白卓日記 ‘09   11月 前月へ! 次月へ!     
11月30日(月)
やはり必然
 今日で11月も終わりですが、暖かい日が続きます。

 ずっと溜まっていたホームページの「TOPICS」の更新がほぼ終わりました。

 夏休みが終わってからの、全日本予選→新人戦と続くビッグゲームの期間はどうしても落ち着いて練習以外のことに取り組む余裕がありません。新人戦終了後→期末テスト終了までのわずかな期間が、一息つける期間ということになるのでしょうか。

 こうやって数ヶ月間の試合の結果を振り返っていくと、それぞれの選手の数ヶ月間の様子が蘇ってきます。

 「ああ、この選手はこの時期に故障で苦しんでいたな」

 「ああ、この選手はこの時期に必死で練習に取り組んでいたな」

 「ああ、この選手はこの時期に妥協ばかりだったな」

 振り返ると「過程」と「結果」はやはり「必然」です。

 結果論、と言われればその通りかも知れませんが、頑張ったことも妥協したことも最終的にはすべて自分に返ってくることを理解して取り組まなくてはならないのは厳然たる事実です。

11月29日(日)
伝承A
 今日も朝からみっちりと練習しました。

 午後からのゲーム練習は、男子は昨日に引き続き7セットマッチで行ないました。女子は昨日、9セットマッチを行ないましたが、特に普段部内でも強い選手はいつものように「短期集中」で勝つことができず、セットを取っても取っても終わらない感覚になり根気が要ります。逆に分の悪い選手も根気よく頑張ると、相手が焦れてきてチャンスが出てきます。ゲーム練習の時間自体は普段と変わりはないのですが、選手たちの疲労度は増すようです。

 高校生たちはそんな根気のいるゲーム練習も頑張って取り組めるのですが、体力のない小中学生にはキツイようです。今日も途中で集中力の切れた小中学生を厳しく注意しました。

 でもこうやって、必死で高校生たちの練習について行くうちに、力が付いてきます。

 高校生たちはそんな小中学生の手本になれるように頑張ってもらいたいと思います。

11月28日(土)
伝承
 今週末は久し振りにどこにも出掛けずに、じっくりと練習します。

 朝から一日練習です。寒すぎず暑すぎず、湿度も低いので練習環境としては最高でした。最後まで高い集中力で頑張れたと思います。小学4年生の宮本春樹さんも高校生たちに混じって一日頑張りました。途中で集中力が続かなくなる場面もありましたが、最後まで元気の良さは全体で一番でした。

 また、3年生の加藤幹也と水本沙耶が、下級生に負けない高いモチベーション、高い集中力で取り組んでくれるので助かります。上級生が「後輩たちにはまだ負けない」という意地と、下級生が「先輩を追い抜いてやる」という意地が、正面からぶつかり合い緊張感を生み出します。

 昨日は卒業生の南翔太郎さんが来場し、山本雄飛につきっきりで台上処理やバックハンドなどを教えてくれました。

 先輩から後輩へ。後輩たちもその姿を見て頑張ります。理想的です。

11月27日(金)
お安い御用
 12月を目前に控えていますが、暖かい日が続きます。

 練習および試合会場に冷暖房が当たり前になって、卓球はシーズンオフのない競技になってきています。しかしやはりこの時期から春にかけて、試合が立て込んでいます。

 県新人戦が終わったのも束の間、試験後には学年別地区予選、東海新人戦(全国選抜予選)、正月を挟んで三重県選手権、全日本選手権、学年別県大会、大阪選手権と続きます。その間を縫ってそれぞれの大会に向けての練習試合、強化練習会等が入ってきます。

 公式戦はあらかじめスケジュールが決まっていますが、練習試合や練習会はこちらから積極的に計画を立てないと、乗り遅れてしまいます。

 男子・女子、高校生・小中学生、主力選手・それを狙う選手。それぞれに応じたレベルを考え、スケジュールを考え、引率の手配を考え、予算を考え、そして選手たちの気持ちを考え計画を立てていきます。

 大変ではありますが、選手たちが意気に感じ、本番さながらに取り組んでくれ、その効果を試合で発揮してくれればお安い御用です。

11月26日(木)
計画的に
 本校の今年の2学期期末試験は再来週の12月7日からです。

 例年、12月頭あたりからの期末試験開始だったので、イメージとしては1週間遅いスタートです。最近は「授業時間確保」の観点から、学期末試験後の日程を減らすため、試験を遅く実施する傾向にあります。

