白卓日記 ‘12   6月 前月へ!  次月へ!   
6月30日(土)
楠中来校
 今日は四日市の楠中学男子卓球部が練習に来てくれました。

 楠中学からは本校にも3年生の宮原亜也加、2年生の吉田礼楽、1年生の山岸芽以、武馬明穂の4名が在籍しています。外部指導者の荒木さんにお話を伺いましたが、楠町は町ぐるみでスポーツ活動を推進しており、小学生からお年寄りまで活発に活動されているとのこと。卓球も小学生の少年団から中学生のクラブチームへとつながっており、それがここ数年の躍進につながっているようです。

 今日来校してくれた6名の選手も力のある選手ばかりで、午前中の数時間でしたが選手たちの意欲が伝わる練習でした。目下は全国中学三重県予選の団体戦に向けて強化中とのこと。昨年末の全国センバツ予選でも三位に入賞され、今回もベスト4入りして東海大会に進むのが目標だそうです。

 ゲーム練習をしてみると、技術はあるのですがそれを試合で上手く出し切れない場面が多く、勝ち星が伸びません。しかしこれは、そのレベルの中で常に練習していれば自然と身につくものですが、現実はそうはいきません。本校の選手も高いレベルの中で試合をすると全く同じような状況になります。選手らへの意識付けも大切ですが、根気よくチーム全体のレベルを上げていくのが結局は唯一の方法とも言えます。

 暑い中でしたがお互いに気持ちが切れずにプレーできたと思います。楠中学の全中予選での健闘を期待しています。

6月29日(金)
醍醐味
 梅雨も来ぬまま梅雨明けのようですが、週明けから天気は崩れそうです。

 男子の部員は現在15名います。団体戦の前や大きな試合の前はどうしても上位の選手にばかり目が行きます。この試験中は、日頃なかなか見ることのできない選手たちを見ようと思っています。

 本校の場合、1年生は古市や平井のように最初から主力選手として活躍する選手もまれにいますが、半数以上は県大会にも出場できなかった選手です。入部を申し出てきた時には何度も意思確認をしますが、それで大抵の生徒は怖気づいて入部をためらいます。負担は精神的にも肉体的にも経済的にも中学時と比べ物になりません。それを説明し何度も押し返しますが、それでも「どうしてもやりたい」と言う者が数人出てきます。

 しかしそんな選手に限って入部後の取り組み方は部内で指折りの頑張りを見せてくれます。

 卓球は上達に時間のかかる競技なので、中学時までの差を埋めるのは容易ではありませんが、何もかもが新鮮に感じられるのか、吸収力も並大抵ではありません。今日も数人の選手たちに声を掛けましたが、話を聞く目が素晴らしい。

 主力選手たちが活躍して県代表として羽ばたいていくのは指導者のモチベーションになりますが、全く無名で力のなかった選手が三年かけて力を付けて周りが驚く活躍を見るのも指導の醍醐味です。

 二年後が楽しみです。

6月28日(木)
秘蔵写真
 涼しすぎます。反動が怖いです。

 男子の全体での練習は18時半頃までです。その後は21時まで希望者による勉強会に付き合います。

 副顧問の山本先生がいる時は選手たちはこぞって質問しにいきますが、私だけの時はさすがに来ません。正しい判断です。

 勉強会はパソコン教室を借りてやるので、私はその時間を利用して過去の写真の整理をしています。当HPを始めたのは2005年11月ですが、最も古い写真は2004年のものからあります。今はその写真にナンバーリングをしてオンラインストレージ(インターネットを通じてデータを保管するディスクスペースを貸すサービス)に移しています。

 2004年と言うと8年前になります。

 昨年、本校を卒業して大学生になった山本雄飛さんが小学生だった大阪選手権の写真が出てきました。勉強会の終わりに、「秘蔵写真公開」ということで大型スクリーンにその写真を写しだしたところ、選手たちから「可愛い!」とか「小さいけど今もあんまり変わってないな」などの声があがりました。

 中高生の時期は子どもから大人へと変わる、最も”見た目が変わる”時期でもあります。こちらは毎日顔を合わせているので、その変化になかなか気が付きませんが、改めて数年前の写真を見ると確かに驚きです。

 今回は特別にトップページにその写真をアップします。ただし一日のみです。とくとご覧ください。

6月27日(水)
アリとキリギリス
 この時季なのでスッキリ晴れる日はほとんどないのですが、ジメジメムシムシという日がほとんどありません。空梅雨でしょうか。

 学期末が近づいています。テスト前なのでその準備も大変ですが、この期に及んで「美術の課題が未完成なので練習に遅れます」とのことで練習に参加できない者がいました。細かい事情は分かりませんが、結果的にはテスト前の勉強や卓球の練習もできないことになっています。授業時間で間に合わない課題が出されているとは思えませんし、この切羽詰まった時期にやらなくて済むように計画的に進めるべきだったでしょう。同じように「分からないところを教えてもらうので練習に遅れます」という者もいました。もっともらしい理由ですし、分からないまま放置しておくよりマシだと思いますが、これもこうなるまで放っておいたツケが回って来たに過ぎません。

 学生である以上、教科外活動である部活動を優先させる理由はありません。当然、教科に係わることを最優先させるべきです。

 しかし全てを計画通り準備してこの時期に至る者と、無計画に放置して慌てふためく者との差は歴然です。

6月26日(火)
一事が万事
 とても梅雨とは思えない日が続きます。

 男子は授業後2時間ほどの練習し、その後は自宅に帰って勉強する者、学校に残って勉強会に参加する者に分かれました。どちらを選択するかは本人の意思に任せていますが、それ以外の選択肢はないはずです。結局、自分に跳ね返ってくるので結果を出せる選択をしなければ損するのは自分自身です。

