いわき−相馬ライン狛犬探訪旅行(1)

 99年10月20日・21日にかけて、福島県の太平洋岸方面を狛犬探訪しました。
 このエリアは初踏破。北茨城は狛犬率が低かったし、あまり期待はしていなかったのですが、そこそこの成果でした。

■賢沼寺(沼之内弁財天)

 ここは神社ではないのですが、巨大鰻がいるという沼が有名なので寄ってみました。まったく狛犬など期待していなかったのに、結果的には最初に立ち寄ったこの寺にいちばん古い狛犬がいたという嬉しい誤算。

賢沼寺  

↑これがいきなり見つかった安永2年。保存状態もよく、ちょっとした発見。







←腹の膨らみ具合、脚の細さなど、江戸後期のものとは明らかに違う造り。年代が古いわりには技巧的でもあり、ユニークな存在と言えるでしょう。


→それはそうと、この謎の物体は何? 軒下に放置されていた不思議な木彫り作りかけ?狛犬? それともただの犬?
謎の物体?

■Data:賢沼寺(福島県いわき市平沼ノ内)//ο建立年・安永2(1773)年3月。石工・不明。ο撮影年月日・99年10月20日。

■諏訪神社(平沼ノ内諏訪原)

 賢沼寺から1キロほど北上した場所にある神社。台座は大理石で昭和16年と刻まれていますが、上に乗っている狛犬のほうはもう少し古そうです。



↑やや平たい顔、太い眉、口の周りの髭、丸く大きな目……福島県太平洋岸の狛犬はこうしたタイプが多いようです。



↑奥のほうにもう1対いました。

■Data:諏訪神社:(福島県いわき市平沼ノ内諏訪原2丁目)//入口のほう:ο建立年・不明(台座には昭和16年の刻)。石工・不明。ο撮影年月日・99年10月20日。
奥のほう:ο建立年・昭和16(1941)年2月。ο石工・平市畔石。

next次へ続く

HOMEへ 狛犬ネット入口目次へ
狛犬かがみ全国書店にて発売中!
『狛犬かがみ A Complete Guide to Komainu』 全128ページ A5判 オールカラー(バナナブックス 2006年9月15日発売 1700円税込)
狛犬文化を体系的に解説・解明。全ページカラー。収録画像400点以上。日英両国語完全対応。日本が誇る狛犬文化・狛犬芸術の全貌を初めて全世界に発信! 詳細情報はこちら
アマゾンコムでの注文は→こちらから