白月卓日記 ‘11 10月 前月へ!  次月へ!    
10月31日(月)
サラリーマン選手
 「ん?10月は31日まであったっけ?」というのを、小学校の時に教えてもらった”西向く侍”とつぶやかないといまだに分かりません。

 今日から2年生は沖縄・修学旅行です。沖縄はあいにく、曇り空ですが、明日は晴れるようです。

 本校卓球部の2年生は男子3名、女子4名ですが、1年生の数人が補習で遅れてきたので、練習開始時は卓球台が余る寂しさでした。しかし3年生がガツガツ練習してくれるので助かります。

 今日から三日間は少人数に加えて、これも修学旅行の関係で5限授業となり、特に1年生にとってはチャンスです。通常の平日の練習時間を終えても、いつもより1時間半早い7時半でした。夜間練習は自主練習としましたが、このチャンスに7時半で練習を切り上げるサラリーマン選手に明日はありません。

10月30日(日)
Wellcome
 朝から一日、冷たい雨でした。

 女子は浜松学芸を迎えての練習試合でした。浜松学芸とは10年以上前からのお付き合いです。ベテラン顧問の内藤先生は人格者で、毎年好チームを育てられます。お話をさせていただいても色々と勉強になります。学校の部活動はこうあるべきと、毎回教えられます。今回は本校が勝ち越したようですが、12月の選抜東海ブロック予選でも対戦することになりそうです。

 男子は学校体育館で卒業生の南さん、伊藤俊介さん、そしてNTNの吉村さん、佐治さん、ライズの田中さん、松阪工業の高山さんを迎えて合同練習でした。こちらも高校生と21クラブの小中学生も混ざって総勢30名近くで大いに盛り上がりました。社会人の選手たちは技術もさることながら、大人なのでしっかりと相手をして下さるので助かります。

 2年生は明日から沖縄へ修学旅行へ出掛けます。体が鈍らないよう他の運動部の顧問の先生に、早朝のランニング・トレーニングに混ぜてもらうようお願いしておきましたが、卓球漬けの3年間でラケットを持たない数少ない三日間です。大いに楽しんできてもらいたいと思います。

10月29日(土)
ガッツリ
 爽やかな秋晴れの一日でした。

 今日は学校体育館が使えなかったので、卓球場で男女フレックスタイム練習でした。朝9時から女子、11時から男子、13時から女子、15時から男子で、練習後の自主練習途中の18時まで、9時間中昼食休憩30分を除きずっと練習を見ていました。それぞれの選手のことを考えながら見ていると、時間はあっという間に過ぎていきます。

 ここのところ練習量もある程度確保されているので選手たちの動きも軽快でした。

 午後からは卒業生の梶原源太さんと伊藤隆洋さんが来て胸を貸してくれました。二人とも高校卒業後、勤めている会社を辞めずに頑張っています。

 明日は女子が練習試合、男子は学校体育館で練習です。


10月28日(金)
弊害
 昼過ぎに静岡での出張を終え、飛んで帰ってきました。

 高校生たちは来るべき新人戦に向けて、相変わらず緊張感の高い練習に取り組んでいましたが、この時期の「3年生」は宙ぶらりんで所在無げな立場です。

 「3年生」とは「高校3年生」と「中学3年生」のことです。

 さすがにこの時期なので進路は決めていますが、一部の大学と就職を除いて合格はまだ出ていません。ついこの間まで中学、高校の総決算である全中とインターハイでピリピリした戦いの最中にいました。それも終え、公式戦はあるものの、どうも夏のような緊張感が戻ってきません。いきおい調子もなかなか上がってきません。

 これが「学校体育の弊害」と言ってしまえばそれまでですが、毎年の事ながら少し勿体無いように思います。学校体育の最前線にいる私が言うのも何なんですが…。

10月27日(木)
出張
 私は今年、保健部に配属されています。

 普段は保健室に常駐しています。養護教諭ではないのでケガや病気の生徒に接するわけではありませんが、保健部全般の代表者として仕事をしています。ところが今年、白子高校が三重県の保健部全体を取り仕切る理事の仕事が回ってきました。約20年に一度の輪番が当たってしまいました。年に数回の会議の他に保健部の全国大会への参加もしなければなりません。

 実は今日と明日、静岡市での全国学校保健研究大会に参加しています。

 全国大会といっても何かの競技を争う訳ではなく、研究発表を聞き勉強する会です。私も教員の仕事を始めて20年を越えますが、卓球以外の出張で宿泊をするのは初めてです。宿泊先でこの日記を書いていますが、卓球ではない生徒もいない出張は変な感じがします。

