白卓日記 ‘13 8月  前月へ! 次月へ!    
8月31日(土)
夏に得たもの
 8月も終わりです。

 土曜日ということもあり卒業生の南翔太郎さん、原勇也さん、内田芽人さんが来てくれました。3年生の多くが抜けて寂しい男子にとって、先輩たちの来場は感謝感激です。勝てる勝てない、強い弱いは二の次です。この日記をご覧になっている先輩諸氏、ぜひラケットを持って遊びに来て下さい。

 高校生の卓球にとって最も試合の多いのは二学期です。二学期間には土日が16回ありますが、そのうち試合の予定のない土日は6回だけです。その6回の土日も試験前後を除くと2回しか空いていません。夏休み中のように朝から一日練習をやれる時がほぼゼロということになります。だからこの夏休み中は秋の各大会を念頭に、マスターするのに時間のかかる練習をたくさんやりました。まだ完全に自分のものにできた選手はほとんどいませんが、手応えを感じている選手は多いと思います。あとは目標とする大会まで心を込めて磨き続ければ、きっと結果につながるものになると確信しています。

 夏休みの”おまけ”である明日も頑張ります!

8月30日(金)
リスタート
 猛暑日とまではいきませんでしたが、蒸し暑い日に逆戻りです。覚悟はしていましたが。

 三日間の自主練習を終えて、今日から通常練習に戻りました。

 鼻の頭を赤くしてリフレッシュした者も見受けられましたが、高いモチベーションで取り組んでいたので良い三日間を過ごしたと推測されます。3年生の女子は自主練習の日程を勘違いしていたらしく、今日はUSJへ行っているようです。彼女らに関しては練習をサボって遊びに行くような者ではない、という信頼関係があるのでOKです。帰ってきたら今日の分を取り戻す頑張りを見せてくれると思います。

 男子も女子もそれぞれの選手らに与えているテーマが浸透しつつあります。「自分は今何をしなければならないか」がはっきりせずに、ただ一生懸命やっているだけでは勝ちに結び付きません。まずは基本的な技術がないと工夫のしようもありませんが、ある程度の技術が身についたら、どの方向へ向かってどのように取り組むのかを明示しなければ迷ってしまいます。毎日毎日、朝から晩まで選手を見ていると、どうするべきかが見えてきます。

 気が付けば8月もあと一日ですが、今年の夏休みはプラス一日というボーナスステージがあります。あと二日、頑張ろう!

8月29日(木)
リフレッシュ
 自主練習としたこの三日間は湿度の低い過ごしやすい気候でした。でも明日から崩れそうです。狙ったかのように。

 学校によっては、また寒冷地にある他県はすでに学校が始まっているところもあると思いますが、本校は9月2日が始業式です。明日から練習も再開するので、この三日間の自主練習で宿題もやり終えているはずです。

 さて、この三日間で私もずいぶん仕事が進みました。HPのTOPICSもインターハイをアップすれば追いつきます。インターハイの写真を整理していると随分昔にあった試合のように感じます。毎年のことながらインターハイは嵐のようにやってきて、嵐のように去っていきます。やはり他の試合とは違う”別格”な感じのする試合です。

 西飯先生のブログによると日焼けして自主練習に来ている選手もいたとのこと。大いに結構だと思います。ほんのわずかな気分転換で気持ちがリフレッシュできるなら意味のある自主練習期間だと思います。結局、練習に取り組む気持ちが前向きなものでなくては効果は半減です。明日からの練習再開で張り切って取り組めればOKです。

8月28日(水)
指導者
 あちこちで稲刈りが最盛期を迎えています。三重県産のコシヒカリ意外とおいしい。新米が出回るのが楽しみです。

 この夏もたくさんの大会や練習会等でたくさんの指導者の方々と交流することができました。

 それぞれのチームの状況は様々です。本校よりも恵まれた環境で全国大会上位を目指すチームから、厳しい環境にもめげずに情熱を燃やして立派な戦績を挙げられているチーム、なかなか勝てないチームながら卓球の楽しさや活動を通して立派に人間教育をされている指導者など、それぞれのフィールドで頑張って見える方たちばかりです。

 指導者のタイプも様々です。そもそも、「これが正しい指導法」なんてものは存在しません。毎年選手たちの顔ぶれもは変わっていくので、同じ指導が通用しなくなります。「俺についてこい」的な指導者が先頭に立ってグイグイ引っ張るタイプの指導者もいれば、選手の自主性に任せて放ったらかしのように見えて実は要所要所を押さえられている指導者もいます。自分よりはるかに若く経験も少ない指導者ながら、立派に指導されている方もいます。

 様々な指導者とお話をさせてもらうと、「なるほど!」と思うヒントをもらえる時があります。それぞれの指導の基本には”情熱”があるのは言うまでもありませんが、同じ情熱を注ぐならより効率の良い指導があるはずです。

 同じようなチーム状況ながら本校より良い戦績を挙げているチームを見ると己の指導力のなさに申し訳ない気持ちになります。過去を振り返ると後悔の思い出ばかりです。

 でもこの仕事を続ける以上、そういった失敗を積み重ねて経験とし、その経験を活かして次のチームや選手を育てるしかありません。大学を卒業してすぐにこの仕事を始め、今年で26年になります。今よりはるかに戦績の良い時もありましたが、その時より今の方が上手く指導できていると自負します。少しずつでも進歩できるよう努力するしかありません。去年より今年、今年より来年です。

 選手たちには常日頃、「もう大丈夫とか自分は頑張っていると思ったら進歩はない」と話をしていますが、それは自分に向けた言葉でもあります。

 まだまだです。だから頑張らなくてはなりません。ねえ、剣持先生!

