秩父オオカミ巡り7
釜山神社(2)
5対目はいちばん新しいんですが、これだけ見たらオオカミだと言う人はいませんねえ。
DIY店のエクステリア売り場にでもいそう。
愛子様ご誕生記念ということで、全国で「愛子狛犬」はかなりいるのかもしれませんが、オオカミはここだけでしょう。
いや、多分これが日本一新しいオオカミですね。
で、阿像の股間にはしっかりシンボルが……。↓
6対目は大正12年のオオカミ。
拝殿のすぐ前にいます。河童顔とでも言うか……。
合計6対のオオカミ。三峯神社の10対以上には負けますが、堂々たるオオカミ聖地ですね。
データを下にまとめておきます。
■Data:釜山神社
1(参道入り口):
ο建立年・不明だが日露戦争直後
2(参道):
ο建立年・明治40(1907)年4月。ο石工・新潟県刈羽郡高?村矢代藤一。石工所 関根茂作 秩父郡大菅町
3(参道):
ο建立年・昭和51(1976)年4月17日。ο石工・中川石材店。
4(参道):
ο建立年・不明だが、いちばん古そう。
5(拝殿前階段前):
ο建立年・平成14(2002)年4月。ο奉納者・戸田市笹目3丁目竹間三郎(敬宮愛子内親王殿下ご誕生記念)
6(拝殿前階段脇):
ο建立年・大正12年10月。
ο撮影年月日・04年1月29日。
ここには稲荷神社も併設されているんですが、そこのキツネ2対が実にいい顔をしているので一緒に紹介しておきます。
下にいるキツネ(写真では上)はかなり古そうです。
さて、このへんで暗くなってきたので今回のオオカミ巡りも切り上げることにしました。最近は歳のせいか、頑張らないんですよねえ。残りは次回。
今回見落とした中では、簑神社の餓死寸前みたいなオオカミと、皆野町の椋神社にいる困った顔のオオカミは、次回ぜひ会ってきたいと思っています。
それと、両神神社、両面神社のオオカミも古そうなので、要チェックですね。
オオカミは秩父だけでなく、全国に散見されます。岐阜の飛騨一ノ宮・水無神社の狛犬も、狛犬と言うよりはオオカミではないかと思っています。宮司さんに訊いたのですが「え?」という反応で、全然興味がないようでしたねえ。
参考までに、最後に水無神社(岐阜県)の狛犬も載せておきます。1対は随身門内にいて木造。それをコピーしたと思われる石造りの狛犬が本殿前にいます。
石造りのほうは、昭和28(1953)年9月建立。高山市下阪彫 熊崎喜親と刻まれています。
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