 勉強会をしていても集中力のある者とない者との差は歴然です。言うまでもなくそれが成績に見事に比例しています。

 そう言えば昨日のミーティングで話をした課題ですが、ミーティング直後の練習ではほとんどの者がそれを意識した練習をやっていましたが、一日経った今日はすっかり忘れた者も見受けられました。

 残念です。

 選手たちには常日頃、「理想は自分で考えて自分で取り組むことだが、それができないなら他人のアドバイスには素直に耳を傾けて取り組むべきだ。それすらできないなら一体何ならできるのか?」と話をします。

 一事が万事。

 成功できる者とできない者との差です。

6月25日(月)
自分で考える
 この時季にしては涼しい一日でした。

 男女ともミーティングからスタートです。

 男子のミーティングは私が東海総体、国体予選で感じた、「白子高校の選手に足りないもの」を話をしました。いつもはこちらからの提案を伝えるのみでしたが今回は問題提議をして、選手たちに練習方法を提案してもらいました。

 色々な練習方法が提案されました。自分で考えた練習方法、他人が考えた練習方法。それぞれの方法が良いのか悪いのかは分かりません。しかしまず、「自分で考えてみる」ことが大切です。

 また、今日から期末テスト週間に入りました。

 中間テスト前はインターハイ団体予選直前だったので、なかなかテストに専念できませんでした。今回はしっかりと準備して臨みたいと思います。恒例となった”勉強会”も今日からスタートです。

 私はインターハイ関連の手続きや申し込みで猫の手も借りたいほどです。「嬉しい悲鳴」ですね。

6月24日(日)
国体選考会A
 昨日に引き続き、国体選考会です。本日は代表3名を争う最終選考会である二次リーグ戦です。

 女子はインターハイシングルス代表選手4名+昨日の一次予選を勝ち抜いた4名+県中学選手権3年生の部2名+エリートアカデミーふるさと選手1名の合計11名によるリーグ戦でした。

 1位は中学2年生でエリートアカデミーに選抜された佐藤優衣さんが他を寄せ付けずオールストレートで圧勝でした。続いてインターハイ予選シングルス優勝の常深亜美Aが2位、吉田礼楽Aが3位となりました。佐藤さんは取られたポイントの最高が9本という異次元のレベルでした。常深は持ち前の安定した両ハンドドライブで、接戦になっても相手にプレッシャーをかけ続けるプレーで納得の結果。吉田は昨年の予備登録からワンランクアップですが、壁に突き当たっている苦悩の3位でした。松本ゆきみAは5位。1勝足らずに予備登録の座を逃しましたがこの壁を破るには新しいことにチャレンジする勇気が必要か。坂口緑Bは6位。相変わらず同士討ちは苦戦を免れませんが、今回は課題であった攻撃を積極的に使って自己最高位の6位。まだまだ進化途中です。インターハイシングルス4位通過の佐藤綾香Aはインターハイ予選時は他校選手に全勝でしたが今回は10位と低迷。やはり現状に満足せずどんどん新しいことに挑戦する気持ちが必要です。1年生で唯一出場の大西真由@は完敗の試合は少ないものの11位に沈みました。技術的に他とはまだ差があります。同学年の中ではアドバンテージを取っているうちに上を目指した対策が望まれます。

 男子はインターハイシングル代表選手3名+昨日の一次予選を勝ち抜いた4名+県中学選手権3年生の部2名の合計9名によるリーグ戦でした。

 1位はインターハイシングルス予選で苦杯をなめた岡田天志Bがリベンジしました。続いて、インターハイシングルス予選3位の岡田理志、同予選4位の古市真暉@が続きました。岡田天志は狙っていたインターハイ予選を逃してから苦悩の時を過ごしましたが、今回は無駄な力が抜けて本来のキレのあるプレーが蘇りました。岡田理志は苦しい試合を逆転で切り抜けての結果でした。気持ちが前向きな時のプレーと、そうでない時のプレートのギャップを埋めるのが課題か。古市はインターハイ予選同様、同士討ちで2敗しましたが、その他の試合は技術的に他を圧倒するプレーでした。しかし昨年の選考会1位だったことを考えると物足りなさを誰よりも感じるのは本人だと思います。6位の権蛇佑輔Aはインターハイ予選からワンランクアップ。試合内容も進歩の跡を見せましたが課題は山積みです。同級生ライバルに肉薄しましたがそこを乗り越えられない試合が全てでした。岡田泰典Bは相変わらずの全力プレーでインターハイ予選で敗れた選手2名にリベンジを果たしますが、その他で勝ち星が伸びず同率が4人並ぶ最下位の7位に終わりました。「あと一つ」が加われば上位を望めるだけに次に期待です。中学3年生の辻智貴さんは最下位の9位。初戦で同級生には勝ったものの勝ち星は伸びませんでした正攻法だけに高校生たちの細かいプレーとの差が結果を分けました。ただしスケールの大きいプレーは学年を感じさせない大器の予感がします。これからです。

 選手選考は県卓球協会の判断を待ちますが、男女とも正選手枠である3位までを独占できたのは私の記憶の中では初めてです。

 ただし本大会である岐阜国体に駒を進めるには、男女とも8月の東海ブロック予選を通過しなければなりません。今年は地元開催である岐阜県は東海ブロック予選免除なので、愛知・静岡・三重の3県で争われます。今年の通過枠は少年男子が1県、少年女子は2県です。まだまだ道半ばですが、代表となった以上は三重県の威信を背負って奮闘する義務があります。

 今日もたくさんの保護者の方にアツい応援を受けました。リーグ戦に出られなかったメンバーも、審判に応援にと休む間もなくバックアップに努めました。紙一重の勝負を切り抜けられたのは、こういったサポートがあったからこそだと痛感しています。それに応える全力プレーができたかどうかは分かりませんが、とにもかくにも感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!

