白卓日記 ‘09   2月  前月へ!  次月へ!    
2月28日(土)
近畿大学へ
 来年度4年生になる卒業生の南翔太郎さんがお世話になっている関西の名門、近畿大学に初めてお邪魔しました。

 近畿大学の運動部、文化部の活動場所が集中している「近畿大学クラブセンター」に練習場はありました。各種目ともトップクラスにある大学だけあって各フロアともに熱気に溢れていました。女子卓球場のすぐ向かいには相撲部の練習場があったり、男子卓球場のとなりには剣道部が活動していたりと、さながら「虎の穴」的な雰囲気がムンムンしていました。

 やはり大学生の練習は高校生ほどピリピリしていませんが、リラックスした雰囲気からひとたび台に入ると表情が一変して激しい練習が続きます。一見すると「自由」な雰囲気がありますが、強要されない練習ほど難しいものはありません。強い選手の練習は、そうでない選手とは一味違います。全日本学生で水谷選手を破った濱川選手の練習はその際たるものでした。

 オンとオフ、頑張る時とリラックスする時の使い分け。後ろでジッと見ていたウチの選手たちの目にはどう映ったでしょうか?

2月27日(金)
カウントダウン
 明後日の卒業式を控えて、今日は「卒業式予行」でした。

 アッという間の3年間が終わりに近づいてきました。男子4人、女子5人の卓球部卒業生と「白子高校生」として顔を合わせるのもあと僅かです。

 思い起こせば「もっとこうしておけば良かった」とか「あそこはこうするべきだった」など後悔が頭をよぎります。果たして9人は満足して卒業してくれるのでしょうか。

 私は高校を卒業する時、学校に対して感謝の気持ちを持てずに卒業してしまいました。「愛する我が母校」を想う気持ちを持てるか持てないかは後の人生に少なからず影響を与えるはずです。

 卒業生を出す度、3年間を思い返し反省する毎年です。

2月26日(木)
試験後は…
 選手たちは来週から始まる学年末試験のことで頭が一杯だと思いますが、私はその後のスケジュールのことで頭が一杯です。

 試験が終わるとすぐに東京選手権が始まり、その10日後には全国選抜が始まります。それぞれの試合の間には練習試合等も入れなくてはなりません。当然のことながら学校の仕事も年度末で忙しくなります。

 選手たちが勉強と練習で頑張っているのですから私も手を抜くわけにはいきません。

2月25日(水)
テスト期間
 試験期間に突入です。

 この一年間、試験期間中の練習はこちらである程度時間や内容を決めて行なっていました。成績が今ひとつの者には「勉強会」を実施したり、練習時間を限定してやったりと、こちら主導でやってきました。勉強会の成果が出て成績が伸びた者や、試験期間中ほとんど練習をせず成績が伸びた者など一定の成果をあげることができました。

 今回の試験は学年末試験。一年間の総決算です。勉強の方法もそれぞれのやり方に任せてみようと思います。言うまでもなく勉強は学生の本分です。卓球を理由におろそかにしてもいいものではありません。しかし卓球も大切です。そのあたりのバランスの取り方が上手な者は勉強も卓球も結果を出します。

 結局、勉強を口実に練習をサボろうと考える者や、卓球を口実に勉強の手を抜く者は何をやっても成功できない、ということです。

2月24日(火)
皆勤賞
 3月2日の卒業式まであと一週間。

 今日は3年生の登校日です。朝の全校集会を利用して「表彰式」が行なわれ、3年間無遅刻無早退無欠席の生徒に対して皆勤賞が贈られました。

 今年の卒業生約260名中、30名が皆勤賞です。そのうち卓球部から西川ひかり、鈴木沙羅、浅野一平、川口依里也の4名が表彰されました。

 一年365日ほぼ毎日、練習を含めると3年間で約1000日、朝から晩まで休みなく頑張り続け、なおかつ体調を壊すことなく登校したことは「驚異的」と言っても過言ではありません。

