白卓日記 ‘10   8月  前月へ!  次月へ!    

8月31日(火)
インターハイ雑感A
 昨日の続きです。

 
卓球のアーリースポーツ化(低年齢で始める競技)もレベルの平均化に影響していると思います。

 私が中学で卓球を始めた三十数年前は小学生で卓球を本格的に始めた選手は渋谷浩選手ら恐らく全国でも十数人だったと思います。当然それらの選手が中学からラケットを握った選手たちを置き去りにして全国大会で活躍していました。ただ当時は、小学生への指導のマニュアルもなく手探りの状態で指導されていたと思います。先のことを考えずにとりあえず小学生の間で勝つことだけを考えて指導された選手たちは、小学生が対応しにくいスピードロングサービスと手の届かないフォア前にチョコンと出すショートサービス、そして自ら攻撃を仕掛けず相手の打ちミスを待つブロックのみで勝ち上がっていました。当然、体も大きくなる中学生には全く通用しなくなり消えていった選手も多くいました。

 しかし最近は子どもの指導マニュアルも確立されてきて、地方でも正しい指導法により力を付けた選手が勝ちあがるようになりました。もちろん、日本卓球協会もアーリースポーツ化に目をつけて、小学生の全国大会の普及、指導者への啓蒙、小学生のナショナルチーム発足、小学生の海外遠征への派遣等々。水谷隼選手らの活躍はその集大成とも言えるでしょう。

 以上のことなどから、中学卒業時にある程度完成されたスタイルを持つレベルの高い選手が多くなり、かつてのように一握りのエリートがごく一部の全国の名門高校へ進学するパターンから、そこから溢れたレベルの高い選手が地方に残るようになったことが、全国のレベルの底上げにつながっていると思います。

 数年前から本校でやっている、小学生の頃から中学生や高校生に混じって今時の卓球を最初から教えるというやり方で佐藤優衣さんや神京夏さんが育ちましたが、はもはやこの方法は全国の至るところで行なわれています。まだどこもやっていない方法を他に先駆けてやらなければなりません。

 ただどんな立派な方法でも最終的には指導者の情熱がなくては、というのは昨日も書いたとおりですが。

8月30日(月)
インターハイ雑感@
 さて、少し間が空いてしまいましたがインターハイで気づいたことを少々。

 まず感じたのが全体のレベルの平均化です。

 かつては全国で勝つための技術的、戦術的なノウハウはごく一部の限られた指導者のみしか知られていなかったように思います。しかし最近は、この日記でもよく書いていますが、ビデオ(DVD)やインターネットの普及により地方にいても最新の情報が簡単に手に入るようになりました。

 ただしそういった情報はあく表面的なもので、それを選手に徹底させるのは指導者の情熱であることは昔から変わってはいません。ただ、以前は情熱はあるものの知識(情報)が不足していて、なかなか上手く選手育成ができなかった地方にとってはハンデが少なくなったと言えるでしょう。

 長くなりそうです。明日に続きます。

8月29日(日)
今日から自主練習
 長かった夏休みも残すところ三日となりましたが、今日から三日間は自主練習としました。

 インターハイ・国体東海予選と続いた翌日も、高校選手権直前ということもあり練習を続けました。その後も男子はスルガフェスティバル、女子は愛知強化リーグと練習会が続き、月末になってようやく夏休み初めての自主練習となりました。

 自主練習にも拘らず多くの選手は練習に汗を流しているようです。

 ただし選手諸君、夏休みの宿題をやり残すことのないように。

8月28日(土)
愛知強化リーグ
 今日は女子が愛知県卓球協会主催の団体強化リーグ戦に出場してきました。

 今回は愛知県内の実業団と高校のトップと、本校も含めて県外からも参加しています。

 当然レベルは高く、なかなか勝ち星を挙げることはできなかったようですが、昨日までの男子同様、よい勉強になったと思います。技術的な課題はもちろんですが、チームとして機能していたかどうか?厳しい試合が続いても耐えられるモチベーションを保てたかどうか?

 全員で振り返り次につなげなければ時間と体力を浪費したに過ぎません。

 練習熱心な選手が揃った新チームは、転んだままで済ませるはずはありません。

8月27日(金)
スルガフェスB
 三日目の今日は、帰る時間の都合で午前中の二試合で切り上げました。

 三日間を終えて結果はまずまず。それよりも団体戦特有の緊張感の高さ、一体感などを経験できたのは収穫です。考えてみると三年生が抜けてから新チームでの団体戦は初めてでした。新チームとは言えど、二年生の三人は昨年からチームの主力としてやってきた選手たちなので経験はありましたが、新チームにおける、「自分の立場」を確認できたと思います。

 このチームで一年間、力をあわせて全国選抜、インターハイを戦わなくてはなりません。それぞれが、「オレは新チームで…」と考えたことだと思います。

 新入生を迎えるまでの半年間、二年生四名、一年生三名、合計七名でどこまで良いチームに成長させることができるか楽しみです。

 夏休みも残すところあと四日となりました。

 明日は女子が愛知県卓球協会からの招待で、実業団、高校の強豪チームが集まる、「愛知県団体リーグ」に参加させてもらいます。こちらも三年生が抜け、新チームでの初陣です。レベルが高いので厳しいスタートとなりそうですが、良い経験になると思います。

8月26日(木)
スルガフェスA
 二日目です。

 今日は順位リーグです。Aチームは1位リーグ、Bチームは2位リーグでしたが、当然昨日より厳しい試合が続きとてもよい練習になりました。私も朝9時から夕方5時過ぎまでずっとベンチに入っていましたが、普段の部内ゲーム練習では見られない選手たちの素顔が見られたので、今後の練習に生かせると思います。

 練習会と言えど、チームの勝ち負けがかかっているので選手たちも必死です。緊迫した試合になればなるほど、普段の練習の姿が浮き彫りにされます。これは決して悪い部分だけでなく、地道に練習に取り組んでいる成果もはっきりと形になって現れます。

