'17 インターハイ予選
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 平成29年5月3日と4日に津市体育館にて「平成29年度全国総体兼東海総体三重県予選会シングルスの部」が行われました。

  

  

  

  
 5月3日は北勢・中勢・南勢・松阪の各地区予選を勝ち抜いた、男子136名、女子100名がトーナメント戦でベスト8を目指しました。

 男子はここ最近ではいちばんの頑張りで、ベスト8中6名が本校という結果でした。

 
 第5シードの口地輝季③は、決定戦をセットオールと苦戦しましたが、慌てず落ち着いたプレーで5セット目をシャットアウト。第8シードの辻村知大②は1月の学年別大会で完敗したカット選手に、練習を積んだカット打ちで3‐1でリベンジ。第10シードの番条晃大②は昨年11月の新人戦、1月の三重県選手権で連敗中のカット選手に前後のゆさぶりと決定球の正確さで圧倒。第11シードの中瀨敬太③は競り合いになった決定戦を安定したカットと果敢な反撃で振り切って勝利。

 
 第14シードの西山天智②は昨年9月の全日本予選、1月の学年別で敗れている同級生ライバルにストレートで入学以来初勝利。そして圧巻だったのは、第4シードの選手を16決定で倒した勢いで初の上位進出を果たした堀津周汰②。

 第8シードまでの選手は8決定で敗れても、その試合の結果を持って明日のリーグ戦に出場できるという三重県ルールにより11名でのリーグ戦となり、体力的なタフさと、精神的なタフさの両方が必要となります。

 女子は5名の8シード選手が安定したプレーでシードを守り、更に1名が勝ち上がって、ベスト8中6名を占めました。

 
 第1シードの森本枝里③は盤石のプレーで危なげなく。第3シードの大谷真美③も安定したプレーで快勝。1年生ながら第4シードの口地恋菜は落ち着いたプレーで完勝。最近好調の第7シードの猿橋彩③も元気いっぱいのプレーで勝ち上がりました。

 
 第8シードの古沢夏姫①も威力のあるボールで圧倒。そして第10シードの白神ひかる①もデビュー戦を見事に飾って勝ち抜きました。

 5月4日には前日の結果を受けてシングルス最終予選が行われました。

 男子は本校選手が過半数の6名を占める11名のリーグ戦。

 同士討ちを前半に行なうルールでスタートしますが、全勝が口地、以下ひとつずつの勝差で辻村、中瀨、番条、西山、堀津と続きます。

 
 同士討ち全勝の口地は後半の初戦で苦手カットマンに勝って全勝で高田戦に臨みましたが、まさかの4連敗で次点の5位に沈みました。昨年度の不調から脱し手応えを掴んで迎えたこの予選でしたが、最後はプレッシャーに耐えきれず逆転負けが続きました。地道に努力を重ねて臨んだ最後のチャンスをモノにできなかった心中を察すると胸が痛みます。

 
 辻村は4勝1敗で乗り切った同士討ちの後の初戦で、セットオール後半リードの勝負を弱気のプレーで逆転負けを喫してから一気に失速。重たいポイントを取るための準備ができていないと言わざるを得ません。苦手のカット打ちを克服するなど技術の進歩は見られましたが、勝負強さを身に付けるためには己の心の弱さに勝つことが必要です。

 
 中瀨は攻守ともに自己ベストに近い内容で健闘するも5勝5敗の7位に終わりました。バック面を粒高に変えて約一年。ようやくラバーの特性を生かせることができるようになり、特に守備が安定してきました。ただやはりカットマンの宿命である、カット打ちが上手い選手と対戦すると勝機が見いだせない試合になってしまいます。次のステップアップのために必要なのは何か?

 
 番条は同士討ちで2勝3敗と波に乗れず、後半の試合も競り合いに持ち込むものの勝ち運に見放され8位でフィニッシュ。スーパーショットを時折放つ反面、絶好球を凡ミスする不安定さが競り合いを勝ちに結び付けられない原因か。その原因は練習にあるのは自らも感じているはず。苦しい時も心折れずに取り組めるようになってきた練習の姿勢が、試合でも出せるようになったのは希望の光です。

 
 前日の好試合で初の8入りを果たした西山でしたが、今日は接戦をことごとく落として2勝8敗の10位。ひたむきな姿勢で一時期の不振からは脱しましたが、接戦に耐えられるほどの力は付いていません。技術の進歩は明らかなので、セルフコントロールができるようになれば結果もついてくるはず。

