白卓日記 ‘11 3月   前月へ!  次月へ!    
3月31日(木)
チャリティー研修会B
 最終日です。

 敦賀に勝ち、上宮B、長野商業、杜若Bに負けました。やはり全国大会で上位に進出するチームは層が厚くBチームに勝つのも困難です。ただ、そういったチームの選手にも接戦をすることが普通にできるようになってきました。接戦を演じながらあと一本が取れないのは、「あの強豪○○高校の選手だから」と先入観が先に立ってしまうからだと思います。

 選手たちは頭の中で、「あの選手は自分より上(または下)」などと全体の中での自分の位置を考えます。実際に試合をしたことのない選手にも、所属しているチームの名前や漏れ伝え聞いた過去の戦績で、「これくらいの強さだろう」と推測します。実際の自分の力を客観的に把握しようとする訳ですが、それには若干の誤差があります。「思っていたよりも強かった」、とかその逆だったり。

 いわゆる「気後れ」とか「精神的優位に立つ」といったやつです。

 「大した差はないのだから先入観だけで考えずにやれば十分勝てる相手だ」

 よく聞かれるフレーズですが、最前線に立つ経験のない高校生たちには入っていかない言葉です。やはり実際に結果が出ないと本心からその気にはなれないものです。

 普段の練習で力を付け公式戦や練習試合などにチャレンジする→結果が出れば自信がつく→更に頑張る。このサイクルになるまで努力するしか本当の自信はつきません。

 今回の遠征で、選手たちに「思ってたよりも俺、イケるやん」のような自信がつきつつあるのを感じました。まだ”確信”ではないと思いますが、こういった経験を積み重ねるうちに”確信”に変わっていくのだと思います。

3月30日(水)
チャリティー研修会A
 二日目です。

 予選リーグ残り二試合。龍谷大平安に敗れましたが最終戦で関商工に勝ち4位で順位リーグに進みました。午後からの3,4位リーグでは、浜松商、滝川、明大中野八王子に勝ち、駒大苫小牧に負けました。

 強い選手と対戦する機会が多いのですが、いつもの調子でやっていると当然のことながら相手になりません。必死でやっても”勝利”という結果には簡単に結びつきません。しかし諦めずに食らいついていくと、少しずつ相手の力に引っ張られ、普段できないプレーができるようになってきます。

 今日も随所にそういったプレーが見られました。

 小川翔、内田芽人、山本雄飛の2年生トリオはある程度の実績や経験もあるのですが、1年生で唯一参加の岡田理志は今まで公式戦の団体戦やこういう練習会に出場する機会はあったものの、各都道府県代表クラスの選手と対戦すると、試合になりませんでした。しかし今回は、かなり厳しいと予想された相手に大接戦に持ち込んだり、勝てるかもしれないけど苦戦は免れないと予想された相手に完勝したりと一つ上のステージに上がりつつあります。

 最終日の明日も4試合が予定されています。必死で食らいつけば、また今までと違う景色が見られるかもしれません。

3月29日(火)
チャリティー研修会@
 男子は今日から三日間、豊田市で「頑張れ!東日本 チャリティー卓球研修会」と銘打って、たくさんの学校が集まっての練習会に参加します。

 団体戦形式の練習会ですが、初日の今日は予選リーグで高岡龍谷、岡崎工業、北越に勝ち、愛工大名電B、明豊に負けました。課題の一つであるダブルスも以前に比べると形になってきました。練習試合等でダブルスをたくさんやる機会は少ないのですが、今回は三日間通して十数試合行なうことができます。この絶好の機会を生かしたいと思います。シングルスでも全国選抜出場予定だった高岡龍谷や北越の選手に勝つなど大きな収穫もありました。中でも小川翔が明豊のレギュラー選手に勝ち星を挙げ、気を吐きました。

 明日も予選リーグの続きがありますが、順位リーグで少しでも上に入れるよう頑張りたいと思います。

3月28日(月)
かわいがり
 春らしい穏やかに晴れた一日でした。

 昨日の日記で、「自分より強い選手に必死で食らいつくうちに同じステージに近づいてくる」と書きましたが、これは高校生たちだけに限ったことではありません。

 最近の、特に男子の小中学生の勢いは目を見張るものがあります。人数が多い時のゲーム練習はグループを分けて行ない、そのグループ内で勝ち数マイナス負け数が「+3」になれば上のグループに昇格、「−3」になれば下のグループに降格というやり方をしています。今日の男子は10人ずつの2グループに分けましたが、下のグループから次々と上級生を破って上のグループに上がってきました。上のグループでも高校生の上位陣がタジタジになる場面もあちこちで見受けられました。

