるはずなのに、何だかんだと理由をつけて頑張れない理由を考えるのは愚の骨頂です。

 暑い?疲れた?調子が悪い?まぶしい?

 そんな理由で妥協するなら、わざわざ休みの日に卓球などする必要はありません。

 上手くいかない時に逃げる人間の明日はありません。

6月13日(金)
様々な条件
 「梅雨入り」の声を聞いた途端、いい天気が続きます。今日も最高気温は28℃と高かったものの、爽やかな風が吹き快適な一日でした。

 インターハイ予選が終わってからモタモタしていた男子ですが、ようやく以前のペースを取り戻しつつあります。

 勝ったら勝ったで安心してペースダウン。負けたら負けたで落ち込んでペースダウン。大きな試合の後の高校生は準備段階で頑張った反動もあり、その後が大変です。

 一昨日の練習後に厳しく迫った効果もあってか、男子は本来の地道に取り組む姿勢を思い出してきました。中学時代から強かった選手も、実績のなかった選手も地道に取り組めるのが今年のチームの”売り”です。昨秋の新人戦前に取り組んだ”シメの多球練習”に連日取り組んでいます。短い時間で濃密な練習ができるのが多球練習のメリットです。わずか3分ほどの時間ですが、気が付くと無我夢中でボールを追いかけている自分がいます。

 常にこのテンションで取り組むのが理想ですが、なかなか簡単ではありません。

 苦しい練習の最後だから頑張れる、夜も遅く他のクラブもいない静かな体育館だから頑張れる、日中の暑さも和らいだ夜だから頑張れる。様々な条件が重ならないと、いや、重なったからこそ無心でボールを追うことができます。

 1年生の3人組の台を中心に見ましたが、無駄な力も抜け高い集中力で取り組むプレーは、驚くほど高いレベルのプレーが噴出します。

 半年前の楠井や村上も確か最初はこんな感じだったと思います。

 様々な条件が重ならないとできないスペシャルなプレーが、スタンダードなプレーになった時がホンモノです。

6月12日(木)
西川先生!
 曇ったり晴れたり。最高気温は30℃だったようですが、体感温度はそれほどでもなかったように思います。

 さて、三年前の卒業生で日本体育大学4年生の西川千裕さんの教育実習も残すところ二日となりました。

 インターハイ団体予選直前から始まった教育実習だったので、こちらも余裕がなく、なかなか落ち着いて話をする時間もありませんでした。彼女も、「インターハイ予選の力になれれば」と言ってくれていましたが、さすがに実習が始まると自分の事で精一杯でした。でも結果からすると”勝利の女神”だったことは間違いありません。

 教員が第一志望ではなかった彼女でしたが、徐々に気持ちはこの仕事に傾いてきているようです。

 特に月曜日に行われた体育祭の盛り上がりを肌で感じて、子どもたちのパワーに心を揺さぶられ、一生の仕事として魅力を感じたと話してくれました。

 とは言っても、超難関の教員採用試験を潜り抜けないと正式採用とはなりません。それ相当の覚悟と決意がなければ、絵に描いた餅に終わります。

 今日は教育実習の総決算であるバスケットボールの「研究授業」に取り組みました。私も空き時間だったので体育館まで見に行きましたが、なかなかどうして立派なものでした。昨日も遅くまで「指導案」を作成し、今朝は早くから学校体育館で一夜漬けならぬ一時間前漬けのシュート練習に励んでいたとのこと。生徒を前に模範プレーのシュートも、一発目は失敗しましたが、プレッシャーのかかる二発目で成功させ事なきを得ました。

 バスケットボールの起源を話したり、グループごとのシュート競争でモチベーションを上げたりと、一生懸命な準備が功を奏し十分に合格点の研究授業でした。

 やはり小学生の頃から厳しい環境で競技に取り組んできて、数々の修羅場を潜り抜けてきただけあって、慣れないながらも「最終的には何とかなる」という余裕が感じられました。