 この影響で、試験一週間前のいわゆる「テスト週間」までまだ時間があります。しかし逆に考えると、試験が一週間遅くずれ込むので、試験終了から選抜東海ブロック予選まで10日間しか時間がありません。ということは、この時期にしっかりと練習をやり込まなくてはならない、ということになります。

 とりあえず今日を頑張る、ことも大切ですが、大きな目標に向けて計画的に頑張ることも大切です。

11月25日(水)
危険域
 最高の結果が得られた県新人戦から3日。練習の雰囲気に、自信に満ち溢れた活気と、とりあえず難関を一つ突破した安心感が入り混じった微妙な空気が流れ始めています。

 私はこれは「危険域」だと感じます。

 もちろん、頑張った成果を結果として出せた「自信」から生まれた「ノリ」は大切にしたいと思いますが、高校生たちはここを慎重にコントロールできるほど人間は成熟していないと思います。

 まあ、これが取り越し苦労になって欲しいのですが…。

 現在の勢いを殺さず、浮かれすぎた気分をたしなめる。指導者の力量が問われるところだと自戒しています。

11月24日(火)
判断力
 男子はミーティングで再スタート。

 新チームになってから取り組んできた技術的な課題が、大一番で目に見えて効果が表れたことに対する評価を伝えました。「結果論」と言えばそうかも知れませんが、勝負事は結果が大切です。上手くいったときは「準備が良かったから」と考えるべきだと思います。

 もう一つ実感したのは、「技術力」は練習の「量」で身に付きますが、「判断力」は練習の「質」でしか身に付かない、ということです。

 私は卓球で最も大切なもののひとつは「判断力」だと考えています。「決めにいくのか、つなぎにいくのか」、「フォアか、バックか」、「前か、後か」、「攻めるか、守るか」、「回転か、スピードか」等々。

 やみ雲に練習の量だけ追求すれば技術は身に付きますが、試合で点数を取り勝つためには、それぞれの状況に応じた判断が大切です。一般的に「考えろ」とか「頭を使え」などと言いますが、卓球は繊細な競技ゆえその部分が重要になってきます。

 「心技体智」の「心」と「智」の部分が最も重要で、最も難しいと思います。

 もちろん結果が出せたからといって、パーフェクトにはほど遠いのは事実です。ちょうど一ヵ月後に控えた全国選抜東海ブロック予選に向けて早速、技術的な部分の課題を克服する練習に取り組みました。

11月23日(月)
日本リーグ観戦
 今日は名古屋で開催されている日本リーグを観戦しに行ってきました。

 最近は世界のトップ選手のDVDやネットでの画像配信など、手軽に一流選手のプレーを見ることができますが、やはり生で見るプレーは臨場感が違います。しかし地方に住んでいるとなかなか近くで全国大会が開催されません。また、日程が合わなかったりして滅多にこういうチャンスはありません。毎年、年度当初に発表される全国大会の日程をチェックして機会を伺っていましたが、ちょうど新人戦が終わったばかりの今日は絶好の機会でした。

 試合も今日が最終日で最も盛り上がるカードが見られました。

 どの試合ももちろん言うまでもなくハイレベルな技術を見ることができましたが、勢いだけの高校生の試合と違って、一本一本のプレーが、「無理・無駄・ムラ」がほとんどありません。気持ちを高めて大きな声でパフォーマンスするのは高校生と同じですが、声を出した後にすぐに冷静な表情に戻り、次のサービス・レシーブに入るまでの短時間で「次に何をすべきか」を考えているのがよく分かります。自分がプレーをせずにベンチから見ていると、試合の流れや相手選手の心理状態が分かるのですが、心と体は熱くプレーしながら頭の中だけ冷静に考えるのは高校生たちには至難の業です。

