白卓日記 ‘14  1月   前月へ! 次月へ!    
1月31日(金)
卒業してゆく3年生F
 佐藤綾香は桑名の若草クラブの出身です。卒業生の長澤玲奈さん、岡田泰典さんらとともに、村上純・環さん夫妻が手塩にかけて育てて下さった選手です。

 入学当初からどんな技術も一通りそつなくこなす選手でしたが、「何か」ひとつ個性が欲しいところでした。そこで取り組み始めたのが”しゃがみこみサービス”でした。このサービスはもろ刃の剣で、ミスなくコントロールするだけでも大変です。更に三球目の待ちも難しく、ただ出せるようになるだけでは試合で使えません。

 その成果が形になって表れたのが2年生のインターハイ予選でした。最終リーグの10名中6名が本校選手という厳しい同士討ちを2勝3敗と絶体絶命のところまで追い込まれましたが、他校との残り4試合を全勝して念願の代表に入りました。彼女のもうひとつの個性である、試合時の激しい闘志で苦しい場面を乗り切りました。

 その後も団体戦のレギュラーとして活躍し、全日本ジュニアや東京選手権の代表まであと一歩と迫りましたが、故障も続いて残念な結果となりました。

 卓球台に入ると気迫を前面に出して闘う様は近寄りがたい雰囲気がありますが、普段はいつも人懐っこい笑顔を絶やしません。調理実習で作った料理やお菓子をよく私のところへ届けに来てくれました。

 卒業後は作業療法士を目指して専門学校へ進みます。作業療法士はケガや病気等で障害を負った人に、様々な作業等を通して日常的な動作ができるようリハビリを行う仕事です。

 しゃがみ込みサービスを苦労の末マスターした経験は、きっとその仕事にも生きるはずです。

1月30日(木)
この時期は
 三日続けて「卒業してゆく3年生」だったので、「今日はいよいよ自分か?」とドキドキしながらクリックした3年生、残念でした。

 今年度最後の県内個人戦である学年別大会が終わった1,2年生。

 2月には9日に理事長杯団体戦、14日〜16日に大阪選手権、3月には12日〜16日に東京選手権、そして26日〜28日に全国選抜と続きますが、この時期は春から始まる新シーズンに向けて準備する重要な時期でもあります。

 それぞれの選手は自分が取り組むべき課題がはっきりしているはずです。

 先日、サッカーの本田圭佑選手がなぜ成功したのか?を紹介しましたが、本田選手のように選手としての最終的な目標を持つのも大切ですが、それは短いスパンで小さな目標を掲げてそれを少しずつクリアし続けた結果でもあります。

 そいういった小さくて身近な目標がないと、今日はどんな練習をするのか?と問われた時に、「う〜んと、とりあえず一生懸命練習する」としか答えられないと思います。

 例えば、腕立て伏せが30回くらいしかできない選手が、「今日は35回頑張る!」と目標を立てれば、30回を過ぎて心が折れそうな時にも、「あと5回!頑張るぞ!」と思えるでしょうが、「とりあえず頑張る」という目標だと、30回になった時、「よし、今日はこれくらいでいいか」と思ってしまうでしょう。

 今日はそういう話を、ある選手としました。

 本気でとことん卓球にのめり込めないのは、はっきりとした目標がないからです。まずは目標を明確にし、何が何でもその目標を達成できるよう計画を立てるべきです。それでも頑張れないなら、競技として卓球に取り組むのに向いていません。レクレーションとして卓球を楽しむべきです。

 大阪選手権、東京選手権、全国選抜など、大きな試合に出場する予定のない選手は今一度、自分を見つめ直す時期に来ています。

※TOPICSに全日本選手権をアップしました

1月29日(水)
卒業してゆく3年生E
 中学時代の土性祐成を知っている人で、彼が本校で卓球を続けることに賛成した人は皆無だったそうです。

 「時間が守れない」だったり、「雨が降ったら休む」など、自由気ままにやってきた彼が本校を志望した時、周囲の人たちは、「絶対にムリ」と思いました。私もその噂を聞いていたので、入学式当日に卓球部の説明会に現れた彼に、「悪いけど君を知っている人たちで、君が本校で卓球を続けることができると思っている人はいない。途中で辞めるとお互いにイヤな思いをするから、考え直した方がいいんじゃない?」と話をしました。

 それでもどうしても、という彼に、「じゃあ、一回でもサボったら即退部ね」と約束をしました。

 すぐに音を上げると思っていましたが、サボるどころか毎日のように自主練習にも取り組みます。小学生時代から彼を知る先輩の岡田兄弟に問いただすも、「僕たちの方が驚いています」とのこと。

 何が彼をそうさせたか分かりませんが、持ち前のボールセンスに磨きがかかり徐々に輝きを増してくるのに時間はかかりませんでした。2年生の全日本ジュニア予選を突破してからは、主力選手として団体戦でも単複に出場し、東海選手権ジュニアの部では名電の選手に勝ってランクイン。三重県選手権で入賞して東京選手権に出場、インターハイ予選もシングルスで代表になるなど個人戦でも活躍しました。

 卒業後の進路は進学か就職かを最後まで迷いましたが、最終的にはホンダ関連の大企業に就職が決まりました。

 中学から高校に進んだ時に周囲を驚かせたように、高校から社会人になって周囲を驚かせる彼の活躍を期待します。

1月28日(火)
卒業してゆく3年生D
 松本ゆきみは岐阜・中津川出身です。

 高校入学時は個性のない平凡な選手でしたが、バック面を粒高系の一枚ラバーに変えて勝てるようになってきました。

 速い打点のフォアハンドと変化の激しいバックハンドで主導権を握り、競っても淡々と試合を進めるメンタルが相まって、2年生のインターハイ予選で苦しみながらも準優勝しました。更に全日本ジュニア予選も突破し、本大会ではエリートアカデミーの選手に勝つなど、同士討ちが多い県内の大会より、県外の大会で強さを発揮しました。団体戦でも2年生の夏からレギュラーに定着し、貴重な勝ち星を挙げてくれました。

 普段の彼女はまさに天然キャラで、人の話を聞いているようで全く聞いていなかったり、会話をしていても的外れな答えが返ってきたりということは日常茶飯事でした。しかしそれだけにチーム内では皆に愛され、上級生になっても下級生から気軽に話しかけられる存在でした。