 卓球の試合で活躍して全校生徒の前で表彰されるのももちろんですが、今日の皆勤賞の表彰はいつにも増してカッコよかったです。

2月23日(月)
伝わった?
 大阪選手権が終わり2月も終盤に差し掛かってきました。

 全体に対して練習前に今後の練習計画について話をしました。

 普段はあまり細かい指示はしませんが、2月に入ってから卓球の基礎中の基礎である「フットワーク」に重点を置いて練習計画を立てました。以前にも書きましたが、それまで「時間」単位で区切っていたものを「本数」単位に変えてみました。

 技術のレベルも試合の予定も違うので、一律に同じ課題が良いとは思いませんが、この時期に時間のかかる課題をやらないと春からのシーズンインには間に合いません。

 おおよそのメドとして3月からはサーブ・レシーブからの練習にシフトしていこうと思います。

 こちらの意図を理解・把握し、自分なりの計画を立てて取り組むのと、言われたことだけ消化するのとでは効果は全く違ってきます。選手らにこちらの意図が伝わったかどうか気になるところです。

2月22日(日)
大阪選手権B
 最終日の今日は、各種目シングルスの3回戦から決勝までが行われました。白子高校、21クラブ関係で勝ち残ったのがジュニア男子の加藤幹也A、ジュニア女子の西川千裕@、カデット男子の伊藤理さん(中2)、カデット女子の岩尾里沙さん(中2)、ホープス男子の神京夏さん(小5)です。

 加藤は大分県の第2シードの選手と対戦。威力あるボールで圧倒され2セットを失いますが、ここから反撃。巧みなサーブレシーブとラリーになってから前についたプレーが功を奏しセットオールに。前半接戦するも中盤離され追い込まれますが、ここから猛追し期待を持たせましたが最後は9本で惜敗。フォア・バックのバランスを修正すればワンランクアップが望めます。3週間後の東京選手権まで課題を意識して練習してもらいたいと思います。

 西川は3回戦で熊本の中国人留学生と対戦。同じサウスポー同士の激しい打ち合いで一歩も引かず3-1で快勝。上位進出が期待されましたが続く4回戦をセットオール9本で落とし痛い敗戦。ここ一本の戦術は本番の接戦で経験しないと分からない部分があります。こういった失敗の積み重ねが未来の勝利を呼び込みます。加藤同様、東京選手権での頑張りに期待です。

 伊藤理さんは3回戦大逆転勝ちするも続く4回戦で惜敗。

 岩尾さんは3回戦を勝ち、4回戦でカデットランク選手に快勝。5回戦(ベスト8決定)は大接戦でしたがセットオール8本で惜敗。しかし以前見られた勝負どころで腰を引いたプレーではなく積極的なプレーで押せました。地道な努力は裏切りません。中学最後の一年に向けてしっかり練習を積んでもらいたいと思います。

 神さんも5回戦で敗退。攻守のバランスではこの年代で全国トップクラスですが、体も大きくなった小学校高学年で勝ち抜くには攻撃力をアップさせないと苦戦は免れません。逆に言えば唯一の課題がここです。最近は高校生との練習量も増えて力はついてきています。地道な努力が実を結ぶ日まで我慢、我慢です。

 全体としてはサーブ・レシーブが甘くて敗れた試合が目に付きました。4月からのシーズンインに向け計画的に練習を積んでいるのでこの時期としては悪くないと思います。3月に入った頃には実戦的な練習にシフトしていきたいと思います。

2月21日(土)
大阪選手権A
 各種目シングルス、2回戦まで行なわれました。

 男子ジュニア。加藤幹也Aは1回戦完勝の後、2回戦は接戦に。しかし勝負どころをしっかり抑える加藤らしい勝ち方で明日の3回戦へ進出です。山本雄飛さん(中3)は1セット目の出足でモタつきましたが、大逆転で波に乗り勝ち上がりました。2回戦は完敗。レシーブ等に課題を残しました。

 一般男子シングルスに出場の伊藤倫Aはリズムに乗れないまま敗退。一般選手の試合運びの上手さにやられました。技術も大切ですが、「点数のとり方」を勉強する必要があります。