 高校時代にこちらが感心するほどストイックに競技に打ち込んできた彼女の次なる目標は教員採用試験です。

 良い意味で楽観的で、かつ努力を苦にしない彼女ならやってくれそうな気がします。

 数年後の白子高校卓球部監督の候補がまた一人現れました。

6月11日(水)
大人の仕事
 水曜日はハンドボール部が夜間練習に使うので、学校体育館が19時までしか使えません。

 会議等で練習に行く時間が18時前と遅くなりました。

 インターハイ予選が終わって10日経ちますが、気掛かりなのは主力選手たちのモチベーションの低さです。

 緊張感から解放されある程度の反動はあると覚悟はしていましたが、選手たちの気持ちは一向にアガってきません。

 東海総体やインターハイに出場する予定のない1,2年生は、「次は自分たちの番!」という気持ちが前面に出た練習に取り組んでいます。インターハイ予選での主力選手たちの必死の姿を見て影響されたのは言うまでもありません。技術的には目を覆いたくなるようなレベルですが、「このモチベーションの高さなら…」、と期待させるものがあります。

 男子は部員11名のちっぽけなチームですが、下級生からすればインターハイ出場を勝ち取った先輩たちは憧れの存在です。上級生たちはその期待に応える義務があります。それは決して先輩風を吹かしたりするものではなく、「自分たちもいずれはああなりたい!」と思わせるものでなくてはなりません。

 上級生たちの活躍の裏には、たくさんの方々の支えがあったはずです。まだ自分が下手くそだった時に練習相手をしてくれた先輩たちがいたはずです。今となっては彼らに恩返しする術はありませんが、自分の後輩たちに自分の一生懸命な姿を見せることが恩返しになるのではないでしょうか。

 そうやって先輩から後輩へとバトンが託されていきます。

 かく言う私も西飯先生ご夫妻をはじめ、数えきれないほどの方々に育てていただきました。この仕事に就けたからには、選手たちを一人前の大人に育てることが、お世話になった方々の恩に報いる唯一の方法です。

 勝てば図に乗り、負けたら腐る。それが若輩の性であり、それを諌めるのが大人の仕事です。

 怒られる君たちも辛いと思うが、怒るこちらも辛いのです。

6月10日(火)
モッタイない!
 雨こそ降りませんでしたが、じっとりとした風は梅雨時特有の不快さです。

 インターハイ予選が終わってから、体育祭関係の日程で落ち着かない日が続きましたが、今日から腰を据えて取り組めそうです。

 練習前に選手たちに、現チームの主力である”東海総体組”と、1,2年生を中心とした”次世代組”が次に目指す目標について話をしました。

 東海総体組は組み合わせも決まり10日後に迫った東海総体に向けて、アクセルを全開にしなければなりません。レベルの高い東海ブロックで勝ち上がるのは至難の業です。しかし三重県1位で出場するからには団体戦ではベスト4を死守する義務があります。個人戦においても、いずれの選手も初戦から強豪選手との対戦が予定されていますが、選手たちに常々話す、「県外大会は自分の力を全国にアピールする絶好のチャンス」です。

 三重県内でどれだけ活躍してもあくまで”県内限定”の評価にしかなりませんが、県外大会で強豪選手に1回勝つだけでその選手の評価は”全国区”となります。極端な話、三重県内で無敗でも県外で勝てなければ、「三重県だから勝てるんじゃないの?」としか評価されませんが、1回しか出場していない県外大会で金星を挙げれば、県内無敗の選手より大きく評価されるでしょう。

 「東海総体はレベルが高いからどうせ勝てない…」で諦めるのはモッタイない!もちろんハードルは高く、可能性は低いのですが自分の名前を売り込む絶好のチャンスと考えるべきです。

 その考えを理解しているのか、東海総体組は気持ちに火がついたようです。また、次世代組も次のターゲットである1か月後の国体予選に向けてモチベーションが上がっています。

 稼ぎ時です。

6月9日(月)
体育祭
 6日(金)に予定されていた体育祭が今日に延期されました。

 ”快晴”まではいきませんでしたが、曇り空&風もあり、むしろ絶好の体育祭日和でした。

 ここ数年の本校体育祭は恐ろしいほどの盛り上がりを見せてくれます。事前(金曜日)の準備から文句のつけようのない完璧な準備から始まり、欠席者はほぼゼロ。早朝からの準備、時間通りの集合、激しく盛り上がる各クラスの入場行進、そして生徒代表の古市真暉の選手宣誓(写真参照)と、競技が始まる前から生徒たちのテンションも上がりっぱなしです。