 そんな彼女ですが、勉強にかけては地道に頑張れるタイプで、定期テストでは常に学年トップを走り続けました。テスト前の勉強会にも常に参加し、黙々とやるべきことを妥協せずにやり遂げました。

 卒業後は以前から興味のある心理学の勉強をするため愛知県内の大学に進みます。受験のため中断していた卓球も再開しました。

 将来は心理学者?カウンセラー?いずれにしても今の彼女からはイメージし辛いのですが、彼女のことです。淡々とマイペースを崩さず目標を達成するのでしょう。

1月27日(月)
卒業してゆく3年生C
 今村天は、今や三重県の名門・塩浜中学から来た最初の男子選手です。

 個人競技である卓球を志す者は、どうしても”個人主義”な人間になりがちなように思います。そういった点では彼は”卓球に向いていない”のかも知れません。

 とにかく何事も一生懸命です。自分の事にも一生懸命ですが、そういった人間はどこにもいます。彼の立派なところは”他人のために汗を流すことができる”ことです。とにかく気が利きます。

 最近の若い者は、と言うと歳を取ったと言われそうですが、とにかく最近の若い者は個人主義です。彼のような存在は、「点数稼ぎのためにいい格好して」と疎まれがちですが、彼は純粋に他人の役に立つことに喜びを感じることのできる稀有な存在でした。

 もちろん、練習も一生懸命取り組みます。思ったようなプレーができずにアツくなることもしょっちゅうでしたが、とにかく一生懸命でした。

 彼が試合で活躍した記憶はほとんどありませんが、2年生の東海選手権県予選のダブルスの部のことはよく覚えています。前日のジュニアの部で、地元開催の利を生かしベスト64で初めて県代表となった翌日のことでした。彼のパートナーは現2年生の安田佑紀です。安田は前日のジュニア予選で本校でただ一人、予選突破できなかったのでダブルスで落ちれば一人で留守番となります。ただ、ダブルス予選といっても1回勝てば代表になれるという状況です。試合が終わって私のところに報告に来た二人ですが今村は号泣していました。同時進行で本校の選手たちがたくさん試合をしていたので、彼らの結果は知りませんでしたが号泣する今村を見て、結果は推して知るべしです。ところが聞いてみると、勝って予選通過とのこと。涙の訳を聞いてみると、「昨日、予選を通れなかったのが安田だけだったので何とかしてダブルスだけでも通りたいと思っていたので」と、泣かせるセリフを吐いてくれました。

 こんなベタなことを自然と言えることが、彼の全てを表しています。

 恐らく卓球部員で初めてと思われる生徒会会長をも務めた彼は、卓球部のみならず白子高校の中心人物でした。卒業後はこれまたビックリの旧国鉄に就職が決まっています。電車に乗っていて困ったことがあって、近くの駅員さんに助けを求めたら非常に誠実に対応してくれて感激した、ということがあったら、「もしかして今村天かも」と考えてしまいそうです。

1月26日(日)
3年生送別会
 冷たい風の吹く寒い一日でした。

 今日は静岡・浜松学芸高校が練習試合に来て下さいました。女子の選手が中心でしたが、男子の選手も一名来て下さって合同練習ができました。顧問の内藤先生と指導方法などについてたくさん教えていただき、こちらも有意義な時間を過ごさせていただくことができました。

 夕方からは1,2年生の保護者の方々主催で3年生の送別会が行われました。高校生、保護者、中学生など総勢60名を超える人が集まり、三年間頑張り通した3年生たちにエールを送りました。また3年生たちからも感謝の言葉や、卒業後の決意表明などもあり楽しくも感動的な会になりました。口々に「白子高校へきて良かった」と言ってもらえたことが何よりでした。

 今週の卒業テストをもって、実質的な高校生活に別れを告げる3年生たち。残り少ない高校生活をしっかりと修めて3月1日の卒業式を迎えてもらいたいと思います。

1月25日(土)
学年別大会
 伊勢の県営競技場体育館で「平成25年度三重県高校新人卓球大会個人の部(学年別)」が開催されました。本校からは予選免除となった者と地区予選を通過した者とを合わせて部員全員が出場しました。

 女子1年生の部は繿コ菜月が準優勝でした。三重県選手権2位、全日本予選3位からすると満足のいく結果ではなかったはずです。第3位には尾崎佑菜が入りました。準決勝では優勝した選手にセットオールまで迫りましたが一歩及ばず。健闘と言えば健闘ですが、三重県選手権でも優勝した選手に”一歩及ばず”だった結果を「惜しかった」と考えるか、「相変わらず」と考えるか。現状に満足していては”一歩及ばず”のままです。足らない部分が何かを本気で考えることが望まれます。他では樋口桃佳がベスト8でした。

 男子1年生の部は本命の辻智貴が優勝。三重県選手権の準優勝に続いて結果を出しました。優勝を狙っての優勝は口で言うほど簡単ではありません。地力がついてきた証拠ではありますが、決勝戦でセットオールになるなど、本物の強さまでは心技体の課題は山積です。他では大谷崚介がベスト8でした。

 女子2年生の部は大西真由が準優勝。今回もセットオールまで迫りましたが…。勝ちに対する貪欲さは周囲も認めるところですが、足りない部分は技術ではなく気持ちの問題か。しかし努力を続ける姿勢がブレなければ、ハッピーエンドで終われる可能性は高くなります。山岸芽以と武馬明穂は3位入賞。山岸は三重県選手権での失敗を取り返す結果でしたが、これで満足はしていないはず。武馬も大西との同士討ちに散りましたが、この結果を”最低限の仕事”と捉えられれば、次にも期待が持てます。他では勝山莉奈がベスト8でした。

 男子2年生の部は大本命の古市真暉が優勝。決勝では1セット目を取られて2セット目もリードを追い上げられて冷や汗をかきましたが、3−2ではなく3−1で抑えたところは評価されるところか。いずれにしても目線は全国大会の結果に向いているはずです。第3位には楠井瑠偉。昨年は大健闘の3位でしたが、今年は「悔しい」3位でした。技術はもとより精神的に成長の跡が見られる結果は、最後のインターハイ予選に期待を持たせます。他では村上稜二がベスト8でした。

 昨年度優勝の1年男子・古市と、2年女子の吉田礼楽のカップを返還し、1年生男子の辻と、2年男子の古市のカップを持って帰ってきました。全体としては大きな取りこぼしもなくまずまずの結果でしたが、優勝した二人以外は、「これで満足」と思った者は一人もいないと思います。