8月27日(火)
今日から三日間
 よく晴れた一日でしたが、湿度が低く爽やかな風の吹く気持ちの良い一日でした。

 今日から三日間、自主練習としました。今年の夏休みはインターハイが7月中に始まって8月2日に終わるというかつてないスケジュールで始まりました。そして例年なら8月下旬に行われていた高校選手権が上旬に開催されるなど、先週末に行われた国体東海ブロック予選に出場した3年生女子三名以外は、公式戦のスケジュールが8月上旬に終了することになりました。例年ならインターハイ終了後に自主練習を入れることが多いのですが、そんあこんなでこの時期になりました。

 高校選手権が終わってから、練習試合、練習会等の遠征を挟みながら一日の休みもなく、また半日練習も一度もなく、かつてないほど長期間にわたり午前午後の一日練習日が続きました。やはり途中で公式戦が入るとその前後はそれに合わせた練習となるので中断せざるを得ません。これほど毎日繰り返し、同じ課題、同じテーマの練習を続けると、さすがに力がつくのが目に見えて分かります。暑い夏ですが、空調の効いた卓球場での練習だったので夕方に練習が終わり、しっかり食べてしっかり休むと翌日にはまた元気よく練習に取り組めました。

 正直言って、せっかく軌道に乗っているこのサイクルを中断するのは惜しいのですが、ここで一度リセットして残り三日間を再びガッツリやり、二学期に入ろうと思います。

8月26日(月)
伝統の力
 午後から降り始めた雨は久し振りにまとまった雨となりました。渇水には縁のない鈴鹿ですが、特に農家の方には恵みの雨だったのではないでしょうか。鈴鹿が渇水で困らない理由は、鈴鹿川の表面の水位が低くても砂利下の地下に豊かな水が流れているから、と聞いたことがあります。

 夏休みは連日、卒業生が顔を出してくれます、と先日の日記でも紹介しましたが、その後も引きも切らず毎日のように卒業生が来てくれます。昨日は平成17年卒業の森久恵さんが今年の10月に結婚されるという報告に来てくれました。また、今日は平成22年卒業の原勇也さんが練習に来てくれました。ラケットを新たに購入し慣らしがてら、後輩の練習相手や多球練習の球出しまでしてくれました。

 現役高校生たちは今日もガッツリと練習しました。昨日まで国体東海ブロック予選に臨んでいた3年生の三名も今日からリスタートです。卒業後は卓球と直接関係のない進路を目指す者も以前と変わらないモチベーションでボールを追っていました。昨日までは”主役”でしたが今日からは後輩たちに胸を貸す”脇役”にまわる機会が多くなると思います。でも彼女らなら、今までと変わりないモチベーションで相手をしてくれることと思います。

 自分が一生懸命頑張ることが、自分のためのみならずチーム全体の利益、ひいては白子高校卓球部に関わる全ての人たちの利益になることを知っています。他人に必要とされる喜びは主役だけとは限りません。

 男子で唯一、練習を続ける権蛇もモチベーションは変わりません。中学生の練習相手や新チームのダブルスの練習相手も嫌な顔一つ見せず快く引き受けてくれます。こういった心の成長が何よりも嬉しく感じます。

 先輩から後輩へ。60年もの歴史を誇る白子高校卓球部の伝統は脈々と受け継がれていきます。

8月25日(日)
国体東海A
 最高気温が27℃。夏休みに入って以来最低ではないでしょうか?

 国体東海ブロック予選に出場している三重県少年女子チーム。今日は最終戦の岐阜県との対戦でした。吉田が健闘して2セットを先取しましたが、そこから逆転されチームもストレート負け。やはり昨日の愛知戦が勝負でした。中学時代にさしたる実績もなかった今年の3年生ですが、努力に努力を重ねて全国大会で活躍するチームや選手と互角に近い戦いができるようになりました。技術的には引けはとらなくなりましたが、今回の試合でも分かるように試合運びなどの経験を要する部分は追いつけませんでした。不完全燃焼で終わったインターハイだっただけに、もう一度全国の舞台で戦わせてあげたかったです。

 新チームの選手たちは昨日の練習試合の反省を受けて練習に取り組みました。いずれの選手も意欲満々でボールを追っています。この時期の練習が秋の新人戦や全日本予選に大きく影響します。

 夏休みもあと一週間で終わります。

8月24日(土)
国体東海&練習試合
 久し振りの雨。比較的涼しい一日でした。

 少年女子の国体ブロック予選は湖西で開催されました。常深、吉田、室井の三人で構成された三重県チームですが、東海4県中2位までに入らなければ東京国体へは進めません。昨日の日記に書いた通り、岐阜と愛知はここ数年で最も戦力が揃っているチームです。最低でもどちらかを倒さないと本大会へは進めません。

 初戦は愛知県。国体の試合方式は3人で組む5シングルスです。二人が2回ずつ出て、1人が3番で1回だけ出ます。二枚看板が売りの愛知県に勝つには、その二人の選手から2勝を挙げ、3番の選手にも確実に勝たなければなりません。吉田が東海総体シングルス優勝の選手に快勝する健闘を見せる1点を挙げ、3番で起用された常深も元全日本カデット2年連続ベスト8の同学年の選手に快勝して愛知県を追い込みますが、あと1点が届かず2-3で無念の敗退。続く静岡県には3-1で勝ち、明日の岐阜県との最終戦に望みを残しました。2位以内に入るには岐阜県に勝って3県での三つ巴に持ち込むしかありません。厳しい状況ですが勝負事は下駄を履くまで分かりません。最後まで諦めずにチャレンジしてもらいたいと思います。

 一方、男女新チームのメンバーは岐阜・羽島で合同練習試合です。浜松学芸、金沢学院東、浜松商業、尽誠学園が集まり男女総勢80名近くで盛大に行われました。経験不足の新チームだけに結果は今ひとつながら、夏休みの練習の成果を感じさせる内容の試合が多かったように思いました。進むべき方向は間違っていないことが分かり少し安心しました。とは言っても課題は山積しており、やるべきことはどれだけでもあり時間が足りません。練習の中身を精査して取り組もうと思います。

8月23日(金)
いざ湖西へ
 稲刈りが始まりました。秋の到来と思いきや最高気温37℃。

 冷房マックスでも選手たちの汗は止まりません。休みもないので疲れも溜まっていると思いますが、選手たちのモチベーションは下がりません。こちらもその意気に応えようと多球練習で頑張っていますが、動き回ってボールを追いかける選手たちよりこちらの方が疲れているように感じるのは気のせいでしょうか?

 国体少年女子は明日から東海ブロック予選です。一昨年は全都道府県参加、昨年は東海4県のうち2県が出場枠で2位通過、今年も昨年と同じく2県が本大会へ進めます。しかし県岐商と富田の留学生を擁する岐阜県、インターハイベスト4の瑞穂で固めた愛知県は全国トップクラスのレベルです。吉田礼楽、常深亜美、室井まどかの三人も東海や中部日本でランクインするなど決して悪くないメンバーだと思いますが、苦戦は必至です。1年次よりチームの主力として頑張ってきた三人ですが、団体戦はどうも勝ち運に恵まれません。最後となるこの国体で今までの欲求不満を解消してもらいたいところです。

 11時から3時間ほど調整に汗を流し会場である静岡・湖西へと出発しました。健闘を祈ります。

 残ったメンバーたちも明日は男女で合同練習試合に参加します。国体メンバーに負けじと頑張りたいと思います。

8月22日(木)
上達してる?
 連日の猛暑日。今日は37℃まで上がりましたが、インターハイの頃の37℃よりも暑く感じなくなったのは慣れたせい?