 ああいうプレーが出来るようになると卓球の面白さは倍増することでしょう。

 今日一日観戦した高校生たちはどんな感想を持ったでしょうか。興味があります。

11月22日(日)
男女アベック優勝!
 男女とも素晴らしい頑張りで2年振りのアベック優勝を果たすことができました。

 男子は初戦の松阪戦で苦しみました。トップの山本雄飛@が、先日の東海選手権ベスト16入りした相手エースに後一本まで追い込みましたが惜敗。しかし二番の伊藤俊介Aが安定した戦いぶりでキッチリ得点を重ね1-1に。ところがダブルスの山本・小川翔@組が相手ペアの凡ミスの全くないプレーに無理を重ねセットカウント0-2の6-8まで追い込まれます。ここからようやく基本どおりのプレーを思い出し、逆転勝ち。4番の小川、5番の松下貴亮Aが冷静にポイントを挙げ3-1で勝利しました。2戦目は高田高校と。この三年間ほとんどやられっぱなしでしたが、新チームとなり大きなターニングポイントとなる一戦だと踏んでいました。先日の全日本ジュニア予選で優勝した相手エースと対戦したトップの伊藤は出足から積極的なプレーで試合の主導権を握ります。2-1リードの勝負の4セット目、前半のリードを守りきれず追い上げられ逆転負けのパターンでしたが、ここで踏ん張り大金星を挙げてくれました。二番の山本もリードしながら追い上げられる苦しい展開でしたが、崩れずに応戦して貴重なポイントゲット。願ってもない2-0スタートです。すると3番のダブルスも今までにない好プレーを連発し、まさかの3-0で勝利。チームもストレートで相手を降す会心の勝利でした。最終戦の津高校戦も3-0で勝利し、文句なしの優勝でした。

 女子は戦力的に優位に立っていましたが、例年このパターンは「負けられない」という意識が強すぎ、苦戦を強いられていましたが、今年は危なげなく優勝でした。昨日に引き続き西川千裕Aと酒井眞菜@の両輪はフル回転で、単複全試合を全く危なげなくストレート勝ちでチームを引っ張りました。また、初戦の四日市商業戦の谷口桃世A、最終戦の高田戦の近藤亜希@も二人をアシストする堅実なポイントを挙げてくれました。

 実は今回の団体戦前は、例のインフル禍にチーム全体が巻き込まれ、男女とも主力選手を欠く苦しい台所事情でした。特に女子は試合出場が危ぶまれるほど離脱者が出て、ギリギリの4名で戦わざるを得ませんでした。うがい、手洗い、マスクなど徹底した予防策も功を奏さず本当に厳しい大会でしたが、出場できた選手たちは、病床で待っている仲間たちのためにも、「自分が何とかする」意識が今まで以上に強く臨めたのが今回の好成績につながったと思います。まさに「災い転じて福となす」でした。

 県予選は突破できましたが、12月22〜24日に静岡・御殿場で行なわれる東海ブロック予選は依然厳しく高いハードルです。しかし今回つけた自信と、合流する他メンバーが加わればチャンスはあるはずです。

 最後に、いつものことながら寒い中、応援に駆けつけてくれた3年生の保護者も含む保護者の皆様、神さんのお母さん、卒業生の桑坂さん、(他にも見落としてしまっているかも知れません<(_ _)>) 本当にありがとうございました!

11月21日(土)
新人戦@
 男女とも無難にベスト4に進出しました。

 男子は鈴鹿高専、皇學館、木本と対戦しました。皇學館戦で鈴木福正@が接戦でしたが一歩及ばず。技術は驚くほど進歩していますが、試合での点の取り方、勝ち方はまだ経験が必要です。普段の練習が、練習のための練習となっていることに気が付けば改善できるはずです。他では2年生の松下貴亮と伊藤俊介が進歩の後を見せる戦いぶり。明日が楽しみです。また、小川翔と山本雄飛の1年生コンビも堅実なプレーを見せてくれました。

 女子は四日市農芸、津と対戦。西川千裕と酒井眞菜の両輪は危なげなかったのですが、津戦では谷口桃世が一点落としてしまいました。コンディションが今ひとつだけに、致し方ないところです。明日の奮起を期待します。

 明日は9時過ぎからベスト4の4校で総当たりリーグ戦です。選手たちの人数は少ないのですが、気持ちだけは負けずに臨みたいと思います。

11月20日(金)
明日から新人戦
 3年生が引退した後の1,2年生で争われる試合です。各都道府県によって試合の形は様々ですが、三重県では団体戦をこの時期に、個人戦を「学年別大会」という形で1月末に行なわれます。

 個人戦はその上の大会にはつながりませんが、明日からの団体戦は3月に行なわれる全国選抜につながる県予選でもあります。県予選を勝ち抜けば東海ブロック予選、そしてそこを勝ち抜けば全国選抜へとつながっていきます。

 東海ブロック予選は今年から大幅に試合方式が変わります。今までは各県2校のみ、4県で8校が集まり全国選抜の切符を争っていましたが、今年から各県4校から6校、合計20校で争われます。