 足りなかったものは何だったかを本気で考え、それを補うには何が必要かを本気で考えなければ次も同じ結果です。

 本気で考えましょう。

1月24日(金)
明日は学年別
 卒業間近の芥佳子と佐藤綾香が「デコロール」なるものを持ってきてくれました。デコレーションロールケーキの略だそうです。フルーツたっぷりのデコロールは甘さ控えめ、スポンジしっとりと、三年間生活創造科で鍛えられた腕は伊達ではありません。生活創造科で学ぶ彼女らは今日が最後の調理実習でした。

 現役選手たちは明日行われる学年別大会に向けての最後の調整です。

 上につながる大会ではないこともあり選手たちもそれほどプレッシャーを受けているようには見えません。

 しかし選手たちのここ最近の様子から、充実した取り組みを見せる者と、”軽く”取り組んでいる者とに分かれているように見えます。

 後者の”軽く”は、”明るく”とか”元気に”にも見えなくはないですが、私の目には紙一重ながら”軽く”に見えます。もちろんこれが杞憂に終わることを望みますが…。

 今年度最後の県内個人戦である学年別は、伊勢の県営競技場体育館で行われます。

1月23日(木)
卒業してゆく3年生B
 今年度の女子卒業生は7名いますが、入学式後に入部してきたのは北川育美だけです。

 本校部員の多くは本校で卓球がやりたくて受験する者が多いのが現実です。しかし稀に入学が決まってから門を叩く者がいます。これらの生徒は、全く休みなくほぼ毎日のように夜遅くまで練習するという本校卓球部の活動内容を説明すると、きまりが悪そうに引き上げるのが常ですが、中には彼女のように、「絶対頑張りますから」と入部を決める者もいます。

 実際に練習に参加してみると確かに他の部員との技術の差は歴然でした。しかし全く臆することなく、ひたむきに練習に取り組みました。前向きで積極的な姿勢は3年間変わることなく続き、ちょうど一年前の学年別大会では、中学時代は雲の上の存在だった選手に勝ってベスト16に入るなどの活躍を見せてくれました。

 本校の卓球部は気楽に卓球を楽しむには向いていないと思います。卓球が好きでも中学時代の実績にある程度の自信がないと及び腰になってしまいがちです。でも彼女を見ていると、ただ純粋に卓球が好きというだけでも十分頑張れることが分かります。

 中学時代の実績も、持って生まれた才能も、「卓球が好き」という気持ちの前では大したアドバンテージには見えません。

 卒業後は「体を動かすのが好き」なのと、「小さい子どもが好き」というシンプルな理由で、体育系の保育専門学校に進みます。

 ”計画的”とか、”賢い生き方”などという大人の打算的なライフスタイルを根本から考えさせられる彼女の考え方が、実はいちばん大切なように思わせる魅力を持った選手でした。

 彼女のような、「裏表のない先生に教えられた子どもが真っ直ぐ育つ」ことが容易に想像できる4年後です。

1月22日(水)
HONDA!HONDA!
 寒い日が続きます。

 職員会議が長引いたので練習に行くのが遅れました。今日は水曜日。男女とも卓球場での練習でした。

 話は変わりますが、サッカー日本代表の中心選手である本田圭佑選手がイタリアの超名門、ACミランへ移籍して大活躍しています。

 小学校の卒業文集で、「ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。だから、今、ぼくはガンバッている。今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。(中略)Wカップで有名になって、ぼくはヨーロッパのセリエA(イタリアプロサッカーリーグ)に入団します。そしてレギュラーになって(背番号)10番で活躍します。(後略)」と書いています。

 小学生の頃に誰もが書く”夢”ですが、「なりたいと言うよりなる。」という書き出しに彼の性格が出ています。

 こんな夢のような話を実現させる彼ですが、実は十代の頃に大きな挫折を経験しています。

 大阪出身の彼は中学生の頃、地元のプロチームである”ガンバ大阪”のジュニアユースチームに所属していました。Jリーグの各チームはプロ契約をするトップチームの下にユースチームという若手の下部組織があります。更にその下にジュニアユースチームがあります。ジュニアユースに入るのもテストがありますが、ジュニアユースからユースチームに昇格する際にもフルイにかけられます。

 彼はもちろんユースチーム昇格を希望していましたが、それが叶うことなく石川県・星陵高校へ進学します。つまりクビになったということです。

 彼と同世代の同ポジションには”天才”と言われた家長昭博という選手がいました。家長選手以外にも彼より有望と思われていた選手が多くいたそうで、当時のコーチにも「あまり印象に残っていない」と言われています。テクニックはあったけど足が遅く持久力のなかった彼は指導者から見切りをつけられました。

 それではなぜ彼はそこから復活したのでしょうか?

 様々な要因があると思いますが、当時の指導者は彼が成功した理由に、「目標を設定し、それに向けて何をすべきかを考える力」と、「強いメンタリティ」の2点を挙げました。

 「壁にぶつかってガツンとやられた選手の道は、二つしかないんです。自信をなくしたり、ふて腐れたりして別の道に行くか、悔しさを味わってもっと必死になるか。彼の心が折れないのは目標設定がしっかりしているからじゃないかな。」

 ”常に目標を設定し、それに向けて最大限の努力をする”

 最近、選手たちによく話すことだったので、この記事を読んで大きくうなずいてしまいました。

1月21日(火)
日本代表決定
 夜間練習をじっと座って見ていると、顔や耳が痛くなるような寒さでした。

 今日は来週末に行われる学年別大会の組み合わせ会議がありました。しかし選手たちはその大会だけでなく現在課題としている技術の習得に関心があるように感じました。

 もちろん大切な公式戦なので結果に拘ってもらいたいと思いますが、それだけに執着して長いスパンで見た成長を妨げては本末転倒です。

 ところで先週の全日本選手権の結果を受けて、今春の世界選手権団体戦の代表選手が発表されました。

 男女とも5名の代表ですが、男子が水谷、丹羽、岸川、松平弟、塩野の各選手、女子が石川、福原、平野、田代、森の各選手が選出されました。

 それぞれ5人目の選出は微妙な線で、賛否両論があると思います。この手の選考はなかなか満場一致とはいかず難しいところです。

 世界選手権の団体戦はダブルスはなく、3名で組むシングルスのみの方式です。2名が2点ずつ、1名が3番で1点出場します。

 女子の3名は変えようのない布陣になるでしょうが、男子の水谷選手以外の2名は流動的になると思われます。個人的には最近のワールドツアーで覚醒した塩野選手に期待です。

 我々高校卓球に携わる者にとって一年でいちばん気の抜けないゴールデンウィークに世界選手権。しかも東京。

 西飯美幸さん、由香さんが出場した大阪世界選手権も同時期でした。

 たった一週ずらすだけでいいんですが…。

※TOPICSに全国選抜東海予選と三重県選手権をアップしました

1月20日(月)
アリとキリギリス
 先週は全日本選手権で学校には行ってなかったので、10日振りの出勤でした。

 遠征で学校を空けると、その間に溜まった仕事と遠征の事後処理で大変なことになります。それでも遠征中に私がやるべき仕事を多くの方々にフォローして頂いていることに感謝しないとバチが当たります。