 これが見たかった。これを感じて欲しかった。

 夏休み最後の実戦練習はこちらの目論見通りのものとなっています。

8月25日(水)
男子スルガフェス
 今日から二泊三日で静岡市にて「スルガフェスティバル」という男子合同練習会に参加します。

 東海、関東地区を中心に50チームほどが集まっており、本校からは1,2年生全員の7名で2チームが参加します。今日は予選リーグ4試合を行ないました。

 この1週間、しっかりと練習をやってきましたが、やはり対外試合はいつものようにはいきません。特に経験の少ない選手で組んだB決して技術的には負けていないのですが、自分の力を試合で発揮する”コツ”がまだ掴めていません。ただこれは理屈ではなく経験が必要です。たくさん試合をしてたくさん負けてたくさん悩んでたくさん考える必要があります。練習を積んで経験を積めば徐々に視野が広くなって客観的に自分を見られるようになるはずです。

 明日から順位リーグです。Aチームは1位リーグ、Bチームは2位リーグになりますが、Aチームも今日のように上手くはいかないはずです。しかし、だからこそお金と時間をかけてやってくる甲斐があるのです。

8月24日(火)
ラスト1週間
 いよいよ夏休みも1週間を残すのみとなりました。

 毎日朝から一日練習を続けるとそれが当たり前のように感じてきますが、2学期になり授業が始まると、「休みの日がいかにありがたいか」を実感することになります。

 男子は明日から静岡で二泊三日の合同練習会に参加します。女子は28日に愛知県で行なわれる社会人・高校による、「総合団体」に招待チームとして参加させてもらいます。小中学生は29日から新潟で中部日本選手権カデット・ホープスの部に参戦です。

 それぞれの夏休みもいよいよクライマックスです。

8月23日(月)
夏休みの匂い
 私は卓球を始めてからは”夏休み”と言えば、「汗だくで練習」というイメージしかありません。しかし小学生の頃の夏休みと言えば、「ラジオ体操」、「夏休みの友」、「昼寝」、「蚊取り線香」、「スイカ」、「読書感想文」、「川遊び」などが思い起こされます。

 高校生たちの夏休みは現在、男女別で時間をずらして行なっています。午前中は2時間、昼休みを挟んで午後4時間ほどです。

 午前の練習が終わってからの昼休みは高校生たちにとって憩いのひと時です。自宅から弁当を持ってきている者もいますが少数派です。ほとんどの者が近くのスーパーで調達してきます。最近のスーパーはコンビニに負けじと品揃えも豊富なようです。本当は栄養のバランスも考えてガッツリと食べてもらいたいのですが、どうしても麺類などノド越しの良いものや、アイスクリームなどデザート類に偏りがちです。

 食べる場所は卓球場の奥にある、「10,11コート」付近です。男女別で練習をすると9コートまであれば大丈夫なので昼休みはそこが休憩場所となります。男子の昼食休憩時は女子の練習中、女子の昼食休憩時は男子の練習中なので楽しくおしゃべりをされると多少気になるのですが、さすがにそこは大目に見ています。食べ終わって満腹になると昼寝を始める者、宿題を始める者など様々です。

 私たちの高校生時代も灼熱のプレハブで練習したあと、近所の「かどや」でカップラーメンorパンで昼食を済ませ、かどやのおばちゃんの好意で店の奥の涼しい部屋で昼寝をさせてもらった記憶があります。

 高校生たちの夏休みの記憶はどのように脳裏に刻まれていくのでしょうか?

8月22日(日)
無限の可能性
 「子どもは無限の可能性を秘めている」というフレーズをよく耳にします。

 事実、私もこの仕事を始めてから子どもの持っているパワーに驚かされることはしょっちゅうです。「日ごろ大人しいあの子が土壇場でびっくりするような気力で大逆転を演じた」とか、「あの飽きっぽくて淡白な性格なあの子が人が変わったように根気よく取り組めるようになった」など、心身ともに成長期にある中高生は時として大変身します。

 一方で体だけは一人前なのに心のほうは子どもっぽさが抜けないのもこの時期の子どもたちの特徴です。「自分の気持ちをコントロールできないので喜怒哀楽がすぐに態度に出る」とか、「周囲に気配りができず結局自分のことしか考えられない」など、その部分だけを見ると幼児のような精神構造が見え隠れします。

 「何でそんな凄いことができるのか」と驚かされたり、「何でそんな簡単なことが分からないのか」と驚かされたり。大人になると忘れてしまう、「子どもの常識」は年々変化をします。20年以上この仕事を続けても毎日が新しい発見の連続です。

8月21日(土)
引き続き
 暑いことには違いないのですが、一時期の異常な暑さからすると一息ついた感じがします。日の入りも早くなり、少し過ごしやすくなった感があります。

 昨日の高校選手権から一夜明け、男子は練習前に簡単なミーティングをしました。

 試合前まで全体のテーマとして取り組んでいた内容は、やはり狙い通り試合でも数多く見られました。得点と失点のパターンは選手個々で多少の違いはあるものの、共通したものが大半を占めています。目的を理解して練習に取り組んでいた者は、随所でその成果を出せていたように思います。

 昨日の試合で何か真新しい発見があるかも知れないと思い、しっかりと観察していましたが、従来から取り組んでいること以外は思い当たるものはありませんでした。

 よって引き続き同じテーマをより正確に、より実戦的に取り組もうと思います。最終的には本人が内容をいかに理解して工夫できるか?いかに根気よく取り組めるか?に尽きると思います。