 伸びる勢いがすごいので、以前の感覚で受けて立つと一気に押し切られます。途中から手抜きなしのガチンコでやってようやく振り切る試合もありました。

 相撲用語で、格下の力士を格上の力士が厳しく稽古をつけることを「かわいがり」と言います。高校生たちも自分たちのために、そして後輩たちを更に伸ばすためにも遠慮せずに徹底的に”かわいがって”ほしいと思います。

3月27日(日)
ワンランクアップ
 春休みも本格的にスタートし、今日の練習は9時からの男子の練習だけで20名、11時からの女子の練習で15名、午後から来た選手も合わせると40名近い選手たちで活気に満ち溢れていました。

 朝夕は少し肌寒さも感じますが、練習が始まると選手たちにはちょうど良い気温かも知れません。湿度も低いので選手たちの集中力も長続きします。

 女子は春休み中の練習試合や遠征のメンバー選考のための部内リーグを行ないました。普段のゲーム練習と違って、何かが懸かっているとプレッシャーも大きくなります。こういった時に力が発揮できないとすれば普段の取り組み方に問題があると考えられます。プレッシャーに弱い選手はプレッシャーに慣れるしかありません。つまり普段のゲーム練習の時から、「絶対に勝つ」と自らプレッシャーをかけて臨むべきです。

 男子は卒業生の南さん、後藤さん、松下さんに胸を借りて練習しました。簡単には勝たせてもらえませんが必死で食らいつくうちに同じステージに近づいてきます。強い選手と練習する時は遠慮せずに向かっていくのがコツだと思います。

 その気になればワンランクアップ間違いなしの春休みです。

3月26日(土)
尽誠学園来場
 香川県の強豪、尽誠学園高校が来場してくれました。

 男子は全国選抜の四国ブロック予選で2位に入り本大会出場を決めていました。女子は県で優勝したもののブロック予選では惜しくも次点だったそうです。今回は男子が来年度入学予定の中学3年生3名を含む7名で、女子は4名での来場でした。

 男子はバランスの良い両ハンドを振る選手が多く、入学予定の中学生も高いレベルの選手ばかりでした。女子は4名と少数ながらピッチの早い両ハンドの攻撃型の選手で、本校にいないタイプでした。

 いずれの試合も接戦が多く、お互いに緊張感のある練習試合ができたと思います。

 部内の慣れた者とのゲーム練習では気がつかない、「多くの選手に通用する技術」や、逆に「多くの選手に付け込まれる技術」が発見できたはずです。また、「勝負どころで採るべき戦術」も、成功や失敗の中から学べたはずです。

 人数的にはこちらの選手の方が多かったので、尽誠の選手は体力的にも大変だったと思いますが、一試合も気の抜けた試合がなかったのには驚きました。豊富な練習量を裏付けるタフさだったと思います。

 遠いところからお出で下さいましたが、果たして練習になったか心配ですが、こちらとしてはとても有意義な練習試合でした。また機会があったら是非お相手をして頂きたいチームでした。本当にありがとうございました!

3月25日(金)
ベスト
 中学校、小学校は今日が終業式です。午前中は高校1,2年生だけだったので久し振りに男女一緒に練習をスタートしました。

 気温も随分上がってきたので選手たちの動きも軽快です。休みに入って練習時間もたっぷり取れますが、それでも時間的には余裕があるので体を休めることもできます。シーズンインを前に選手たちの気持ちも高ぶっていることもあり、緊張感のある練習ができています。

 ただこれは大きな試合が間近にないことも理由の一つです。インターハイの予選は1ヵ月後の地区予選から始まります。その足音が聞こえてくる頃には不安が頭をよぎり、落ち着いて練習に取り組めなくなってきます。

 この時期の練習を伸び伸びやってしまうと、プレッシャーに耐えうる本当の力はつきません。

 最近の練習はそういう意味では活気もあり、かつ緊張感もある理想的な雰囲気だと思います。これを維持できるよう、ちょっとしたスキも見逃さないようにしたいと思います。

3月24日(木)
開発
 スギ花粉の飛散がピークだそうです。

 卓球場の周辺にあった田んぼを住宅地として造成する工事が活発になってきました。私が中学生の頃ですから30年ほど前は当たり一面、田んぼばかりで卓球場の前の通りはもちろん、卓球場の裏は広大な田んぼが広がっていました。当時のランニングコースは卓球場を出て左へ出て23号線沿いを四日市方面に向かい、伊勢石油のガソリンスタンド(現在はセブンイレブン)を左折し、突き当りの住宅街を左折、白子中学の交差点を左折して卓球場に戻る、というコースでした。そのコースの内側のほとんどが田んぼでしたが、そこを全て潰して住宅地にしています。