 昨日に比べるとそれほど寒さは感じませんでした。すっかり寒さに体が慣れています。

 ここのところ男子の練習は雰囲気よくやれています。当面、大きな試合がないのが選手たちの気持ちをリラックスさせているせいだと思います。

 でも”リラックスしている”と、”油断して気が抜けている”とは紙一重です。

 厳しい冬を前にアリたちは食料を蓄えるために働き続け、キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌って過ごす。やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、最後にアリたちに乞い、食べ物を分けてもらおうとするが、アリは「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」と食べ物を分けることを拒否し、キリギリスは飢え死んでしまう。

 有名なイソップ寓話の「アリとキリギリス」ですが、我々も季節こそ違うものの来るべき緊張の新シーズンを前にしたこの時期は、アリのようにコツコツと働かなければなりません。

 いままで何度もアリになって成功したこともあれば、キリギリスになって失敗したこともあります。

 アリは偉大です。今年もアリを目指します。

1月19日(日)
極寒降雪
 夕べは少し雨が降っていましたが、今朝起きてみるとうっすら雪が積もっていました。しかしこれで積雪なんて言ったら福井商業の瓜生先生に怒られそうです。

 体育館は冷蔵庫の中のように冷え込んでいました。でも今日は高校生に混じって7名の中学生も練習に参加して活気のある練習になりました。

 高校生に混じって練習する中学生たちはどんどん力を付けています。少し前までゲーム練習をやってもワンサイドゲームだったのが、白熱したラリーを繰り広げています。高校生たちも負けじと必死になるので相乗効果でどんどんレベルが上がっているのが分かります。

 ところで今日は全日本選手権の最終日です。

 男子シングルスは水谷隼、女子シングルスは石川佳純、男子ダブルスは森薗・三部組、女子ダブルスは平野・石川組、混合ダブルスは張・森薗組、ジュニア男子は吉村和弘、ジュニア女子は加藤美優が優勝でした。

 今回の結果も含めて来春ゴールデンウィークに東京で行われる世界選手権団体戦のメンバーが選出されます。男女ともメダル獲得が十分期待できるメンバーとなりそうです。ぜひ観戦に行きたいところですが、インターハイ予選まっただ中で行けそうもありません。

 代表チームの活躍は小中高校生たちに夢や希望、誇りを与えてくれます。頑張ってもらいたいと思います。

1月18日(土)
鈴峰中学来場
 全日本選手権から帰って来た翌日ですが再始動です。

 学校体育館が使えなかったので男女とも卓球場での練習です。

 今日は鈴峰中学男子卓球部が練習に来てくれました。鈴峰中学は鈴鹿市の西部、鈴鹿山脈の麓にある中学で、顧問の辻岡先生は本校卒業生の辻岡亜耶さんと亜沙さんのお父さんです。

 午前中だけの短い時間でしたが、中学生の目には本校卓球部がどう映ったのでしょうか。

 部員たちには昨日、「世の中は持ちつ持たれつ。自分たちもたくさんの方々のお世話になってここまで来られた。自分の力が役に立つのであれば幸せなこと。」という話をしてありました。各選手とも中学生と練習する時には、一生懸命に相手をしたり、積極的にアドバイスをしたりと、こちらの意図を理解している様子でした。

 ところで全日本選手権の女子シングルスは石川佳純選手が優勝と順当な結果となりました。しかし準決勝で昨年優勝の福原愛選手を破った森さくら選手はまだ高校2年生。ジュニアの部ではベスト8に終わっていただけに大きな番狂わせでした。競技開始年齢が早くなっている日本の卓球界です。ここ数年の全日本は年齢に関係なく、小中高校生が当たり前のように一般の部でも上位に進出してきます。

 男子シングルスも昨年優勝の丹羽孝希選手がベスト8で姿を消すなど波乱が相次いでいます。

 やはり優勝は水谷隼選手でしょうか?

1月17日(金)
全日本選手権C
 今年最大の寒波が来ているようです。

 全日本選手権も今日あたりが一番面白いかも知れません。

 優勝を本気で目指している一部の選手を除いて「ランクイン」は大きな目標です。ダブルスやジュニアシングルスはベスト8。一般シングルスではベスト16が「ランクイン」として順位が付けられます。また、いずれの種目もベスト4に入ると「入賞」となり、表彰式があり賞状やメダルやカップなどがもらえます。

 ランクインすると、「全日本でランクに入った」と言えますが、「全日本でラン決までいった」となると微妙です。

 一般シングルスでは16がランクインで4が入賞なので、ベスト8決定あたりが選手たちの肩の力が抜けて好試合が期待できます。

 ここ数年では珍しくなくなった小中学生の活躍が目立ちます。発足から7年経ったエリートアカデミーのありかたが週刊誌などを賑わせています。賛否両論あるこの問題ですが、これについては後日書こうと思います。

 女子シングルスはベスト8まで決定しましたが、年末に練習試合をしていただいた県岐商の加藤選手が一般シングルスでベスト8に入りました。

 身体能力的に抜きんでているものはないかも知れませんが、メンタルや向上心の強さは高校生離れしています。卓球という競技の奥深さを感じさせる選手です。

 本校の選手たちは一足先に帰ってきましたが、早速今日から再始動です。

 男子の選手たちには古市がなぜ3回戦まで勝ち上がれたのかを説明しました。チームのフラッグシップが先頭を走り続けることが、チーム全体の心技体智のアップさせます。自分たちと同じ環境で頑張る仲間が、特別の才能を持っている訳ではないことは、他の選手たちも分かっているはずです。