 ジュニア女子。シードの西川千裕@はミドルを上手く突くカット打ちで2回戦を突破。明日へと駒を進めました。鈴木しのぶAと水本沙耶Aはそれぞれ接戦になりましたが大事なところで押し切れず1回戦敗退。サーブ・レシーブが課題ですがラリーは粘り強くなってきたので次回に期待です。酒井眞菜さん(中3)1回戦快勝の後の試合で中国人留学生に敗れました。しかし時折見せる潜在能力の高さは将来の希望を感じさせます。

 一般女子は曽我美咲さんが出場。1回戦を勝ち上がりましたが残念ながら2回戦で敗退。彼女にとってこれが高校最後の試合になりました。チームの中心選手として3年間大活躍してくれました。心の底から「お疲れ様」と言いたい気持ちです。

 カデット男子の伊藤理さんは余裕で明日へ。

 カデット女子。岩尾里沙さん(中2)は1,2回戦ともに不戦勝という珍しい勝ち上がりかたで明日へ。複雑な気持ちのモヤモヤを明日の試合で晴らします。廣島綾香さん(中1)は強豪選手に接戦するも敗退。しかし確実に進歩しています。こういった経験が今後に生きるはずです。次回に期待です。

 ホープス男子。神京夏さん(小5)は準備不足で出足をモタつきますが地力を見せて勝ち上がりました。平井陸さん(小6)は1回戦で全日本カブベスト8の選手に勝ち2回戦に進みますが惜敗。口地輝季さん(小3)は残念ながら1回戦敗退。これも経験です。負けを生かして勝ちを知る、です。

 いよいよ明日、最終日です。

2月20日(金)
大阪選手権@
 男子ダブルスで全日本予選で活躍した村上さんと神京夏さん(小5)が出場。

 1回戦で近畿大学のペアに快勝。続く2回戦では明治大学のペアに敗れましたが、ダブルスが得意な二人のペアだけに、高いレベルでも通用していました。小学生のうちからダブルスの経験を積むことは大変貴重です。今後が楽しみです。

 ダブルスのない他の選手は練習会場でしっかりと調整。明日から始まるシングルスへの準備に余念がありませんでした。

2月19日(木)
明日から大阪
 大阪国際招待卓球選手権大会に出場する3年生の浅野一平、曽我美咲、2年生の加藤幹也、伊藤倫、水本沙耶、鈴木しのぶ、1年生の西川千裕、中学3年生の山本雄飛、酒井眞菜、2年生の伊藤理、岩尾里沙、1年生の廣島綾香、小学校5年生の神京夏が明日の朝出発です。

 例年、この寒い時期にしっかりと練習を積んで力を付けた選手がブレークする試合でもあります。

 全日本や東京選手権ほどレベルは高くありませんが、西日本を中心に強豪が集まります。

 さあ、今年のスタートダッシュをかける選手は?

※明日から日記の更新は掲示板にて行ないます。

2月18日(水)
だからこそ
 最近、ケガ人、病人が多く練習を休む者が多いような気がします。季節柄、ウォームアップ不足のケガや風邪などによるものと思われます。

 それと相まって、自主練習への取り組みも今ひとつです。

 気になって昨年の同時期の様子を「過去卓日記」で調べると、やはり同じような記述がありました。

 二月は大阪オープンに出場する一部の選手を除いて、ほとんど試合がありません。以前にも書きましたが、だからこそこの時期は来春への準備をじっくりとすべきです。春になって慌てて動き出して焦って失敗する…。過去の教訓を生かすためにも、明日全体に話しをしようと思います。

2月17日(火)
Yes,We Can!
 今日は午後から高体連の会議がありました。

 三重県の高校生(ジュニア)の試合の組み合わせ方法が来年度から大きく変わります。従来の「一つ前の試合の結果」をもとに決めていた組み合わせを、「一年間の試合をポイント化してたランキング順」にシードを決めます。シード選手以外の組み合わせもコンピュータを使いランダムに決める方法に変わります。

 以前から三重県の組み合わせは抽選を中心とした公明正大なもので、どこに出してもはっきりと説明ができるものだったと自負しますが、これでより「公平」「正確」なものへと進化すると確信しています。

 高体連の組織は、トップの選手をより高いレベルに引き上げるとともに、競技の普及に向けて全体のレベルの底上げすることも責務だと考えます。それぞれの利害は決して相反するものではないと思います。

 トップ層の選手が全国大会で活躍し、全ての選手が楽しく競技に取り組む。

 Yes, We Can!