 アパートを中心にポツリポツリと建設は始まっていますが、まだほとんどが更地のままです。いずれ数年後には一つの大きな街ができるのでしょう。今も23号線からその住宅地に入る交差点を作る工事の真っ最中です。中華料理「鷹」の脇から入る交差点で信号機も設置するようです。道も広く、歩道も十分に取ってあるのでランニングコースにしようと狙っています。かつては上述のコースを走っていましたが、住宅地周辺の道路が狭く交通量も多くなり、近所から苦情が入ったので、数年前から23号線沿いから地下道を通って市体育館方向を回るコースに変更しました。しかしそこも交通量は少なくなく、コース変更を考えていました。

 白子駅は特急も停まる大きな駅です。治安も鈴鹿市内では良い方で住宅地としては魅力的なのでしょう。便利になるのはいいのですが、あまりに賑やかになりすぎるのも困りものです。まあこちらの勝手な言い分なのですが。

3月23日(水)
似合う?
 冷たい風が吹く一日でした。しかし暖房がいるほどではなく、春は一歩ずつ近づいてきています。

 今日も震災の影響で帰省してきている関東大学生組が練習に来てくれましたが、明治大学に進学する卒業生の松下貴亮さんと津西高校の樋口真人さんが大学のユニフォームとTシャツを着て練習に参加しました。

 後輩たちはその姿に憧れの眼差しを向けていましたが、着てきた本人たちも”嬉し恥ずかし”といったところでしょうか。 松下さんも照れながら、「似合う?」と後輩に聞いていました。

 「まだ駆け出し」、と言うか駆け出しにもなっていない彼らですが、その立派過ぎるユニフォームが似合う選手に少しでも近づいてくれることを心から期待します。正直なところ名門明治大学からすれば彼らに大きな期待はしていないかも知れませんが、いい意味でその予想を裏切って欲しいと思います。

 現在練習に通う中学2年生の古市正暉さんのお父さんは、私の高校の二年先輩です。高校生の時も確かに強かったのですが、その”強かった”というレベルはローカルなものでした。高校卒業後に明治大学に進学されたのですが、当時の明治大学は今よりレベルが高く、日本のトップクラスの選手が何人もいるまさに黄金時代でした。1年生の夏のインカレ後の解散で帰省してきた時には高校の頃の輝きを失っているように見え、後輩の私たちは、「あの古市さんでも通用しないのか」とがっかりしたものでした。しかしそれからも努力を続け、その姿勢を当時日本チャンピオンだった先輩の斉藤清さんに買われ練習相手に使われるようになってから力を付けました。レギュラーの座を射止め、全日本学生でベスト8、東日本学生(現在は廃止、東海・関東を中心とした試合)でベスト4に入る活躍を見せてくれました。

 決して実力のみで超名門の明治大学に進学したわけではなかったかも知れませんが、結果的にはそこで必要とされる選手になりました。もちろんそうなるには様々な運や巡り合わせもあったと思いますが、言うまでもなくそれを手繰り寄せたのは諦めない不屈の精神です。

 折りしも松下さんが午前中で練習を切り上げた後に、叔父であり明治大学の先輩である卓球界のカリスマ、TSP社長に就任した松下浩二さんが練習場に顔を見せてくれました。

 日本の卓球界を支える明治大学に”在籍していた”だけで終わるのはちょっと勿体無い気がします。

3月22日(火)
アクセント
 今日の午前中はママさん教室があり練習ができず、午後から男女別で3時間ずつの練習となりました。

 長期の休み中はたくさん練習時間がとれるのですが、どうしてもオーバーワーク気味になってしまいます。ときどきこうやってゆとりある時間が入るとちょうどアクセントになっていいと思います。午後3時からの練習となった女子の数人は髪を切りに行っていたようです。ゆっくりとできたのか男女とも覇気のある練習でした。

 気温も少しずつ上がり体がよく動く季節になってきました。新シーズン目前ということと相まって選手たちのテンションは上がりっぱなしです。

3月21日(月)
アクション
 気温は高めながら、昨日の夕方から降り続いている雨が午前中いっぱいまで残っていました。

 震災の影響で東京から帰省している駒澤大の加藤幹也さんと日体大の西川千裕さんに加え、明治大の松下貴亮さんも今日から練習に加わりました。活気のある練習になりましたが、複雑な心境です。

 昨日のオープン戦や練習会の結果を受けての今日の練習になりました。昨日の試合終了後に選手個々に、また全体へ向けてのメッセージは伝えました。それぞれの選手がこちらからのメッセージをどのように受け取ったかは分かりません。

 こちらのメッセージを全て鵜呑みにせよ、とは言いません。しかしまず、聞く耳を持つことは必要だと思います。聞く→考える→実行する→検証する。その結果、採り入れるかどうかを決めるべきです。やってみてダメだと思えばやめればいいことで、やりもせずあるいは聞きもせず、では進歩は望めません。