 「才能」のあるなしを語るのは全日本のランクに入った後のことです。

1月16日(木)
全日本選手権B
 気温は低いのですが鈴鹿のように風が強くないので体感温度はそれほど低くないように思います。会場は暖房がしっかりと効いているのでウォーマー等は必要ない暖かさです。

 大会三日目です。本校で残っているのは古市の一般男子シングルスのみです。

 昨日、ジュニアの部3回戦で敗れた2年生の古市ですが、今日は一般の部にチャレンジです。

 相手は昨年高校を卒業した後、ドイツに卓球留学している選手です。左利きから繰り出す柔らかい両ハンドドライブは正に”イマドキ”のプレースタイルです。ジュニアの部は多少難しいボールでも強引に攻めてくる選手が多いのですが、経験を積むと「自分がやりたいこと」だけでなく、「相手が嫌がること」も混ぜてきます。1セット目はリズムが掴めず完敗しますが、2セット目からは悪くないプレーで接戦になります。しかしそれでも剛柔取り混ぜたプレーでなかなかリードを奪えず、ここ一本でギアを上げる巧みな戦術にやられてしまいました。これに対抗するにはまだ技術も経験も足りません。卓球の奥深さを知らされる試合になりました。

 競技開始年齢が遅く、経験年数も6年足らずの古市はここのところ急成長を見せていますが、やはり強豪選手との差は”経験”です。だからと言って時間が経つのを待っていてはいけません。練習方法、試合運び、戦術等々を積極的に学ぶ姿勢が必要です。地道に努力できる彼ならやってくれるはずです。

 本校の選手は姿を消しましたが、会場ではハイレベルな戦いがフロアに並べられた24台のコートで繰り広げられています。

 三重県では滅多に見られないスーパープレーが当たり前のように飛び出します。全てのコートでこの状態なので目移りして疲れてしまいます。観戦していた本校の選手の、「何かこんな試合ばかり見ていると卓球やりたくてウズウズしてくる!」と話す気持ちはよく分かります。

 卒業生でこの全日本に出場しているのは女子シングルスの森永愛里(アスモ)さんと、男子ダブルスの浅野一平(トヨタ)さんです。

 森永さんは順調に1,2,3回戦を勝ち上がりましたが残念ながら4回戦(32決定)で敗れました。ランク入りのチャンスがあっただけに応援していた高校生たちも肩を落としていましたが、チャンスは今回だけではありません。次回に期待です。浅野さんは得意のダブルスで1回戦を勝ち上がりましたが2回戦で敗退。まだ若い彼も次のチャンスに期待です。

 明日は大会4日目。いよいよ佳境に近づきます。

1月15日(水)
全日本選手権A
 天気予報では「雪が降る」と言っていましたが、寒かったものの雪は降りませんでした。

 大会二日目の今日はジュニアシングルスの2,3回戦とダブルスが行われました。

 ジュニア男子の古市は2回戦で千葉・学館浦安の選手と対戦。キレのある両ハンドを振る相手でしたが、緊張の1セット目を何とかモノにすると、しっかりとコントロールされたサービスとレシーブで台上を制して完璧に抑えます。2セット先取の後の3セット目後半に必死に追いすがる相手にヒヤリとしましたが、慌てず落ち着いて突き放しストレートで3回戦に進出。

 3回戦はジュニア日本代表のエリートアカデミーのカット選手。カット打ちには課題がある古市ですが、今回は肩の力も抜け快調なプレーを見せてくれました。1セット目は激しく変化するボールに戸惑い完敗でしたが、2,3セット目はいずれも中盤にリードする展開に。変化を見極め無理せずラリーに持ち込み、相手のミスを誘います。しかし相手もリードされるとガッチリと守備に徹し、こちらの様子をうかがいながらゲームをコントロールします。リードしている時はしっかりと判断していたボールを徐々に無理をさせられます。技術はもちろんですが、試合運びも相手の方が一枚も二枚も上でした。

 3回戦(ベスト32決定)で敗れ、8月のインターハイと同じくベスト64に終わりましたが、焦ってバタバタして冷や汗ものだったインターハイと比べると、ずいぶん成長したと感じさせる大会でした。2月の大阪選手権、3月の東京選手権、そして最後のインターハイと、高校生としての最後の全国大会が続きます。着実に勝ち上がることも大切ですが、周囲を驚かせる試合を目指して欲しいと思います。

 県予選でエクセディに勝って代表を勝ち取った女子ダブルスに吉田・室井組が登場しました。相手は愛媛銀行の実業団ペアです。ペンの粒高とシェークの変則ペアでしたが、1セット目中盤にはラリーのリズムに慣れ凡ミスの少ない好ゲームに。惜しくも11-13で1セット目を失いましたが、2セット目は確実につなぐボールと決定球を狙うボールの判断が的確で9本で奪い返します。3セット目も大きくリードし主導権を奪ったかに見えましたが、開き直った相手ペアに徐々に追い上げられ苦しい展開に。このセットを9本で取り返されるとペースは一気に相手側に傾きます。4セット目は7本で万事休すでした。

 十分チャンスがあっただけに悔しい敗戦でしたが、昨年3月の全国選抜で組み始めてからチームのエースダブルスとして活躍してくれました。最初はぎこちなかったプレーも自然な連携が取れるようになりました。来月の大阪選手権も代表権を獲得しており、最後は笑顔で終われるよう頑張ってもらいたいと思います。

 明日から一般男子シングルスが始まり、ジュニアとともに代表権を獲得している古市がチャレンジします。初戦から強豪選手ですが失うものはありません。今日以上のプレーで締めくくってもらいたいと思います。

1月14日(火)
全日本選手権@
 いよいよ開幕です。

 なかなか選手が集まらない開会式対策としてこの二年は、初日にジュニア種目を朝から行ない、夕方に開会式を実施する苦肉の策を講じていましたが、今年は最初に開会式、その後に競技開始という本来の形に戻りました。しかし開会式と言っても、以前のように選手全員で入場行進するのではなくフロアには男女シングルスのスーパーシードの選手のみが集まり、その他の選手は観客席でその様子を眺める形でした。

 昼過ぎに試合のある繿コは、練習会場になっている会場のサブ体育館で芋を洗うような混雑の中で練習。夕方から試合の古市と森本さんは、港区立スポーツセンターへ移動して練習しました。