 三重県からは4校が東海ブロック予選へと進めますが、より上位で予選を突破した方が組み合わせは有利になります。

 8月のインターハイを終え、新チームに移行して3カ月。チームの総合力の真価が問われます。

11月19日(木)
あと○年
 今日は人権学習の一環で、鈴鹿国際大学の教授を招いて人権講演会が行なわれました。

 内容は人の心の内面に踏み込んだ難しいもので、多くの生徒が感想文で「難しくて分かりにくかった」ということを書いていました。しかし講師の先生の体験談の一つは、私を始め多くの生徒も心を動かされたようです。

 二十歳頃までしか生きることのできない重い病気にかかった少年が、父に「お父さん、僕は何歳まで生きられるの?」と尋ねました。それまでそういった話題には極力触れないようにしてきた父でしたが、少年の意を決した質問に覚悟を決めて本当のことを話しました。少年は沈黙の後、ぽつりと「ふうん、意外と短いんだね」。それに対し父は「あのね、人生というものはどれだけ長く生きたか、ではなくどのようにして生きたか、が大切なんだよ」と話したそうです。

 実は昨日、83歳の伯父の葬儀があり、「命」について考えさせられたばかりでした。

 長生きすれば人生に後悔がないとは言えませんが、若くして命を落としても満足いく人生だったなら後悔はない、という達観した気持ちになれるのでしょうか?

 これは実際、その立場にならなければ分かりません。健康に暮らしている高校生たちは、自分の寿命についてイメージしたこともないと思います。「いつ死んでもいいように」というのは非現実的ですが、「高校生でいられるのもあと○年」とか「好きな卓球を思う存分できるのもあと○年」という感覚は持つべきだと思いました。

11月18日(水)
恐怖のインフル
 昨日から比べると多少気温は上がったようですが、朝晩の冷え込みは「晩秋」を感じさせます。

 学校内のインフルエンザの数はこの一ヶ月、十数人を行ったり来たりしています。他校の様子を聞くと、流行りだした頃の人数がほぼ変わらず推移しているようです。本校のように流行りだしに十数人だと、早めに学級閉鎖などで対応し、それ以上数は増えることはありません。私のクラスも一人が治って復帰するのと交代して別の一人が感染して欠席する、という状態が数週間続いています。

 卓球部も女子が交代で罹患(りかん:病気にかかる)している状態です。一気に部内に感染すれば週末の試合出場にもかかわる状況なので、毎日ビクビクしているのが現状です。

 私の長い指導者の経験の中でも、伝染病で試合出場を危惧するのは初めてです。早く予防接種のワクチンがまわってくるのを祈るばかりです。

11月17日(火)
コンディション
 朝から雨が降り続く寒い一日でした。

 しかし練習は熱を帯びてきています。疲れもあると思いますが、気持ちが張っているせいか動きは悪くないと思います。恐らく明日あたりが疲れのピークになると思います。選手たちには何とかそこを気持ちで乗り切ってもらいたい。

 インフルエンザ一名を含めて、この寒さも相まって多少体調不良者もいますが、まずはコンディションです。

 焦らず無理せず調整したいと思います。

11月16日(月)
祝HP開設4周年(と9日)
 人間、歳をとると自分の誕生日に対しての思いが薄くなってきます。私もいつの頃からか、30歳とか40歳などキリの良い数字以外は大した感慨はなくなってきました。

 で、当HPが先週の土曜日に、開設4周年を迎えました。

 昨年も開設記念日である11月7日をすっかり忘れていましたが、今年も普通にスルーしてしまってました。

 HPを開設していたある中学校の先生に、「簡単にできますよ。先生もやったらどうですか?」と煽られた直後に、偶然HPの作り方の研修会に参加したのがきっかけでした。

 大した内容ではありませんが、心に決めたことは根気よく継続させる私の唯一の取り柄で、一日も欠かすことなく4年間続けてきたのが唯一の自慢です。

 日々の忙しさが逆に、日記のネタに困ることを防いでくれています。これからも一日でも長く継続できるよう頑張ります。

11月15日(日)
長野遠征A
 昨日の練習は夕方の5時ごろ終わり、宿舎も近かったのでゆっくり休むことができました。

 朝9時開始の練習は、軽く練習した後に昨日に引き続きゲーム練習をしていただきました。選手たちも練習場の雰囲気やレベルの高い相手のボールにも慣れてきて、昨日より内容、結果ともに良くなりました。