 こうしている間にも選手たちは一生懸命ボールを追っているのかと思うと気が気ではありません。慣れないことで神経も遣うし疲れます。やはり卓球がいちばんです。

10月26日(水)
楽しみ方
 この秋いちばんの冷え込みだったと思います。最高気温も20℃を切りました。

 水曜日の18時半からは小中学生教室の日です。

 西飯スポーツのスタッフで卒業生の川口さんが主に指導されていますが、そのサポートとして同じく卒業生の坂(旧姓大澤)実香さんらが一緒に指導されています。先週からその指導スタッフに3年生の内田芽人も加わっています。

 内田は地元の企業に就職が決まっていますが、先日の全日本予選を最後に本格的な競技としての卓球とは少し距離を置くことにしています。しかし西飯先生からの依頼もあり、後進たちの指導に力を貸してくれています。

 卓球教室には彼の後輩である平田野中学の選手が多くいます。”大先輩”である彼ですが、まだ少し座りの悪い指導者の席に慣れていない様子です。でも原点である「好きな卓球を楽しむ」感覚を思い出しているようです。

 アマチュアである以上、卓球は仕事ではありません。では何を目的に卓球をするのか?基本的には競技を楽しまなくては意味はありません。ただ、楽しみ方はいろいろです。

 時には涙を流しながらストイックに競技に打ち込むのも楽しみ方の一つです。苦労の結果、得た勝利の味は後々の人生にも大きな影響を与えます。また、純粋に小さなボールをコントロールしてラリーを続けることに汗を流すのも卓球の醍醐味です。

 卒業生の進路は様々ですが、どんな形でも卓球に携わってくれることが指導者冥利に尽きる、と言っても過言ではありません。


10月25日(火)
ダイブ
 本校は毎月一回、朝の全校集会があります。その際、一人の先生方が講話をして下さいます。

 今日の講話は、今年新採用で本校に赴任したボイル先生でした。お話のテーマは「ダイブ(飛び込み)」。

 短大を卒業したボイル先生は「英語を話せるようになりたい」という一心で、両親の反対を押し切って一年間、日本語教育の講師としてオーストラリアへダイブしました。もちろん上手くいかず「涙しながらの一年間」だったそうですが、それを終えて帰国すると英会話学校の講師へとへダイブしました。そこでも挫折を味わい、何度も辞めようかと思いながら先輩講師のアドバイスにも励まされ踏みとどまります。その後めでたくご結婚。しかしそれに満足せず、「(四年制)大学を出なければ」と一念発起しダイブ。三重大学の社会人特別選抜を目指し猛勉強し見事合格。若い学生たちに混じって勉強し、そして教員採用試験にダイブ。一発で合格し今年本校に赴任することになりました。

 成功した人を見るとついつい、「もともと能力があるから」、とか「自分とは条件が違うから」と”否定”から入る人が多いのですが、自分のやりたいことに向かって勇気を出して「ダイブ」することが成功の秘訣です。ボイル先生も短い時間だったので、成功するためにどれほど努力をしてきたのかまではお話されませんでしたが、それこそ血の滲むような努力をされてきたのだと思います。

 「世の中の全ての人が平等で同じ条件」とは言いません。しかし一度しかない人生で自分のやりたいことに思い切って「ダイブ」しなければ、つまらない人生で終わってしまいます。何もビックリするような大きなことにダイブする必要はありません。例えば「毎日、サービス練習を必ずやる」といった小さなことでも構いません。サボろうと思えばいつでもサボれるようなことを、自分に課することも「ダイブ」の一つだと思います。

 こういったお話を聴くと、頑張っているつもりの自分はまだまだだ、と思わざるを得ません。

10月24日(月)
杞憂
 週末に一日練習が続いたので選手たちの疲労が気になったのですが、私の予想を裏切るピリッと締まった練習でした。

 今日は西飯先生が所用で夕方の練習は来られませんでした。私も会議で遅れてきたのですが、練習場に入った時の空気で練習の充実度が分かります。手抜きの空気が蔓延している時は私が練習場に入ると「取り繕う」雰囲気になりますが、全体の集中力が高い時は来訪者の存在が気にならない雰囲気で張り詰めています。

 今日は後者でした。

 女子は夕食休憩を取らずに19:30頃まで続けて練習をしました。久し振りに女子のゲーム練習をじっくりと見ましたが、いずれの選手も驚くほど上達していました。本人たちは今までと変わらず練習に取り組んでおり、自分以外の選手も上達しているので、自分が上達しているかどうか分かりづらいと思いますが、久し振りに見ればそれは明らかです。