6月23日(土)
国体選考会@
 県営競技場体育館にて、「第67回国民体育大会卓球競技少年の部・三重県第一次選考会」が開催されました。

 今日はインターハイシングルス代表選手男女各4名を除く選手で争われ、トーナメント戦で4人が明日の二次選考会(リーグ戦)へと駒をS進めました。

 女子はインターハイ代表の常深亜美A、松本ゆきみA、吉田礼楽A、佐藤綾香Aは第一次選考会免除です。今日は坂口緑Bと大西真由@が勝ち抜きました。坂口は決定戦で苦戦しましたが、最後は落ち着いて切り抜けました。大西は危なげなく突破です。不安定だったプレーが随分安定してきました。その他の選手はいずれも惜敗だったようです。技術的には進歩しているので、あとは経験か。

 男子は岡田理志Bと古市真暉@が免除です。岡田天志B、岡田泰典B、権蛇佑輔Aが突破です。その他も選手も健闘しました。土性祐成Aと平井陸@はライバル選手との接戦を制してそれぞれ岡田天志、権蛇佑輔との同士討ちまで進みました。いずれもセットオールと肉薄したものの一歩及ばず。上位進出は次回に持ち越しです。里見一真Aと住田昂樹Aもカット打ちに進歩の跡を見せましたが惜敗しました。

 明日は上記の高校生に、今月9,10日に行われた中学生三重県選手権中学三年生の部1,2位を加え、女子は更にエリートアカデミー所属の佐藤優衣選手が「ふるさと選手制度」を使って参加します。男子は一名辞退者が出たので9名、女子は11名での総当たりリーグ戦です。

6月22日(金)
明日から国体予選
 梅雨であることを忘れさせる、快晴・ほど良い気温・低い湿度・爽やかな風の一日でした。

 明日から始まる国体予選を前に短時間の調整練習を行いました。

 国体予選はインターハイ予選を終えてからということもあり、三年生の多くは出場しません。ただし本校の場合は毎年、ほぼ全員の三年生が出場します。

 絶対落とせないインターハイ予選を終え、三年生のモチベーションは微妙に変化しています。

 肩の力が抜け、かと言って最後のインターハイに向けて気力が衰えていない三年生は例年、好プレーを見せてくれます。この国体予選に出場する時点で、ほとんどの三年生はほど良いモチベーションで臨みます。

 今年の三年生はどうでしょうか?

 一方の1,2年生は三年生を押しのけ、存在感を見せたいところです。例年この国体予選は7月の中旬に行われますが、今年は二週間早い日程になりました。よってインターハイ団体戦のエントリーに間に合うことになり、この国体予選が大きなアピールポイントになります。「国体の代表」よりも「インターハイのベンチ入り」に賭ける選手も多いと思います。

 明日はインターハイシングルス代表選手4名を除く選手で争われる「一次選考会」です。トーナメントで4人を決定します。会場はいつもの伊勢・県営競技場体育館です。

※インターハイ予選、中部日本予選をアップしました。トップページからどうぞ!

6月21日(木)
感覚
 涼しいどころか半袖でいると”寒い”一日でした。

 雨が降り続けていましたが、気温が低いせいか湿気はあまり気にならない感じでした。しかし学校体育館の一部の卓球台は、湿度の高い日は表面の塗装が湿気を吸い柔らかくなり、ボールが弾まなくなってしまいます。特に高いバウンドの下回転ボールがビックリするくらい止まります。

 選手たちは毎日練習をして、「これくらいのボールは、これくらいの弾み方をする」というのを訓練によって体で覚えています。ボールが飛んでくると、相手が打球した瞬間に判断を始め、自分のコートにバウンドする前にはイメージが出来上がります。もちろん全てのボールではありませんが、余裕のある時、つまりチャンスボールほどそのイメージは鮮明になります。

 しかし今日のように自分のイメージ通りに準備してスイングを開始したものの、思い描いた軌道にボールが乗らなければ即、ミスにつながります。そうなると自分のイメージを修正しようと右往左往し始めますが、長い時間かけて身に着けたことを、短時間で修正するのはほぼ不可能です。

 そうするとリズムが狂い始め、何をやっても上手くいかなくなってしまいます。

 練習終了後に話をしましたが、やはり梅雨時だけでも倉庫にある古い台を出した方が良いと思います。

 軽いボール、激しい回転。卓球の醍醐味は、微妙な感覚の上に成り立っています。

6月20日(水)
卒アル
 例年に比べるとまだ涼しい方かもしれません。

 卒業アルバムの写真撮影があったので練習開始の時間が遅くなりました。ついこの間、新入生としてのアルバム写真撮影があったように思いますが、アッという間の”主役”での撮影です。

 水曜日は学校体育館が使えないので男女全員が卓球場での練習となります。しかも水曜日は18時半から卓球教室があるので普段の日と比べると練習時間はかなり限定されます。

 更に今日は練習開始時間が遅くなったので、卓球教室終了後の20時からの自主練習にはほとんどの選手が残っていたようです。

 週末に行われる国体予選の組み合わせも分かり、選手たちのモチベーションも上がっています。

 8月のインターハイ前の最後の県大会です。勢いをつけて結果を出してもらいたいと思います。

6月19日(火)
直撃
 三時間目の授業の途中で暴風警報が発令され、下校となりました。

 大抵の台風は当初の進路予報から時間も進路もズレるものですが、今回は迷いなく予想通りすぎるほどでした。

 今週末に行われる国体選考会の組み合わせ会議は予定通り行われました。

 国体は「国民体育大会」の略です。一般的には全日本選手権やインターハイよりも知名度のある大会ですが、二順目を迎えた近年の国体はメジャーな競技ほど形骸化されています。