2月16日(月)
花粉症
 2月とは思えない暖かい日が続いて恒例の花粉症がやってきました。

 昨年は例年より花粉の飛散量が少ない、というのもあったと思いますが「塗るだけで治る」簡単手術の耳鼻科による治療で劇的に楽になりました。一度手術をすると2〜3年は大丈夫、ということらしいのですが…。

 ここ2〜3日で症状が出始めましたが、これが「昨年手術をしたからこの程度で済んでいる」のか、「大した効果はなかった」のかは分かりません。

 今日も練習が終わってからある選手がこの耳鼻科のことについて私に聞いてきました。手術をしたからピタリと止まる、というものではないでしょうが、ある程度の効果はあることは伝えました。

 いずれにしてもイヤな季節がやってきました…。

2月15日(日)
観察
 午後から男子が3年生送別会を行なうので午前中で練習を終えました。女子は一日しっかりと練習をしました。

 卓球場で毎日練習している小学生から高校生までの男女約40人は、卓球が強くなりたいという共通の目的で日々の練習を頑張っていまが、全員が同じ状況ではなく40人には40通りの状況の下で練習に取り組んでいます。

 調子のいい者もいれば悪い者も、体調万全の者がいれば故障や病気を抱えた者も、精神的に充実している者もいれば悩みを抱えている者もいます。

 全員が問題なく上手くいっていることはまずありません。誰か必ず覇気がない暗い表情をしています。そんな時はどれだけ時間をかけて練習してもなかなか強くなりません。

 逆に見るからに充実していて、練習に取り組む表情や態度が非常に積極的な者もいます。そんな時は一本打つ度に強くなっていくような気がします。

 充実した心身で練習に取り組むのがベストですが、そうでない時にフォローするのも我々指導者の仕事です。実は高校生以下の指導の最も重要なポイントがこれだと思います。大した技術指導のできない私にとって、このタイミングを逃さないよう日々の練習での様子を観察するのが日課です。

2月14日(土)
練習試合
 岐阜羽島で男女数校が集まり練習試合を行ないました。

 男子は浜松商業と。静岡の古豪です。実力のある選手が多く、チーム全体のレベルも高い好チームです。新人戦こそ不覚をとったようですが、インターハイでは巻き返してくるでしょう。朝イチの一本目から大きな声を出してプレーできる雰囲気のある選手が多く、とても良い練習をさせて頂きました。

 女子は桜丘、滋賀学園と。両チームとも基本に忠実なプレーは見習いたいところです。本校は運良く全国選抜に出場することができますが、この両校と団体戦をすれば厳しい試合となると思われます。全国にはこういったチームが数多く存在します。ワンチャンスをモノにすることも大切ですが、そこでモノにしたチャンスを生かして更に上を狙わないといけません。苦労して這い上がるのは時間も労力もかかりますが、転落するのもアッという間です。

 先週の男子静岡遠征、女子華頂女子遠征に続き、実力の拮抗した高校生同士の遠征は刺激になります。

2月13日(金)
景気悪化
 急激に景気の悪化が進み、「100年に一度の不況」とまで言われています。

 先日も実業団の名門、日産自動車が突然の休部を発表し、採用が内定していた大矢、塩野、水野選手ら学生のトップ選手たちも宙に浮いてしまう形となってしまいました。

 企業側としてはそれほど切羽詰った状況で、とてもじゃないけどスポーツにお金を遣っている余裕はないというところでしょうが、卓球が大好きで将来は自分も実業団で活躍して…、と考えている少年少女たちの夢を奪う悲しい出来事です。

 現実的にプロフェッショナルが成り立っていない日本の卓球の現状ですが、このままでは「どうせ卓球を頑張っても将来は…」となってしまいます。

 景気の悪さが結果的には子どもたちの夢まで奪ってしまうこの現状に歯止めはかかるのでしょうか?