 競技が始まると、高校生にありがちな”無気力”、”おちゃらけ”などできる雰囲気などまるでありません。むしろ周囲がどんどん盛り上がるので斜に構えていた生徒もどんどん引き込まれていきます。

 卓球部の選手たちも随所で活躍していました。前述の古市の選手宣誓に始まり、女子800mの尾ア佑菜の3位入賞、男子1000mの古市の優勝等の「普段からランニングをしているので長距離は得意」から始まり、リレー種目等でも活躍する卓球部員の姿がチラホラ見られました。クラブ対抗リレーの男子部門で阪亮介、辻智貴、大谷崚介、加藤成葉チームが制服姿の吹奏楽部と競り合っていた時にはどうしようかと思いましたが。

 卓球部員にとって、普段から走り慣れている長距離ならともかく、中途半端な100m前後の距離は苦手です。2m前後の距離の前後左右の動きなら負けないと思いますが、100mというとゴールが霞んで見えるほど遠くに感じます。

 結果はともかく出場していた全ての部員が勝っても負けても一生懸命走って、跳んで、笑顔で楽しんでいただけで満足です。

 慣れないお日様の下での直射日光は想像以上に疲れたと思います。

 インターハイ団体予選後、この体育祭に向けて慌ただしかった校内も明日から落ち着くと思います。天気予報を見ると雨続きですが、再来週に控える東海総体に向けて再スタートを切らなければなりません。

 さあ、明日からガッツリやり込みます!

6月8日(日)
中部日本一般予選
 今日も体育館内は蒸し風呂のような暑さ。でもまだ暑くなるのはこれからです。

 昨日に引き続き中部日本予選。今日は一般シングルス、ダブルスの予選です。

 3年生が出場する一般シングルスは後藤杯への予選通過枠が16名、ダブルスは16組、中部日本への通過枠はシングルス48名、ダブルス32組です。

 女子シングルスは大西真由が予選免除で両大会へ。勝山莉奈も両大会へ、武馬明穂は中部日本への出場権獲得。

 女子ダブルスは大西・繿コ組が予選免除。武馬・勝山組、尾ア・植村組、前田・遠藤組、萩・古田組がベスト16まで進み両大会への出場権獲得。

 男子シングルスは古市、楠井、村上が予選免除で両大会へ。安田佑紀が中部日本への出場権獲得。

 男子ダブルスは古市・辻組、楠井・村上組が予選免除。福森・加藤組が中部日本への出場権獲得。

 参加人数も少なかったシングルスはともかく、ダブルスは女子の次世代の選手層の厚さが目立ちましたが、男子は逆に厳しい結果に。夏のインターハイが終わると新チームに切り替わりますが、男子は他校と比べても戦力的に差をつけられていると言わざるを得ません。ここから秋までにどこまで追い上げることができるのか?幸い選手たちのモチベーションは高いので、正しい道を進めば挽回も可能ですが、道を誤ると苦しくなります。

 まだまだこれからですが、余裕はありません。自分たちの順番が回ってくるまでにいかに助走をつけられるかが勝負です。

6月7日(土)
中部日本J予選
 昨日と同じような天気。梅雨そのものです。

 今日は津市体育館で「第66回中部日本卓球選手権大会兼第43回後藤杯卓球選手権大会三重県予選会ジュニアの部」が行われました。本校からは予選を免除となった男子1名、女子2名を除く、男子6名、女子8名がエントリーしました。

 この試合は、7月19日〜21日に三重県営サンアリーナで開催される中部日本選手権と、9月13日〜15日に愛知県体育館で開催される後藤杯の予選です。ジュニアの部の予選は高校1,2年生で争われます。中学3年生も対象になりますが、中学3年生の予選は6月21日、22日に津市体育館で行われます。試合はベスト16まで行ないました。16に入ると後藤杯へ、48に入ると中部日本へ駒を進めることができます。