 男子は通常通り夜間練習は学校体育館で行ないました。疲れが溜まっていないか心配でしたが、ゲーム練習が始まるとその心配は杞憂に終わりました。むしろこちらが適当な時に休みを入れないとオーバーワークになってしまいそうな勢いです。

 今のところ順調です。

10月23日(日)
先人の教え
 今日も昨日同様、男女とも一日練習に取り組みました。

 男子は卒業生の南翔太郎さんが練習に来てくれました。大学を卒業して二年目の彼ですが、忙しい仕事の傍ら、時間を見つけてはストイックに競技に打ち込んでいます。しかしさすがに学生時代と比べると練習量は落ちてきており、先日の全日本予選も思わぬ敗戦を喫してしまいました。今はまだ、たっぷり練習をやり込めた学生時代の感覚で取り組んでいるので、自分がやれるはずと思っていることと実際とのギャップに苦しんでいますが、もう少ししたら練習量が少ないなりに試合で自分の力を上手に発揮できるコツが分かるのではないでしょうか。そうするとまた以前のように勝てるようになると思います。

 今日も朝から一日、高校生たちと一緒に汗を流してくれました。後輩たちのプレーに対するアドバイスを私にもしてくれるのですが、それがとても良いヒントになります。つい2年前まで、日本のトップクラスの大学生たちと練習してきた彼の目は確かです。最近は選手としての目だけでなく、指導者的な視点からの意見ももらえます。大学を卒業したばかりの頃は、高い意識、肥えた目での意見が多かったのですが、最近は目線を下げて後輩たちを分析してくれます。

 今日も一つ参考になるヒントをもらえました。明日から早速、練習の中に生かしたいと思います。

10月22日(土)
幸せ
 昼頃に上がった雨でしたが、夕方には再び強く降りだしました。

 男子は学校体育館で、女子卓球場で一日練習でした。

 男子の練習には卒業生の堀木さんが三重大学の選手を3名連れて来てくれました。午前中2時間を目一杯の集中力で相手をしていただきました。

 午後は多球練習、ゲーム練習に取り組みましたが、1,2年生の必死の頑張りが伝わる練習でした。まあこの時期に頑張れない1,2年生はいないので当たり前と言えば当たり前ですが。

 学校での練習を終えて卓球場に行くと女子の練習も終わっていましたが、多くの選手たちが残って自主練習に取り組んでいました。男子の選手たちも卓球場に移動して、サービス・レシーブ練習を行なう者が何人もいました。

 明日も卒業生の南さんらが練習に来てくれる予定です。二人で一台の割り当て、広いスペース、高いレベルの練習相手、たっぷりの時間。これを幸せと言わずに何を幸せと言うのか?

10月21日(金)
キレキレ
 朝から曇り空でしたが、夕方には久し振りの雨が降りました。

 昨日、練習を早めに切り上げたのは正解でした。テスト明けの今日は選手たちにいつもの元気が戻っていました。中学生たちとも久し振りに一緒に練習しましたが、プレーの”キレ”は高校生たちが上回っていました。

 今週末は公式戦、練習試合、遠征もなく久し振りにじっくりと練習です。

 女子は練習場で、男子は学校体育館がとれました。やらなければならないことは山積みですが、時間も場所もたっぷりあります。ワクワクする週末です。

10月20日(木)
皆で
 テスト終了。

 テスト明けですが、練習の様子を見ていると寝不足?なのか、何となく重い感じがしたので早めに切り上げました。

 来月の新人戦(全国選抜県予選)まで、いよいよ残すところ1か月となりました。テスト明けというキリのよいところでもあったので、男女とも簡単なミーティングで残り1か月の練習の取り組み方について確認しました。

 男女とも1年生の数が多く、経験の少ない新チームです。技術力の向上ももちろんですが、「団体戦で勝つためのコツ」を少しずつ教えなければなりません。

 個人競技である卓球ですが、団体戦の面白さや難しさは個人戦では味わえない格別なものがあります。「自分ひとりでは大したことはできないが、皆で力を合わせれば、こんな凄いことができる」ことを知る経験は今後の人生に大きな影響を与えます。

10月19日(水)
人生観
 テスト三日目です。

 今日は溜まりに溜まっていた細々した仕事を一気に片付けました。あっちに行ってあれをやり、そっちに行ってそれをやり…。そのせいで練習には顔を出せませんでしたが、テスト後はスッキリと練習に取り組めそうです。

 ところでプロ野球セントラルリーグで地元名古屋の中日ドラゴンズが優勝しました。その中で話題になったのが、在籍8年のうち4回の優勝を果たした落合博満監督が今季限りでクビになったことでした。