 ただ地元開催のホスト県はそうも言っていられません。以前ほどではありませんが、開催県は何年も前から強化策が施され、各種目とも上位進出を目指すことが命題となります。

 その強化策がエスカレートして、地元開催の直前に有力選手を移住させたり、外国籍の選手を留学させたりすることが問題視されています。昨年開催の山口県でも地元出身の石川佳純選手はともかく、男子の吉田海偉選手や岸川聖也選手、女子の小西杏選手らの不自然な流入は名指しで批判されることにもなりました。

 今年の国体は岐阜県で開催されます。

 卓球については”強化策”に関して言えば「順調」と言ったところでしょうか。

 特に県外からの”卓球留学生”が主流だった少年女子は地元選手の強化が軌道に乗っています。しかし開催地では直前になって安易な強化策である留学生をとる傾向が見られます。今回の東海総体でインターハイの予選には出場していなかった留学生が出場していました。まさか”国体対策”ではないでしょうが、長年の地元強化が水泡と化すことにならないことを祈ります。

 ところで卓球の国体は都道府県対抗の団体戦形式で行われます。

 昨年までの三人でチームを組み、シングルスで2回出場する選手一人、シングルス1回とダブルスに出場する選手二人による、5点のうち3点先取方式から変更となります。

 今年からは三人でチームを組むのは同じですが、シングルスで2回出場する選手二人、シングルスで1回出場する選手一人による、5点のうち3点先取方式となります。

 今日の組み合わせ会議では選手選考方法についても話し合いが持たれました。ダブルスがないだけに以前のように、ダブルスのペアリングも考えた選手選考から、単純にシングルスの力のある選手を選考する方法にシフトしそうです。

 いずれにしても選考会で勝たなければ選手選考のまな板の上にも乗りません。この台風で準備予定は少し狂いましたが、残り数日をしっかりと準備したいと思います。

6月18日(月)
三日の壁
 台風が接近しているようです。

 先週のことでした。ゲーム練習中にある選手が、何やらノートに書き込んでいました。気になったので呼んで何をしていたのかを聞いたところ、「ゲームの記録と反省を書いている」とのことでした。

 つい二日前から始めたようですが、誰かにアドバイスされたわけでもなく、自分でやろうと決めたようです。本人には「少しだけでもいいから必ず継続させることが大切」という話をしました。

 その選手を動かしたのは何かは分かりませんが、自らの意志で動いたことに大きな意義があります。

 同じように動いたとしても、人に言われて動くのと、自らの意志で動くのとでは効果は全く違うと思います。

 人に言われてから動くのは、例え納得して動いたとしても心のどこかに”やらされている感”があるのは否定できません。行き詰ると”いやいや感”や”しぶしぶ感”は益々強くなり、効果は半減です。

 一方で自らの意志で動くと”自分のために感”が格段に強く働きます。「やらなければ損」という気持ちが湧いてきます。自分で決めたことなので言い訳もできません。「背水の陣」ですね。

 しかし怖いのは「三日坊主」です。三日坊主とはよく言ったもので、やると決めた時はあれほど固い決意だったのが、三日ほどするとその決意も薄れてきて、「まあ今日はいいか」と妥協してしまいます。「明日からまた頑張ろう」と都合よく考えてしまいます。一日妥協すると翌日も、「今日は○○だから無理だな」と”できない理由”を一生懸命考えるようになります。

 その選手が記録ノートをつけ始めたのが5日ほど前です。その後どうなったかは聞いていません。果たして三日坊主で終わったのか、それとも三日の壁を越えたのか。

 明日にでも聞いてみようと思います。

6月17日(日)
東海総体A
 残念ながら本校、それ以前に三重県の選手は誰も残っていない最終日です。

 男子は愛知、岐阜勢が各種目で一騎打ち、女子は岐阜の独壇場でした。

 他県の代表選手たちに比べてリードを許しているのは事実ですが、どうせやるなら少しずつでもそのリードを縮めるよう努力を続け、チャンスが来た時に結果を出せるようするべきだと思います。

 選手たちは毎日一生懸命競技に取り組んでいます。やはり努力に対して”見返り”は期待します。「一生懸命頑張っても報われない」気持ちは夢や希望を失わせてしまいます。

 可能性は決して高くありませんが、やる前から「多分無理だろう」と思っていては、ただでさえ低い可能性がゼロになってしまいます。昨日の権蛇佑輔が頑張って金星を挙げたように可能性がある以上、狙い続ければチャンスはあります。ただ、可能性は高くないのに狙い続けるのは精神的なエネルギーが必要です。それを”無駄足”と考えてしまった時点で夢も希望も失われてしまいますが。

 10回のうち9回空振りしても、1回ホームランを打てば元が取れることもあります。それがあるから人生は楽しいのだと思います。


6月16日(土)
東海総体
 朝からしとしとと降り続く雨は梅雨そのもの。

 午前中の練習、11時からの開会式を終え、11時半から競技開始です。

 男子は団体戦1回戦、中京(岐阜)と対戦。トップの古市真暉@が先取点を挙げますが、岡田泰典B、岡田理志B岡田天志B組が敗れ苦しい展開に。4番岡田天志、5番の岡田理志が踏ん張り事なきを得ました。

 女子は個人戦からスタート。しかしいずれもセットを奪うなど食い下がりますが一歩及ばず、シングルスの常深亜美A、松本ゆきみA、吉田礼楽A、佐藤綾香A、坂口緑B、ダブルスの吉田礼楽・大西真由@組、常深亜美・室井まどかA組ともに初戦敗退でした。