 高校3年生はこの試合から一般の部になります。1,2年生だけで争われるので秋以降の新チームの戦力を占う初戦とも言えます。

 男子は大谷崚介Aと堀津有貴@が16に入り、予選免除の辻智貴Aとともに後藤杯と中部日本の出場権獲得。福森日人@、加藤成葉@、阪亮輔@が32で中部日本の出場権獲得。

 大谷と堀津は途中モタつきながらも危なげなく予選突破です。技術は明らかに上達していますが、まだ練習時の力を発揮できていません。本番の試合をイメージした練習になっていない証拠です。しかしこういった本番の試合を数多く経験しながら少しずつ”コツ”を覚えていくのだと思います。まずは合格点です。1年生の三名はまだやはり実力不足です。彼らも技術の上達は目を見張るものがありますが、修正すべき点も数多くあります。秋の新人戦までに間に合うか?現時点では県下3〜4位のチーム力と言わざるを得ません。

 女子は尾ア佑菜A、樋口桃佳A、萩里佳子@、畑中みう@、遠藤佳奈@が16に入り、予選免除の繿コ菜月A、植村有華@とともに後藤杯と中部日本の出場権獲得。前田奈津子A、古田莉奈@が32で中部日本の出場権獲得。

 尾ア、樋口、萩、畑中、遠藤は危なげなく。前田はシード選手に迫りましたがあと一本及ばず。古田は丁寧にプレーしてこれまたシード選手と接戦でしたが惜敗。女子は他チームとの実力差が大きく、あまり接戦にはなりませんでしたが、全体を通して見ると、特に1年生では他校を引き離している感があります。先週のインターハイ団体予選では1,2年生が健闘しましたが、ライバル校も1,2年生が主体なだけに、トップチームは僅差の争いが続きそうです。

 まずは”小手調べ”の試合が終わりました。ここから新チームのメンバーたちの中から劇的に強くなる選手が現れると思います。

6月6日(金)
ハードな一日
 早朝は雨が降っていましたが、その後は曇り空。本来なら今日は体育祭でしたが、昨日の雨の影響で延期となりました。

 現時点での予定は、体育祭は月曜日に行われます。よって今日はリハーサルおよび準備です。

 学校が荒れていた十数年前は体育祭となると欠席する生徒が続出してヒドい有様でしたが、ここ数年の本校の体育祭は恐ろしく盛り上がります。保護者の皆様、必見ですよ。

 今日はリハーサルにもかかわらず生徒たちのテンションは上がりっぱなしでした。もはや”名物”となった各クラスの入場行進。これも得点となるので今日のリハーサルでは手の内を隠すクラスもあるほどです。その後は体育館に場所を移して「クラス旗」の発表会。工夫を凝らしたクラス旗は芸術の域にも達するクラスもあります。全校生徒の前で披露した後は全校生徒による投票で、これまた得点を争います。午後からは各種目を体育館のスクリーンを使っての説明会。全員でそれぞれの種目の共通理解をはかります。最後は全校生徒がそれぞれの役割を分担する各係打ち合わせ。グラウンドの準備から招集、出発、計時、記録等々。

 白子高校の生徒の、白子高校の生徒による、白子高校のための体育祭を体現しています。

 曇り空だったのが幸いしたものの朝からハードな日程で選手たちもクタクタだったと思いますが、夕方からの練習も、明日に控えた中部日本予選を前に手を抜く選手はいませんでした。途中で卒業生の小川翔さんのお父さんが生唾モノのパンの差し入れをして下さり(写真参照)、栄養補給後は更に頑張れました。本当にありがとうございます!

 3年生抜きでの試合は、この中部日本予選が初めてです。各校新戦力のお披露目です。

 期待したいと思います。

※TOPICSにインターハイダブルス・団体予選をアップしました

6月5日(木)
「まだお休み?」
 雨、雨、雨、雨。このままでは体育祭は7月頃になりそうです。半袖でじっとしていると肌寒い気候は練習には最適です。

 インターハイ団体予選が終わって四日が経ちましたが、人間とはつくづく感情で生きるものなんだと痛感しています。

 団体予選では出番のなかった1,2年生は先輩たちの頑張りに刺激を受け、「次はオレが!」という気持ちでモチベーションがどんどん上がっています。都合の良いことに週末には中部日本予選が控えており、鼻息荒く練習に取り組んでいます。

 一方で心を削るような一か月に及ぶインターハイ予選を戦い抜いた主力選手たちは抜け殻のように、燃え尽きた灰のようになってしまっています。

 私自身は、大きな山を越えた安堵感はありますが、インターハイ本大会より更にその先に控える新チームのことを考えると、ウカウカしてはいられません。「気を引き締める」作業をしなくても気が引き締まります。

 もう少し若い頃なら、気の抜けた選手らを見て怒り狂っていたと思いますが、練習後にやんわりと注意したにとどめました。怒れば表面的には頑張るのでしょうが。

 去年のこの時期の日記を見たら、「まだお休み?」とありました。

 今年のチームは”昨年並み”?