 松商学園は、ベテランの中野先生率いる好チームです。特に今年のチームは1,2年生中心のチームでベスト16に入るなど、全国から選手をかき集めるいわゆるエリート校を除くと全国屈指のチームです。中野先生は私よりひと回り上の大ベテランですが、ゲーム練習で余った選手を捕まえては個別練習の指示をしたり、多球練習のボールを出したりと、ひと時も休みません。普段は温厚でユーモア溢れる先生ですが、この二日間の先生の姿を拝見して強さの秘訣が分かった気がしました。先生とお話させて頂いた時の、「どうせやるなら負けたくない。やるからには結果を出させてやりたい。中途半端にやるならキッパリと手を引く。」というお話の内容に心から共感することができました。時として厳しい言葉で選手を叱咤激励しながらも、心の温かみの伝わるご指導は、私の目指す理想像と言っても過言ではありません。本校の選手も熱心に指導していただき、感謝感激でした。

 二日間もレベルの違う選手たちを暖かく迎え入れて頂いた中野先生、選手の皆さん、本当にありがとうございました!

11月14日(土)
長野遠征@
 早朝6時半出発で長野、松商学園に向かいました。

 強豪揃いの松商学園、午前、午後としっかりとゲーム練習をしていただきました。最初は厳しい攻めについていけない場面が多かったのですが、午後あたりから好ラリーが続くようになりました。

 相手の選手の数が多いので、ぶっ続けでゲーム練習をしていただきましたが、最後まで集中力を切らすことなく取り組むことができたのが最大の収穫でした。

 明日も朝から頑張ります。


11月13日(金)
最後の週末
 インフルエンザで戦線を離脱していた選手も今日から復帰です。

 来週に新人戦を控えて、高校生たちは最後の週末となります。熟考の末、女子はどこへも出掛けずじっくりと練習をやり込むことにしました。全国選抜に向けて県予選は、もちろん絶対に落とせない試合ではありますが、東海ブロック予選で初めての優勝を目標にしている女子には通過点のひとつです。「油断」や「おごり」がどれほど怖いものかを承知の上で、最後の一週間に臨みます。

 男子は現状のままでは苦戦は必至なので、ギリギリまでアグレッシブに行かなくてはなりません。こちらは夏頃から計画していた遠征に出掛けます。1,2年生のメンバーで臨んだ兵庫インターハイで、ベスト16に進出した長野・松商学園に胸を借ります。一つの学校に一泊して遠征するのは男子は初めてだと思います。「調整」している余裕はありません。

 選手たちも現状を理解しているようで、今日の練習も高い緊張感で臨むことができました。

※明日の白卓日記の更新は掲示板にて行ないます。

11月12日(木)
理想と現実
 これは卓球に限らずですが、何かに取り組む時に必ず突き当たるのが「理想と現実」という問題です。

 例えばペンホルダーのドライブ型の選手にとって吉田海偉選手や中国の馬琳選手、韓国の柳承敏選手などは憧れの選手です。目標にするには偉大すぎますが、まさに「理想」の選手です。

 しかし現実は厳しく、映像で見る彼らのような豪快なフォアハンドや軽快なフットワークには到底及びません。バックサイドを切るような厳しいツッツキも、吉田選手なら電光石火のフットワークから目にも止まらないフォアハンドドライブで一発で仕留めますが、中高生だと持ち上げるのがやっと、というのが「現実」です。

 選手として、最終的には吉田海偉選手や馬琳選手、柳承敏選手を「理想」の選手として目標にするのはいいと思いますが、今度の試合で勝とうと思うならば「現実」を見なければなりません。

 選手の「理想」と「現実」を見極めて、アドバイスするのは指導者にとって最も大切な仕事の一つだと、日本卓球協会出版のDVD、「ペンホルダー・達人からのメッセージ」を見て感じました。