 「本拠地のナゴヤドームへの観客動員数が年々減少している」など、ファンサービスを軽視していることが理由だそうです。

 勝負事とはいえ、プロなのだから採算が合わなければ存続できません。「弱くても儲かればいいのか」のかと言われれば答えに困るところです。「勝つことが最大のファンサービス」という持論を曲げずに貫いた落合監督の潔さが今になって大きく評価されています。

 偉い人に頭を下げなかったことが本当の理由との声もありますが、大リーグのイチロー選手やサッカーの中田英寿選手にも通じるプライドの高さは、競技で結果を出せる一流選手(監督)のこだわりでもあります。

 要領よく世の中を生きる「世渡り上手」が得をするのか、信念を持って正しいとされる「愚直、誠実な人」が評価されるのか。

 結局はその人の”人生観”に拠るものだと思います。

10月18日(火)
タカタカタカタカ…
 カラッと晴れた気持ちのいい一日でした。

 テスト二日目です。卓球部もですが、多くの運動部はテスト中も短時間ながら練習をしています。吹奏楽部も文化部ですが、当たり前のようにテスト中も練習をしています。

 本校の吹奏楽部は県下では敵ナシの強豪校です。高校吹奏楽の世界では"吹奏楽の甲子園”と呼ばれる、10月23日に東京で開催される全日本吹奏楽コンクール、通称”普門館”に東海(愛知・岐阜・静岡・三重・長野)代表3校の一つとして4年ぶりに出場することが決まっています。それに向けてテスト中ではありますが、ひたすら練習し続けています。

 吹奏楽部の練習は各パート別に練習し、その後全体練習になります(推測)。私が常駐する保健室のすぐ横の通路でパーカッション(打楽器)の生徒が練習していますが、壁に向かって一人だけで練習用(?)の太鼓のようなものを叩き続けます。

 私が昼食を摂る正午あたりから始まって、卓球部が練習→試験中のレーニングを終えて学校に戻る15時頃もひたすら叩き続けています。そこから卓球部の勉強会を17時過ぎまでやるのですが、それを終えて18時頃に保健室に戻っても相変わらず叩き続けています。

 観察していると同じ生徒が叩き続けている訳ではないようですが、それにしても長時間飽きることなく単調(に聞こえる)にリズム(タカタカタカタカタカタカタカタカ…)を刻み続けます。芸事の上達の秘訣は「基礎的な反復練習に尽きる」と言われますが、これは卓球などスポーツについても同じです。

 分かってはいるが根気の要る反復練習に取り組むのは強い精神力が必要です。吹奏楽部のパート別練習は誰の監視もありません。しかし百名を超える吹奏楽部で”一軍”の座を勝ち取るには才能よりも「誰よりも上手くなりたい」という気持ちが必要なのは想像に難くありません。

10月17日(月)
楽しみ方
 中間テスト初日です。

 日本で最も権威のある大会、全日本選手権大会の三重県予選会が終わりました。結果は昨日お知らせした通りですが、この試合には卓球を愛する白子高校卒業生の方々も参加していました。

 男子の最年長、私の一つ年下である小河正樹さんに始まり、”塾長”こと村上悠馬さん、四日市商業教員の森雅幸さん、NTNの南翔太郎さん、名古屋の会社に勤めている後藤宏幸さん、三重大学の堀木賢一さん、明治大学の松下貴亮さん、日東電工の伊藤俊介さん、女子は私の白子一年目の3年生の田中宏佳さん、愛工大4年の松井夏美さん、専門学校に通いながら卓球を楽しむ坂麻衣さんと鈴木しのぶさん、日体大の西川千裕さん。

 本格的に競技を志す方から余暇を使って楽しむ方まで取り組み方は様々ですが、卒業してからも卓球を愛する気持ちを持ち続け、卓球に携わっている方を見るのは、指導者としてこれ以上ない喜びです。

 狭い三重県なので会場のあちらこちらで現役、OB・OGらの”直接対決”も見られました。(そらまめブログ参照)

 卒業生の方々に現役生の頑張りを見てもらう楽しみと、卒業生の元気な姿を見せてもらう楽しみ。一般の部の予選はいつもと違った空気に満ちています。

10月16日(日)
全日本S予選
 今日は一般男女シングルスの予選。県内はもとより、県外の大学へ進学していた大学生たちもエントリーし、文字通り三重県ナンバーワンを決める大会です。