 男子は団体戦に続き個人戦に。しかしこちらも女子同様、接戦に持ち込む試合が多かったのですが、岡田理志、古市真暉、岡田天志、岡田泰典、ダブルスの岡田理志・岡田天志組、古市真暉・平井陸@組、岡田泰典・里見一真A組は一回戦敗退。その中で気を吐いたのは二年生の権蛇佑輔でした。静岡県2位の選手に対し出足から気迫あふれる積極的なプレーで圧倒します。競り合いの場面でも落ち着いたプレーで押し切り、金星を挙げました。

 女子は個人戦に続き団体戦1回戦、大垣北(岐阜)と対戦。トップの吉田礼楽、2番の佐藤綾香、ダブルスの常深亜美・室井まどか組と相手に付け入るスキを与えず完勝。

 男子はベスト4を賭けて杜若(愛知)と対戦。岡田泰典、古市真暉ともに大接戦になりますが、ここ一本を奪えず痛恨の連敗。ダブルスもリードされても必死で食い下がり、好プレーも見られましたがあと一本が遠く万事休す。

 女子は高蔵(愛知)と準々決勝。昨年末の全国選抜予選で苦杯を舐めた相手にリベンジを狙います。トップの松本は競り合いでも崩れない安定したプレーで接戦を接戦と感じさせません。しかし二番の吉田は2-1リードを守れずセットオールに。一進一退の攻防の末、9-8までリードしますが、勝ちを意識して崩れてしまいました。ダブルスの常深・室井組も攻守ともに安定感を欠き完敗し追い込まれます。4番の常深はカットマンと対戦し競り合いになりますが、粘り強く戦い3-1で勝利。ラストの佐藤はしゃがみ込みサービスから思い切ったプレーで1セットを先取し、2セット目以降も接戦になりますが、最後はツキにも見放され決勝点を許してしまいました。

 男子で唯一残っていた権蛇は中国人留学生と対戦。1回戦の勢いが残っているか心配しましたが、出足から完璧なプレー。攻めるべき場面では積極果敢に、守るべき場面では我慢強く粘ります。サービスも回転、大小など工夫を凝らした多彩なサービスで相手に的を絞らせません。1-1の9-9というしびれる場面でも落ち着いたプレーで2-1とリードします。しかし4,5セット目は少しずつ冷静さを取り戻した相手の前に涙を呑みました。「あと一本」が取れずにフラストレーションが溜まった今日の試合でしたが、彼の積極果敢かつ冷静沈着なプレーは応援していたチームメイトにも勇気を与えたことと思います。

 初日で全滅する厳しい結果となりましたが、ここで諦めたり引き下がらないのが今のチームの持ち味です。少しずつ力を蓄え次のチャンスを待ちたいと思います。

6月15日(金)
前日準備
 今にも降り出しそうな天気でしたがギリギリ持ちこたえました。

 明日団体戦から始まる東海総体に備えて授業後に2時間弱の練習を行ないました。明日は国体成年の部の選考会もあるので、男子は南翔太郎さんと山本雄飛さん、女子は松井夏美さんと酒井眞菜さんにも加わっていただいて質の高い練習をすることができました。

 練習後に多治見市の宿舎に到着したのが20時過ぎ、食事を終えたのは21時頃でした。

 明日は11時から開会式、11時半から男子は団体戦から、女子は個人戦からスタートします。男女それぞれ、団体戦→個人戦→団体戦→個人戦…、と繰り返します。勝ち上がっていく選手は休みなくぶっ続けで試合が続きます。最後の方は体力勝負です。しっかりと練習をやり込んだ選手が有利となるのは間違いないところです。

 早めに休んで明日に備えたいと思います。

6月14日(木) 
アツい!
 梅雨どころか快晴でした。

 今日は、今週末に行われる東海総体と8月のインターハイの壮行会がありました。

 今年の白子高校は卓球部男女だけでなく、剣道部女子が37年振りのインターハイ出場、ハンドボール部男子が11年ぶりの東海総体出場と、”当たり年”です。

 今や恒例となった野球部のアツいエールをもらい心を揺さぶられました。かつての壮行会は、「何でこんなことやるの〜」といった雰囲気の中で肩身の狭い思いをして送られていましたが、ここ数年の壮行会は、こちらが恐縮してしまうほど心のこもった応援を頂いています。男子キャプテンの岡田理志のメッセージにもありましたが、「多くの人に支えられて」という多くの人の中には間違いなく白子高校の生徒や先生も含まれていることを実感しました。

 この応援に応えるには、東海、全国で”ベストのプレー”ができるように準備するしかありません。出るだけで満足することは、今日の全校生徒のアツい気持ちを無視するに等しいことです。

 放課後の練習では、壮行会の後押しが効いたのか集中力の高いアツい練習ができました。

6月13日(水)
流行
 降りそうで降らない曇り空でした。

 学校には制服、卓球をやる時にはジャージ。オシャレには無縁の高校生活を送る選手たちですが、卓球をやる時の服装には”流行”があります。

 本校の卓球部に携わって18年になります。

 以前は「練習時には卓球のユニフォーム」が普通でしたが、10年ほど前あたりからTシャツで練習する者が増えてきました。今やユニフォーム派は少数。特に”○○大会記念Tシャツ”がデフォルトです。

 ジャージについてですが、以前はチームのジャージを着るのは試合の時、練習時は自前のジャージが当たり前でしたが、ここ数年で通常の練習時にチームのジャージを着る者が半数以上いるようになってきました。

 また、男子は少し大きめのバッグをチームで揃えていますが、いわゆるリュックタイプではないのに手で持つ部分を両肩にかけるのが”流行”(?)です。

 練習を卓球関係以外の服装ですることは禁じていますが、それ以外は特に何も規制していません。しかし何となく選手たちの間で”流行”はあるのでしょう。

6月12日(火)
不幸
 天気予報通り肌寒い一日でした。練習時に長袖でいたのは久し振りです。

 昨日のことです。

 練習中に集中力が欠けた選手がいました。あまりにもひどい有様だったのでその二人を厳しく叱りました。

 人間ですからそんな日もあるでしょう。叱られないようにこちらの顔色をうかがって練習「させられる」ようになったらお仕舞なので、極力我慢して本人の自覚を待つようにしています。