2月12日(木)
卒業してゆく3年生H
 今回が最終回です。

 本校に体操部はありませんが、浅野一平を3年間担任してくれた体操競技が専門の先生は「一平なら高校から体操を始めてもインターハイに行けた」と言ってくれました。

 中学に入学してから卓球を始めた彼が卓球の虜になるのに時間は掛かりませんでした。中学2年生の頃には毎日のように卓球場に通い、持ち前の運動能力を生かしてメキメキ力を付けました。しかしここからが卓球の難しいところでした。

 誰もが認める能力を試合で生かすのには「経験」と「根気」が必要でした。中学最後の県大会も初戦で敗退。高校入学後も毎日のように遅くまで自主練習するものの勝てるようになってきたのは2年生の夏を過ぎてからでした。全日本ジュニア予選で初めて県予選を突破し全国大会個人戦に出場。そこからは安定した戦績を挙げインターハイのダブルスは難なく通過。シングルス出場も堅いと思われましたが、気負いすぎて歯車が噛み合わずまさかの予選敗退。

 このまま意気消沈し高校での3年間を終えるのかと思いきや、ダブルスのみの出場となったインターハイでは入学以来最高の当たりとも言えるプレーで3回戦まで進出しました。国体代表になるとインターハイ後の東海ブロック予選で常勝愛知県を破る歴史的な勝利の立役者となりました。惜しくも本大会出場は逃しましたが、夏を過ぎても最後まで強くなり続けた原動力は「卓球が好き」、という一言に尽きます。

 卒業後は愛知県の名門実業団で更なるステップアップを目指します。卓球だけでなく社会人としての責任も問われる厳しい立場になりますが、屈託のない笑顔で誰とでも素直に話ができる彼の人柄なら、卓球も仕事もバリバリこなしてくれるでしょう。ひと回り大きくなった姿の彼と会うのが今から楽しみです。

2月11日(水)
時間?数?
 建国記念日の今日は学校はお休みでした。朝から男女フレックスタイム練習です。

 最近の土日は試合や遠征続きだったので、じっくりと練習するのは久し振りでした。男女とも故障者や中学生の試合などが重なったからか少なめの人数で、たっぷりと台も使えていい雰囲気の練習ができました。

 最近は男女とも、「時間」ではなく「数」をノルマに練習を組んでいます。

 時間がノルマだと内容がどうであれタイマーがピピピッと鳴れば終わりですが、数だとミスが多いと終わることができません。

 時間であれ数であれ、目的意識をしっかり持って取り組めば効果のある練習になるのですが、どうしてもマンネリ化すると緊張感がなくなります。

 あの手この手で選手のモチベーションをコントロールしなければなりません。

2月10日(火)
前期選抜
 昨日は県内公立高校の「前期選抜」、昨年までで言う「推薦入試」が行なわれました。

 嬉しいことに本校も以前に比べて希望してくれる中学生の数が非常に多くなり、今年は普通科で約3倍という競争率でした。3倍と言うと3人中2人が不合格になってしまう厳しいものです。

 朝早くから緊張を強いられながら、一生懸命に自己アピールする中学生たちの健気な姿を見ていると、全員合格させてあげたい気持ちでいっぱいになります。

 前期選抜で不合格となってしまった中学生が後期選抜でも受験してくれることを願わずにはいられません。

2月9日(月)
フリーズ
 先月(1月28日)も書きましたが、私の卓球部顧問という仕事に携帯電話は欠くことのできないものです。練習試合の申し込みや遠征の宿舎の手配などは、すべて携帯電話に入っている「アドレス帳」をもとにしているからです。