 女子は3年生の酒井眞菜と長澤玲奈が実業団・エクセディの選手たちにどこまで立ち向かえるかが焦点でしたが、優勝したのは酒井でした。ベスト4からはリーグ戦となり、他の3名はいずれもエクセディの選手。初戦からエンジン全開で持ち前のフットワークを生かしたプレーで2勝して早々と優勝を決めると、長澤が敗れたカット選手にセットオールで競り勝って全勝で2つだけしかない本大会の切符を堂々ゲットしました。1年生の吉田礼楽も3回戦で昨年卒業の西川千裕
(日体大)さんを破る金星を挙げると、準々決勝でも準優勝した実業団選手に3-2と肉薄する健闘を見せました。

 男子は2年生の岡田理志が驚異的な頑張りで何と準優勝して本大会のプラチナチケットを手に入れました。8決定で神京夏さんを破って波に乗ると、準々決勝では先輩の内田芽人を下ろしてベスト4進出。リーグ戦でも初戦の大学生に勝った後、卒業生の松下貴亮(明治大)さんのカットを打ち抜きました。優勝した選手にはかないませんでしたが、ジュニアの部で逃したチャンスを取り戻しました。内田、神さん、古市正暉さんも4決定まで進みましたが残念ながら一歩及ばず。

 活躍した一部の選手を除いて、多くの高校生たちは社会人や大学生の巧みなプレーにかわされました。高校生同士の試合なら、駆け引きナシに真正面から打ち合うことができるのですが、難しいボールを無理に打たされてミスさせられる場面が目立ちました。「経験が足りない」と言えばそれまでですが、相手をよく見たプレーや攻守のバランスを、普段の練習から意識すれば何年も待たなくても在学中に間に合うのではないでしょうか。

 「広い視野を持って客観的に物事を見る」のが大人だと思いますが、それは卓球にも当てはまります。

10月15日(土)
全日本D予選
 津市体育館で平成23年度全日本卓球選手権大会男女ダブルス、混合ダブルスの県予選会が行なわれました。

 男子ダブルスは卒業生の森雅幸さんのペアが優勝し、一つだけの予選通過枠をゲットしました。ちなみに決勝は森さんと同級生の南翔太郎さんのペアでした。本校現役生では2年生の岡田理志・岡田天志組がベスト8に進出しましたが、森さんのペアに完敗。しかし現時点では合格点と言えるでしょう。その他のペアもことごとく社会人、大学生のペアに敗れました。やはり経験がモノを言う種目だけにまだ実力も経験も不足しています。

 女子ダブルスは3年生の酒井眞菜・長澤玲奈組が決勝まで進みましたが、狙っていた優勝を逃し悲願の全日本出場を逃しました。やはり相手は社会人ペアでした。勢いは良かったのですが、うまくはぐらかされて空回りさせられました。1セット目のジュースを取っていれば結果は変わった可能性が十分ありました。その他では1年生ペアの佐藤綾香・室井まどか組がベスト8進出。8決定の苦しい試合を逆転したのが見事でした。

 明日は一般シングルス予選です。誰が金星を挙げてくれるか?強い相手との対戦こそチャンスと考え、狙ってもらいたいと思います。

10月14日(金)
チーム
 久し振りの雨ですが、夜になると「大雨」に。やりすぎです。

 明日から二日間、全日本一般予選ながら、三日後には中間テストが迫っています。今日も男子は授業後すぐに勉強会を実施しました。その後の練習も通常より早めに切り上げて試合とテストに備えました。女子は早めに練習を始めて、早めに切り上げて勉強の時間に充てました。

 ところで今日、卓球を使って進学する三年生の出願書類を全て出し終えることができました。内輪のことなら多少のミスも許されますが、こればかりはちょっとしたミスでその選手の一生が狂いかねません。期限はもちろん、内容に不備がないかチェックを重ねる作業は神経を使います。書類が受理されるまで安心はできませんが、私にとっての仕事はとりあえずここまでです。

 チームの主力として次の世代を担う者、卒業を控え次の進路に向かう者、卒業して成長した姿を見せてくれる者。明日からの全日本予選は「チーム白卓」の発表会です。

10月13日(木)
スピリット
 朝夕は寒くて窓を開けていられません。

 今日の男子は夕方に勉強会を実施し、19時から21時まで練習を行ないました。女子は通常通り夕方に練習をして夜間練習は自主練習としました。

 8月のインターハイのHPトピックスをようやくアップすることができました。色々な方から写真を大量に頂いたお陰で、その選択に苦労しました。嬉しい悲鳴です。

 写真を見るとたった2ヶ月前のことなのに遠い昔のことのように思います。改めて3年生たちの頑張りには敬意を表したいと思います。それとともに1,2年生がそのスピリットを受け継いでもらいたいと切に願います。