 休みなく練習を続けている訳ですが、今日のゲーム練習を見て「アレッ」と感じました。以前より凡ミスが減り好ゲームが見られるようになってきたように思います。私は男子の選手を中心に見ているのですが、夏休み中は男女一緒に卓球場で練習しているので女子のゲームも目にします。以前は簡単にミスをして「打った方が負け」という低レベルなゲームだった選手も、打っても簡単にミスせず、打たれても粘り強く返球する光景が増えてきました。もちろん、いつも練習している選手同士なので慣れているせいもあるのでしょうが、それを差し引いても確実に上達しています。男子の選手にも同じような傾向が見られ、私からのアドバイスも基本的な技術のことや精神的なものだけでなく、試合運びなどについて話をすることが多くなってきました。

 男子の新チームは大人しくて口数が少ない者が多いのですが、地道に努力できる選手が大勢を占めています。覇気がないのが気がかりではありますが、それも含めてのチームカラーかなと思うようになってきています。練習熱心な古市に引っ張られるように自主練習に積極的に取り組む選手が目立ちます。

 夏休み後半に来てようやく新チームが落ち着いてきたように思います。こういう時が大きく伸びるチャンスです。

8月21日(水)
宿題
 久し振りの猛暑日でした。

 夏休みも後半に差し掛かり、この時期の小中高校生の悩みのタネのひとつに”夏休みの宿題”があります。

 夏休みの卓球場は満員御礼なので男子と女子で時間をずらして練習をしています。その関係で昼休みは2時間ほど取ることになりますが、女子の昼休みの様子を見ていると、みんなで集まって宿題をやっていました。小学六年生の口地恋菜さんや、中学生の森本枝里さん、本校の高校生らが頭を寄せ合って取り組んでいました。

 部活動を一生懸命取り組んでいる中高生らの夏休みはハードです。でも夏休みの宿題に限らず、日頃の勉強や学校生活など、部活動より優先して取り組まなくてはならないことはたくさんあります。それができない時に、「部活動が忙しかったから」という言い訳は絶対に通用しません。また、「宿題をやってないので練習を休ませてほしい」という者が時々いますが、その神経を疑います。

 逆に考えると、どれだけ部活動に賭けていても、やらなければならないことを中途半端にせず取り組み、周囲を黙らせることが選手の”プライド”だと思います。

 「あいつは卓球バカだ」と、「あいつは卓球しかできないバカだ」は似て非なるものです。

※TOPICSに富山中部日本をアップしました

8月20日(火)
滝川高校来場
 午後は雨が降るかもって予報でしたがウソでした。

 今日は兵庫・滝川高校男子が来場してくれました。滝川高校は3月の札幌全国センバツでベスト8入りした強豪校ですが、定期的に本校と練習試合をして下さいます。今回は3年生が抜けてガラリと変わった新チームでの来場でした。お互いに新チームでの戦力不足に頭を悩ませるチーム同士で接戦の試合が多く、経験不足の本校にとっては絶好の機会となりました。古市と辻を除く新チームのメンバーは中学時代の実績も皆無で、まずはたくさんの経験をして失敗を重ね、自分のやるべきことを認識することからのスタートになります。今までは好きな卓球でボールを打っているだけで楽しかったのが、勝つことを求められるようになり急に重たく感じるようになっていると思います。ほとんどの選手が県大会に出るかどうかの本校の選手は、今も昔もスタートはこんな状態です。でもここから自覚を持って人が変わったように取り組むようになり急成長する者と、相変わらずの姿勢でノラリクラリと何の山場もないまま終わっていく者とに分かれます。「目の色が変わる」ってこういうことなんだ、と驚かされる選手が毎年必ず出てきます。悲観はしていません。

 女子は相変わらず「ミジミシ」と音がするような地道でしんどい練習に取り組んでいます。でもその表情には”やらされている感”は皆無です。こういう雰囲気の中で時を重ねれば強くならないわけがありません。ただ、チーム全体の底上げがトップ層のレベルアップになることを考えると、まだ上位選手とそうでない選手との温度差はあります。女子の新チームは飛び抜けた選手はおらず、中間層の選手が多いだけに全ての選手にチャンスはあります。この夏休みの練習が秋以降の試合で大きな差になりそうです。

 悲しいことに夏休みもあと11日となってしまいました。

8月19日(月)
愛知大来場
 夏休みも後半に差し掛かってきました。

 今日は平成22年卒業の水本沙耶さんが愛知大学の仲間と練習に来てくれました。愛知大学は現在東海学生リーグの2部です。月末から始まる秋季リーグ戦を前に1部昇格を目指しての強化練習に来てくれました。午前中は練習を、午後はゲーム練習に汗を流しました。2部では岐阜大あたりがライバル、1部との入れ替え戦では椙山女学園大、愛知学院大あたりとの対戦を予想していました。気が付けば4年生、最後のリーグ戦の水本さんですが、有終の美を飾れるか?頑張ってもらいたいと思います。

 男子は中学生も交えての練習でした。各選手とも連日のハードな練習で疲れもあると思いますが動きは快調です。

 やれる時にやっておかないと後悔するのは必至です。夏休み終了まで2週間を切りました。まだまだ足りない、と思っているのは私だけではないですよね?