 全日本ジュニア予選まで約1ヶ月です。

8月20日(金)
高校選手権S
 昨日に引き続き高校選手権、今日はシングルスです。

 女子の優勝は昨年に引き続き二連覇を達成した酒井眞菜でした。技術もさることながら精神的にも安定してきました。新チームのキャプテンにも指名され、高校最後の一年を有終の美で飾るスタートです。準優勝は長澤玲奈。安定したラリーに加え、サービスからの速攻にも磨きがかかってきました。こちらも最後の一年に自己ベストを目指します。三位は三年生の西川千裕と松井和歌子。入学時よりチームの主力として活躍してきた西川と、地道に力をつけて這い上がってきた松井は対照的ですが、本校で三年間苦楽をともにしてきた二人です。卒業後に目指す道は違いますが、高校生同士で出場する最後の大会を終えました。とりあえずは、「お疲れ様」です。ベスト8に入り同士討ちで敗れたのは辻浦沙紀と近藤亜希。新チームでは主力として頑張ってもらわなくてはなりません。課題は明確です。あとは努力あるのみです。

 男子は小川翔Aが準優勝。決勝までは順調に勝ち上がってきました。1セット先取後の2セット目をジュースで落としたのが痛かった。しかもアドバンテージを3回ほど取りながら押し切れませんでした。1-2と追い込まれたあとも粘って5セット目5-4までリードしましたが相手の完璧なプレーに敗れました。技術を発揮するための精神力が課題です。ラスト1年、間に合うか?ベスト8の松下貴亮Bは宿命のライバルにまたしても敗れました。確かにミスの少ないカット打ちはカットマンとしては厳しいものになりますが、大学という更に高いレベルで勝負を挑むには乗り越えなくてはならない壁です。来年、大学入学後に全日本予選等での再戦が楽しみです。その他で健闘したのは二年生の鈴木福正。なかなか自分より上のシード選手の壁を越えられませんでしたがついに突破。得意のフットワークを生かしてのフォアハンドが炸裂しました。また一年生の岡田理志も中部日本で完敗した強豪選手にあと一歩まで肉薄。力を付けたところを見せてくれました。

 この高校選手権で、夏休みの公式戦は全て終了です。月末には男女とも練習会&県外強化試合ががあります。9月から始まる全日本選手権予選と国体、そして新人戦。秋のシーズンを前に夏休み最後の頑張りです。

8月19日(木)
高校選手権D
 県営競技場で、「平成22年度三重県高等学校卓球選手権大会」が行なわれました。今日はダブルスです。

 女子は新チームのエースダブルス、酒井眞菜A・長澤玲奈A組が優勝しました。インターハイ後、初めて組み始めたペアですが、現時点では個々の力で勝っている状況です。しっかりと練習を積んでダブルスならではのプレーを見せてほしいと思います。準優勝は西川千裕B・松井和歌子B組。こちらも急造ペアですが、少ない準備期間でもしっかりと手抜きせずに準備をしていました。さすが三年生。

 男子も2年生ペアの小川翔・内田芽人組が優勝でした。準決勝ではインターハイ予選優勝ペアに完勝したものの、決勝では大事にいき過ぎて汲々としたプレーになり追い込まれました。しかし最後になって開き直ったプレーが出て逆転勝ちでした。前途多難なスタートですが、課題も多く見つかったので”これから”です。三位には松下貴亮B・鈴木福正A組。ペアを組んで一年になりますが、最後の最後に賞状をゲット。負けても納得の三位です。

 明日はシングルスです。三年生が意地を見せるか、一二年生が飛び出すか?

8月18日(水)
金沢学院東来場
 今日は石川県の金沢学院東高校の男子選手5名が来場しました。

 顧問の福田先生は私の大学の先輩です。私の4年上、入れ替わりの先輩だったのですが、高校時代はよく練習をしていただきました。愛工大と中京大がインカレや全日学で上位を争っていた時代に、東海学生のダブルスで準優勝するなど、数々の実績を残された方です。

 金沢学院東がある石川県は名門・遊学館があり、県のベスト16のうち14〜15名を独占されている状態だそうです。しかし私が愛知県にいた時もそうでしたが、トップのレベルが高いと常にそういった選手たちと争っているうちに、いつの間にか自分たちのレベルも引き上げられているものです。事実、金沢学院東の選手たちも、三重県ならベスト8以上の力を持っている選手も数人いました。

 午前午後2時間ほどずつの練習でしたが、たくさん刺激をいただきました。明日から我々は高校選手権、金沢学院東の選手たちはAICHIフェスティバルに参加します。お互いに刺激しあった今日の成果を発揮してもらいたいと思います。

8月17日(火)
高校選手権組み合わせ
 夏休み中、唯一の県内大会である、「平成22年度三重県高等学校卓球選手権大会」の組み合わせ会議がありました。

 夏休み中は中部日本選手権、インターハイ、国体東海ブロック予選等の県外大会がありますが、県大会はこの試合のみです。県外大会の予選を兼ねているわけではないので優勝しても次にはつながりませんが、学校が平常授業時の三倍以上の練習時間を確保できる夏休みの総決算です。しっかり練習に取り組んだ者は驚くほど伸びているはずです。

 会議が終わり卓球場に戻ったのは一日練習が終わりがけの頃でしたが、終わったあともすぐに自主練習に取り組む選手が多くいました。この大会の重要性が分かっているようで安心しました。

8月16日(月)
リ・スタート
 インターハイ・国体東海ブロック予選があり、久しぶりの練習場での通常練習となりました。

 10連泊を終えてすぐの選手たちは疲れが残っていたせいか、いずれの選手も精彩を欠いていました。しっかり食べて、しっかり寝てコンディションを戻してもらいたいと思います。

 一方、久しぶりに見た居残り組の選手たちは充実しているように見えました。

 練習後は夏休みの残り2週間の予定と目標を伝えました。たっぷり練習できてたっぷり休める貴重な2週間を、与えられたこと以上に頑張るか、与えられたことだけやるか、与えられたことすら手抜きをするかは自分次第です。

 沖縄よりはるかに暑い鈴鹿の夏もあと2週間です。

8月15日(日)
国体東海予選A
 最終戦は愛知県と対戦しましたが、レベルの高い厳しい攻めに完敗でした。

 結局、ブロック予選に出場した成年男女、少年男子の三種目とも東海四県中四位という結果でした。

 昨日の試合の最中に、一昨年まで本校の体育科の教員として勤務されていた奥田先生が見えました。奥田先生は現在、三重県教育委員会の体育振興室で主に県内の高校のスポーツ強化に当たってみえます。国体東海ブロック予選は卓球に限らず、各種目が岐阜県内で国体本大会を目指して競技が行なわれています。試合の応援と視察を兼ねて卓球会場にも足を運んで頂いたようです。