 昨日の試合終了後の自主練習から、今日の練習中そしてその後の自主練習と、明らかにアクションを起こした選手が多々見受けられました。

 離任式で梶畠先生もおっしゃっていた、頭の上を通り過ぎてゆく情報をキャッチできる人間と、ただ漫然と日々を過ごす人間との違いは歴然として現れることでしょう。

3月20日(日)
伊賀・岐阜
 高校生男子全員と女子の一部、中学生男女で伊賀オープンに参戦しました。

 男子シングルスは内田芽人が優勝、中学2年生の古市正暉さんが準優勝、岡田理志が第三位でした。女子シングルスは中学3年生の常深亜美さんが優勝、第三位に松本ゆきみさんと室井まどかさんが入りました。

 ローカルな大会ながらやはり公式戦はそれなりの緊張感があり、ここのところ充実した練習ができている選手が内容・結果とも良かったように思います。結果がだけ求められる試合ではないのですが、最近の精神状態や取り組み方への反省(良い部分も悪い部分も)はキッチリとするべきです。

 多くの選手は卓球場に戻ってきてからすぐに練習に取り組んでいました。勝っても負けても現状に満足していては進歩はありません。4月から始まる新シーズンは目の前です。

 女子の主力選手たちは岐阜・羽島市の体育館を借り切って、富田(岐阜)、高蔵(愛知)、高岡西(富山)、滋賀学園、市川(兵庫)そして本校の6校が集まっての合同練習会を実施しました。いずれも全国選抜に出場する予定だったチームばかりでレベルの高い充実した練習になったようです。

3月19日(土)
春休みスタート
 春休みが始まりました。

 男女別のフレックスタイム練習でしたが満員御礼の活気ある一日でした。

 東京選手権、全国選抜、そして毎年恒例、TSP主催の練習会も中止となりましたが、各地で行なわれる合同練習会へ参加することで、一時期空白だった春休みの予定も徐々に埋まってきました。

 今回の震災で地獄の苦しみを感じている被災者の方々がいる傍ら、自分の好きなことを思う存分やれる幸せを再確認しています。でも、必死で働く保護者の方々のお陰で好きなことを思う存分やれる幸せ、戦争に巻き込まれることなく好きなことを思う存分やれる幸せ等々、当たり前すぎて考えたこともなかった幸せを感じて欲しいと思います。

 明日は男子全員と女子の一部が伊賀オープン、女子の一部が合同練習試合に参加します。

3月18日(金)
離任式
 今日は平成22年度の終業式に先駆けて離任式が行なわれました。

 本校の卒業生で体育の教員として昨年春から赴任していた岡本京子先生が、わずか一年間の任期を終え離任することになりました。

 伊勢志摩出身の岡本先生は、二つ年上の中井まいさんを追うように本校にやってきました。持ち前の運動神経の良さで期待されましたが、親元を離れての生活は思っている以上に厳しく、下宿先にも恵まれず大変な苦労を強いられました。それでも2年生の時にはインターハイシングルス予選で優勝するなど、中心選手として活躍し、卒業後は体育の教員を目指し中京女子大学に進学しました。

 縁あって本校に戻ってきた彼女ですが、本来ならラケットを持って後輩たちの指導にあたってもらいたかったのですが、生徒会顧問という忙しい分掌を任され、それもままならぬ大変な一年間だったと思います。

 今日の離任式では、「人生はタイミング 人との出会いを大切に」とのメッセージを残してくれました。漁師町出身の彼女らしくサッパリとしながらも人間関係の大切さを伝えようとしたメッセージを理解できた生徒は何人いたでしょうか。

 現時点で次の赴任先は決まっていないようですが、教員という仕事を続ける以上、またどこかで会える日が来るでしょう。その時に成長した自分たちを見てもらえるよう精進しなければなりません。

 岡本先生、いや、京子お疲れさん!!

3月17日(木)
悲喜交々
 今日は公立高校の合格発表がありました。

 発表は、大きな紙に受験番号を書き、それを貼り出すという昔ながらの方法です。私もその貼り出す係でしたが、今年は例年になく競争率が高かったせいか、合格が分かった際の歓声も例年以上に大きかったように思いました。

 卓球部を志している生徒も何人か合格しましたが、厳しい試験をくぐり抜けて合格したという誇りと、認められ期待されている責任を感じて入学式を迎えてもらいたいと思います。

 さて、練習は今日も午後から通常通り行ないました。東京での生活がままならないということで一時帰省している西川千裕さんと加藤幹也さんも練習に加わり、皮肉にも活気のある練習になっています。

 原発の問題で苦しんでいる福島で、全国選抜の代表になっていいた学校の選手や先生らも大変な状況らしいとの情報も耳にします。

 今日も大好きな卓球ができたことのありがたさを噛み締めて練習できましたか?

