格闘カードゲーム

よむやも

次の1手
 


 いかに相手の行動を読んで、いかに相手の隙を作って、いかに相手より早い攻撃を繰り出すか。
 読み(勘?)が物を言うカード式の格闘ゲームです。
 

★ 使用方法 ★
 WinIsd(P/ECEコミュニケータ)で"yomyamo.pex"をP/ECEに転送して、実行してください。
 タイトル画面で"EXIT"を選択すると終了します。


★ ルール ★ 
 1対1の格闘ゲームです。カードを選択して攻撃を行い、先に相手のHP(体力)を0にした方が勝ちです。

 攻撃にはそれぞれ発生するまでの時間――「前動作」カウントが決められています。1Pと2Pが同時に攻撃を開始した場合、前動作の短い方の攻撃が当たり、攻撃を当てられた方は「くらい」状態となり選択した行動はキャンセルされます。
 そして次の行動では、攻撃を当てた方はそれぞれの攻撃に決められた「後動作」カウント、当たった方は「くらい」状態の3カウントの隙(「足払い」、「投げ」の場合は「転び」状態の6カウント)が持ち越されます。つまり次の攻撃はそれぞれ、
    攻撃を当てた            後動作カウント + 次の攻撃の前動作カウント
    攻撃を当てられた    「くらい」状態の3カウント(6カウント) + 次の攻撃の前動作カウント
の時間が経ってから発生することになります。

 例えばゲーム開始直後、お互い隙の無い状態で1Pが「ジャブ」(前動作1カウント)、2Pが「アッパー」(前動作2カウント)を選択したとします。1カウントの時間が経ったところで1Pの攻撃が発生し、前動作状態である2Pにヒットします。1Pは1カウントの「後動作」状態、2Pは3カウントの「くらい」状態になります。
 次に1Pが「とびげり」(前動作3カウント)、2Pが「ストレート」(前動作2カウント)を選択したとすると、1Pの攻撃発生は1+3の4カウント後、2Pは3+2の5カウント後となり、再び1Pの攻撃が当たることになるわけです。

例1   →  例2   →  例3

 また攻撃以外に前動作カウント0の「ガード」があります。相手の攻撃発生に「ガード」が間に合えば、ダメージ(「投げ」以外)を受けることなく次の行動を隙0の状態で行うことが出来ます。

 他に細かな点を以下にあげます。
    ・「足払い」、「投げ」が当たると相手は転び、隙は「くらい」状態の3カウントではなく「転び」状態の6カウントになります。
    ・1Pと2Pの攻撃が同時に発生した場合相打ちとなり、それぞれダメージを受けます。状態は相手の攻撃によって「くらい」、または「転び」になります。ただし「投げ」は相打ちになることは無く、一方的に負けます。
    ・相手の攻撃発生と同時に「ガード」状態になったときもガードは成立します。
    ・「投げ」は「ガード」状態の相手にもダメージを与えられます。


 攻撃、ガードといった行動は手持ちのカードを出すことによって行います。プレイヤー毎に20枚あるカードはまず4枚ずつ配られ、行動選択時に1枚引いた5枚の中から選んで出していきます。
 20枚のカードはプレイヤーで独立していて、その中身は決まっています。内訳は「ガード」、「ジャブ」が3枚、他が2枚ずつとなっています。お互いのカードを混ぜたり、交換したりすることは無いので、一人のプレイヤーが「ガード」を4回出したり「投げ」を3回出したりすることはありません。
 20枚全てのカードを使いきっても決着がつかなかったときは、残りHPの多い方の勝ちとなります。


★ 行動一覧 ★

・ガード        3枚
    相手の攻撃をガードします。ガードに成功するとダメージは受けず、自分の隙は0、相手の隙は攻撃の後動作という非常に有利な状態になります。ただし、「投げ」には負けてしまいます。

・ジャブ         3枚        攻撃力5    前動作1    後動作1
    攻撃力はほとんどありませんので、主に早い前動作で相手の攻撃を止めるのに使われます。また当たった場合2カウント有利な状態になりますので、次の攻撃の布石にも使えます。

・ストレート    2枚        攻撃力15    前動作2    後動作2
    攻撃力、隙、どれもそこそこの攻撃です。当たればまだ自分に有利な状態が続きます。

・アッパー      2枚        攻撃力25    前動作2    後動作4
    後動作が長いためガードされると目も当てられない状態になるような攻撃ですが、出るのがそこそこ早いので使う機会は多いでしょう。当たっても少し不利な状態になるので、相手の攻撃がジャブ位だったら相打ちの方がましです。

・まわしげり    2枚        攻撃力25    前動作2    後動作2
    出るのが少し遅いですが攻撃力もあるし、当たれば有利な状態が続くのでうまく使っていきましょう。

・とびげり       2枚        攻撃力40    前動作3    後動作4
    前後の隙は大きいですが、当たれば大きい攻撃です。最後のとどめに使えれば後動作の長さは問題無いのですが。

・体あたり       2枚        攻撃力30    前動作4    後動作1
    前動作が非常に長い代わりに、後動作が短い攻撃です。ガードされても1カウントの不利で済み、当たればジャブと同じ2カウントの有利になります。

・投げ            2枚        攻撃力30    前動作4    後動作6
    相手のガードを読んで使いましょう。後動作が長いですがガードされることは無く、くらった相手は同じく6カウントの「転び」状態になるので次の行動に有利不利はありません。なお相打ちになることは無く、相手の攻撃と同時の場合は一方的にダメージを受けてしまいます。相手も「投げ」だったときは何も起こりません。

・足払い          2枚        攻撃力15    前動作4    後動作3
    当てることが出来れば相手は「転び」状態になり、非常に有利な状態になります。たとえ相打ちでも隙の差は同じになります。


★ 操作方法 ★
 方向キー               カードの選択
 Aボタン                 選択カードの決定
 STARTキー           メニューを開く
 SELECTキー         サウンドON/OFF

 ゲームモード
        VS  COM        コンピュータと対戦します。
        VS  MAN        人対人で対戦します。「1P TURN」、「2P TURN」と表示されたらそれぞれのプレイヤーがカードを選択し、
                             「BATTLE!」と出たら二人で結果を見てください。


★ 注意 ★
 このプログラムはフリーウェアです。配布・改造等は自由ですが、無保証です。


★ ありがとうございました ★
 このプログラムでは、月刊電脳倶楽部に掲載されたMSY.氏のフォントデータ、、松本健一氏の音楽データをP/ECE用に変換して使用させていただきました。
 作者の方々に感謝致します。
 


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