10月12日(水)
勉強会
 今日は水曜日。18時半から卓球教室の日です。

 男子の1,2年生はそこで練習を切り上げて学校に移動し勉強会を実施しました。すでに野球部が勉強会の真っ最中。引き締まった雰囲気で頑張っていました。

 18時45分頃に練習を終了し、私もすぐに学校へ移動しましたが、待てど暮らせど選手たちがやって来ません。結局、全員揃ったのが一時間後の19時45分頃。夕食を調達し食べてから来ても、急げばここまで時間はかからないはずです。

 このあたりが甘いところです。何時まで勉強するつもりか知りませんが、この時間の使い方では勉強の効果も上がりません。卓球でも勉強でも同じだと思いますが、時間の使い方の下手な者は成功しません。

 ギリギリのスケジュールは承知の上です。状況判断が的確にできないと、せっかくの勉強会も徒労に終わってしまいます。

10月11日(火)
鉄は熱いうちに
 怒涛の四連休が明けました。

 男女とも遠征に、練習試合に強化練習にとハードな日程だったせいか、全体的に疲れが見えました。今週末の全日本一般の部県予選会が終わるとすぐに中間テストも控えています。夜間練習は今日から自主練習としました。

 男子の関西遠征では選手たち個々に、または全体に色々とアドバイスをしました。早速、こちらが提案した課題に取り組んでいる選手もいましたが、大切なのは記憶が鮮明なうちに”復習”することです。疲れているとは言え、遠征から帰った翌日の練習が”今までどおり”ならば三日間の苦労が台無しです。

 女子も日曜日の滋賀学園との練習試合で西飯先生からアドバイスがあったはずです。または自分で気が付いたこともあったはずです。果たして今日の練習に反映させたでしょうか?

 いずれにしてもポイントは「すぐに取り組む」そして「継続して取り組む」ことです。

10月10日(月)
関西遠征B
 最終日の今日は兵庫県の滝川高校にお邪魔しました。

 滝川高校とはこの1年ほど前から交流させていただいています。どの選手もよく鍛えられていてスキのないプレーが特徴の好チームです。

 出足の数試合はどの選手もよく体が動き、好プレーを見せてくれましたが、リズムが悪くなりだすと歯止めがききません。このあたりが普段の練習の甘さだと思います。どの選手も一生懸命練習するので技術的には伸びているのは確かですが、上手くいかない時も我慢して軌道修正を心掛けないと、本当の強さは身につきません。

 胸を借りて臨めた大学生とのゲーム、負けたくない高校生とのゲーム。力が付いた自分とまだまだ甘い自分の両方を実感できました。
新チームの経験の少なさは普段の真摯な練習でカバーするしかありません。選手たちもそのことが身に染みて分かったはずです。

 私もよい勉強をさせていただきました。明日からの練習に早速反映させたいと思います。

10月9日(日)
関西遠征A
 二日目の今日は兵庫県の育英高校にお邪魔しました。

 育英高校は激戦区兵庫県にあって全国大会の常連です。3年ほど前からお付き合いをさせていただき、2回ほど三重県に来ていただきました。いつかはお邪魔したいと思っていましたがようやく実現しました。

 今日は育英高校の7名と午前中は練習、午後はゲームと一日みっちりとやっていただきました。ドライブ対ドライブの練習が多く、ゲームでも大きなラリー戦の強さは圧巻でした。また、いずれの選手もサービスが上手で、顧問の先生に伺うと、先輩の見よう見まねで受け継がれているとのこと。

 ゲームの結果は五分五分といったところでしたが、やはり普段やり慣れていない選手とのゲームはとても勉強になります。慣れた者どうしだと見えない自分の欠点がよく見えてきます。

 内容的には収穫の多い一日でしたが、ほぼ休みなく台に入らせてもらったせいか最後の方はへばっていました。しかし気持ちでカバーできる範囲の疲れだったはずです。このあたりがまだまだ甘いところです。

 明日は遠征最終日。貪欲に取り組みたいと思います。

10月8日(土)
関西遠征@
 今日から三日間、男子の1,2年生を連れて関西遠征です。

 今日は関西の名門・関西大学にお邪魔しました。「関大はどの選手も一生懸命で雰囲気がいい」という噂どおり、どの選手も、田舎の高校生相手でも手抜きナシのプレーで胸を貸してくれました。

 本校の選手たちも3時間以上ぶっ続けで台に入れていただきましたが、大学生たちのテンションの高さに乗せられて、時間が経つのも忘れて頑張ることができました。お陰さまで収穫の多い一日となりました。

 関西大学のみなさん、本当にありがとうございました!

 女子の一部はトヨタ自動車にお邪魔しました。こちらも熱い練習になったようです。トヨタ自動車のみなさん、ありがとうございました!

