平成29年3月3日から三日間、第67回東京卓球選手権大会が東京体育館にて開催されました。

 本校からは男子シングルスで堀津有貴B、口地輝季A、番条晃大@、ジュニア女子シングルスに森本枝里Aが、21クラブからはカデット男子に阪拓海さんがエントリーしています。

 初日は男子シングルスが行われました。

     
 先陣を切った口地は湘南工大と対戦。競り合いになった1セット目を落とすと2セット目は一方的なペースで奪われ後がなくなります。出足リードした3セット目をリードしますが相手が得意な大きなラリー戦に持ち込まれて逆転を許すとそのまま押し切られてストレートで敗退。好試合ではなく、勝利を考えるなら点を取るにはどうするべきか?卓球が上手な選手で終わるか、勝てる選手になれるかの境目です。

    
 堀津は同型の長崎・瓊浦の選手と対戦。出足からラリー戦を主戦とする両選手の好ゲームとなりますが、要所要所で「派手に得点し、地味に失点する」パターンになり、ストレートで敗退。悪くない試合でしたが、今後激戦区の関東学生で戦う彼にとっては、突きつけられる課題が明確になりました。まじめで一生懸命頑張る選手が成功できるかどうか?楽しみでもあり不安でもあるスタートです。

    
 番条は明治大出身の千葉・クラブチームの選手と対戦。出足から緊張もなく好プレーも頻出。しかし手堅くプレーする相手選手にじわじわと追い込まれ逆転を許すと9本で押し切られます。一方的になった2セット目を奪われ後がなくなります。気を取り直してリードした3セット目ですが、徐々に挽回されそのまま一気に押し込まれて万事休す。しかし久しぶりの全国大会で”普通のプレー”ができたことは収穫です。

 もちろん簡単に結果が出ることを期待していたわけではありませんが、進歩の跡を見せてくれたのは今後につながります。

 二日目からジュニア、カデットの部が始まりました。

 ジュニア女子には森本枝里が1,2回戦に、カデット男子には21クラブの阪拓海さんが1回戦にチャレンジ。

    
 森本は初戦で徳島・城南と対戦。緊張で固くなった相手に対し2本で先取。落ち着いてきた相手に7本で取り返されますが、相手をよく見て冷静にプレーして3,4セット目を手堅く取ってまずは初戦突破。

    
 続く2回戦は大阪選手権ジュニアで8に入った明徳義塾中と対戦。左バック表の選手に対応できずに1セット目を失いますが、徐々に対応して2,3セット目を奪い追い詰めます。しかし競り合いになった4セット目をジュースで失う厳しい展開に。ところがインターハイでランクに入って以来、競り合いの試合をことごとく制している森本は冷静に5セット目に臨みます。対応に苦しんだバック表を回転量の多いバックドライブで押し込み出足から飛ばし6-0。そのままリードを保って6本で押し切って翌日の3回戦に進出です。

    
 カデット男子にチャレンジの阪拓海さんは初めての全国大会シングルス出場です。思い切りの良い攻撃が持ち味の彼ですが、さすがに初戦は緊張を隠せませんでした。山梨の小学6年生に対して力んで空回りする展開でリードを許します。中盤で5本のリードを奪われましたが、丁寧にチェイスしてジュースで追いつき11本で振り切ります。2セット目以降も相手より自分との闘いになり苦しみますが、何とかペースを保ってストレートで初戦突破。

 5日は東京選手権最終日です。

 勝ち残っているのはジュニア女子の森本枝里と、カデット男子の21クラブ・阪拓海さん。

    
 森本は四天王寺の選手と対戦。派手さはないものの重く回転のかかったボールでグイグイ攻めてくる相手に、堅実な両ハンドドライブで対抗します。しかし、相手の威力あるボールを打たれるとブロックを弾き飛ばされ、こちらが攻めてもラリー戦に持ち込まれる苦しい展開に。焦ると堅実さが売りの攻撃もミスが目立ち始め、終わってみればほとんど主導権を握られっぱなしでストレート負けとなりました。

 インターハイでランク入りして以降の全国大会では、「勝つ時はセットオールの競り合いを粘り勝ち、負ける時は一方的な展開で完敗する」試合が続きます。やはりここから上の選手に勝つには、ボールの威力があるか徹底して速いプレーができるか、といった武器が必要です。安定して勝てるようになってきただけに、その課題が際立って見えてしまいます。次の全国の舞台はいよいよ最後のインターハイです。それまでにどこまで課題を克服できるか。

    
 阪さんは香川のシード選手と対戦。昨日ほどの緊張はありませんでしたが、調子の出ない相手もミスを繰り返し1セット目は競り合いになります。しかし挽回して9-10となった後のチャンスボールを痛恨のミスで失ったのが痛かった。徐々に調子が出てきた相手に、要所要所でスーパーショットを決められて0-3で敗れました。

 練習では目を見張るようなプレーができるようになってきましたが、本番の試合になると結果的に雑なプレーに終始してしまいます。練習と試合のギャップが大きく感じられるのは、練習の取り組み方に問題があると考えるべきです。ただこういった内面的な課題は、自らの強い意志で克服するしかありません。ここらへんのステージで停滞するか、強い意志で更なる高みに進むのか。
'16 東京選手権
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