3月16日(水)
温度差
 風は強いものの日中は良い天気に恵まれました。しかし夕方になってみぞれ混じりの雪が降りだし急に寒さが襲ってきました。

 全国選抜が中止になりました。

 男子の選手には昨日このことについて話をしたので、全体に伝えた時も動揺は見られませんでしたが、女子に伝えた時は落胆の色が見て取れました。

 東京から帰ってきた小林(旧姓西飯)美幸さんと少し話をしました。やっとの思いで新幹線に乗り込み名古屋に着いたら、道行く人たちの表情からは全く震災の影響を感じず楽しそうに話をする様子に大きな違和感を持ったそうです。

 これは三重県に住む我々も同じです。

 何の被害も受けていない者にとって、やっとの思いで代表権を獲得した東京選手権や全国選抜に出場する道を断たれることに対し、純粋に割り切れない思いが生じるのは無理もないことです。

 この温度差を埋めるのが我々大人たちの役割りだと思います。

 数日前に東京へ旅立った西川千裕さんが、余震、停電、食糧不足により急遽帰ってきました。昨年卒業した加藤幹也さんも明日、帰って来るそうです。

 非常事態です。

3月15日(火)
爪あとA
 東京選手権の中止を受けて、週末の予定を大幅に変更することにしました。

 男子の居残り組は20日(日)に「伊賀オープン」に出場予定でしたが、急遽東京選手権組も参加させていただくことにしたので、男子は全員が伊賀オープンに出場です。一方の女子は伊賀オープンの参加者が少ないということで、全国選抜に参加予定の数校が集まり練習会を実施することになりました。女子は伊賀オープン参加組と練習会組に分かれて活動します。

 練習の終わりに男子の選手に少し話をしました。

 東日本大震災により、全国選抜に出場予定だった学校が数校、出場できなくなるそうです。今のみんなでは、現地にボランティアに出掛けたり、稼ぎのない立場で多くの募金をすることはできません。こうやって大好きな卓球を思う存分やれる幸せを再認識し、やりたくてもやれない全国の仲間たちの分まで頑張るべきです。

 同情するのではなく思いを共有する、つまり相手の立場に立って物事を考える。同じ卓球を志す者として、それを感じられないのはとても寂しく悲しいことです。

3月14日(月)
震災の爪あと
 すっかり春めいた気候になってきました。おかげで花粉の飛散が多くて大変でしたが。

 さて、日が経つにつれ東日本大震災の残した爪あとの大きさが明らかになってきています。家庭用ビデオカメラや携帯電話の動画撮影が普及しているので、テレビや動画投稿サイトでの映像は非常にリアルで残酷です。

 東京に住んでいる小林(旧姓西飯)美幸さん夫妻が、マンションの床がひび割れたり、余震や停電で普通の生活をするのも大変ということで今日から三重に戻ってきています。また、駒澤大学の加藤幹也さんから掲示板に、岩手県陸前高田市出身で卒業間近の大学の先輩と連絡が取れなくなっている、と書き込みがありました。逆に愛工大の選手のご家族が車で出掛けた直後に地震があり、自宅は全て流されたものの間一髪で津波から逃れて命だけは無事だったという話も耳にしました。

 こうやって身近な卓球関係者だけでも何人も被災されているのを知ると、今回の震災がいかに規模の大きいものかを改めて知らされました。

 卓球選手のブログが集まる”TSC卓球ブログ”に以下のようなメッセージがありましたので紹介させていただきます。

 「東京選手権中止の件に関しましても、この状況下において「残念」等といった事は決してありません。出場を予定していた選手の東京選手権への想い、心情もお察しいたしますが、被災地の現状を今一度考えていただき、残念な思いは心の中だけに留め、現地への応援の念に変えていただければと願います。」

 全くその通りです。立派なことはできなくても、このメッセージが理解できれば十分です。

3月13日(日)
多治見OP
 多治見OPの男子シングルスに出場し二日目に勝ち残った小川翔と山本雄飛は、午後から始まった5回戦に臨みました。

 結果から言うと二人とも社会人選手に敗れました。高校生の勝気にはやる気持ちを逆手に取り、上手くミスさせられました。自分のプレーのことで精一杯の高校生に対し、冷静に相手の様子を観察する力は「経験」のなせる業です。