8月18日(日)
真打登場
 恐らく多くの企業がお盆休みの最終日。

 今年のお盆休みには連日、現役バリバリの大学生から懐かしい顔までたくさんの卒業生の方々がお見えになりました。今日はいつもの小河さん、村上さんに加え、昨年度の教員採用試験で合格した森雅幸さんもラケットを持って相手をして下さいました。そしてとどめは7年振りの登場、平成13年卒業の重並拓郎さんが顔を出してくれました。

 中学生の頃から卓球場で練習していた重並さんと同級生の3名が「白子高校で卓球をやりたい」と言い始めたのが平成9年の今頃でした。当時の本校卓球部は女子は県で連覇中でしたが、男子は同好会に毛の生えたような状態でした。将来有望だった彼らに「白子の男子はやめておいた方がいい」と止めたのを覚えています。しかしどうしてもこの卓球場で続けたいとの意志は固く、何の基盤もない卓球部に選手4名でスタートしました。”卓球が好き”という純粋な気持ちだけしかなかった彼らですが、自分たちの意志で練習に取り組み、みるみるうちに力を付けていきました。同級生の長谷川巧さんが2年生でシングルス代表になったのを皮切りに、重並さんも3年生でシングルス代表となりました。悲願だった団体優勝は果たせませんでしたが、彼らを慕って後を追ってきた一学年下の村上悠馬さんが翌年に団体優勝へと導きました。

 現在の本校は男女でインターハイに出場していますが、古い歴史と伝統のある女子は何十年も前からの環境やシステムが整っています。しかしゼロからのスタートを中学生たちだけの意志でインターハイまで持って行けたことは驚異です。今でこそ様々な環境やシステムが整っている男子卓球部の礎となったのは、彼らの純粋な意志でした。

 高校卒業後、愛工大で活躍し、その後はローソクで有名な(株)カメヤマに就職して現在に至っています。地元の人に誘われて秋のスポーツフェスティバルに亀山市代表で出場することとなり、ラケットを新調しに西飯スポーツにやってきたそうです。柔らかいボールタッチで活躍した重並さんも、村上さんほどではありませんが体重も増えてしまい往年のプレーは難しいかもしれませんが、是非また高校生たちの相手をしてもらいたいと思います。

※写真左が重並さん、右が村上さん

8月17日(土)
暑さの質
 お盆は多くの企業もお休みです。宮本さんも連日、華麗なカットで高校生の相手をして下さいます。また、帰省している大学生も連日顔を出してくれて助かります。感謝、感謝です。

 一時期から考えると少し暑さも和らいだ感じがします。クーラーを全開にすると30℃ほどまで下がります。選手たちは汗まみれですが、見ているこちらは快適です。「今の若い者はクーラーだなんて根性がない!私たちの若い頃は…」とお考えになる方もお見えになるかもしれませんが、ここ数年の暑さは以前と比べると暑さのレベルが違います。精神力や気持ちで乗り切れるレベルを超えて、「危険な暑さ」です。

 私も高校時代はプレハブの練習場で室温40℃を超える環境で練習していましたが、外気温はせいぜい30℃をギリギリ超えるのがせいぜいでした。プレハブ内で長時間の練習は無理でしたが、日陰に入れば涼しく感じ、朝夕はそれほど暑さは感じませんでした。ところが今は冷房の効いていない場所では体を休めることすらできません。

 夜寝る時も、昔は窓を開けて扇風機を使えば大丈夫でしたが、今はそうもいきません。考えてみれば私が子どもの頃はクーラーは贅沢品で、実家のクーラーもひと夏に数回しか使わせてくれませんでした。大学の安アパートも冷房などはなく、社会人になって最初の夏のボーナスでクーラーを買ったことが思い出されます。

 汗をあまりかかない私は高校時代、40℃を超えるプレハブ内での練習でも顔にうっすら汗がにじむ程度でした。滝のような汗をかく西飯さんに「お前は一生懸命練習しとんのか!」とよく怒られ、西飯さんのようにアゴからしたたり落ちる汗をかくことにあこがれを感じていました。当時が今くらいの暑さなら、そんな汗もかけていたのでしょうか。

8月16日(金)
まだ余裕?
 30℃を超えても35℃を超える真夏日でなければOKという感じになってきました。本日の最高気温33℃。

 入れ代わり立ち代わり大学に行った卒業生の方々が練習に来てくれます。今日は愛工大2年の酒井眞菜さん、名商大2年の山本雄飛さんと1年の岡田泰典さんが胸を貸してくれました。元気の良い酒井さんと岡田さんがプレーすると練習場の雰囲気がパッと明るくなります。またどんな時でも手を抜かない山本さんと練習する高校生たちは自然とその雰囲気に呑みこまれます。高校時代に持っていたスタイルは大学に行っても変わっていません。一生懸命な姿を見て安心しました。

 遠征帰りの高校生たちも疲れも見せずに練習に取り組んでいました。好成績に自信をつけた者たちは堂々と。一方の不甲斐ない出来だった者たちは必死に…ならいいのですが出発前と変わりない雰囲気でガッカリでした。この期に及んでまだ切羽詰まった感がないのが不思議です。

 気が付けば夏休み終了まで2週間近くになりました。

8月15日(木)
男女遠征B
 三日目、男女とも最終日です。

 男子の国体チームは安田学園と国体神奈川に快勝し全日程を終えました。選手たちのモチベーションも高く、自信をつける三日間になりました。レベルの高い選手たちとたくさんのゲームをすることにより、自分たちの力も引き上げられた感がしました。県外では勝てないという思い込みからくるコンプレックスを少しは払拭できたように思います。今後も自信をもって取り組んでもらいたいと思います。白子高校チームは試練の連続でしたが、あくまで想定内です。中学時代の実績も実力もない選手たちだけに、「卓球が好きだから」というモチベーションから、「好きな卓球で勝ちたいから」というモチベーションに変わりつつあります。ようやくスタートラインに立った彼らがどこまで自分を追い込めるか期待しています。

 女子は冷房もない会場で連日、長時間のゲーム練習に取り組みました。さすがに通いで三日連続なので疲れでキレも悪かったようですが、そこで妥協しないのが本校女子の持ち味です。こういった頑張りの成果は必ずどこかで発揮されます。技術的、精神的な課題も見つかったはずです。引率してくれた村上さんのためにも、結果につなげなければなりません。

 男女とも帰ってきてすぐにラケットを握り、自主練習に取り組む選手もいました。貴重な夏の時間は刻々と過ぎていきます。

8月14日(水)
男女遠征A
 男子の愛知フェスティバル二日目。国体チームは上宮、長野商に連敗しいやな雰囲気でしたが湘南工大付に古市、辻の二人で3点を挙げる活躍で快勝し、予選リーグを2位の好成績で2位リーグに進みました。北海道の尚志学園にも権蛇、辻、古市の活躍で勝利。金沢学院東には息切れで敗れますが、最終戦の東京国体には大接戦となりますが最後は2-3で力尽きました。経験の少ない古市・辻のダブルスは課題も多くまだまだこれからですが、四日市工業の岡崎を含めたシングルスの3名は期待を持たせる出来でした。一方の白子高校チームは苦戦続きで予選リーグ10チーム中8位でした。明らかな経験不足ながら一戦一戦成長しているのは見ていて分かります。負けが続いても心は折れておらず奮戦しています。