 奥田先生と色々と各種目の現状と強化策について話をしました。

 昨年の新潟国体での三重県の総合順位は47都道府県中44位だったそうで、三重県の下には3県しかいません。三重県はスポーツに関しては明らかに弱小県です。原因は様々でしょうが卓球に関して言えば、三重県には県外から強豪選手を入学させることのできるスポーツ強化が盛んな私立高校・大学がありません。たまに有能な選手が出ても他都道府県の強豪校に引き抜かれてしまいます。また成年の部も、卓球を強化している実業団が女子のエクセディしかありません。エクセディも強いチームではありますが卓球競技の得点対象はベスト8以上で、なかなかそこまでは到達しません。

 卓球競技のこの現状は他競技にもあてはまると思います。

 この現状を打破するには受け皿となる高校と連携し計画的・長期的に選手育成を行なう必要があると思います。選手として成功するには地元に残っていては不可能、との概念を変えなければなりません。この東海ブロック予選で活躍した愛知・成年女子の本校卒業生・森永愛里さんや、今年中央大学に入学し関東学生ダブルスで優勝した松生直明選手のように、三重県生まれ・三重県育ちのの選手の活躍が起爆剤になることを期待します。

 高校だけの目先のキャリアを考えれば、より環境の良い学校へと考えるもの当然かも知れませんが、高校卒業後も長く活躍する選手としてのキャリアを考えるなら、地元で頑張るのも悪くない選択肢だと思います。いかがでしょうか?

 ようやく夕方に鈴鹿に帰着し、10泊にも及ぶインターハイと国体東海ブロック予選の遠征が終わりました。

8月14日(土)
国体東海予選
 今年、少年女子はストレート、つまり47都道府県がすべて本大会に出場できます。少年男子は東海4県で2県しか本大会には出場できません。

 今年の少年男子の代表選手は高田高校の選手1名と、本校の松下貴亮、小川翔、そして予備登録に内田芽人です。

 今日は岐阜県と静岡県と対戦。0-3、1-3でいずれも敗退しました。惜しい試合はあるのですが、戦前から「たぶん厳しいだろう」という雰囲気があるので競っても最後の一本が取れません。こちらの持って行き方もまずいと思います。高校生の試合は、先日のインターハイでも明らかですが精神的なものが勝負の大部分を左右します。

 「勝ちたい」という言う気持ちが強くないと競った時に強気になれません。しかし、「勝ちたい」という気持ちが強すぎると競った時に固くなってしまいます。試合に向ける意気込みは「強すぎず、弱すぎず」が理想ですが、感情のコントロールはとても難しい。

 卓球場ではインターハイ組の女子が練習再開です。企業のお盆休みということもあり、たくさんの方が練習場で相手をして下さったようです。

 国体少年男子は明日が最終戦、愛知県と対戦します。厳しい戦いになりそうですが、最後までファイトします。

8月13日(金)
帰路?
 8拍にも及ぶ長かった沖縄インターハイもようやく終わりました。

 久しぶりに自宅に帰りゆっくり…、といきたいところですが、明日から少年男子代表選手は国体東海ブロック予選があります。セントレア到着後、名鉄に乗り一路岐阜へ。

 飛行機の時間の都合で、岐阜に着いてから練習できそうもなかったので、今日の午前中は南風原(はえばる)町にある地域の体育館の一般開放を利用して練習をしてきました。周囲は地域のご年配の方たちが卓球を楽しんでおり、とても”浮いた”雰囲気で、物珍しそうな目で見られました。

 明日からの国体東海ブロック予選ですが、今年の少年男子は東海4県で2県が代表として千葉県で行われる本大会に出場できます。強豪ひしめく東海地区で代表になるのは至難の業ですが、この国体だけは「学校の代表」ではなく、「県の代表」の色が濃い試合です。個人の名誉より県の名誉のために頑張らなくてはならず、代表選手の責任は大変重いものとなります。たとえハードルがどんなに高くても、最良の結果を求めて全力を尽くすのが代表選手の責務です。頑張ってもらいたいと思います。

 試合は4県の総当たりリーグ戦で行われます。明日の12:30から第一、第二試合、明後日の9:00から第三試合です。会場は先日中部日本が行われた岐阜メモリアルセンターではなく、岐阜アリーナ(岐阜市薮田南2-1-1 電話058-272-1336)です。

8月12日(木)
最終日
 いよいよ最終日です。シングルスの準々決勝から決勝戦まで行なわれました。

 男子は昨日の団体戦で激戦を演じた青森山田と野田学園とが”第2ラウンド”を行なっているようでした。女子は大本命の石川選手が圧倒的な強さで優勝しました。

 男子はしばらく青森山田と野田学園の二強時代が続くでしょう。青森山田の独走状態に待ったをかけることができるのは、青森山田並みに学校がバックアップできる野田学園以外は見当たりません。「強い中学生を勧誘する→恵まれた環境で強くする→結果を出す→強い中学生を…」の黄金の法則は崩れそうもありません。

 女子は秀光が撤退した後、環境面では四天王寺の一人勝ちが予想されましたが、チームと言うより個人を強化する方向にあるように感じます。今回も石川選手以外は目立った成績を上げていません。今回は団体で優勝し個人でも上位を占めた明徳義塾が目立ちましたが、今後は年によって勢力図が大きく変わるような感じがします。

 今の状況が続けば男女とも上記のようになると思いますが、そこが変わるとすればエリートアカデミー(EA)の動きかな、と思います。EAが指導して数年になりますが、まだ軌道に乗っているようには思えません。今後どのような動きを見せるのか?その動向で、高校に限らず日本卓球界の未来は大きく変わってきます。サッカーのワールドカップを見ても分かるように、国のトップチームであるナショナルチームの成績で、その競技の未来はバラ色にも灰色にもなります。底辺で競技する我々にも夢と希望を与えてくれるよう期待せざるを得ません。