10月7日(金)
四連休初日
 今日から鈴鹿サーキットでF1が開催されます。一時期よりは落ち着いたとは言え、世界中から注目を集めるビッグイベントだけに市内の渋滞も目立ってきました。

 今日の高校生は、来週土曜日の中学3年生対象の学校見学会に伴う出日校の代休となり、朝から高校生だけの一日練習でした。明日からの体育の日がらみの連休と合わせて4連休となります。

 初日の今日はじっくりとチーム課題の練習に取り組みました。男女とも以前に比べると随分できるようになりましたがまだまだです。明日から男女とも、遠征と練習試合が組まれています。最近取り組んでいる課題がどこまで通用するか試す絶好の機会です。

※明日からの日記の更新は、遠征によりインターネット接続環境が整わないと思われるので、掲示板での更新となります

10月6日(木)
秋晴れ
 秋晴れの気持ちのいい一日でした。

 本校の制服についての校則に「衣替え」の規定はありません。長袖or半袖のポロシャツにカーデガン、ベスト、ブレザーを自由に組み合わせて着ることができます。この季節、半袖で通っている者はほとんど見かけなくなりました。卓球部の生徒が冬場に着るウォーマーを注文しました。もうそんな季節です。

 夜のゲーム練習がいい雰囲気です。3年生が相変わらず高いモチベーションで取り組んでいるおかげです。後輩たちにもぜひ受け継いでもらいたい伝統です。

 明日は、来週の土曜日にある中学3年生対象の「体験入門講座(体験入学)」に伴う出校日の振り替え休日です。高校生のみの練習になるので久し振りに男女同時スタートです。本校は4連休となりますが、明後日からは男女ともそれぞれ遠征や他校を招いての練習試合となります。

10月5日(水)
心を込めて
 昼過ぎから雨がポツポツ降ってきました。

 今日は水曜日です。女子は恒例の「最初からゲーム練習」を、男子はチーム課題の練習に取り組みました。

 ところでこの時期は部活動の実績を利しての大学推薦入試出願が始まる時期でもあります。内々のことなら多少の遅れは勘弁してもらえることもありますが、さすがにこれだけは「うっかり」が許されません。細心の注意を払って準備をします。選手たちの人生を左右する進路です。トラブルがなくて当たり前、何かあったら取り返しのつかないことになってしまいます。

 選手を迎え入れる大学側、送り出す高校側。それぞれが期待を込めて一人の選手のために動きます。大学進学後、選手として活躍してくれるに越したことはありませんが、少なくともチームにとって必要な人物になってもらいたいと思います。大学側に「この選手をとって良かった」、高校側に「送ってよかった」と思われる4年間にしてくれることを期待します。

 そんな思いを込めて、「推薦書」や「競技実績証明資料」の文字を心を込めて書いています。

10月4日(火)
変化
 暑くもなく寒くもなく、「少し肌寒い」くらいがスポーツをする人にとって最も良い季節だと思います。

 来週末に行なわれる全日本選手権&大阪選手権一般シングルスとダブルスの三重県予選会の組み合わせ会議がありました。高校1,2年生にとっては先日終わったジュニアの部シングルスがメインですが、3年生にとっては社会人や大学生の三重県トップ選手と選手とガチンコで戦う初めての試合です。

 その会議があったので夕方の練習は見れず、夜間練習から見ることができました。今日は学校体育館も使えないので鈴鹿市体育館の一般開放を利用しました。過去2回は”貸し切り”状態だったのですが、今日は他の利用者もいました。

 昨日も書いたのですが、1,2年生の選手らに変化が出始めています。

 2年生は少しプレッシャーを感じているようです。「自分たちがやらねば」という気持ちが強すぎて空回りしているように見えます。しかしこれは誰もが通らなければならない道です。空回りして上手くいかないからと言って、日々の練習に集中できないようでは話になりません。上手くいかない時も気力を振り絞って全力を尽くすしか、この迷路を抜ける方法はありません。困難から逃げずに立ち向かう。基本中の基本です。

 1年生はイイ感じです。夏場の練習の成果が少しずつ出てきています。「ドングリの背比べ」状態なので、自分にもチャンスがある、と肌で感じているのだと思います。ゲーム練習も好プレーが続出するようになってきました。こちらとしては11月の新人戦で誰を使うのか頭の痛いところです。この競争はギリギリまで続きそうです。