 女子は昨日に引き続き豊田市に通いでの練習試合です。全体的に疲れは見えてきていますが、吉田が二日間通して負けなしの26連勝、同じく国体メンバーの常深、室井も通算2,3敗と好調です。新チームの1,2年生はほぼ五分五分とこれからの様相ですが、タフな条件での連戦は今後につながる絶好の経験となると思います。三日目の明日は一部メンバーを入れ替える予定です。引率の村上さんを含め体力的に厳しい遠征ですが、頑張ってもらいたいと思います。

 男女とも明日が遠征最終日。最後の力を振り絞って臨んでくれることと思います。

8月13日(火)
男女遠征@
 ホテルのフロントの方に言わせると、今日は昨日より暑くないとのこと。

 今日から三日間、男女とも遠征です。

 男子は豊田スカイホールで「愛知フェスティバル」という合同練習会に参加です。北は北海道から南は沖縄までの男子60チームが集まりました。多くのチームが各都道府県代表だけあってハイレベルです。本校からは国体代表チームとして権蛇佑輔と古市真暉、そしてダブルスの関係で辻智貴がエントリー。白子高校チームとして部内リーグを勝ち抜いた楠井瑠偉、村上稜二、大谷崚介、安田佑紀がエントリー。国体チームは苦戦もありましたが最終戦の遊学館戦では雰囲気も良く、初日を全勝で終えることができました。白子チームは苦戦もやむなく1勝4敗。でもいずれの選手も学校を代表しての遠征は始めてだけあってモチベーションは下がりませんでした。こうやって失敗を経て少しずつ成長していくのだと思います。

 女子も国体代表の常深亜美、吉田礼楽、室井まどかの遠征に便乗して新チームの選手も帯同しました。豊田市で愛知・高蔵高校、愛媛・済美高校、静岡・浜松商業高校との合同練習会に参加。冷房なしの厳しい環境でしたが朝9時から17時まで一人10試合以上ガッツリとやり込みました。引率をお願いした村上さんによると、モチベーションも下がらずに雰囲気も良かったとのこと。

 男女とも主力の3年生が抜けると経験の少ない選手が多くなります。貴重な経験を無駄なく生かしたいと思います。

8月12日(月)
猛暑→酷暑
 36℃→38℃→39℃→38℃。西飯先生とも、「何か昨日より少し涼しいよねぇ」って話をしていました。でも昨日より最高気温が1℃下がっただけの38℃でした。

 昨日と今日は酒井眞菜(愛工大2年)さん、今日は南翔太郎さんが胸を貸してくださいました。ありがたや。

 昨日、暑い中を3時間もトレーニングやストレッチングについて講習して頂いたにもかかわらず、男子の練習前の準備体操で全くそれを意識していない選手がいて腹が立ちました。どれだけ素晴らしい機会に恵まれても、それを生かせるかどうかは、それぞれの意識にかかってきます。昨日と今日、今回と次回はつながっており連動していますが、”その場限り”、”行き当たりばったり”の人間は、大きく成長できる小さなチャンスをことごとく見逃してしまっています。残念、残念至極ですが、それを伝えられない自分の無力さに腹が立ちます。

 明日から三日間、男女とも遠征です。新チームでの初の遠征ですが、男女ともまだ軌道に乗っておらず不安を抱えたままでの遠征です。でもだからこそチームの課題も見えてくるはず。

 試練の三日間となりそうです。

8月11日(日)
トレーニング講習
 一昨日から36℃→38℃と来て、今日は39℃。体温なら入院レベルです。

 今日の午後は「ケッズスポーツマッサージ名古屋」から院長の伊藤さんをはじめ3名のスタッフさんが来場して下さり、トレーニングの講習会を開いていただきました。ケッズは実業団や大学のトップチームを指導している実績もあり、卓球に必要なトレーニングを熟知されています。

 昔と比べると現代の卓球はルールの変更や用具の進歩により、より体力が必要な競技へと変わってきています。高校生の県大会クラスでも長いラリーが続くのが当たり前となり、以前よりもテクニカルな部分よりフィジカルな部分の方に比重が移ってきています。「より強いボールを打てる選手」や、「より大きく動ける選手」が有利です。それには強い体が必要になります。

 本校のトレーニングについては試行錯誤により変遷してきた歴史があります。”これがいい”と聞けば試してきました。ウエイトリフティングのメダリストを育てた校長先生が赴任された時にはバーベル一式を購入し、女子の選手に週3日各1時間みっちりとやらせました。その効果があったのかどうかは分かりませんが戦績は良かったと思います。ただ時間がかかり過ぎるので一年ほどで立ち消えとなりました。その後も様々なトレーニングを試しましたが、最近は流行の「体幹トレーニング」た主流となっています。

 今日の講習もその体幹トレーニングを中心に教えていただきました。特に真新しいものはなかったのですが、一番の基礎となる呼吸法などの注意点を教えていただいた時には目からウロコが落ちる感じがしました。

 微妙な姿勢の違いや、呼吸の仕方ひとつで全く効果が違ってきます。同じ時間と労力をかけるなら、より効果的な方が良いに決まっています。明日以降のトレーニングに生かしたいと思います。

 やはり本物のプロは違います。勉強になりました。

8月10日(土)
猛暑
 昨日、「最高気温が36℃!」と張り切って書きましたが、今日は38℃!この調子だと明日は40℃?

 二台の大型クーラーをフル稼働しても33℃でした。でもクーラーがなかったら、と考えると恐ろしくなります。もう日本の夏は「暑い」ではなく「危ない」です。

 今日は昨年卒業して東洋大学に進んだ岡田理志さんが練習に来てくれました。卓球だけでなく勉強も頑張っているとのこと。毎日が楽しく充実しているようで、先月に来てくれた天理大学に進んだ岡田天志さんともども、進路選択がうまくいったようで、こちらとしても嬉しくなってきます。卓球がどうだこうだとは関係なく、進んだ道で充実した生活を送ってくれている卒業生を見るとこちらの苦労も報われた感じがします。どうぞこのまま大学四年間を充実させてもらいたいと思います。

 高校生たちは連日の試合や遠征の疲れも見せずにガッツリと練習に取り組んでいます。しっかり練習して、しっかり食べて、しっかり寝て、毎日目に見えて成長しています。二学期が始まるまでの三週間でどこまで伸びるか?