 今日、携帯電話を使っていると「バックアップ機能」なるものがあることに気が付きました。大切なデータが無くなったら大変、と色々と触っていると500件からなるアドレス帳が全て消えてしまいました。

 しばしフリーズ…。

 携帯電話会社に問い合わせても、一度消去したデータを復旧させるのは不可能とのこと。

 そこから今日一日は復旧作業に追われました。まずはメールの着信・発信履歴の内容から記憶をたぐり寄せ、メールアドレスを数十件入力し直しました。私の携帯の着信履歴は500件記憶されます。もちろん同じ人からの着信も多いのですが、メールの内容やアドレスから推測して500件中495件を特定することができました。我ながら天晴れ。

 しかしさすがに電話の着信・発信履歴からは全く推測できなかったので、卓球場に着いてから、西飯先生にお願いして、西飯先生のアドレス帳を見せて頂いて1時間かけてかなり多くの電話番号を復旧させることができました。

 普段から「この携帯が無くなったら大変だな」とは思っていましたが、実際こんなことになると手の施しようがありません。情報機器の便利さと危うさを知った一日となりました。

2月8日(日)
各地で
 今日は3グループに分かれての活動でした。

 男子の一部のグループは、早朝6時の出発で静岡県主催の強化練習会に参加させてもらいました。詳細は後日。

 女子の一部のグループは、新チームになってから初めて京都・華頂女子高校へお邪魔しました。華頂女子は高校生10人と、中学3年生4人のチーム構成でしたが、穴のない布陣でどの選手も個性がありレベルが高かったです。接戦の試合が多く、緊張感ある練習ができました。

 三つ目のグループは鈴鹿市選手権です。昨日、「これからの季節はオープン戦や練習試合などが多くなるが、どの試合も無意味なものはない。春からのシーズンインを考えるとこの時期の試合は重要なものになる。」といった話をしました。おおよその結果は聞きましたが、選手たちは昨日の話の内容を理解できていたでしょうか。明日、聞いてみたいと思います。

2月7日(土)
卒業してゆく3年生G
 今年度卒業の女子は能力が高い選手はいませんでしたが、努力することにかけては歴代の学年でトップクラスでした。その代表格がキャプテンのM村香名です。

 中学校の勉強の成績は抜群でしたが、卓球の方は実績もほとんどなく、正直言って高校3年間で活躍するレベルになるのは厳しいかも、と感じました。

 しかし西飯先生の発案で、しゃがみ込みのサーブを練習を始めて少しずつ試合で勝てるようになってきました。良くなってきたのもつかの間、練習中に足首のじん帯を損傷する大きなケガをしてしまいました。ところが通院していたリハビリ施設で理学療法士の先生に出会い、それが将来の進路を決定づけることになるとは「災い転じて…」でしょうか。

 幸い怪我も癒え、そこからは持ち前の根気よさで努力を重ね1年生後半にはレギュラーとして、特に団体戦では力を発揮してくれました。2年生後半の全国選抜東海予選突破の原動力として、また東京での全国選抜では2戦2勝と大きな舞台でもサーブから思い切った攻撃で大活躍でした。

 何事にも一切手を抜かない姿勢は学校生活でも変わることはありませんでした。成績も3年間ほぼオール5で、体育の持久走では学校記録を今だに保持しています。

 前述したとおり、卒業後は理学療法士目指して進学します。「将来は白子高校のトレーナーをしたい」と嬉しいことを言ってくれる彼女の夢が実現されるのを楽しみに待っています。

2月6日(金)
コンディション不良
 季節が季節だけにこの時期は風邪引きが目に付きます。咳き込んだり鼻水をズルズルしたりと、寝込む者こそいませんが体調不良は明らかです。

 またこれも寒さが影響していると思うのですが、故障者も目に付きます。腰、ヒザ、手首、足等々。オーバーワークも原因の一つかもしれませんが、ウォーミングアップまたはクールダウン不足も影響しているかも。