 「このまま放っておいても自分で修正できそうもないな」と思った時だけ叱るようにしています。

 本人にも話しましたが、頑張ることができそうもないなら卓球部を退部するべきです。そもそも部活動は任意の活動です。誰に強制されるわけでもなく、自らの意志で取り組んでいる活動です。一生懸命頑張ることが部員の最低限の”義務”です。それができないと、

@肉体的にも精神的にも苦労している割には得られるものがないので、本人が不幸
A肉体的、精神的そして経済的にも負担をかける保護者も不幸
Bそんな部員と練習しなければならない他の部員も不幸

 その部員にかかわる全ての人が不幸になります。

 今日の練習ではその二人は、本人たちの基準からすると頑張って取り組んでいたと思います。しかし果たしてそれは、「今日は叱られないように」と思って頑張ったのではないかと勘繰ってしまいます。

 難しい競技である卓球は一生懸命取り組むと、その難しさも含めて面白くなってきます。その面白さを知らないで卓球をやっているなら不幸な話です。

6月11日(月)
出番
 朝方は晴れていましたが昼前から曇りだし、雨こそ降りませんでしたが梅雨のにおいを感じさせる一日でした。

 日差しがどんどん強くなり朝のランニング(私はウォーキングですが)時に暑さとまぶしさに苦慮していましたが、一昨年の誕生日に部員から贈られた帽子があることを思い出しました。

 もらった時には、「沖縄(インターハイ)は日差しが強いのでこれをかぶってください」と言われましたが、その機会がなくそのままになっていました。

 この仕事を始めてから二十数年。ほとんど屋外に出ることはなかったので、直射日光の暑さやまぶしさを忘れてしまっていました。まぶしいと目を細めることになるのですが、目を細め続けることは思った以上に疲れます。そして帽子をかぶるとまぶしさが画期的に軽減されます。帽子をかぶるのは小学生の時以来ですが、とっても重宝しています。

 梅雨に入り明日以降、怪しい天気が続きます。帽子の出番が減るのは残念です。

6月10日(日)
百聞は
 日中の最高気温は26℃まで上がりました。

 男子の練習する学校体育館も、女子の練習する卓球場も湿度こそ低いものの汗の吹き出す暑い一日でした。

 男子の午後の練習には伊藤俊介さんと内田芽人さんが胸を貸してくれました。高校生たちも歳の近い先輩たちだと「負けたくない」意識が強く働くので白熱した試合になります。とても良い練習になりました。ありがとうございます。また来てくださいね。

 また今日は、昨年度卒業の小川翔さんのお父さんが、部員全員の試合や練習試合のゲームを編集したDVDを作ってきてくださいました。各選手別に男女合わせて20枚以上のDVDです。編集するだけでも大変な手間がかかっていると思います。

 選手によっては保護者の方がビデオ撮影される場合もありますが、多くの選手はなかなかその機会がありません。ビデオを使って自分のプレーを振り返って見ることは、今後の練習に生かせるとても有効な強化方法です。自分の思っていたイメージと実際とは「ズレ」があります。そこを修正して埋めるには理屈だけではなく実際に見ることが大切です。「百聞は一見にしかず」ですね。

 選手たちに配るととても喜んでいました。きっと今晩は自宅で見ている選手も多いはずです。

 小川さん、ありがとうございました!

 今日は昨日の男子の部に引き続いて女子の県中学生大会が開催されました。

 3年生の部では堺結香さんが3位に入賞したようです。おめでとうございます!

6月9日(土)
じっくりと
 久し振りに落ち着いた週末です。

 今日の練習は女子は卒業生の辻岡亜耶、亜沙さん、男子は小河さん、南さん、そして辻岡さんの紹介で愛知の社会人選手三名を迎えての練習でした。

 ついついマンネリ気味になってしまう通常の練習ですが、こうやって先輩たちに胸を貸していただくと新鮮な気持ちで取り組めます。上手くいかずに”子どもらしさ”を発揮してしまう高校生たちですが、先輩たちは”大人の余裕”で受け入れてくれます。甘えてばかりではいけないのですが、これも「因縁」です。

 今日と明日は三重県中学生卓球選手権大会が開催されます。この大会は1,2年生の部と3年生の部に分かれており、中部日本選手権の予選も兼ねています。1,2年生の部は中部日本選手権カデットの部予選を、3年生の部は中部日本予選ジュニアの部予選と国体予選も兼ねています。

 今日は男子の部が行われましたが、1,2年生の部では1年生の宮本春樹さんが堂々の優勝。口地輝季さんが3位に入賞。3年生の部では辻智貴さんが優勝でした。いずれの選手も地道な練習の成果かしっかりと力を付けてきています。全中予選の前哨戦となった今日の試合でしたが、向かっている方向は間違っていないことが証明されました。全中予選まであと2か月弱。楽しみになってきました。

6月8日(金)
チャンス
 夕方まで我慢していた空でしたが、暗くなるころにはポツリポツリと…。明日にも梅雨入りでしょうか。

 来週末に行われる東海総体の組み合わせが発表されました。

 愛知・岐阜・静岡・三重の4県が所属する東海ブロックは激戦区です。東海総体出場枠は団体が各県4校、ダブルス4組、シングルス8名の狭き門です。

 男子は練習の途中で短いミーティングを行いました。

 この東海総体は選手たちのモチベーションの持って行き方が難しい大会です。激しい県予選が終わった後の大会であり、勝っても負けても上の大会につながらない大会であり、前述のとおりハイレベルな大会でもあるので、ついつい「別に負けてもいいか…」と妥協してしまいがちです。