 ところで先日行われた全国中学東海ブロック予選で、一緒に練習している森本枝里さんが2年生ながら見事4位で通過しました。この春に大宮から白子に転入して高校生たちと練習するようになってその才能が開花しました。しかしそれも大紀クラブでしっかりと基礎を磨いていただいたおかげだと思います。先輩で卒業生の曽我美咲さんを超える逸材として今後も期待は膨らみます。

 また同じく中学2年生で東海ブロックにチャレンジした口地輝季さんは惜しくも16決定で第一シードの選手に1-3で敗れました。来年こそは悲願の全中出場を目指して、早速高校生たちと練習に取り組んでいます。

 勝つ時もあれば負ける時もあります。負けても希望さえ失わなければ大丈夫です。アツい夏はまだまだ続きます。

※写真はベンチコーチに入った小林美幸さんと森本枝里さん

8月9日(金)
ステップアップキャンプ
 最高気温が36℃!

 今日は岐阜・羽島の体育館で西飯スポーツ主催のサマー・ステップアップキャンプが行われました。冷房は入っていましたが大変遠慮がちな冷房で、恐らく室温は30℃を超えていたことと思います。

 春、夏、冬休みに行われるこのキャンプは、すでに全国大会等の試合に参加したことのある選手を除く層を対象とした練習会です。各都道府県の1,2位校なら団体戦に出ていない選手、または3位校以下の選手ならば誰でも参加できます。本校も普段なかなか練習試合等に連れて行く機会のない選手たちの”登竜門”として利用させてもらっています。今日も男子6名、女子5名をエントリーしましたが、目論見通り接戦が多く、刺激になった練習会でした。

 練習試合には様々な目的があります。参加させる選手や時期によって目的も違ってきます。基本はお互いが刺激になるような「力のバランス」が大切ですが、これがなかなか難しい。たくさん勝てれば気分も良いのですが、「刺激になったか?」と言えばそうではないはずです。逆に強いところとやりたいとは言っても負けてばかりだとこれまた「刺激になったか?」と言えばそうでもありません。難しいところです。

 本校の選手も全国大会で勝てる選手もいれば、地区予選通過もままならない選手もおり、そのレベルは幅広いのが現実です。上位の選手に焦点を当てれば下位の選手にチャンスはなくなるし、下位の選手に焦点を当てると上位の選手に刺激になりません。このステップアップキャンプは本校のレギュラーを目指す層の選手たちには絶好のレベルです。

 ただやはり、最終的には選手たちの意識の問題です。勝てる試合が多かったからと言って手を抜くようでは時間とエネルギーの無駄遣いです。こちらの意図を汲んで取り組める選手にとっては絶好の機会だったと思います。

8月8日(木)
高校選手権S
 二日目はシングルスです。

 女子は昨日のダブルスに引き続いて吉田礼楽が優勝し二冠獲得です。ボールの威力、ラリーでの安定性など他を圧倒しての優勝でした。準優勝は大西真由が入りました。2年生になってから故障続きでインターハイ予選、国体予選とも納得のいく出来ではありませんでしたが、根気よく練習を続けての復活でした。以前の力任せのプレーと違い柔らかいボールを交えてのプレーは新境地の開拓か。三位には室井まどかと常深亜美の3年生コンビ。ともに落ち着いたプレーで全く危なげなく勝ち進みましたが室井は吉田に、常深は大西に対し準決勝で力尽きました。ベスト8には芥佳子、山岸芽以、繿コ菜月が入りました。芥は安定したカットと攻撃で、繿コは威力のあるボールと巧みな試合運びで、ともに皇学館の主力選手をセットオールで破っての進出です。山岸芽以も同士討ちまで勝ち抜きました。

 男子は昨年のこの大会以来、県内個人戦での連勝を続けていた古市真暉が決勝でまさかの逆転負け。インターハイのリプレイを見るかのような、「1,2セットを負け、3セット目から開き直り、5セット目中盤で勝ちを意識して追いつかれ、必死の猛追」という展開でした。インターハイではこの展開で3試合をセットオールジュースで勝ちましたが、今回は結果だけが異なりました。明らかにまずい試合運びですが、それで結果が出ていただけに今回も決断が鈍りました。出足から積極的なプレー、リードしても積極的なプレーという勝負の鉄則を守らなければ厳しい展開になることを今回で身をもって知ることができたはずです。三位には古市に負けた権蛇佑輔が入りました。今回は別人を見るかのような冷静なプレーが目を引きました。闘志を前面に出すもののアツくなりすぎて空回りしていた以前とは違う、流れを読んだ試合運びは見事の一言。ベスト8には辻智貴。準々決勝では痛恨の逆転負け。セットオール7-4リードの場面での無駄なプレーが致命傷となりました。一本の恐ろしさを知ることができたか。

 男子も女子も3年生の充実ぶりが目を引きました。この高校選手権は3年生が高校生として出場できる最後の試合ですが、他校の3年生はほとんど参加しません。上にもつながらない大会なので、以前は気の抜けた状態で出場して敗退する失態も見受けられましたが、今回の3年生は完璧なプレーでした。インターハイ時より肩の力の抜けたプレーは視野も広がり余裕さえ感じられました。女子の1,2年生も、「新チームの白子は苦しい」との下馬評を一掃するほどの内容でした。もちろん技術的にはまだまだ改善の余地がありますが、選手たちも自信を持ったはずです。一方で男子の1,2年生の主力と目される選手たちは、いずれもメンタル面での甘さが出ました。リードした場面で勝ちを意識するのを責めるつもりはありませんが、そこで崩れるのは普段の取り組みに甘さがあると言わざるを得ません。後に、「高校選手権での失敗で目が覚めた」と言えれば結果オーライですが。

 秋から始まる全日本予選、新人戦などのビッグイベントに向けての前哨戦が終わりました。勝っても負けてもここからが勝負です。

8月7日(水)
高校選手権D
 猛暑日再開です。

 今日と明日は平成25年度三重県高等学校卓球選手権大会が伊勢の県営競技場体育館で開催されます。

 今日はダブルスでした。

 女子は大本命の吉田礼楽B・室井まどかB組が有終の美を飾りました。決勝は2セットを先行される苦しい展開でしたが、そこは経験豊富な二人です。あわてずにじっくり立て直しました。今日は二人とも終始笑顔を絶やさずにプレーしていました。背負っていた重たいものを降ろして伸びやかに楽しんでいたように思います。第三位には山岸芽以A・武馬明穂A組と大西真由A・繿コ菜月@組が入りました。山岸組は山岸の思い切ったプレーと武馬の丁寧なプレーがうまく噛み合いました。大西組は左右の強打が良く決まっていました。三位入賞の二組は技術的にはまだまだですが、スタートとしては悪くない内容だったと思います。勝山莉奈A・前田奈津子@組と樋口桃佳@・尾崎佑菜@組もよきう健闘してベスト8に入りました。それぞれ必死でパートナーにボールをつないでの勝利でした。