 
 前日、MVPの活躍を見せた堀津は全敗に終わりました。明らかにまだ力不足ですが、この二日間で手応えは感じたはず。課題のフィジカル面もこの一年でずいぶん成長しました。あとは継続した努力あるのみです。「あの試合が飛躍するきっかけになった」と言えるようになることを期待します。

 結局、インターハイ代表を出すことができず悔しい結果となりました。少しずつ接近してはいますが、上位陣を倒すにはまだ努力が必要です。諦めずに頑張り続けたいと思います。

 女子は8名中6名が本校の選手によるリーグ戦だったので、この時点でインターハイ代表2名は確定していました。
 
 優勝は初戦で森本を破って全勝の白神。7試合中3‐1が三試合、3-0が四試合という抜群の安定性でした。凡ミスの少ないプレーと狙いすましたフォアハンドの強打で他を圧倒。1年生でのシングルス優勝は恐らく三重県女子では初だと思います。更なるスケールアップで全国上位を狙う選手に成長してくれることを期待します。

 
 2位には森本。初戦で白神に敗れてからはオールストレートでした。しかし昨年度のインターハイ、全日本ジュニアで16に入っているだけに予選とは言え無念の結果でした。パワー不足を補う攻めの速さやサービス・レシーブの上手さ、そして試合運びの巧みさがまだまだ足らないことを実感したはず。最後のインターハイで再び輝くには課題克服が必要不可欠です。

 
 3位には口地。上位の二人には完敗だったものの、下位の選手にはセットオールは一つもない完勝でした。高校に入り練習量も増え、力強さが出てきました。アドバンテージがあるうちに”次の一手”を考え取り組むことが、今後も勝ち続けるために必要なのは言うまでもありません。

 
 ここ最近、好調を維持していた猿橋は4位の選手との接戦をモノにできず無念の5位に。気迫あふれる元気なプレーは健在でしたが一歩及びませんでした。勝負の世界が非情であるのは自明の理です。これで終わりでないことを証明する立ち直りを期待するのは私だけではないはずです。

 
 新入生トリオの一人で、昨年度全日本ジュニア代表の古沢は2勝の7位に沈みました。攻めが遅く積極性に欠けるプレーが目立ちました。手堅さとスケールの大きなプレーは両立できるはずです。大器だけにプレースタイルの見直しを含む改革が望まれます。

 
 この三年間、安定したプレーで常に上位に食い込んだ大谷は勝ち星を得ることができませんでした。パワー不足を手数の多さで補ってきましたが、今回は淡泊なプレーが目につきました。残り少なくなった高校でのプレーで有終の美を飾れるかこのまま消えてしまうのか。選択権は自分自身が持っています。

 完全制覇までもう少しでしたが、包囲網の中で孤軍奮闘する相手が一枚上手でした。全国で勝つためにもダブルス、団体で他を圧倒する結果を目指してもらいたい。

 代表になった選手はもちろんですが、過酷なリーグ戦で本校の男女全員ともに決して諦めずに頑張りました。

 明暗の分かれる勝負事だけに、結果が重要視されるのは当然です。勝った選手も負けた選手も大切なのは結果が出た後です。

 シングルス予選から一日を置いた5月6日には、ダブルス予選が行われました。

  

  

  
 三重県からインターハイに出場できるのは上位2組。

 
 女子は大本命の森本枝里・白神ひかる組が他を圧倒して優勝。全てストレート、最高失点が8本という圧勝でした。組み始めて1か月。まだ個々の技術でポイントを取っている感はありますが、練習を積んで熟成されてくれば面白いと思います。

 
 3位には猿橋彩・口地恋菜組。元気いっぱいで気迫あふれるプレーを見せてくれましたが代表には一歩及ばず。悔しい敗戦を今後の人生の糧にしてもらいたいと思います。

 
 大谷真美・古沢夏姫組は快調に勝ち進んで臨んだリーグ戦でしたが、粘り切れずに4位に沈みました。声を掛けあいながらのプレーは今後に生きるはずです。

 男子はシングルスに続いてまたしても「あと一歩」の結果に。

 
 口地輝季・番条晃大組は、快調に勝ち上がりベスト4に進出。初戦で同士討ちに勝ちますが、優勝したペアに惜敗した後の最終戦は2位を賭けた試合でした。1セット目は快勝。2セット目を10-8から追いつかれ苦しい展開でしたが振り切って2-0とします。3セット目も5-0としゴールが見えてきましたが、相手のファインプレーもあり徐々に挽回され落とします。4セット目も9-7リードからの逆転負け。5セット目は意気消沈し大量リードを奪われながら、意識した相手に乗じて10-9まで挽回しますが、絶好のチャンスボールを打ちミスして万事休す。次点の3位に終わりました。