 繿コはミキハウスの中学生と対戦。ピッチの速い相手に対して、少し距離を取り威力のある両ハンドドライブで対抗しますが、苦しくなると難しいボールを無理に勝負にいってしまい苦しい展開に。1セット目を簡単に失いますが2セット目からは接戦に。しかし勝負どころでことごとくサービスミスが出てしまい完敗で初めての全日本に幕を下ろしました。1年生から代表になったことで満足してしまうか、不本意な試合を悔しいと思うか。頑張れるか頑張れないかは本人の心のうちにある”欲”にかかっています。

 中学2年生ながらジュニアの部にチャレンジする森本さん。相手は兵庫・三田学園のカット選手です。凡ミスが少なくよく切れたカットを打ちあぐみ1セット目は完敗。しかし少しずつカットのリズムに慣れ、2セット目を奪い返します。3,4セット目を取り合って勝負はファイナルセットに。一進一退の接戦になりますが、7-7から粘って相手のミスを誘い9-7に。しかしここでまさかのドラマが待っていました。一気に行きたい9-7からのラリーの途中で審判の手が挙がり何と促進ルールの適用に。1セットの所要時間が10分を超え、かつ互いのポイントが9本を超えていなければ適用される促進ルールが、カット対カット以外で行われることは珍しいです。当然森本さんも初めての経験で、もちろん対策もしていません。案の定、そこまで全く攻撃しなかった相手に最初のサービスから三球目を狙い打たれて9-8。サービスを持った森本さんは早く決めなければと焦って難しいボールを打たされ9-9。再び相手はサービスから三球目を決めて9-10。何とかラリーで粘って10-10になりますが、三球目を警戒しすぎてレシーブミス。最後は長いラリーで13本目も決まらず万事休す。「あと1分」あるいは「あと1本」で結果は全く違ったものになっていたでしょう。残念ですがこれ以上ない最高の舞台で、これ以上ない経験は、一生の財産になるはずです。

 最終試合に登場した古市は岡山・倉敷工業の選手と対戦。多少の緊張感はありますが以前と比べると余裕のある表情です。出足はリードを許しますが、徐々に挽回して自分のペースで試合を進めます。1セット目を7本で奪うと、サービス・レシーブで相手を上回り簡単に2セット目も取り追い込みます。相手の凡ミスで1-0とし、続く相手のレシーブもネット際に大きく浮いたチャンスボールが。ところがこれをまさかのミスで1-1にされると相手も息を吹き返して逆に一方的なペースで奪われます。いやな流れでしたが気を取り直してサービスも変えると再び自分のリズムに。後半追い上げられてヒヤリとする場面もありましたが、落ち着いて突き放し、中3から出場し続けた3年目で初勝利。技術はもとより苦しくても大崩れしないメンタルに成長の跡を見せてくれました。

 明日は古市がジュニアシングルスの2,3回戦へのチャレンジと、女子ダブルスの吉田礼楽・室井まどかの3年生コンビの集大成の舞台です。

1月13日(月)
東京へ
 激戦を終えたばかりの今日ですが、明日から始まる全日本選手権にむけて出発です。

 午前中は男子は学校、女子は卓球場での練習を行いました。男子は疲れも見せず、少し解放感もあり明るい雰囲気の練習でした。全日本に出場する古市も昨日までの三重県選手権でジュニアシングルス、一般シングルスで優勝、ダブルスでも3位と好成績だったこともあり、軽快な動きを見せていました。

 居残り組は今日からしばらく自分たちだけの練習となります。指導者に押し付けられるのではなく、自らの意志で練習に取り組めるのが本校の自慢です。きっと自分たちだけでもしっかりと頑張って取り組んでくれると信じています。

 昼過ぎに白子を出発した全日本組は夕方には東京に到着しました。

 明日は開会式後、ジュニア男女シングルス1回戦が行われます。男子の古市真暉Aと女子の繿コ菜月@が出場します。日本のトップレベルが集まる全日本に簡単に勝てる相手はいません。緊張もすると思いますが、晴れの舞台で戦えることに幸せを感じて精一杯のチャレンジを期待します。

1月12日(日)
三重県選手権A
 二日目の今日は一般シングルスとダブルスが行われました。

 東京選手権への切符は男子シングルスが6名、女子シングルスが4名、男子ダブルスが3組、女子ダブルスが2組です。

 女子は今回の東京選手権予選や全日本予選になると立ちはだかるエクセディの壁を破らなければ代表にはなれません。女子ダブルスでその壁を全日本予選で破った吉田礼楽B・室井まどかB組に期待がかかりましたが、準決勝でセットオールまで迫りましたが一歩及ばず。無念の涙となりました。

 シングルスでもベスト4はエクセディに独占されましたが、そのうち1名の選手が推薦出場なのでベスト8の選手の中から一つだけ椅子が廻ってきました。ベスト8の4名中、1名が棄権したため吉田、室井、エクセディの選手の3名でリーグ戦を行い、吉田が最後の椅子をゲット。3年生のこの時期になっても衰えない卓球への強い思いが勝因です。

 男子ダブルスは準々決勝をセットオール9本で切り抜けた古市真暉A・辻智貴@組と、強豪を次々撃破して勝ち上がった楠井瑠偉A・村上稜二A組が準決勝に進出するも、ともに敗れて東京選手権代表の最後の椅子を賭けて同士討ちの決定戦となりました。結局、古市・辻組が勝利し代表ゲットです。優勝は卒業生の南翔太郎さんと岡田泰典さん組でした。南さんの冷静な試合運びと岡田さんの思い切ったフォアハンドが噛み合っての勝利でした。

 男子シングルスは昨日のダブルスに続いて古市が優勝。タイミングの速い両ハンドドライブに加え、状況に応じた作戦を使い分けられるようになってきました。そして何より誰よりも大きく速く動けるフットワークに磨きがかかり、課題だったラリー戦にも強さがでてきました。この勢いで全日本選手権も頑張ってもらいたいと思います。古市の東京選手権はジュニアにエントリーするので、6名の代表枠に現役の本校生はいませんが、3位に南さん、5位に岡田さんが入りました。

 9時から始まった試合も全ての試合が終わったのが17時過ぎでした。勝ち上がった選手たちはシングルス、ダブルス合わせて10試合以上をこなすハードなものでしたが、たくさんの保護者の方々の応援を受けて最後まで頑張りました。お陰さまで女子シングルスの吉田、ジュニア女子の繿コ、ジュニア男子の古市、辻が東京選手権の代表となりました。ありがとうございました!