 さて今日は、今までのインターハイでは一度もやったことはなかったのですが、少しですが観光をしてきました。本校の修学旅行は沖縄ですが、現在の3年生は昨年の修学旅行が全日本予選前日までと重なっていたので女子の4名は修学旅行には行かずに全日本予選を選択しました。その時から、沖縄インターハイに出場したらプチ修学旅行をしようと計画していました。マリンスポーツ、バーベキュー、美ら海水族館と時間は短かったのですが、沖縄を満喫することができたと思います。

 8泊にも及ぶ沖縄インターハイでしたが、明日いよいよ帰路につきます。ただし国体少年男子の選手である松下、小川、内田の三人は明後日から始まる国体東海ブロック予選があるので、セントレアから直接、岐阜に入る強行軍です。ハードです…。

8月11日(水)
シングルスその後
 昨日シングルスで勝ち残った松下貴亮、西川千裕と、シードで試合がなった酒井眞菜が2回戦にチャレンジです。

 松下は福岡県の選手と対戦。序盤からミドルにドライブでしっかり粘られます。最初は相手の粘りに対応できませんでしたが、徐々に慣れて長いラリーになりました。決して上手なカット打ちとは言えないプレーでしたが、凡ミスの少ない連続ドライブに最後は押し切られてストレートで敗れました。松下は大学進学後も卓球を続ける予定です。2年生の冬以降にようやく結果が出始めたばかりなので、さらに高いレベルで戦える選手を目指して卒業までしっかりと精進してもらいたいと思います。

 昨年1年生ながら3回戦に進出した酒井は、山口県のカットマンと対戦。この1年間、苦手だったカット打ちを克服するため練習を積んできました。しかし、ボールが弾まない卓球台に戸惑って出足をモタつくと、ペースをつかめないままズルズルと試合は進み、ばん回するきっかけも掴めず0-3で敗れました。攻撃型の選手に対しては勝ちあがる力を付けてきたのは事実ですが、安定した力を発揮するにはもう少し精進が必要です。高校最後の一年間で結果を出すために努力を続けてもらいたい。

 西川は大阪府の選手と対戦。お互いに少し固さが残るプレーでスタートし、一進一退のまま試合は進みます。お互いに決め手を欠くまま2セットを先取され3セット目もリードされますが、追い込まれてから開き直ってフォアハンドを多用するプレーで一気にペースは西川に。最後の最後まで思い切ったプレーを見せてくれましたが、出足のアドバンテージをばん回できずに万事休す。努力に努力を重ねストイックに卓球に取り組んだ三年間でしたが、卒業後も進学して卓球を続けます。今回のインターハイで掴みかけた”開き直る”プレーは、試合で勝つために必要なものです。技術の習得とともに試合の勝ち方も身につけてもらいたい。

 今回のインターハイも勝ち上がることの厳しさを知ることになりました。インターハイに出ることと、インターハイで勝ち上がることには大きな隔たりがあり、運やタイミングもあるので、努力したからと言って必ず結果が出るとは限りません。しかし偶然めぐってきたチャンスをモノにするには、日ごろ努力は欠かせず、いつの日にかそのチャンスをモノにするために地道に努力を続けるしかありません。

8月10日(火)
シングルス1回戦
 沖縄に入って6日目。今日からシングルスが始まりました。

 今日は男女それぞれシングルス1回戦のみが行われました。

 男子は県予選1位通過の松下貴亮Bが新潟県の選手と対戦。お互いに個人戦のみの出場とあって出足は固く、相手より少し丁寧なプレーをした松下が先取。しかし落ち着きを取り戻し粘る相手に対して、気負いが目立つ松下は攻撃を仕掛けるもことごとくミスし、接戦を落として1-2とリードされます。4セット目も後半までリードを許しますが、そこから丁寧に守備に徹し相手の焦りを誘いセットオールに持ち込みます。5セット目は逆に気負う相手に対して普段のプレーができるようになり快勝し、何とか1回戦を突破しました。

 小川翔Aは山梨県1位の選手と対戦。左利きの相手に対して出足から積極的に攻撃を仕掛け幸先良く先取します。ところが徐々に相手のプレーにミスがなくなり苦しい展開に。サービスを持った時に果敢に攻撃を仕掛けるも要所でミスの少ない相手のプレーが一歩上回り1-3で惜敗。しかし今日は大事な場面でも弱気になることなく積極的にプレーすることができたのが収穫です。苦しい場面でも崩れず踏みとどまった相手が一枚上手でしたが、内容的には悪くない試合だったと思います。来年こそはこの経験を生かした試合で勝ってもらいたいと思います。

 女子は酒井眞菜Aはシードされていたので1回戦はなく今日は試合はありませんでした。

 辻浦沙紀Aは愛媛県1位の選手と対戦。左利きの相手のサービスを上手くレシーブできず完敗でした。粒高の変化プレーが身上だけに、プレーの幅を広げないと高いレベルでは通用しません。しかしこの半年で飛躍的に力を付けた頑張りは財産として残ります。最後の1年間でどこまで経験を積み、どこまで努力できるか。地道に練習に取り組む今の姿勢が変わらなければ伸びしろはあります。

 長澤玲奈Aは富山県1位の選手と対戦。相手はランクに入る実力のある強豪選手です。直前の長野フェスティバルでも対戦し、手の内は分かっていましたが、すべての技術において相手が一枚上手でした。今大会、団体・ダブルス・シングルスともに力を発揮できずに残念な結果・内容に終わってしまいました。直前の中部日本などで活躍し、周囲も本人も期待するところがあったと思いますが、それが逆に足かせとなってしまっていたかも知れません。結果を出せば、「次もきっと…」と期待するのは当然ですが、それが受け身になってしまう原因にもなりかねません。常にチャレンジャーの気持ちで戦うのは基本ですが、有る程度結果が出ると欲も出てしまいます。揺れ動く心をコントロールするのは大変難しい。しかしこの道は強くなっていく上で誰もが通る道だと思います。来年こそは…。