 男子は新チームのエースダブルスと期待される古市真暉A・辻智貴@組が優勝。準決勝で2-0から追いつかれる場面もありましたが、何とか振り切りました。まだ噛み合っていませんが徐々に修正していきたいと思います。準優勝は権蛇佑輔B・大谷崚介@組。経験豊富な権蛇がうまく大谷をリードしました。大谷も徐々にリズムをつかんで大健闘。権蛇のメッセージが伝わったか?第三位には村上稜二A・楠井瑠偉A組。準決勝で権蛇組にセットオールジュースで惜敗でしたが、接戦を勝ち上がっての経験は今後に生きるはずです。

 男女とも上位を独占する結果となりましたが、新チームのダブルスとしてはまだまだ安心するには程遠い内容でした。インターハイから数日のこの時期だけに、ダブルスの準備不足はやむを得ないと思います。

 良くも悪くも”これから”です。

8月6日(火)
広い視野
 朝方パラついていた雨も止み、蒸し暑い一日でした。

 男子はインターハイを終え、権蛇を除く3年生が休部に入りました。チーム状況は人数的にもレベル的にも大きくダウンしてしまいました。ただ、意欲だけはあるので悲観はしていません。

 女子はまだ主力の3年生たちが残っているのでそれほどではありませんが、来るべき日に備えて準備しなければなりません。こちらも意欲だけはあるので何とかなると思います。

 毎年のことですが、夏を終えてからの3年生の存在は非常に重要です。まだヨチヨチ歩きの新チームを陰で支える存在として私も1,2年生も大変心強く感じます。3年生自身もインターハイを終え一息ついたことが心のゆとりを生み、客観的に物事を見ることのできる広い視野を身に付けます。

 この時期の半年が彼ら彼女らの人間的な成長を大きく促します。

 心技体ともに大きく成長する余地のある3年生たちの高校生活はまだまだ続きます。

8月5日(月)
高体連会議
 朝から蒸し暑い日だと思っていましたが、夕方からは雨が降り出しました。

 今日は朝から高体連卓球専門部の会議でした。

 明後日から行われる高校選手権の組み合わせ会議も兼ねていましたが、今年度後半の事業についての説明や話し合いが持たれました。組み合わせ会議がある度に同じことを書きますが、三重県の組み合わせは恐らく全国的に見ても公明正大です。組み合わせは非常にデリケートな問題で、公正を期するのが大変難しいものです。完璧な組み合わせは総当たりリーグ戦です。しかし現実的には数百人の選手で総当たりリーグ戦は不可能です。そうなるとトーナメント戦ということになりますが、その振り分けで構成を期すのは困難を極めます。

 トーナメント戦を組む考え方は色々ありますが、強い選手から順にシードを置くのが原則です。しかしその「強い選手」を決めるのが大変です。以前の三重県では直近の試合の結果でシードを置いていましたが、三年前からジュニアポイントランキング制度という、「一年間の全ての県内外の試合の結果をポイント化してランキングを決める」制度を導入してシードを決めています。

 ランキングでベスト32シードまで決め、それ以下はコンピュータによる振り分けをしているので組む人の主観が入る余地は全くありません。極端な話、三重県の組み合わせは誰が組んでも同じ組み合わせになります。だから、「なぜこの組み合わせになったのか?」と聞かれれば全てを説明することができるものとなっています。

 県外の高校生の試合の組み合わせで聞いた話では、一部の権力者のみが密室で組んでいるとか、完成した組み合わせをコピーしに行った人がこっそり書き換えたりすることが横行しているところもあるとかないとか。インターハイ本大会の学校対抗の組み合わせも近年は公開抽選となっていますが、以前はそうではありませんでした。その頃は全国大会の組み合わせですら…。おっとこれ以上は…。

 選手の頑張りで得た結果なのに、「あれは組み合わせが…」と言われては可哀そうです。我々はあくまで脇役に徹しなければなりません。

8月4日(日)
とにかくガッツリ
 真夏の日差しが夕方になると豹変しました。

 男子の新チームはまだぎこちなく、新キャプテンの古市の号令も違和感を感じてしまいます。毎年のことですが徐々にカラーを出してくると思います。今年の新チームは何色か?

 基礎的な力が不足している新チームです。とにかく夏休みはガッツリとやろうと思います。

 女子はまだ三年生が多く残っており、依然とそう変わりのない雰囲気です。最近の高校生の流行言葉、「安定の三年生」です。

 三日後に全中東海ブロック予選を控えた中学生たちは昨日の熱戦から一夜明けた今日、早速再始動です。組み合わせも手に入り、対戦相手の情報収集に勤しんでいました。私も各県の知り合いの先生に連絡を取ってお手伝いしました。聞いた話でイメージを膨らませるのはとても難しいです。よほど個性的な選手なら別ですが…。ぜひ激戦区東海を突破してもらいたいと思います。

8月3日(土)
中学県大会
 湿度が低く風もありましたが、過ごしやすいとは言えません。十分暑いです。

 今日から全体練習再開です。

 男子は新チームとして最初のミーティングからスタートです。新キャプテンは古市真暉になりました。卓球の実力はチーム内では文句なしですが、決して自分から人前にでたがるタイプではないので、リーダーシップがとれるかどうかは未知数です。でも卓球に対する姿勢、謙虚な態度でチーム内の信頼感は申し分ありません。本人による”所信表明演説”でも、「自分は気の利いたことを話したり、強く指示したりはできないかも知れませんが、口ではなく態度でみんなを引っ張っていきたいと思います。」と話をしていました。古市を筆頭に2年生4名、1年生3名の小さな所帯です。全体的に大人しくて真面目な選手が多いチームです。古市のスタイルである地道にコツコツやるチームにしてもらいたいと思います。

 今日は全国中学の三重県予選シングルスの部が安濃の体育館で行われ、熱気あふれる体育館で朝から一日観戦しました。卓球場関係では女子の森本枝里さん(白子中2年)が準優勝、畑中みうさん(赤目中3年)、遠藤佳奈さん(大木中3年)がベスト16で、男子は口地輝季さん(久居東中2年)がベスト16で東海ブロック予選へと進みました。プレッシャーのかかる場面でどこまで我慢できるか?がポイントになるのは中学生も高校生も同じです。更に高いハードルとなる東海ブロック予選です。チャレンジする気持ちを忘れずに頑張ってもらいたいと思います。