 それとも”昨年以上”?

 はたまた”昨年以下”?

6月4日(水)
IT化の功罪
 実際のところ梅雨入りでしょ。

 さて、IT(情報技術)の発達により世の中はどんどん便利になっていきます。卓球界とて例外ではありません。インターネットの普及でトップ選手のプレーを手軽に見られるようになったのはその良い例です。

 そして大会運営などに携わる我々高体連や卓球協会の仕事もIT化により、より早く、より正確にできるようになってきています。この日記でも度々紹介しますが、三重県の高校生の試合の組み合わせは数年前からジュニアポイントランキング制度という、試合結果をポイント化してランキングを決め、その順にシードを置く制度を導入しています。これにより組み合わせは、作る人の主観が一切入らない公明正大なものになりました。これもパソコンを利用することによりランキング表を簡単に作れるようになったITの成果です。

 また、シードを決めた後の組み合わせも以前は全て手作業で、各学校の選手が偏らないよう振り分けたりするのに大変な労力を要しました。何百人も出場する大会の組み合わせは、役員が何人も集まって一日仕事でやっていました。しかしそれも現三重県高体連専門委員長の天白先生が作成された組み合わせソフトのおかげで、データを入力さえすれば瞬時に正確で平等な組み合わせができるようになりました。

 試合の申し込みについても以前は各学校から郵送していましたが、メールで申込書を添付するようになり、今年から三重県卓球協会の試合はHPから直接、申し込みフォームに入力して申し込むやり方になりました。

 週末にある中部日本選手権予選もその方法がとられ、昨日の火曜日に組み合わせが作成され高体連のHPで公開されました。

 ところがシステムに一部不具合が生じ、申し込んだはずの一部の学校のデータが抜け落ちていることが分かりました。今日はその後始末で、公開した組み合わせを削除→お詫びの文書の掲載→各支部長から各校へ報告→正確な参加者名簿の作成→昨日決めたシード選手以外の組み合わせの再作成→各支部長へのチェックを受けるため組み合わせを発送、という作業でてんてこ舞いでした。

 IT化は便利なだけについつい全てを委ねてしまいがちです。その下準備と事後確認は人間の目でしっかりとチェックすべきだと反省させられました。

 明日には新しい組み合わせがHPにアップできると思います。

 でもまたミスが見つかるのではないかとビクビクしているのが現状です。

6月3日(火)
更なる高み
 朝からどんよりした曇り空。夜になると雨がポツリポツリ。天気予報では週末まで雨が続きそう。金曜日の体育祭は厳しいかも。

 今日は午後から週末の土日に行われる「中部日本選手権兼後藤杯三重県予選会」の組み合わせ会議が行われました。

 中部日本選手権の本大会は7月19日から21日に三重県営サンアリーナで行われます。後藤杯は9月13日から15日に愛知県体育館です。

 中部日本予選のジュニアの部は高校2年生以下で行われる今年度最初の大会です。同じく一般の部は高校3年生以上で行われる今年度最初の大会です。

 インターハイ予選を終えたばかりですが、1,2年生は新チームとして最初の大会に臨むことになります。秋に控える新人戦(全国選抜予選)に向けて最初の関門です。これから徐々に新チームの戦力が浮き彫りになってきます。本校男子は3年生が主力だけに秋以降が厳しい戦いになると予想されますが、最初のこの試合でどのような結果になるか興味津々でもあります。

 一方の3年生はもう一般の部に出場しなければなりません。まだ国体やインターハイ、8月の三重県高校選手権などは高校生同士の争いになりますが、徐々に”大人の部”にカテゴライズされることになっていきます。まさに大人と子どもの境界線上にいる立場です。卒業後も競技を続ける者にとっては汽水域である最初の大会となります。