11月11日(水)
頑張りどころ
 とりあえずインフルエンザの連鎖は止まっています。体調不良で休む者もいるので、ここ数日は少人数での練習です。

 この時期はどうしても、頑張って練習しても満足することはできません。むしろ練習をすればするほど不安が頭をよぎります。

 ここを辛抱強く乗り切れば光が見えてきます。心身ともに厳しい時ですが、我慢のしどころです。

 さあ、あと10日。

 「事に臨む前には小心翼翼と、事に臨んだら大胆不敵に」、です。

11月10日(火)
とうとう…。
 インフルエンザの脅威はとうとう非情の影響を及ぼしてきました。

 今週末から行なわれる全日本選手権カデットの部に出場予定だった神京夏さんがインフルエンザに倒れ、出場を断念せざるを得ない状況に追い込まれました。

 先週末の東海選手権ではホープスの部で優勝にあと一歩と迫る頑張りを見せてくれましたが、インフルエンザウイルスには勝てませんでした。

 一方で、神さんと同じくカデットに出場する平井陸さんも、日曜日に41度の熱を出してインフルエンザと診断されましたが、今日の時点で驚異的な回復を見せているようです。

 わずか一日の違いで明暗を分けた二人ですが、平井さんには神さんの分まで頑張ってくれることを期待します。

11月9日(月)
ついに…。
 新型インフルエンザが猛威を振るっていますが、ここまで無傷できた本校卓球部にも魔の手が…。

 卓球場に通う小中学生はポツリポツリと単発的に発症していましたが、今日ついに男女一名ずつ確定してしまいました。昨日までの東海選手権で感染したと思われます。やはり、多くの人が集まるところは危険でした。

 発症したのは人一倍、気をつけていた選手でした。マスク、うがい、手洗い等々。

 皮肉なもので、結果的にはチームで一番乗りでした。不幸中の幸いは、週末には完治し21日からの新人戦には間に合う見込みがあることです。

 ただし今日以後の発症だと、新人戦への影響は必至です。今日の練習は、夜間練習は「禁止」とし、様子を見ることにしました。場合によっては明日以後の練習も自粛することも考えなくてはなりません。

 困りました。

11月8日(日)
東海選手権B
 唯一勝ち残った水本沙耶は3回戦で大学生に敗退。しかし卒業生が頑張りました。

 男子シングルスでは森雅幸(愛工大4年)さんがベスト8進出。淡々と試合をする大学生の中で、高校生たちに負けないひときわ大きい声で健闘しました。準々決勝もセットオール9-9まで迫りましたが…。純粋に「好きな卓球を一生懸命頑張る」ことが後輩たちにも大きな刺激になります。

 女子シングルスでは松井夏美(愛工大2年)さんが三位入賞。小柄ながら切れのいい卓球は大学に行って磨きがかかりました。競り合いでの試合運びは課題が残りますが、今回は思い切りのいい攻めが光りました。

 そして女子シングルスで優勝したのは森永愛里(愛工大3年)さん。本人は内容に納得してないと思いますが、競っても崩れないプレーは、先日の全日本大学選手権でベスト8に入った好調さを維持しているように思います。年明けの全日本選手権でも活躍が期待できます。

 私は三日間、朝から一日、進行係で疲れ果てました。鈴鹿から伊勢は県内ながら空いている早朝でも片道1時間を超えます。三日間通いはキツかった。

 さあ、明日からは21,22日の新人戦に向けて再スタートです。

11月7日(土)
東海選手権A
 二日目の今日はジュニアランク(ベスト16)決定戦から決勝戦までが行なわれました。本校からは二年連続ランキングを目指す西川千裕と、中部日本に続いてランキングを目指す長澤玲奈がチャレンジしました。

 長澤はサウスポーの相手に早い攻めで押されっぱなしでいいところなく敗れました。やはり課題はサービスから三球目など、「速い攻め」です。ラリー戦での安定感があるので、そこさえマスターすれば高いレベルで戦えます。

 西川は有利と見られていたランク決定戦を大苦戦しました。何となくリズムに乗れないまま、2セットを連取されるまさかの展開。しかしここから粘り強く戦い逆転勝ち。続くベスト8決定戦では、8月の国体東海ブロック予選で敗れた相手に対し2-1とリードしましたが、4セット目を接戦で落としたのが痛く逆転負けで万事休す。しかし無心で戦えばいいプレーができることが確認できました。

 一般男女シングルスは2回戦まで行われました。男女二人ずつ出場した三年生でしたが、明日に勝ち残ったのは水本沙耶一人でした。

 さて、今日はホープスとカデットも行なわれたので多くの卓球場関係者も出場しました。その中でホープス男子に出場した神京夏さんは決勝まで危なげなく進みましたが、東アジアホープス予選で苦杯を喫した選手にまたも敗れてしまい準優勝でした。1セット目を取られたあとの2セット目を押し気味に進めながら、油断したところを一気に逆転されました。三重県の次世代のエースとして全国の上位で戦える力を持つ神さんです。今後に期待です。

11月6日(金)
東海選手権@
 今日から三日間、伊勢・県営サンアリーナにて「第49回東海卓球選手権大会」が開催されます。本校から、進路のために休部している三年生を除く全員が参加します。

 今日はジュニア男女ベスト32までと、男女ダブルスが行なわれました。

 ジュニアの部でベスト32に入り明日に勝ち残ったのは、女子の西川千裕Aと長澤玲奈@でした。西川は3回戦でセットオール9本の激戦を切り抜けました。残念ながら男子は勝ち残ることができませんでした。