 一方でカデット男子に出場していた古市正暉さんが見事優勝しました。地元岐阜県を中心に強豪選手がズラリと並んだ試合は三百人を超す出場者でした。準々決勝、準決勝と富田高校ジュニアと言える選手を破って決勝進出。岐阜県1位の選手に対して劣勢を強いられ、あっという間に0-2とされ、3セット目も1-5とリードされ万事休すと思われましたが、そこから粘って逆転で1セットを返すと流れは一気にこちら側に。しかし5セット目を10-7とマッチポイントを取ったものの、勝ちを意識して10-10に追いつかれてしまいました。ここ最近の古市さんの負けパターンでしたが、開き直って11-10にすると最後は気持ちで押し込んで見事優勝を果たしました。

 劣勢になった時に思い切ってサービスを変えるなど、以前はできなかったことができるようになってきています。特に今回はYGサービスがよく効きました。練習場でも時間があると一人で黙々とYGサービスの練習をしている姿を見ていたので、改めて「卓球の神様」の存在を確信させてくれました。

 さて、時間が経つにつれて悲惨な被害の状況が明らかにされる東日本を襲った大震災ですが、その影響で16日の水曜日から開催される予定だった東京選手権の中止が決定しました。被災地からの選手が出場できなくなる可能性はもちろんのこと、東北地方から参加する選手の交通機関の問題、福島原発事故による電力不足の問題、そしてなにより国を挙げて救出や復興に力を入れなければならない震災直後の状況を考えると当然の措置と言えます。被災者の皆様がなるべく早く落ち着いた生活を取り戻せるようお祈りしております。

3月12日(土)
多治見OP・愛三交流会
 男子の小川、山本、内田、女子の酒井、長澤の五名は多治見市で開催された、「第40回加藤澄男杯卓球選手権大会」に出場しました。この試合はオープン戦ですが、愛知・岐阜・三重あたりから強豪選手も多数参加するレベルの高い大会です。

 ダブルスは小川・内田組と酒井・長澤組がエントリー。小川組は3回戦で大学生ペアに敗退。5セット目の4−3から一気に逆転されました。やはりサービス・レシーブの甘さが出ました。色々と改善の余地があります。酒井組は準々決勝で富田高校ペアに完敗。こちらもサービス・レシーブで先手を取られいい所なしでした。やはりダブルスはサービス・レシーブに尽きます。

 女子シングルスの酒井眞菜は以前、練習試合で敗れた選手、課題のカットマンに完勝しましたが、準々決勝で東海選手権でも敗れた選手に1−3で敗れました。やはり課題はバックハンドか。取り組んでいるカット打ちとフォアのスマッシュは成果が表れているだけにあと一歩です。

 長澤玲奈は大学生、岐阜の中国人留学生、前年度優勝者、酒井が敗れた選手を連破し優勝の快挙!得意のバックハンド投げ上げサービスから、粘り強いラリーでセットオールの試合が一つもない快進撃でした。攻撃型の選手に対しての攻守ともスキのないプレーは圧巻でした。今後は課題のカット打ちを磨けば、全国大会でも活躍できる力は十分あると見ます。

 男子は参加人数が多く4回戦まで行なわれました。

 小川翔と山本雄飛が、大学生、社会人選手らを破り明日へ勝ち残りました。内田芽人は4回戦で大学生に負けました。ミスの少ないプレーで食い下がりましたが、最後は大きいラリーに持ち込まれ万事休す。苦しいとは思いますが、あと一歩前でプレーできればこのレベルでも勝算はあります。日頃の練習内容と試合内容をリンクさせなければなりません。

 一方の、「愛知・三重交流会」はいなべ市で行なわれました。これは両県の高体連が主催する強化試合です。本校からは女子が辻浦沙紀、近藤亜希、坂口緑、松田唯、男子は鈴木福正、岡田理志、岡田天志、岡田泰典が参加しました。詳細は不明ですが、引率してくれた岡本先生からは、女子は上位の選手に勝てなかったものの、男子はまずまずの結果だったとの報告を受けました。

 話は変わりますが、昨日起こった東北地方を中心とする大地震の情報がどんどん入ってきています。わずか数百キロしか離れていない場所で起こっているとは思えない、目を覆いたくなるような惨状です。我々が生活する東海地方も近い将来、大地震が予測されています。まだ頭の中が整理されていませんが、真剣にその対策を考えなければならない時期にきているのは間違いありません。

3月11日(金)
休校・大地震
 今日は昨日行なわれた前期選抜検査の「採点日」です。生徒は昨日同様、休校でした。

 ところで今日の午後、宮城県沖で大きな地震が発生しました。私は学校で採点をしていましたが、最初は”めまい”を起こしたのかと思うようなゆっくりとした横揺れが長く続き、やがて職員室中で大騒ぎとなりました。生徒はいなかったのでこの程度で済みましたが、平常時なら騒ぎはもっと大きくなっていたでしょう。震源地はマグニチュード8.8と国内最大規模だったようです。