 そして三年生の西川千裕は栃木県4位の選手と対戦。出足こそ固かったものの得意のサービスを生かして徐々に自分らしいプレーが出て3-0で完勝。団体戦が不本意な内容・結果終わり、昨日のダブルスから人が変わったように開き直ったプレーができるようになりました。その心境でプレーすれば練習通り、上手くいけば練習以上の力が発揮できます。「結果にこだわらず思い切ったプレーを」と言葉では簡単に言えますが、実行するのは容易ではありません。いわゆる、「ゾーン」に入った状態になれば、明日の強豪選手との対戦も面白いものになりそうです。

 明日はシングルス2回戦から5回戦(ベスト8決定戦)までです。事実上の最終日。男子の松下貴亮、女子の西川千裕、酒井眞菜有終の美を飾るプレーに期待します。

8月9日(月)
ダブルス
 台風が接近し昨夜から強風&豪雨で、今日の開催を心配するほどでした。

 今日はダブルスの1〜3回戦が行なわれました。

 本校からは男子の伊藤俊介B・内田芽人A組、女子の西川千裕B・酒井眞菜A組と長澤玲奈A・近藤亜希A組が出場しました。

 男子の伊藤・内田組はこの種目のみの出場だったため、この1ヵ月ほどはダブルスに重点を置いて練習してきました。1回戦は富山県ペア。お互いに団体戦に出場してないのでこの試合が初めての試合です。固さが見られた出足でしたが、伊藤だけは最初から力の抜けたプレーで引っぱります。ボールの止まる台に苦戦しながらも凡ミスの少ないプレーで3-1で勝利しました。続く2回戦は青森の強豪ペア。1セット目10-8とリードするも相手の巧みなサービスにやられ逆転負け。2セット目以降もラリーになると互角に近い勝負になるのですが、レシーブが乱れてストレートで敗れました。しかし、ダブルスのみの出場ながら、今日までしっかりとモチベーションを高められたことは大いに評価できます。たった1勝ですが、大きな意味のある1勝だったと思います。

 女子の長澤・近藤組はカットと粒高の秋田県ペアと対戦。組み合わせが決まってから対策練習は随分やりましたが、相手のサービスに対しレシーブミスが多く出てペースが掴めませんでした。流れに乗れないまま試合は進み、ストレートで無念の敗退。しかし、2年生でこの舞台に立てたのは収穫です。本番前の準備と実際の試合とのギャップはなぜ生まれたのか?経験しないと分からない部分を来年は埋めてもらいたいと思います。

 女子エースダブルスの西川・酒井組は島根県ペアを3-1で降し2回戦へ。京都ペアとは接戦になりましたが、よく動きパートナーにボールを回すダブルスの基本を忠実に守り、要所要所でのサービスも効いて快勝しました。ベスト16決定となった3回戦。相手は強豪の神奈川県ペアです。ここを切り抜ければ目標であるランク入り(ベスト8)も見えてきます。出足はサービスが良く効き、快調に1セット目を先取します。続く2セット目も常にリードを奪う展開で10-8と追い詰めます。しかしここから少し勝ちを意識したプレーにつけ込まれジュースで失うと流れは一気に相手側へ。足をしっかり使い粘りますが、大きく動かされつないだボールを狙われる苦しい展開に。結局、健闘むなしく1-3で敗れましたが良く頑張りました。昨日の団体戦のショックを振り払うような明るい表情と積極的なプレーで選手、保護者合わせて20名を超す応援団も盛り上がりました。応援していても一緒に乗れる最高の雰囲気を最後の試合でできたのは立派です。是非明日もこの雰囲気で暴れてもらいたいと思います。

 さあ、明日からシングルスが始まります。男子の松下貴亮B、小川翔Aは現地入りしてから5日間待ちました。その気持ちを爆発させてもらいたいと思います。女子の西川千裕B、酒井眞菜A、長澤玲奈A、辻浦沙紀Aは数試合こなし、会場の雰囲気にも慣れているはずです。冷静かつ熱い試合を期待します。

8月8日(日)
女子団体
 いよいよ競技開始です。先陣を切って女子が鳥取敬愛高校と学校対抗一回戦に臨みました。

 トップは長澤玲奈A。先月末の中部日本選手権ジュニアの部で決勝に進出するなど力を付け、勢いがあり元気もあるのでトップに起用されました。相手エースとの対戦でしたが、緊張からかいつものように安定したラリーに持ち込めません。相手の攻撃をカウンターで待ち受ける得意のプレーも影を潜めストレート負け。厳しいスタートとなりました。

 続く二番は西川千裕A。得意のカットマンに対し、これまた出足は固さが見られましたが、1セット目を競りながらも先取し、落ち着きを取り戻しました。2セット目以降は剛柔使い分けたカット打ちを見せストレートで下しました。

 三番は勝負のポイントになるダブルスの西川・酒井眞菜A組。悪くないスタートでしたが逃げ切られて1セット目を失います。するとリズムが徐々に悪くなり2セット目も失い後がなくなります。開き直った3セット目を完勝すると4セット目も常にリードを奪う展開で10-8。しかしそこから勝ちを意識してまさかの4点連取で痛い星を落としました。

 流れは完全に相手に傾きましたが、四番の酒井はダブルスでのうっぷんを晴らすような見事なカット打ちで相手を圧倒し、再びチームに勢いが戻りました。

 ラストは辻浦沙紀A。団体・個人戦通して全国大会初出場でしたが、落ち着いたプレーで接戦に持ち込みます。しかし相手も粘り強いプレーでなかなかリードを奪えません。2セットを連取され崖っぷちに。ところが追い込まれて開き直ったのか、練習で見せる反転プレーを使い始めて一気に流れはこちら側へ。4セット目も大量リードを許すも決して諦めないプレーで徐々に挽回しジュースになります。ベンチも観客席も最高潮に盛り上がりましたが、最後はサービスミス、レシーブミスで万事休す。