 会議が終わり練習に行けたのは終了直前で、三年生の村上稜二が中学三年生の口地輝季さんとゲーム練習に臨んでいました。最後のセットしか見られませんでしたが、私が村上を二年と少し見てきた中でいちばんキレのあるプレーだったと思います。大きな山を越え、良い意味で肩の力の抜けた素晴らしいプレーでした。「一つの大きな山を越えたなら、次の高みを目指して再スタートするのが成功する人間」と話をしたことを見事に実践していました。インターハイ予選を終えたばかりですが、さすがに昨日のミーティングの後にあからさまに気の抜けた者はいないと思います。明日からは練習もしっかりと見られると思います。楽しみです。

6月2日(月)
再スタート
 感動の激戦から一夜明けた今日は梅雨入り前とは思えない蒸し暑い一日でした。

 男子はミーティングからの再スタートでした。

 結果が良かった時はついついそのままにしてしまいがちですが、結果の如何にかかわらず振り返らないと進歩は望めません。今回の男子は高田戦以外はあまり競り合いにならなかったので、ポイントを探すのが難しかったのですが、高田戦の三試合が全てを集約していたような試合だったので、それを中心に話をしました。

 結果的には勝利に結びつけることができましたが、内容的には紙一重でした。紙一重ながら勝てたのは勝負どころでのプレーが相手を上回った部分があったはずです。技術的にはもちろん、精神的、そして戦術的にもポイントがあったはずです。逆に紙一重になってしまったのにも訳があるはずです。もう少し抑え込むことができなかったのか?それができなかったのはなぜなのか?

 今回の試合が引退試合ならあまり深く掘り下げる必要もありませんが、まだまだ戦いは続きます。次も笑顔で終えたいならしっかり振り返らなければなりません。

 以前は私から口頭で話すのみのミーティングだったのですが、昨年からパワーポイントを使ってやるようにしています。まだ完全には使いこなせていませんが、視覚的効果があると選手たちもより集中して聞いてくれるように感じます。いずれは動画も使ってみたいと思います。

 金曜日には体育祭が控えており、学校内は慌ただしい雰囲気になっています。盛り上がるのは大いに結構なのですが、試合後にいつまでも足が地に着かない状態で過ごすと本質を見失ってしまいます。そこも選手たちに話をしました。

 意識の高いチームの時は、間違っても足を踏み外しません。しっかり地に足を着けて再スタートを切りたいと思います。

6月1日(日)
男女アベック優勝!
 卓球に携わって37年、指導の仕事を始めて26年になり、卓球の全てを分かったような気がしていましたがまだまだ全く分かっていませんでした。

 女子はGW中にあったシングルス予選で2位から5位を独占され、一昨日のダブルス予選では1位から3位を占められ、贔屓目に見ても絶体絶命と思われた団体予選を驚異的な試合で何とストレートでライバルを降して20年連続29回目の優勝を成し遂げてくれました。

 ベスト4からのリーグ戦を抽選の結果、初戦で対戦することとなった皇學館戦。トップは繿コ菜月A。シングルス予選で優勝を果たした彼女の相手は、その優勝を決めたリーグ戦で唯一黒星を喫した相手エースとのガチンコ対決。トップに出ればこの対戦になるのを承知で勝負に出ました。出足から持ち前の強気の両ハンドドライブ強打で主導権を握ります。繿コの気迫と、観客席を埋めた大応援団の後押しで一気に流れを引き寄せます。そのまま相手につけ入るスキを与えず8,8,6の完璧な試合でエース対決を制してくれました。同時並行の2番に大抜擢されたのは新入生のカットマン、萩里佳子。シングルス予選で代表となった同級生ライバルとの対戦となりましたが、こちらも出足から堅実な守備と思い切った攻撃でポイントを重ねます。中学時代に強豪・塩浜中学の団体戦で揉まれているだけあって、団体戦の戦い方のコツが分かっていました。場内の雰囲気の波にうまく乗って8,8,7で貴重な貴重な星を挙げてくれました。こうなると勢いは止まりません。ダブルス予選で完敗だった相手に大西真由B・繿コ組は強気で立ち向かいます。苦しくなると弱気なプレーに終始してしまっていたキャプテン大西がチーム全体の気持ちを代弁するかのような積極的なレシーブ、三球目で終始ペースを崩さずに3-1で抑え込んで歓喜のまま勝負と見られた初戦をまさかまさかのストレートでモノにしました。