 練習には今日も行けませんでしたが、軽めの練習で終わりました。明日は@多治見市で行なわれる「加藤澄男杯」というオープン戦出場組、Aいなべ市で行なわれる高体連主催の「愛知・三重交流会」という練習会組、B卓球場で練習組に分かれます。

3月10日(木)
平安高校へ
 今日は県立高校の後期選抜検査、いわゆる一般入試でした。本校もピリピリした緊張感の中、朝早くから5教科のテスト+面接と、受験生にとってはハードな一日でした。普通科の競争率は1.3倍。さて…。

 後期選抜検査があったので高校生たちは休校です。

 男子は近畿4位、京都の名門・龍谷大付属平安高校へ選手たちだけでお邪魔しました。選手たちだけの遠征、しかもこれだけ離れたところへの遠征は初めてでした。費用の関係もあって今回は高速バスでの移動です。昨日準備した切符を渡し、四日市駅出発組と津駅出発組とに分かれ、京都駅で合流しました。

 奈良県の平城高校も来ており、三校合同の練習会だったようです。一人当たりの試合数はそれほど多くなかったようですが、色々な戦型の選手と試合ができ、よい練習となったようです。そして何よりも、自分たちの足で動き初めての学校へ出向く経験は、いつもの「上げ膳、据え膳」の練習試合とは違うことを学べたと思います。

 女子は朝から一日、西飯先生指導の下、練習です。女子の練習試合は次の機会を探して計画する予定です。

3月9日(水)
明日から四連休
 風の冷たい一日でした。

 授業は午前中で終わり、今日もしっかりと練習できました。この時期の練習は実戦を見据えながらも、体力的にも追い込むべきだと思います。

 明日から後期選抜入試がらみの四連休となります。練習試合、オープン戦と、この冬にやり込んできた成果を試す絶好の機会です。この実戦で上手くいったことは、全国選抜からインターハイ予選へと続く新シーズンにも使えるはずです。逆に上手くいかなかったことは修正を加えるか諦めるか。判断を迫られることになります。

 2月に頑張ったことが吉と出るか凶と出るか?

 大切な四連休です。

3月8日(火)
ようやく
 ようやく学年末テストが終わりました。選手たちの様子も、昨日までと違った”開放感”溢れる活気のある練習でした。

 ここから全国選抜までを一つのスパンとして取り組まなくてはなりません。明後日の木曜日に後期入試、金曜日にその採点日、そして土日と四連休となりますが、連休中に練習試合、高体連の愛知・三重交流会、多治見オープンが入ります。そして週明けの火曜日には東京オープンに出発です。西飯先生とも今後のスケジュールを確認し、計画を立てました。

 こちらがハッパをかけなくても選手たちの表情はしっかりその気だったので安心しました。

3月7日(月)
祝ご出産
 現在、産休をとって見える卓球部顧問の立木直子先生が昨日、無事元気な男の子をご出産されました。

 立木先生は今回ご出産された赤ちゃんの前にご長男を出産されており、その際の産休→育休、そして今回の産休と、四年ほどお休みになっているので、現役の選手たちはお顔も知らないと思います。

 高田高校の女子顧問の立木先生の奥さん、と言った方が分かるかも知れません。直子先生は私が石薬師高校に転勤していた3年間を支えてくれました。その後も裏からチームをサポートしてくれ、現在顧問をしている岡本京子先生も直子先生の教え子です。

 男の子二人の母親になり子育ても大変になると思いますが、持ち前の頑張りでしっかり子育てされることと思います。とにもかくにも、おめでとうございました!

3月6日(日)
花粉最前線
 夕べは宿泊施設にネット接続環境がありませんでした。更新が遅れてすいませんでした。。

 さて、昨日から箱根に来ています。箱根は温泉で有名な神奈川県西部にある観光地です。昨晩は卓球の遠征では泊まることのないような高級旅館でゆっくり温泉を楽しみました。

 今日も温泉街を散策したり芦ノ湖という湖で遊覧船に乗ったりしました。楽しい三日目になる”はず”だったのですが…。箱根は山間にあります。そしてここのところ気温も高く、今日は風も強く吹いていました。

 という条件が揃っていれば…、当然”スギ花粉”が大活躍です。

 今年は事前からの薬のお陰か随分楽に過ごせていたのですが、今日は一日中地獄でした。

 夜8時ごろ鈴鹿に着く頃に西飯先生からこの三日間の練習の報告を頂きました。任せっきりにしてしまいましたが、しっかりとご指導して頂きました。感謝感謝です。選手のみんなも試験の谷間の土日でしたが練習も勉強も頑張ってくれたことと思います。