 
 中瀨敬太・上山颯斗組は昨年のこの大会で大活躍して以来組み続けたペアです。この種目に期するものがあり代表を狙った大会でした。準々決勝では大苦戦しましたが、上山の思い切ったプレーで押し切ってベスト4入り。初戦の同士討ちは完敗でしたが、負けられない2戦目は大接戦に。一進一退の攻防でしたが、最後はプレッシャーもありセットオール9本で押し切られ無念の敗退。残念ながら4位に終わりました。

 5月27日と28日は、三重交通Gスポーツの杜伊勢にて「平成29年度三重県高校総体兼全国総体県予選兼東海総体県予選学校対抗の部」が開催されました。

 27日はトーナメント方式によりベスト4までが決定されました。

 本校は男女とも3試合を勝ち抜いて明日のベスト4リーグに進出。

 
 女子は初戦の上野戦を猿橋彩、西口凛、森本枝里・白神ひかる組の布陣でシャットアウトします。

  
 続く伊勢戦は口地恋菜は勝利したものの、山井蛍は1‐3で敗れます。森本・白神組、白神と抑え3‐1で勝利。

  
 ベスト4を賭けた四日市商業戦は、森本が先取するも長谷川蒼が敗れて1‐1に。森本・白神、白神と勝利してベスト4進出。

  
 男子は相可との初戦でトップの安田泰紀が敗れますが、上山颯斗、口地輝季・番条晃大組、口地と勝利して3‐1で初戦突破。

  
 続く四日市中央工業戦は堀津周汰、西山天智、口地・番条組がストレートで勝利。

  
 準々決勝の伊勢工業戦では辻村知大、中瀨敬太、口地・番条組で快勝。

 なるべく多くの選手に経験を積ませたいので男女とも総動員で臨んだ初日でした。敗れた選手もいましたが、この経験が今後につながればと思います。

 28日はインターハイ出場を賭けての4校リーグ。

 女子は堂々の横綱相撲で23年連続32回目の団体優勝を果たしました。

 個人戦でも上位を独占していたので順当と言えば順当ですが、だからこそプレッシャーも大きくスコアほどの差はなかったと思います。

  
 初戦の紀南戦は大谷真美③、森本、森本・白神組と平均5本弱でシャットアウト。

 続く松阪商業戦も古沢が1セット目を奪われますが、続く白神、森本・白神組と平均5本で退けます。

  
 最終戦の高田との対戦は、トップ起用の猿橋が相手エースを抑えて流れを掴むと、森本、森本・白神組まで一気に押し切って優勝を決めました。

 森本と白神の両輪がフル回転し、それをサポートする他のメンバーも盤石でした。ただ、全国の強豪と対戦するとなるとチーム全体の力をもうワンランク上げないと勝ち上がるのは厳しいと言わざるを得ません。今まで何度も跳ね返された全国の壁を突破することができるか?連続優勝のプレッシャーを跳ね除けての勝利は大いに評価できますが、参加するだけで満足する全国大会は食傷気味です。今年こそは…。

 男子は今回も準優勝に終わり、目標としていたインターハイ出場は叶いませんでした。

  
 初戦の四日市戦を中瀨、西山、口地・番条組で快勝します。


 2戦目は目標としていた高田戦でした。トップ起用の番条は相手エースに食い下がりますが、打っても守っても相手が一枚上手で挑戦を跳ね除けられます。同時並行の2番は中瀨。同型のカット選手に対し、1セット目を9本で逃げ切りますが、8-5とリードしていた2セット目を逆転で奪われたのが痛かった。3セット目を取ったものの冷静に試合を進めることができずに、4,5セット目を自滅で奪われ万事休す。ダブルスの口地・番条組も流れを変えることができずにストレートで敗れる完敗でした。

 
 最終戦の四日市南戦は番条、辻村、口地・番条組が勝利したものの無念の準優勝に終わりました。

 個人戦も今回の団体戦も肉薄した試合もありましたが、全体を通してみると力の差があったことは否めません。昨年度から続いていた負の連鎖を断ち切ることはできませんでしたが、1,2年生の選手たちも育ってきたので、次のチャンスを狙ってイチからやり直したいと思います。

 個人戦、団体戦を通し、たくさんの保護者の皆様、卒業生の皆様、その他関係者の皆様のアツい声援を背に選手たちは頑張りました。勝っても負けても苦しみに苦しみ抜いたインターハイ予選。この経験が今後の人生の大きな糧となるはずです。

 ありがとうございました!