 しかし、です。

 参加枠が少ないだけに、例えばシングルスなら最初から「ベスト32」です。東海選手権ならランク入りであるベスト16に入ろうと思えば4〜5試合勝たなければなりませんが、東海総体なら一回勝てばベスト16です。もちろんその一回のハードルは高いのですが。

 こういった短期決戦は、挑戦者側に有利な条件が揃っています。挑戦者側から見れば「初戦から強豪」となりますが、受ける側からすると「いきなり全開」を強いられます。今まで何度も”番狂わせ”を見てきましたが、その絶対条件は「相手は強いかもしれないが絶対に食ってやる」という挑戦者のモチベーションです。

 逆に言えばこういった一発勝負で挑戦者のモチベーションが高ければ、十分に勝つチャンスは計算できます。激しい県予選を勝ち抜いて手にした代表の座です。結果はどうあれ是非とも”挑戦”してもらいたいと思います。

 私には苦い思い出があります。

 高校三年生で出場した東海総体で、何とか一回勝ってベスト8決定に臨みました。相手は名門校の選手でしたが初戦を突破して何となく満足してしまったこともあり、あっさり土俵を割ってしまいました。必死で立ち向かっても結果は同じだったかも知れませんが、全力を尽くせなかった後味の悪さは30年経った今でも残っています。

 例え勝つ確率が低くても、そのチャンスをモノにすれば人生が変わる可能性だってあります。

 一度しかない人生です。どうせやるなら…。

6月7日(木)
最上級生
 気温よりも湿度が気になる季節です。朝のランニング(ウォーキング)も汗ばむようになってきました。

 湿度とともに体力の消耗も激しくなってきます。放課後の練習も後半になると集中力が欠けてしまう場面が多々あります。しかしここが頑張りどころです。

 夜のゲーム練習は久し振りに妥協せずにできたと思います。

 やはりチームの雰囲気は3年生が作ることになります。3年生が頑張れば下級生も引っ張られます。

 今年の男子のチームは、中学時代にさしたる実績のない3年生が中心です。昨年の秋から、「白子高校男子卓球部の歴史を変える」を合言葉に頑張ってきました。奇跡的に全国センバツに出場でき、予選リーグでも一勝を挙げることができました。次の目標は石井、仲、森、南先輩が成し遂げたベスト16(3回戦)進出に並ぶことです。

 女子は昨年卒業の酒井、長澤、近藤、辻浦先輩から一新されたチームです。2年生が中心のチームですが、それを束ねるキャプテンの坂口緑の頑張りがバックボーンとなっています。「18年連続27回目」の記録は重くて大きいものですが、努力家が揃うこのチームは若いだけに脆さもありますが爆発力も期待できます。

 歴代の3年生と比べても派手さはありませんが、地道に積み重ねた努力の重さは遜色はありません。

 結局のところ、最上級生の頑張りがチームの浮沈を握っています。

6月6日(水)
エアコン
 朝方は曇っていましたが…。最高気温が27℃まで上がりました。

 週間予報では週末あたりから天気は崩れます。いよいよ梅雨入りでしょうか。

 地球温暖化という言葉が定着しています。ここ数年は真夏になると最高気温が35℃を超える日が少なくありません。室内競技で光や風を嫌う卓球にとって夏は厳しい季節です。

 最近は空調の効いた体育館が普通になってきています。真夏になると西飯スポーツの卓球場も大型のクーラーが二台、フル稼働します。確かに30℃を超える環境での練習は集中力が著しくダウンし、空調の効いた環境での練習の方が効率が良いのは確かです。

 ひと昔前はインターハイも蒸し風呂のような体育館で行われていました。インターハイ前には体育館にストーブを持ち込んで暑さ対策をする学校もあったと聞きます。しかし現在では逆に冷房の効いた環境でのプレーに慣れることも必要となっています。

 我々指導者は、選手たちを甘やかすことに臆病になっています。明らかに練習効率が良くても、冷房を入れることを躊躇してしまいがちです。

 昨年から男子は学校体育館での練習が中心となっています。この夏から本校も全館にエアコンが入りますが、さすがに体育館までは手が回りません。昨年は夏の間はエアコンの入る卓球場に”避難”して練習を行いました。しかし男女全員が卓球場に入ると明らかに手狭です。学校体育館の広さは、特に男子にとっては魅力的です。

 この夏はどうするべきか?悩める季節がやってきました。

6月5日(火)
ガッチリ
 台風が接近しています。大した影響はないようですが。

 昨日に引き続き、基本練習中心のメニューです。

 言うまでもありませんが、練習が「練習のための練習」になっては無意味です。

 一生懸命やらないのは論外ですが、「今やっている練習は本番を意識した練習なのか?」は重要な命題です。

 例えば、「バック前に小さいサービスを出してもらい、それをストップレシーブしてからの展開」という練習をする時に、相手がサービスを出す前から前に出てしまっては、本番の時のような「大きいサービスなのか小さいサービスなのか」という判断力がいつまでたっても身につきません。

 例えば、「ワンコースでドライブを○本続ける」という練習をする時に、ただ単に”入れるだけ”のドライブになってしまっては、本番の時のような「甘いボールなら強いドライブを、厳しいボールなら安定感重視のドライブを」という判断力がいつまでたっても身につきません。

 また、いくら練習で一生懸命かつ本番を意識しても、肝心のゲーム練習でその技術をチャレンジしなければ”絵に描いた餅”で終わってしまいます。

 今日は、「夕方の練習で取り組んだ課題をゲーム練習時に極力チャレンジするように」との指示を出しました。すると多くの選手が積極的にゲーム練習でも使っていました。もちろんすぐに成功させることはできませんが、失敗したら明日の練習の参考になるはずです。こうやって計画を立てる→やってみる→反省する→次の練習に役立てる、を繰り返して自分のものにしていけばいいと思います。