10月3日(月)
立場
 どんどん気温が下がってきます。

 分かっていたこととは言え、主力の3年生が抜けて突然チームの矢面に立たされた1,2年生たちが、ようやく自分たちの立場を理解し行動できるようになってきました。

 1年生は右も左も分からなかった高校卓球界の全体像がぼんやりと見えてきたようです。三重県内の自分の位置、自分の置かれている立場が分かるようになると具体的な目標も見えてきます。3年生が抜け、自分にもチャンスがあると理解できてきたようです。

 2年生はチームをリードする立場に少しずつ慣れてきました。それとともに主力選手としてチームを支える責任の重さも感じていることと思います。先輩たちが築いてきた伝統を受け継ぐことはプレッシャーと同時に「やりがい」も実感していることと思います。

 選手たちはまだチーム全体のことを考える余裕はないと思います。まずは自分のことで精一杯だと思いますが、チームのために自分ができることが見えてきたら本物です。

10月2日(日)
スポフェス
 津市体育館にて「みえスポーツフェスティバル」が開催されました。

 国体の県内版であるスポフェスは県内の郡市対抗団体戦です。本校のほとんどの選手が在住する市の代表として出場しました。

 普段はチームメイトとして力を合わせている仲間と、今日だけは敵味方に分かれて争います。鈴鹿市からは内田芽人、里見一真、権蛇佑輔、住田昂樹、神京夏さん、室井まどか、松本ゆきみ、芥佳子、津市からは岡田理志、岡田天志、土性祐成、酒井眞菜、松田唯、四日市からは山本雄飛、古市正暉さん、平井陸さん、近藤亜希、吉田礼楽、常深亜美、大西真由さん、桑名市からは小川翔、岡田泰典、佐藤綾香、伊賀市からは辻智貴さんが出場し、各コートで火花を散らしました。

 私は鈴鹿市少年男子の監督としてベンチに座りましたが、真剣勝負の場で選手たちがどれくらいの力を発揮するのか興味津々でした。

 力のある三年生たちはしっかりと結果を出していましたが、岡田天志、土性祐成、平井陸さん、室井まどか、松本ゆきみ、吉田礼楽、常深亜美らも好プレーを見せていました。

 今日の収穫を持って明日からの練習に生かしてもらいたいと思います。

10月1日(土)
フェアプレー
 気が付いたら4月から半年経ちました。

 久し振りの全員揃っての一日練習でした。男女別フレックス練習でしたが男子だけで台が一杯になる盛況振りでした。しかし午後からは、明日行なわれるスポーツフェスティバル津市、桑名市、四日市市の各市の合同練習で抜けていきました。

 ここ最近の試合で少し気になったことを一つ。

 卓球の公式戦は審判がつきます。県内の試合だと敗者審判がジャッジしますが、県外大会だと開催地元の高校生や一般ボランティアの審判員がジャッジしてくれます。卓球は余程のことがない限り判定で揉めることは少ない競技だと思います。至近距離で打ち合うものの、何年か競技を続けていると今のボールが入ったかどうか、ネットに触れたかどうか等は分かるようになってきます。むしろ地方の地元審判員よりも選手同士でセルフジャッジする方が正確だったりもします。しかし自分にとって不利な判定になる微妙なボールをセルフジャッジで申告するのは勇気が要ります。

 今年の青森インターハイと先日の後藤杯でベンチに入った試合で、本校の選手が打ったボールが明らかにエンドラインにエッジで入ったプレーがありました。試合終盤の非常に大切なポイントでしたが、両方の試合とも審判員がそれを見逃しアウトと判定されたので、団体戦で監督に抗議権のあったインターハイでは私が、後藤杯では選手が抗議しました。ただ、審判は見逃していたのでその判定を覆すには相手選手の「確かに今のはセーフでした」との申告がないといけません。どちらとも取れるエッジかサイドなどの判定ならいざ知らず、プレーしている選手なら明らかに分かっていたはずのボールでした。両方の試合とも相手選手がエッジで入ったボールを私が座っているベンチ側にボールを拾いにきた表情を見てもインを自覚していたのは明らかでした。

 しかしいずれの選手ともコートに戻ると失点したはずのポイントが自分側に入っていることを知ると、セルフジャッジを促されても「分かりません」とのアピールを始めました。

 前者の試合は結果的に本校が勝ち、後者の試合は敗れたのですが、試合の結果よりも後味の悪さが残りました。

 勝ち負けに執念を燃やすことは競技を志す選手なら当然のことです。しかしズルイやり方で得た勝利に後ろめたさは残らないのでしょうか。「キレイ事」に聞こえるかもしれませんが、ズルイことをしてまでも勝ちを奪い取る行為に価値はないと思います。今回は被害者だった本校の選手たちでしたが、間違っても加害者になるような悲しい場面は見たくありません。