 ダブルスでは三年生の坂麻衣・水本沙耶組がベスト16に入る健闘を見せてくれました。坂はこの試合を最後に高校でのプレーを終えます。最後の試合となるこの大会で好プレーを見せてくれました。

 そして西川千裕・酒井眞菜組が激戦を乗り越えベスト8に入る大健闘。まだぎこちない部分はありますが、着実にステップアップしています。ダブルスの”コツ”を掴むまであと一歩。まだ伸びしろはあります。

 明日はホープス、カデット、ジュニアベスト16(ランク)決定〜決勝、一般シングルスベスト32までが行われます。私は明日も地元役員として朝から一日進行係です(涙)。

11月5日(木)
祝由香さん出産
 本校卒業生の真田(旧姓西飯)由香さんが本日15時25分、3,078gの元気な男の子を出産されました。

 予定日を少し過ぎましたが、母子ともに健康だそうです。先週まで卓球教室で指導を続け、毎日の散歩やストレッチなど欠かさずに行なうなど、選手時代の几帳面さを思い起こす取り組み(?)で危なげなく至って順調だったようです。ただ、病院に入ってからはなかなか出てこなかったようで、ある意味「粘り強さ」も母親譲り?写真で見ると由香さん似?(調査人数2人)。

 夏でも常時、鼻水を垂らしていた頃から知っている私としても感慨ひとしおです。

 おめでとうございます!

11月4日(水)
疲労蓄積
 30日から続く連戦の影響からか、選手たちは疲れが溜まっているように感じます。

 特に31日にリーグ戦に出場した選手たちは、ほぼ休む間もなく試合が続くので大変です。この数日の冷え込み、伊勢での試合による早朝からの準備等々。

 明後日からは伊勢で東海選手権が始まります。我々も地元開催なので準備や当日の試合進行等で忙しい三日間になりそうです。

 日頃、選手たちには健康管理の徹底をうるさく言っている手前、カゼなど引くわけにはいきません。それに加え、インフルエンザの脅威もあります。白子高校も遂に、明日から2年生のひとクラスが明日から金曜日まで学級閉鎖です。幸い卓球部の部員はいませんが。

 うがい、手洗い、マスク、睡眠、栄養。呪文のように唱えています。

11月3日(火)
全日本SD予選
 県営サンアリーナにて一般シングルス、ダブルスの予選が行われました。

 男子ダブルスは卒業生の南翔太郎(近畿大4年)さんと組んだ加藤幹也Bが優勝して、たった一つだけの代表権を獲得できました。南さんが巧みな台上プレーでチャンスメイクしてくれたので、加藤も思い切ったプレーができました。高校生の頃は試合でなかなか冷静になれずに自滅した姿をよく見ましたが、今日の南さんの様子をベンチで見ながら、技術的にはもちろんですが人間的に大人になったなぁ、と感慨もひとしおでした。南さんはシングルスでも準優勝し代表になりました。

 女子ダブルスは西川千裕A・酒井眞菜@組が激戦区をセットオール二試合で乗り切りベスト4入り。しかし勝負どころの準決勝をセットオールで落として無念の敗退。競った場面でのレシーブミスなど、まだ課題は多いと思います。なんと言っても経験が必要です。今日の敗戦も次につなげる経験としてもらいたいです。

 男女シングルスは今ひとつの成績でした。昨年、高校1年生と中学3年生で代表になった西川と酒井でしたが、今年はベスト4にも入れませんでした。ある程度成績を出すと、今度はその地位を守りたい気持ちになってしまいます。「負けられない」というプレッシャーを乗り越えるにはまだ努力が必要です。地道に根気よく、です。

 本校生の試合は4時ごろ終わりましたが、先輩たちの試合の審判や応援、そして会場の片づけで、鈴鹿に帰ったのが7時過ぎでした。金曜日からは再びサンアリーナで東海選手権です。冷え込みも厳しくなってきているので体調管理をしっかりして、乗り切りたいと思います。

11月2日(月)
明日は全日本一般予選
 飛び石連休の間の月曜日。季節もいよいよ晩秋です。

 昨日の試合後に私が保護者の方に向けて話をしたことが、色々な憶測を呼んでしまっているようで申し訳ありません。

 子どもたちは毎日毎日、一生懸命に卓球に取り組んでいます。とは言っても、まだまだ未熟な子どもですから、我慢ができなかったり、他人に気を遣えなかったりしてしまいます。