 昨日も書いたようにこの時期は大きな試合が少ないだけに、春からのシーズンインに向けてしっかりと時間をかけて準備をしなければなりません。この時期に練習をやりこまないと、大事な試合前に焦って失敗してしまいます。

 コンディションを整えることは難しくて重要な問題です。

2月5日(木)
オープン戦
 卓球は屋内で行なうので季節に関わらず競技できます。そのためか春には全国選抜、夏にはインターハイ、秋には国体、冬には全日本と一年中、大きな試合が続きます。

 全日本が終わったこの時期は実は全国各地で様々なオープン戦が開催されています。プロ野球にもオープン戦という、本番のシーズンを前にした「プレシーズンマッチ」的なものがありますが、卓球で言うオープン戦は「出場資格を問わない(予選を経ずに出場できる)試合」です。

 規模もレベルも様々なので、選手個々のレベルに合わせて出場を計画しています。

 気をつけたいのが、「大切な試合じゃないから」といった雰囲気で軽く臨んでしまいがちなところです。経験豊富なベテラン選手なら、春からの大きな試合に向けて徐々にペースを上げていくための試合と位置づけられるのですが、高校生は素直に一生懸命臨んでもらいたいと思います。

 早速今週末からオープン戦に参戦します。春から始まるシーズンに向けて、練習試合とともに重要なイベントです。

2月4日(水)
卒業してゆく3年生F
 曽我美咲が小学校6年生の時、大宮クラブから出場した全日本ジュニア予選で本部席に対戦表を持ってきた際に「この子が曽我さんか…」と、思ったことを覚えています。

 小学校の頃から県でトップを走り、中学3年生の全中予選も優勝しました。家が遠いため同級生の柿沼と卒業生の岡本さんと三人での下宿生活でスタートしました。最初のインターハイ予選で、同士討ちで3連敗してから4連勝し代表の座を射止めるなど、苦しくても決して引かないここ一番の勝負強さは、歴代のエースの中でもトップクラスです。

 ただ、そのインターハイ予選が終わった頃から足の故障に悩まされ、苦悩の日々が続きました。1年生の秋からの1年間は、練習したいのにできないジレンマで相当苦しかったと思います。

 2年生の冬頃からようやく故障と上手に付き合えるようになり、練習量も増え徐々に輝きを取り戻しました。元来、練習好きで努力を厭わないタイプだったため力を発揮できるようになるまで時間はかかりませんでした。

 最後のインターハイでは団体、シングルス、ダブルスともにベストゲームと言える試合で最後を締めくくりました。

 卒業後は卓球を続けるか、目標であった保育士の道に専念するか大いに迷いましたが、「中途半端は絶対イヤ」という彼女の信念に従い、大好きな卓球を辞めて保育士を目指し短大に進学することになりました。

 卓球から離れると、大きな試合の怖い場面でも強気の姿勢を崩さない彼女からは想像もつかない「ゆる〜い」雰囲気ですが、その優しさと芯の強さで良い保母さん、お母さんになると思います。たぶん…。

2月3日(火)
銀色?
 一昨日の全国ホープス選抜予選で優勝した21クラブ男子チーム。試合が終わり本部席での表彰式でのことでした。

 チームを代表して表彰状と優勝楯を受け取ったキャプテンの古市真暉さんは何やら釈然としていない様子。どうも優勝楯の鷹のレリーフが銀色なのが納得いかないらしく「優勝したのになぜ銀色?」。

 ぼそりと漏らした言葉をプレゼンテーターの理事長に聞かれ、「これは元々こういう色だった」という説明をさせてしまいました。

 まあ考えてみれば優勝と言えば金ですね。

 真暉さん、何回か優勝すればそのうち金色のカップかメダルか楯をもらえるよ。今回はあれで我慢して!