 終わってみると、勝ちたい気持ちが強く出過ぎ窮屈なプレーになってしまったように思います。

 しかし宿舎に帰り夕食を食べる頃には気持ちも切り替わっているようで、明日から始まる個人戦では力みの抜けたプレーが見られそうです。明日はダブルスの1〜3回戦が行われます。


8月7日(土)
開会式
 現地入りして三日目です。

 昨日同様、普天間高校体育館にて練習です。今日は14時までしか練習できないので、男女それぞれ昼食休憩を考えて練習計画を立てました。
 女子は10時から練習を開始し、各校が昼食休憩に入る時間も続けて13時頃まで頑張りました。暑くて狭く混み合う環境でしたが、集中力を切らさず良い練習だったと思います。

 男子は10時から一時間ほど練習し、早めの昼食休憩。その後、台が空いてきたところを見計らって12時頃から14時まで練習しました。作戦は良かったのですが、台に入った時の集中力は今一つ。明日はもう一度緊張感を取り戻させようと思います。

 14時半からは監督会議です。会議自体は例年通りで特に問題はありませんでした。しかし会議の中でも出てきましたが、今回は宜野湾市体育館だけでは会場が狭く、隣接している宜野湾コンベンションホールという多目的施設も使って二会場で行なわれます。初日の明日は男子が体育館、女子がコンベンションホール、二日目はその逆、三日目は再び…、と男女交互に会場が変わります。それ自体は大きな問題ではありません。しかし、監督会議の前に西飯先生とコンベンションホールを覗いてきましたが照明が暗い!天井の照明だけでは暗すぎるため、臨時の照明を設置してありますがそれでも暗くて、目が慣れてもプレーに支障をきたすほどです。まあ、お互い条件は同じなのですが、せっかくの全国大会なのにちょっと残念です。

 明日からいよいよ競技開始です。明日は女子団体戦1,2回戦が行われます。昨日もお伝えした通り、初戦は鳥取敬愛。中国人留学生を擁するチームです。勝てば強豪・新潟産大付属です。ここも中国人留学生と先日の中部日本選手権で優勝した選手を含む粒の揃った好チームです。

 コンディション的には悪くないと思います。先陣を切って行なわれる女子団体戦に期待です。

8月6日(金)
組み合わせ抽選会
 今日は少し雲がありましたが晴れた暑い一日でした。ただ、沖縄と言えど気温は30度を少し超えるほどで、猛暑が続く鈴鹿と比べて特に暑いとは感じません。

 朝から公式練習会場である普天間高校で練習しました。三重県の割り当ては一台だけですが、他の学校も続けて練習するわけではないので空いている台も多く、10時ごろから練習を始め、昼食を挟んで15時過ぎまでしっかりと練習できました。

 16時からは学校対抗の組み合わせ抽選会でした。女子の西川千裕が抽選に臨み、1回戦が鳥取敬愛、2回戦が市川(兵庫)とベスト8シードの新潟産大付属の勝者、3回戦(ベスト8決定戦)は桜丘か?

 女子は今回のインターハイの目標として、「まず1回戦突破そしてベスト8へ!」を掲げてきました。常々、組み合わせやオーダーなど自分たちの力でどうしようもないことに一喜一憂するのではなく、どんな状況でもベストを尽くせるよう努力することが大切だ、と話してきました。今回の組み合わせが、「良いのか悪いのか」は考えるべきことではありません。目の前の問題を一つ一つ解決できるよう全員で努力することを期待します。

 選手たちは全員、元気です。明日は朝から練習、そして16時半から開会式です。

8月5日(木)
出発!
 早朝6時前に出発し、8時50分セントレア発の飛行機で那覇に向かいました。

 大きなトラブルもなく那覇に到着。そして直接、今日の練習場所である与那原町の小学校の体育館に向かいました。公式の練習会場は試合会場近くに準備されているのですが、三重県の割り当ての台が1台しかなかったので、私が愛知県の桜丘高校に勤務していた時の沖縄出身の卒業生、田畑卓さんにお願いして準備してもらいました。田畑さんは高校時代、主力選手として活躍し、卒業後は故郷の実業団・琉球銀行でプレーしていました。数年前に銀行を退職され現在は自宅で卓球専門店&卓球場を経営され選手育成に汗を流されています。男子は田畑さんが指導される沖縄1位知念高校の選手らとも練習をしていただきました。

 昼過ぎから始まって、たっぷり4時間近く充実した練習を行なうことができました。田畑さん、知念高校の選手の皆さん、ありがとうございました!

 練習後は宿舎のある北谷(ちゃたん)町に向かいました。プロ野球中日ドラゴンズのキャンプ地で有名な北谷は、今回の卓球会場がある宜野湾市の北に位置します。目の前が海であるホテルですが、今日は時折強い雨が降るあいにくの天気でした。しっかり食べてゆっくり休んで英気を養いました。

 明日は公式練習会場で練習し、16時から女子の団体戦組み合わせ抽選会議に臨みます。


8月4日(水)
最後の一日
 とうとう明日、沖縄へ向けて出発します。

 最後の一日は午後を少し早目に切り上げましたが、至って通常通りの練習でした。今日は卒業生の加藤さんに加えて、南翔太郎さんも駆けつけていただき、最後のハッパをかけてもらいました。

 練習後に男女それぞれ最後の確認のミーティングで締めました。

 このインターハイを最後に進路の方に専念するため3年生の伊藤俊介、谷口桃世、浅原沙月の三人が部活動を休止します。三人にとっては今日の練習が、「最後の練習」になりました。実は私はそのことには全く気がつかず、練習後に谷口から、「今日が最後なので記念に写真を撮りましょう」と言われ、初めて気がつきました。世間ではよく、三年生が部活動から退くことを、「引退」などと言いますが、私は卒業式を終えて初めて、「引退」だと思います。活動は一旦休止しますが、卒業式を終えるまで、「白子高校卓球部員」です。