 続く紀南戦では堅実なプレーでチームを支え続けた武馬明穂Bが快調なプレーで先制点。2番の繿コ、ダブルスと相手を寄せ付けず3-0で完勝。最終戦の高田戦では植村有華@、繿コ、ダブルスと一気の寄りで勝負を決めました。

 男子は女子とは逆に、個人戦で上位を占めて「負けられない」というプレッシャーとの戦いでした。シングルス予選では1,3,4,5位と上位を占めて臨んだ一昨日のダブルスでは一転して優勝をさらわれ、気持ち的にはほぼ五分に押し返されて臨んだ団体戦でした。

 初戦の四日市工業戦は”団体戦男”の村上稜二Bがキッチリと先制点。技術はもとより、大舞台でも普段の力を発揮できるメンタルが強みです。言うまでもなく普段の練習に対する取り組みの姿勢の賜物です。続くエースの古市が相手エースをシャットアウト。ダブルスもスキのない試合運びでまず一勝。二戦目は勝負どころの高田戦。トップはお互いに申し合わせたように古市真暉Bと相手エースとの対戦になりました。古市が県内で唯一苦戦を強いられる相手との対戦ですが、昨年11月の県新人戦のトップで敗れているだけにリベンジを目指します。1,2セット目は接戦にはなるものの、要所を抑えたプレーで2セットを先取。かつてもこのようなワンサイドゲームになりそうな流れからセットオールに押し返される試合が何度もありましたが、さすがに今日は大丈夫、だと思いましたが…。開き直った相手が少しずつペースを取り戻すのに対して、丁寧に攻めるプレーが裏目に出始めます。気が付けば5セット目の1-3でタイムアウト。ようやく冷静さを取り戻し相手の様子を見ながらのプレーが功を奏し逆転に成功します。その後も相手のファインプレーで盛り返されるものの落ち着いて自分のプレーを貫いた古市が9本で締めてビッグポイントを手にしました。並行で行われた2番の村上は、昨年11月の県新人戦で勝ったと同じ相手と再戦。シングルス予選でも勝っていただけに相手も対策を講じており、受けに強い村上に対して無理に攻めない戦術で対抗されます。1セット目は完勝したものの2セット目は完敗。勝負の3セット目は接戦の末、9-9、10-9、10-10、11-10、11-11、12-11、12-12とあと一本が遠い展開。しかしそれでも逃げずに立ち向かい、14-12で値千金のセットを奪います。すると4セット目はワンサイドゲームで、並行開始の古市より先に先取点をゲット。2-0リードで迎えたダブルスは個人戦の時とは一転して終始ペースを握り、5,7,11で押し切って大きな山を越えました。最終戦の紀南戦では村上、古市、ダブルスト危なげなく勝って優勝を決めました。

 今まで何度も団体戦で応援の後押しで助けられてきましたが、今日ほど応援のありがたみを感じたことはありません。観客席には女子の20年連続を願う西飯先生の女子の教え子たち、古くは最初の教え子である平成4年の卒業生から、昨年度の卒業生までの数十名が集まり、会場を揺るがす大応援を繰り広げてくれました。よく”伝統の力”と言いますが、現役の選手たちにとって20年前のことなど生まれてもいないのだからイメージすることすらできないはずです。自分たちからすればお母さんのような年代の方々から支えられ、守られている安心感の中でプレーできたアドバンテージは絶大でした。

 叫び、飛び上がり、拳を振り上げ、鳥肌が立ちっぱなしの今日の日を、選手たちは決して忘れないことでしょう。来る日も来る日も心身をすり減らしながら練習に取り組み、汗を流し、涙を流し、怒られて、ケンカして、悩んだ日々の総決算でした。

 心の底から感謝の気持ちがあるなら、この先も自分でできる限りの努力で応えてもらいたいと思います。

 保護者に皆様、卒業生の皆様。本当にありがとうございました!