「太郎柿次郎柿」


お品書き

秋刀魚
稲荷寿司



柿羊羹
渋茶

『初ものがたり』第四話。

「太郎柿次郎柿」は兄が弟を殺す事件に
日動という霊感のある子供が登場したり、屋台の親父の謎が
少し明らかになったりというところ。

霊感・超能力があるための哀しさ・孤独感は
宮部さんのよく描いているところだが、
その登場人物をごくあたりまえの感覚で見守る役目の人が
ここでは屋台の親父と茂七親分である。
この二人の視線がとても暖かくてほっとするのだ。

茂七の家の庭にある柿がとても印象に残って、
柿が食べたくなった。

柿羊羹は自分では作れないので
デパートの全国美味いもの市で売っていた
奈良のものを使った。


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