8月2日(金)
change
 昨夜遅くに福岡から帰ってきました。大会三日目あたりはかなり疲れを感じましたが、そこを過ぎると思ったよりも元気に過ごすことができました。

 今日は残務処理に追われました。大きな試合の後は様々な部署への報告が必要です。なるべく早く済ませようとするのですが、そうやっているうちに次の大きな試合が入るのでついつい遅れてしまいます。ただの言い訳ですが…。

 高校生の夏はこのインターハイで大きな区切りを迎え、男女とも3年生の多くが休部に入ります。男子は明日、新チームでのミーティングです。ついこの間、入学したと思っていた2年生たちがチームの中枢となります。

 インターハイが例年より早かったせいで、夏休みの残り30日は国体少年女子チームが東海ブロック予選に臨む以外は大きな試合はありません。昨日の帰路、西飯先生と残りの日程の確認と指導方針について話し合いを持ちました。

 終わったと同時に始まります。さあ、切り替えです。

8月1日(木)
福岡IHE
 昨日シングルス1回戦を突破した男女128名により2回戦から5回戦までが行われました。本校からは男子の土性、古市、女子の常深、室井が挑戦します。

 朝一番の試合は土性からでした。相手は埼玉栄の左利きの選手です。出足の緊張した場面でいきなりロングサービスを出されて一気に流れを掴まれます。その後も一方的に攻められて1セット目を奪われます。2セット目になっても流れは変わらず、レシーブからも広く攻められ打つ手がありません。しかし3セット目は弱点と見られた相手のフォア前のサービスと、ロングサービスにリズムを合わせてレシーブに入ることによって流れを掴みます。ところが中盤で出たミスで再び迷いが出て追いつかれます。10-8からフォア前のサービスでエースを取ったものの、最後はバック前に出してしまい万事休す。最後に迷いが出ました。昨年の秋に全日本ジュニア予選で代表になると、チームの主力として活躍してきました。「練習を頑張れない」との入学前の評判でしたが、その噂が信じられないほどの頑張りで練習に取り組んできました。その結果、全日本、大阪、東京、全国センバツ、そして今回のインターハイと、全ての全国大会に出場することができました。”努力は決して裏切らない”ことを学んだ価値ある三年間だったと思います。

 古市は新潟、北越の選手と対戦。威力のあるフォアハンドで積極的に攻められて1セット目を失いますが、ミスの減った2セット目は攻勢に出ます。中盤まではリードを保ちましたが、後半で弱気になって逆転で失う致命的な展開に。しかしここで簡単に崩れないのが最近の古市の成長です。結果を考え過ぎずに思い切ってプレーすることに徹すると、素晴らしいボールが入りだします。打っても守ってもベストのボールを連発して、劣勢を挽回して5セット目に持ち込みます。接戦で進んだ序盤でしたが、中盤で一気に引き離されます。ところが諦めずに追いかけると相手も勝ちを意識して弱気なプレーになり、驚異的な挽回で12-10で劇的な勝利。自身初の全国大会3回戦進出です。

 常深は横浜隼人の選手と対戦。1セット目をジュースで奪われますが、2セット目は粘りに粘って14-12と取り返すと流れは大きくこちらに傾きました。3セット目も6-2とリードして一方的な展開になるかと思われましたが、勝負を急いで中盤にミスが出て激しく追い上げられます。西飯先生のタイムアウトの声も聞こえないほど焦ってしまい痛恨の逆転負けを喫すると、4セット目に流れを引き戻すことはできませんでした。ほんの一瞬の気の迷いが流れを大きく変えてしまうのが大舞台の怖さです。故障との戦いだった常深の三年間でしたが、泣き言は一切漏らさず常に前向きな姿勢を貫き通しました。強いリーダーシップで部員たちを引っ張るスタイルは、他の部員との衝突もありましたが最後はチームを一つにすることができました。堅実なプレーは彼女の性格を裏打ちしています。この経験を世の中に出てからも生かしてもらいたいと思います。お疲れ様でした。

 室井は関東を制した横浜隼人の選手と対戦。豪快な左のドライブを放つ相手に序盤から苦しめられます。サービスを持ってもストップで前に寄せられ4球目を狙われます。ようやく慣れてきたのが2セットを失った後の3セット目でしたが、時すでに遅し。台上処理に課題を残す一戦となりました。中学時代は県内でも目立たない存在でしたが、高校入学後にフォア面を表にしてから大きく伸びました。2年の秋以降はレギュラーに定着し、個人戦でも安定した成績を残すことができました。試合運びなどにまだ改善の余地があるので、経験を積めばまだまだ勝てる選手です。ここからです。

 チームで唯一、3回戦(32決定)に進んだ古市は団体優勝のメンバーである地元福岡、希望ヶ丘の選手と対戦。団体戦での活躍を目の当たりにしていたせいもあり、過剰に警戒して全てのプレーがワンテンポ遅くなってしまいました。決して厳しくない相手のレシーブに対しても警戒するあまり打点を落として持ち上げるのがやっととなり、そこをすかさず狙われました。結局、最後まで彼らしいプレーができずに不完全燃焼な一戦となってしまいました。昨年と比べると、多くの経験を積んだ分、粘り強くプレーできるようになってきています。しかし今回のインターハイでの4試合を見ると、まだまだ無駄なポイントが多く見受けられます。ラストの一年間でこれらの課題が解消されれば、更に上のステージに上がれる可能性はあります。

 高校生にとって最高、最大の舞台であるインターハイは、様々なドラマを生みます。今回のインターハイでも大逆転したりされたりの波乱の試合が相次ぎました。「幸運、不運」で片づけられない夢の舞台だけに悔しい結果はまさに痛恨の極みですが、大切なのはここに至るまでベストの準備をしてきたかどうかです。オーバーな言い方に聞こえるかも知れませんが、人生と同じく精一杯の頑張りも報われない時もあれば、何もかもが上手くいく時もあります。普段の努力を知っているだけに、良い結果を残せた選手にももちろんですが、そうでなかった選手にも心からの拍手を贈りたいと思います。

 九州という遠方にもかかわらず、今回もたくさんの保護者が応援に駆けつけて下さいました。昔と比べるとインターハイの会場に当たり前のように保護者の姿がありますが、本当にありがたいことです。インターハイは終わりましたが、選手たちの戦いはまだまだ続きます。引き続きご支援とご協力をお願いいたします。