 明後日から始まる全日本選手権に向けて、休む間もなく明日の午後には東京へ向けて出発です。代表となっている男子シングルスと男子ジュニアの古市、女子ダブルスの吉田・室井、女子ジュニアの繿コ、森本(21クラブ・中2)さんは、チームの代表としてしっかり戦ってきてもらいたいと思います。

1月11日(土)
三重県選手権@
 伊勢の県営競技場にて「平成25年度三重県卓球選手権大会 兼 第66回東京卓球選手権大会三重県予選会」のジュニアの部が開催されました。

 高校2年生以下のジュニアの部は条件さえ満たせば小学生も出場できる大会で、今日は男子約310人、女子約160名が参加しまし、たった2名の東京選手権代表を争いました。

 男子の優勝は昨年に引き続き古市真暉Aがオールストレートで圧勝でした。全日本を直前に控えておりコンディションも上々で、一つひとつを確かめるような丁寧なプレーで他を寄せ付けませんでした。準優勝には辻智貴@。入学以来、インターハイシングルス、国体代表、全日本ジュニアと、ことごとく次点で涙を呑みましたがようやく狭き門の扉をこじ開けました。持ち前のパワフルなフォアハンドドライブに加え、競っても崩れないメンタルと速いピッチでも対応できるバックハンドに成長の跡を見せてくれました。楠井瑠偉Aと村上稜二Aはベスト16に終わりましたが、次に期待を抱かせる内容でした。

 女子は繿コ菜月@が準優勝で、全日本ジュニアに続き代表権をゲット。様々な課題は山積しているので、本当の意味での成長を果たせば、この結果で満足できるものではありあません。第三位に大西真由Aと21クラブの森本枝里(中2)さん。大西は危なげなくベスト4まで進みましたが、今回も代表権まであと一歩及びませんでした。地道に努力を重ね地力をつけているだけに、諦めずにチャレンジを続ければハッピーエンドは十分あり得ます。森本さんは第二シードだっただけに満足できる結果ではなかったはず。将来性豊かなプレーは誰もが認めるところなので、全日本ジュニアでの奮起を期待します。健闘したのはベスト8に入った尾崎佑菜@。16決定で8シードの選手を破り、その勢いで以前に苦杯を喫した相手も一蹴し初のベスト8。優勝した選手との準々決勝も2−1の8−5リード、セットオールになってからもジュースと惜敗を通り越して悔しい敗戦。これに満足せずに精進を続ければ本物です。16には武馬明穂A、樋口桃佳@、勝山莉奈A。武馬は優勝した選手にセットオール、樋口は第4シードの選手を撃破、勝山は第三シードの選手にセットオールといずれも会場を沸かせるプレーでした。

 男子の古市、辻、女子の繿コが東京選手権の代表権を得ることができました。

 明日は一般シングルスとダブルスです。シングルスは男子6名、女子4名、ダブルスは男子3組、女子2組とチャンスは十分あります。特にジュニアシングルスで代表権を得られなかった選手が一般シングルスで代表権を獲得するパターンは毎年のように見られます。

 復活代表権を得るのは誰?

1月10日(金)
極寒の中での激アツ
 午前中は時折雪がチラつく寒さでした。”初雪”です。

 今年から本校も冷暖房が入っています。夏の冷房もありがたいのですが、冬の暖房も助かります。最低気温が0℃近くになるこの時期だと、寒さを通り越して”痛い”感覚になってきます。でも東北や北海道の方からすると鼻で笑われるでしょうが。

 学校体育館で練習した男子は三重県選手権前日ということもありピンと張りつめた空気がありました。隣で練習する男子バスケット部も明日、新人戦の地区予選初戦らしいです。同じく女子バスケット部も月曜日に試合があるらしく、何となくいつもと違う空気が流れる体育館でした。

 男子の選手たちのコンディションはまずまずです。

 選手たちが経験を積んで、少しずつですが試合に向けての準備の方法を確立しつつあるように思います。

 これは指導者である私も同じです。

 技術指導ももちろん大切ですが、試合に向けての準備も大切です。

 以前は選手任せにしていた部分がありましたが、全体の様子を見てコントロールできるようになってきました。

 しかし、全ての選手のコンディションが同じではないので、本来なら個々に応じた準備をするべきです。

 残念ながらそこまで手は回りませんが、全体の雰囲気を見て”おおよそ”の準備はできていると思います。

 明日はジュニアの部シングルスです。

 男子は昨年優勝の古市を軸に混戦模様です。”ディフェンディングチャンピオン”の意識がなければ本命はゆるぎないと思われますが。全国選抜東海予選で活躍した辻、楠井、村上の三人は一皮むけた感がありますが、彼らの実力が問われる大会になります。また、彼らを追いレギュラーを狙う5番手以降の本校選手たち、そして中学生たちの冬休みの頑張りも問われます。

 女子は本命なき混戦です。ライバル皇學館との直接対決は負けられません。今回の結果が来春のインターハイ予選に大きく影響することは言うまでもありません。混戦から誰が抜け出すか。部内のレギュラー争いも熾烈になっているだけに、VS.皇學館だけでなく同士討ちも注目です。

 伊勢の県営体育館は暖房は入ると思いますが、室温的には極寒です。しかし試合は激アツが予想されます。

1月9日(木)
まずまず
 午前中は晴れていましたが、午後から予想外に雨が降り、やはり寒い一日になってしまいました。

 午前は宿題テスト、午後は頭髪服装検査で15時頃から練習開始です。

 久々に学校体育館は男女バスケット部、女子バレー部、そして男子卓球部の4つの部活動が、体育館を4分割して賑やかでした。

 さて、我が卓球部は三重県選手権を明後日に控えて緊張感のある練習ができました。

 年末の全国選抜東海予選を経験したせいか、以前ならナーバスになっていた試合前も、比較的落ち着いて準備ができていたと思います。

 これが”気が抜けていた”となるのか、”自信をつけた”となるのかは、結果によって判断されるところです。

 明日から授業も本格化してきます。

 ペース、リズムを取り戻してもらいたいと思います。

1月8日(水)
始業式
 三学期が始まりました。雨が一日中降り続く寒い一日でした。

 学校体育館でスタートした男子でした。

 ワックスが剥げ、スケートリンクのように滑る床に悩まされ続けてきましたがようやく業者に入ってもらい、光り輝く、そして”滑らない床”での練習を再開できました。

 体育館の床は滑らなければ良いというものではありません。全く滑らない床だとかえって体に負担をかけてしまうそうです。

 適度に滑り、適度に止まるのが理想です。

 しばらくは快適に練習できそうです。

 降り続く雨で日中も気温が上がらず吐く息が白くなる寒い中での練習でしたが、県選手権を三日後に控えてアツい練習ができました。

 組み合わせも決まり、選手たちは具体的なイメージを持って練習に取り組んでいました。

 幸い選手たちのコンディションも悪くありありません。

 「試合当日が楽しみ」と言えるよう、さらに調子を上げていきたいと思います。

1月7日(火)
県選手権組み合わせ
 練習を開始した9時の時点での卓球場の室温は1℃!