 様々な思いを乗せて明日、沖縄へ出発です。

8月3日(火)
右往左往
 天気予報では、「雨」だったので期待していたのですが、結局、「猛暑」でした。

 ここのところ、練習に来るメンバーも固定され、「安定」した練習が続いています。インターハイを前にした高校生たちのテンションは高く、気の抜けた雰囲気の選手はいません。特に最後のインターハイに賭ける3年生が頑張るので、後輩たちも負けじと頑張ります。理想的です。

 全国中学、いわゆる、「全中」を目指して今月の7〜8日に伊勢で行なわれる、「東海ブロック予選」を控える神京夏さん、吉田礼楽さん等は、厳しい戦いになるであろう試合に向けて緊張感が高まります。また、県予選を突破できなかった選手等も、予選が終わった翌日から気持ちを切り替えて練習に臨んでいます。狙っていた試合に負けたショックは、かなりのダメージです。しかしそれで、「疲れた…。ひと休みしたい」と考えるか、「疲れた…。でも今度こそ!」と考えるかが、その選手の持っている卓球への思い入れです。頑張っても次に勝てる保障はありませんが、頑張らなければ次も確実に負けます。

 私はというと、インターハイの準備で右往左往しています。

 今日も旅行会社の方との打ち合わせがありました。保護者の方々も気を遣って下さるので、何かと助かります。

 選手たちが普段の力を発揮できるようにするのが私の役目ですが、今回の沖縄はやはり”特別”です。距離的な問題もありますが、往路と復路をこちらの思うように選択できないのがネックになっています。

 先日も書きましたが、インターハイは試合のある日は5日間です。最終日はシングルスの準々決勝からなので、実質4日間と言ってもよいでしょう。初日の前日に開会式、数年前からは開会式の前日に団体戦の組み合わせ抽選会が設定されていますが、団体戦に出場しなければ出発は開会式当日でも問題ありません。

 しかし今回は往路・復路の選択がほとんどできませんでした。例えばシングルスのみに出場する選手は、10日に1回戦が行なわれます。例年なら9日に現地入りすれば大丈夫なのですが、今年はそんな選手も5日に出発しなければなりません。つまり、現地入りしてから5日間を過ごさなければなりません。今年は練習会場も三重県で一台しか割り当てられていません。

 選手たちは今まで多くの遠征を経験しているとは言え、慣れない現地での生活は負担になります。できれば直前まで地元で調整をし、現地に乗り込みたいところです。ただこれは各チームとも条件は同じなので、公式練習場以外の場所を確保したり、現地での移動をスムーズにして、少しでも良いコンディションで試合に臨みたいと思います。

 大方の準備はできたと思いますが、うっかり積み残したことがあるのでは?と逆に不安になります。出発前日の明日ですが、心が休まる暇はなさそうです。

8月2日(月)
注目&期待
 夏休み真っ只中。ガッツリ練習しました。

 今日はお客様二組。

 昨年卒業したばかりの加藤幹也(駒澤大学)さんがインターハイ前の高校生に胸を貸してくれました。9日から名古屋でインカレが開催されるので、本来なら今は直前の追い込みのはずです。残念ながらインカレメンバーには選ばれなかったようです。競争の激しい関東一部の名門大学を自ら希望して飛び込んだのだから、来年こそはこの時期に帰省せずにいられるよう頑張って欲しいと思います。しかし、高校生たちにとってはありがたい帰省です。午後からミッチリ相手をしてもらいました。

 立木直子先生。この日記をご覧になっている二十歳過ぎの卒業生の方なら、「懐かしい!先生お元気?」となるところです。私が石薬師高校に転勤していた9年〜6年前に、本校を支えて下さった先生です。三歳(?)になった、「たっくん」を連れて、インターハイの激励金を持ってきて下さいました。高校二年生になった内田芽人、山本雄飛と、女子キャプテンの西川千裕、そして中学一年の神京夏さん以外は面識はないようです。神さんが挨拶に来た時、「今の神君?デカッ!」の一言が三年ものブランクを感じさせました。

 先生は9月から現場に復帰します。

 今日は練習前に、本校のOB・OG会のインターハイのカンパの状況を知るために銀行に行って来ました。今年もたくさんの卒業生の方々から、お志を頂いています。

 選手諸君。君たちは自分たちが思っている以上に、自分たちが意識していない方々から注目&期待されています。「誰も頼んでない」と言うことなかれ。注目&期待されないことの寂しさは、経験してからでは手遅れです。

8月1日(日)
明治大学へ
 ”あの”明治大学へお邪魔してきました。

 朝6時出発の日帰り強行軍。調布市にある完成して数年しか経っていない合宿所兼練習場は、まさに完璧な環境でした。広々とした空間に置かれた卓球台、行き届いた空調設備、練習場と同じ建物の中にある合宿所。誰もがあこがれる環境は、日本一を目指す大学だから許されるもののように見えました。

 ちょうどインターハイと同じ期間に行なわれるインカレ直前ということもあって、選手たちも気合の入った練習を行なっていました。水谷隼選手は中国リーグ参戦中ということで不在でしたが、その他の主力選手たちは勢揃いし迫力のある練習を見せてくれました。

 特にレギュラー組の練習は、本校の高校生たちが一ヶ月に一度出せるかどうかのスーパーショットを連発しています。それもそのはず、いずれの選手も高校時代、日本のトップを争っていた選手ばかりです。

 また、挨拶も自然とできる人間教育も徹底されており、さすが大学生と感じさせる面も見せてくれました。

 朝から一日、見せていただきましたが、高山監督の緊張を強いない自然体の気さくな人柄からか、しっかりと見学させていただくことができました。アッという間の時間が過ぎ、鈴鹿に帰ってきたのは22時を過ぎる頃でした。

 高山監督ならびに選手の皆様に対し、心から感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!