2月2日(月)
原点
 昨日は高校生の学年別大会と同じ会場で「全国ホープス選抜大会三重県予選会」も行なわれました。

 我が21クラブも男女にエントリーしました。

 この試合は団体戦で、6年生2名、5,4,3年生1名ずつの計5シングルス戦で行なわれます。

 男子は6年生に古市真暉さん、平井陸さん、5年生に神京夏さん、4年生に宮本春樹さん、3年生に口地輝季さんという、先月の三重県選手権で上位に入賞した選手で固めた万全の布陣。予想通り4-1の圧勝で3月末の全国選抜大会の切符を手にしました。3年生ながら4年生にエントリーした宮本春樹さんが悔しい1失点。しかし、そこからが凄かった。敗因を監督の由香先生から指摘されると、「先生!今日練習したい!僕に教えてください!」と直訴。帰ってから2時間以上、一生懸命練習をしていました。

 「卓球が好き!だから上手になりたい!」というストレートな気持ちが痛いほど伝わります。誰しも卓球を始めた時に抱いた素直な気持ちです。人間は色々な経験を経て、現実を知り成長します。現実を知るとともに夢や理想も諦めてしまいがちです。

 女子は残念ながら全国選抜へは進めませんでした。しかし最近、意欲的な杉野純さんの敗戦後の涙は次回への期待を持たせてくれました。恐らく数年後に三重県を代表する選手になるでしょう。卓球が好きで努力を惜しまない気持ちは、何よりも必要な才能です。彼女にはその才能があります。

 純粋な小学生たちの気持ちは、高校生たちに振り返ってもらいたい「原点」です。


2月1日(日)

学年別大会
 2年生男子。エース加藤幹也が頑張りました。途中苦戦した試合もありましたがキッチリと切り抜け、決勝戦もここ数年間他校無敗の選手にセットオールまで迫り、準優勝。この選手に本気で勝とうと思うことができれば最後のインターハイ予選も難なく切り抜けることができるでしょう。一方で、他の2年生は残念な試合が続きました。あまりにふがいない内容と結果に私はショックを受けました。彼らはこのままで終わってしまうのでしょうか。自分の無力さにも嫌気が差しました。唯一、最近充実している平井和希は予想通りの頑張りを見せてくれました。卓球の神様は正直です。

 1年生男子も同じような内容・結果でした。二人が入学してあっという間の一年でしたが、彼らに達成感や充実感はあるのでしょうか。奮起できないのは彼ら自身の問題なのでしょうか。こちらにも大きな問題があるのでしょうか。考えれば考えるほど悩みは増すばかりです。

 2年生女子。昨年のこの大会は3位に水本沙耶が入ったのみでした。今年は優勝こそ逃しましたが、2位に坂麻衣、3位に水本沙耶と鈴木しのぶが入りました。坂は初戦から厳しい試合が続きましたが粘り強く戦い、準々決勝では今まで勝ったことのなかった相手を接戦で破りました。準決勝では同士討ちの鈴木戦を乗り越え決勝進出。決勝でもいいところまで迫りましたが一歩及ばず。水本は準決勝まで安定した戦いぶりでしたが、負けた試合は相手の速さに付いていけませんでしたが、課題はハッキリしています。克服すれば一つ上のステージまで進めるはずです。鈴木も安定して勝てるようになってきました。荒さの目立つプレーですが全体のバランスが良くなれば最後のインターハイ予選も期待できます。間に合うか?
優勝した選手にセットオールと肉薄したのは小路美由紀。目立たない存在ですが、着実に力を付けています。こちらも最後のインターハイ予選での活躍が期待されます。

 1年生女子。西川千裕は他を寄せ付けず圧勝。三重県のエースとして県外試合での活躍が求められます。健闘したのは谷口桃世。堂々の3位入賞は評価できます。技術的にはまだまだ発展途上なだけに更なる飛躍が期待されます。もう一歩だったのは松井和歌子。谷口同様、中学時代は県大会にも出場できない選手でしたが準々決勝でセットオールジュースで惜敗。次こそはやってくれるでしょう。

 努力しても報われないことは多々ありますが、努力もせずに結果は期待できません。一度しかない人生でこの道を選択したのなら、これ以上できない努力をするべきです。卓球の神様を味方につけることのできる選手になって卒業してくれることを心の底から期待します。