 さあ、しっかりと充電できたので明日からインターハイ終了後の夏休みまで無休で突っ走ろうと思います。

3月5日(土)
634
 快晴に恵まれた休暇二日目。東京各地を回りました。

 写真は完成間近の東京スカイツリーです。未完成ながら先日、電波塔としては世界最長の604mの高さになったそうです。まだ工事中でテッペンではクレーンが稼動している状態でしたが、私たちも含め観光客が大勢詰め掛けていました。遥か上空で三基のクレーンが右に左に動いているだけなのですが、見ていて飽きません。しばらく見上げていると首が痛くなってくるのですが。

 完成すると634mになると聞いて、ハッと思い出しました。1月の全日本選手権大会に出場した本校の選手が、会場の売店で売っていた大会記念Tシャツを買ってきたのですが、背中にデザインされていた西暦の「2011」の「1」の数字がスカイツリーの形になっていました。面白いなあ、と思ってみていたのですが、左胸にはなぜか「634」との数字が。ムサシ?開催回数?色々考えてみたのですがその時は全く思いつきませんでした。そうです。あの数字はスカイツリーの完成時の高さだったのです。

 どこに行っても何を見ても卓球に結びつけてしまいます。

3月4日(金)
休暇
 学年末テスト三日目です。そろそろ疲れも出始めていると思います。

 私は今日から日曜日までお休みをいただいて、ひと仕事を終えた3学年の先生方と旅行に出掛けています。試験の真っ最中で、勉強と練習に必死で取り組んでいる選手たちには申し訳ないのですが、この3年間を終えた後の旅行だけは、お互いの苦労をねぎらいあう意味でも行かせてもらっています。

 とは言っても旅先に向かう車中でも出る話題は学校のことばかり。30代の働き盛りで熱い先生が多い3学年担任団はいつでもどこでも生徒のこと学校のことになると時間が経つのも忘れてしまいます。

 せっかくなのでしっかりと楽しんでこようと思いますが、学校のこと生徒のことは忘れそうもありません。

3月3日(木)
お世話になった
 卒業式が終わって二日。卒業生たちが当HPの掲示板にメッセージを残してくれました。

 いずれも、自分たちがここまで頑張れたのはたくさんの方々に支えられお世話になったから、という気持ちが熱く伝わってくる内容です。

 人間は一人では何もできず、自分を取り巻くたくさんの人たちのお陰で”生かされている”、と考えるには自分を客観視しなければできません。

 人間は、周囲のことなど全く気にも留めず自分のことだけ考えていた幼少の頃から、少しずつ視野が広がり”全体の中の自分”が見え始め、それでも自分ひとりで何でもできると考える思春期を経て一人前の大人に成長します。

 まだ全てが分かったわけではないと思います。これからも様々な経験を通して徐々に視野が広がっていくことでしょう。その過程として卓球部での三年間が力になっていれば幸いです。

3月2日(水)
学年末考査
 今日から学年末テストが始まります。水曜日から始まり、土日を挟んで来週火曜日まで続く、本校としては変則的な日程です。

 練習の方は男女とも短めの制限練習に入ります。男子は一時間を打球練習に充て、残りはトレーニングを行なう計画です。通常の体幹を鍛えるトレーニングの後は、芝生公園でダッシュのトレーニングを実施しました。女子は最初からゲーム練習を入れる計画です。練習時間が限られているので、それならあえて全ての技術を使うゲームを、ということです。

 試験も初日だったので選手たちもまだ元気いっぱいでした。徐々に疲れた出てくると思うので、元気なうちにしっかり勉強してもらいたいと思います。

3月1日(火)
卒業式
 小雨がパラつく中、第61回卒業証書授与式が行なわれました。

 厳粛な雰囲気のまま式は粛々と進みましたが、答辞を読んだ野球部の生徒が涙混じりに三年間を振り返ったあたりから、あちらこちらですすり泣く声が聞こえ始め、最後の校歌斉唱で式はクライマックスへ。卒業生退場の頃には多くの生徒の頬から涙がこぼれ落ちていました。

 私のクラスの最後のHRでは生徒たちの溢れんばかりの笑顔を見ることができて、私も安心して担任の任務を終えることができました。

 その後すぐにHRの食事会があったので卓球部の保護者の皆様にはご挨拶もできず大変失礼をしてしまいました。選手たちが三年間頑張れたのは本人の努力があったからこそですが、心も体も疲れ果てて帰ってもご家庭での暖かいフォローがあったので乗り越えることができたのだと思います。感謝しても感謝しきれない思いは私たちも選手たちも同じだと思います。

 六名の卒業生は永遠に白子高校卓球部の卒業生です。これからそれぞれのステージに分かれますが、三年間の頑張りを思い出せばどんな山でも登りきれるはずです。活躍を期待しています。また、遊びに来てください。