 今日の男子の練習は今年初めて全員が顔を揃えての練習となりました。

 年始早々、島根遠征組の4名と、居残り練習組に分かれての練習となりましたが、島根遠征組は高いレベルでの練習試合およびオープン戦で実戦経験を磨いてきました。一方の居残り組もトレーニングを含めた基礎的な練習で地力をつけてきました。

 練習パートナーも、あえて遠征組と居残り組をマッチアップさせましたが、それぞれどう感じたでしょうか?

 午後からは週末の三重県選手権の組み合わせ会議でした。

 一般男女シングルス、男女ダブルス、ジュニア男女シングルスと、6種目の組み合わせが行われましたが、大きなトラブルもなく13時から始まった組み合わせ会議も17時過ぎには終わりました。

 冬休みの成果を試す絶好の機会である三重県選手権は、東京選手権の予選も兼ねています。

 年末年始に頑張って取り組んでいたのか、サボっていたのかは一目瞭然です。

 ここ数年、本校にとっては良い結果が続いているだけに、楽しみでもあり不安でもある試合です。

1月6日(月)
ステップアップキャンプ
 今日は西飯スポーツ主催の中高生対象の練習会、「ステップアップキャンプ」が開催されました。

 春・夏・冬休みに行われる、このキャンプは今年で4年目になります。

 今回は男子のみの開催となりましたが、三重県内だと松阪、久居農林、本校、県外だと岡崎城西、名古屋工業、岐阜工業、関商工、敦賀などが集まり、アツい練習会となりました。

 10時頃からスタートした練習会は、昼食休憩なしで16時前まで続きました。一人10試合ほど消化することとなり、雰囲気よくやれたと思います。

 本校からは昨日まで島根遠征に参加していた4名を除く高校生と、卓球場に通う中学生6名が参加しました。

 冬休みの練習の成果を試す絶好の機会だったと思います。良かった点、悪かった点等を振り返って、次につなげてもらいたいと思います。

 明日の男子の練習は島根遠征組と居残り組との久々の合流です。

 気が付けば明日は冬休み最終日です。

1月5日(日)
美味しい料理
 穏やかな天気が続きますが、夕方になって日が沈むと急に冷え込みます。

 島根遠征組は4チームによる決勝2位リーグを1勝2敗で終えました。敗れた試合はいずれも2‐3と惜敗。負けた試合もセットオールジュースが何試合もあり、「惜しい!」と考えるのか、「甘い!」と考えるのか微妙なところです。

 しかしやはりレベルが高くなると一本の重みが違ってきます。勝てば勝つほど、強くなれば強くなるほどハードルが上がるのは当然のことです。それを”負担”と考えるのか、”遣り甲斐”と考えるのか。

 どうせやるなら難しいことに積極的にチャレンジしてもらいたいと思います。誰もがそのステージまで上がれるわけではありあません。せっかくここまで頑張って登ってきたのだから…。

 課題は山積みです。だからこそ遣り甲斐があるはずです。

 居残り組も頑張っています。

 強くなるには”工夫”が大切ですが、どうしてもそれが苦手な選手もいますが、 居残り組にはこちらから”具体的な課題”を与えて取り組ませました。

 本来なら自分で考えるべきヒントやきっかけはこちらが準備しました。

 中学生を含め、10名近くの選手に食材は渡しました。その食材を放ったらかしにして腐らせるのか、手をかけて美味しい料理に作り上げるのかは選手次第です。

 10名に食材を渡しても美味しい料理を作れるのは1〜2名でしょうか。

 頑張って取り組めば春頃には完成するはずです。

1月4日(土)
飛ばす!飛ばす!
 島根遠征組は今日からオープン戦(団体戦)に参加しています。

 予選リーグで出雲選抜、熊本工業勝ちましたが、ベスト4を決定する最終戦で広島商業に2‐3で敗れて、明日は予選2位リーグに進むことになりました。とは言っても十分ハイレベルなリーグなので最終日の明日も最後までファイトしてもらいたいと思います。

 居残り組は今日も卒業生の南翔太郎さんと昨日から引き続きの後藤さん、山本さん、岡田泰さんが男子の午前中の練習に参加して下さって活気ある練習ができました。

 午後からは学校体育館が使えなかったので卓球場に移動しました。女子が熱のこもった練習中。こちらも新年からガッツリ飛ばしていました。

 男子の練習の最後には昨日に続いてダッシュトレーニング。今日は久し振りに鈴鹿市体育館横の芝生公園でやりました。昨日のダッシュで足がパンパンに張っていたようですが全員妥協せずに頑張りました。

 練習の終わりがけに平成20年卒業の西川ひかりさん、曽我美咲さん、柿沼紀子さんが顔を出してくれました。三人とも卒業後は卓球はやっていませんが、西川さんは三重病院の看護師、曽我さんは英語の語学留学でカナダへ、柿沼さんは栃木県で保育士と、初志貫徹で夢を実現させています。彼女らがいた頃からすると卓球場のメンバーもほとんど入れ替わっていますが、中学2年生になった口地輝季さんや小学6年生になった口地恋菜さんが大きくなっていて驚いていました。今晩は他の卒業生らと一緒に食事会をするそう。またその様子を教えてもらえたらと思います。

 キレイどころの三人の写真を撮るのを忘れたのが心残りですが、こうやって卒業生たちが顔を出してくれる時が、この仕事をやっていて良かったと思える瞬間です。

 卒業生の皆さん!また遊びに来て下さいね!

1月3日(金)
出雲で白子で