 シーズン中にじっくり課題に取り組める期間はそう多くありません。無駄なくガッチリと取り組みたいと思います。

6月4日(月)
ようやく
 ”怒涛の三週間”が明けて、今日から平常練習に戻ります。

 何だかんだで練習量が落ちていたこの三週間だったので、今週のテーマは「基本に帰る」です。

 できて当たり前の基本技術を再確認する根気の要る練習メニューです。案の定、うまくいかなくなると途中から雑な取り組み方になってきます。そこは見逃さず厳しく指摘しました。

 結局のところ上達の秘訣は「基本技術の反復練習」に尽きます。地味で根気の要る練習をいかに我慢強く取り組めるかにかかっています。

 ところで今日の男子の練習は、予防接種や通院などで三人の三年生が同時に練習を休みました。今まで一度もなかったことなのですが、あと数か月もすればこのメンバーで練習することになります。もちろん主力である三人の三年生が抜けると心もとないのですが、新チームを牽引する選手は誰になるのか?全体の様子をくまなく観察して思いを巡らせました。

 東海総体まで二週間。計画的に取り組もうと思います。

6月3日(日)
中部日本予選A
 一般シングルスとダブルスの予選でした。

 男女シングルスおよびダブルスの予選通過枠は16。インターハイ出場の男子シングルス岡田理志B、ダブルスの岡田理志・岡田天志B、女子ダブルスの吉田礼楽A・大西真由@、常深亜美A・室井まどかAは推薦出場です。

 予選を突破したのは男子シングルスの岡田天志、女子シングルスの坂口緑、男子ダブルスの権蛇佑輔A・土性祐成A、女子ダブルスの坂口緑・芥佳子A、佐藤綾香A・松本ゆきみA、山岸芽以@・武馬明穂@です。

 一般種目の女子は社会人選手がほとんど出場していないので実質高校生の争いになります。卒業生の田中宏佳さん、吉村麻由子さん、稲垣早菜恵さん、松井夏美さん、坂麻衣さん、鈴木しのぶさんらも元気にプレーしていました。

 男子はダブルスがやはり経験不足です。難しいボールを難しいプレーで返球しようとして失点を重ねる場面が多く見られました。技術力もさることながら、判断力の甘さが致命的です。普段から口を酸っぱくして言っているのですが、どうしても”思わず”無理をしてしまいます。今後もその点は厳しく指摘をしようと思います。

 中間テスト前から始まった”怒涛の三週間”がようやく終了しました。特にこの週末は疲れから体調を崩す者が男女とも何人も見られました。特に体力面がまだ未熟な一年生に集中していました。純粋な体力だけでなく、ハードなスケジュールに耐えうる体ができていないことを実感しました。これはトレーニング等で身につくものではなく、やはり”慣れ”だと思います。

 心身ともにより強く成長してもらいたいと思います。

6月2日(土)
中部日本予選@
 今年の中部日本選手権は静岡県焼津市での開催です。中部日本選手権は東海(三重・愛知・岐阜・静岡)の4県プラス北信越(福井・石川・富山・新潟・長野)の5県、合計9県で争われる大会です。

 例年なら東海地区での開催年は、32名が予選通過枠ですが、今年は焼津の体育館のキャパシティの関係で、ジュニア男女シングルスの通過枠は16名プラスインターハイシングルス出場者という狭き門です。

 男子はインターハイシングルス通過者である古市真暉@は予選免除の推薦出場です。その他の2年生7名、1年生4名が出場しました。予選を通過したのは権蛇佑輔A、里見一真A、土性祐成A、住田昂樹A、平井陸@の5名です。いずれも危なげなく予選突破です。

 女子は常深亜美A、松本ゆきみA、吉田礼楽A、佐藤綾香Aが予選免除の推薦出場です。2年生3名、1年生4名が出場し、室井まどかA、芥佳子A、大西真由@、山岸芽以@、武馬明穂@が予選通過でした。

 通過はしたものの苦しい展開の試合も見受けられました。しかし、「逃げて逃げて」という試合ではなく、単純に技術不足での苦戦といった様相でした。これならまだ大丈夫です。

 明日は一般シングルスとダブルスの予選です。特にジュニアで予選通過がならなかった者の奮起が期待されます。

6月1日(金)
体育祭
 最近の白子高校の体育祭は正に「祭り」です。

 朝一番の各クラスの入場行進から全力投球です。そして競技が始まれば手抜きする者など全く見られない真剣かつ楽しんでいる生徒ばかりです。勝っても負けても一生懸命取り組めば何事も楽しいものなのですが、高校生あたりの年齢だとついつい斜に構え、白けたフリをするのが格好いいと勘違いしてしまいがちですが、純粋に一生懸命楽しんでいる者が多数を占める中でついついその雰囲気に乗せられているうちに巻き込まれてしまうのが、今の白子高校の魅力です。

 卓球部の生徒も各種目で奮闘しました。しかし実際の結果となると、野球部やバスケットボール部に後れを取ってしまうのが現状です。本来、短距離である100mから200mの距離は卓球部員にとってはとっても長く感じます。もっと長いか、もっと短ければ力を発揮できるのですが…。

 慣れない屋外で、日頃浴びることのない直射日光を浴びての一日は想像以上に疲れます。

 全ての競技を終えて後片付けを一時間ほど手伝った後の練習はすでに疲労困憊です。

 しかし明日からの土日は中部日本選手権予選です。選手たちは疲れた体にムチ打って短時間ながら調整練習に汗を流しました。

 それにしてもテスト期間→中間テスト→インターハイ予選→体育祭練習→体育祭の三週間休みもない一連の流れは疲れ果てました…。