 明日は全日本選手権の一般の部県予選です。今日の練習場は卒業生たちで溢れかえっていました。彼、彼女等の姿を見ながら西飯先生と、「高校の頃と比べると随分大人になったね」という話しをしました。高校生の頃はすぐに感情的になったり、自分勝手な言動をしたりと随分手を焼かせてくれました。その頃から考えると、人間は歳をとるごとに器も大きくなっていくのだと思いました。

 私も子どもを持つ親の一人です。卓球に明け暮れてほとんど親らしいことはしてやれていませんが、自分の命を差し出してでも守りたい唯一の存在です。子どもの喜怒哀楽が我がことのように感じられ、まさに自らの「分身」だと思います。

 選手たちは青春の総てを卓球に賭け、ギリギリのところで日々を送っています。私の子どもは卓球をやっていませんが、もし自分の子どもが卓球をやっていれば、これほど客観的に卓球を見られなかったと思います。自分の子どもを何とかしてやりたいという保護者の方々のお気持ちは痛いほどよく分かります。

 昼間の子どもたちの様子を見ることができない、そして自分の子どもを客観的に見ることのできない保護者の皆様には、試合で結果が出せなかったり覇気がなかったりする姿を見ると色々な憶測をしてしまいがちです。子どもの様子を見て一喜一憂されるのは当たり前だと思います。

 前述したように子どもたちはまだまだ未熟です。どうか長い眼で見てあげて下さい。私も未熟ですが子どもたちのために誠心誠意尽くします。一年365日中、355日つきあっているので私も子どもたちの全てを知っているつもりですし、子どもたちも私の全てを知っていると思います。その子どもたちに愛想を尽かされたらいつでも辞める覚悟はあります。

 高校を卒業する時に、「白子高校で卓球を頑張って良かった」と思ってもらえることが、そして最終的に立派な社会人として一人立ちしてくれることが目標です。

 どうか長い眼で子どもたちを見てください。

11月1日(日)
全日本Jリーグ

 昨日のベスト8選手による総当たりリーグ戦で全日本選手権ジュニア代表3名と、大阪選手権ジュニア代表6名を決めました。

 男子は内田芽人@が頑張りました。初戦の同士討ちを強気のプレーで乗り切ると、二戦目で優勝した選手に絶体絶命の場面から大逆転勝ちして波に乗りました。その後も打点の高い積極的なプレーと、下げられてからも決して諦めない粘り強いプレーで接戦を次々とモノにしました。圧巻は神京夏さんに0-2からセットオールに追いつかれた5セット目の後半の、決して気持ちで引かない強気なプレーでした。競ると弱気になり自滅していた最近のプレーがウソのような充実振りでした。そこにはもちろん、男子では誰にも負けない練習量という裏付けがあります。結局、3位で全日本選手権の切符を手にしました。

 小川翔は不完全燃焼のまま一日を終えました。積極的なプレーが持続できない原因は何かを考え、改善する強い心で立て直してもらいたいと思います。結局6位に終わりましたが、最終戦で2位に入った選手を破ったプレーができれば、上位進出は十分可能です。

 小学6年生の神京夏さんも頑張りました。高校生2名を退ける健闘を見せましたが、本人は不満だったと思います。最近、高校生との練習時間が増えて急速に力を付けてきました。課題である基礎体力が付いてくれば全国のトップを目指せる逸材には違いありません。

 女子は結果的にはインターハイシングルスに出場した本校の選手3人が3名の代表枠を独占できました。しかし、初戦の同士討ちで2勝した後も全く危なげなく全勝した長澤玲奈は百点満点としても、2位の西川千裕と3位の酒井眞菜は苦しい試合の連続でした。両者とも「負けられない」プレッシャーのせいか、全体的に重いプレーになってしまいました。

 ドラマは最終戦にありました。一台だけ残った最後の試合、全日本の目はなくなった廣島綾香(中2)さんですが、「勝てば酒井眞菜が代表、負ければその相手が代表」というプレッシャーのかかる大一番で、セットオール7-9からの劣勢から神懸り的なプレーで大逆転をした試合です。今月を最後にお父さんの転勤で三重県を去る廣島さんが最後に見せてくれた頑張りは、この数ヶ月血の滲むような努力を続けてきた成果だと確信させてくれました。この一本のために夏休み中の11時練習開始の時も、早朝7時からサービス練習を欠かさなかったんだと思うと、心にジンとくるものを感じました。

 勝っても負けても「必然」なビッグゲームでしたが、また今年も大きな教訓を残してくれた一日となりました。