平成14年9月号 第52号
オマタせ しました!
トシタローのリベンジ!
始まり 始まり
しかも オワリなし
子供しめ出し!
教員優先!寒風台小学校の場合
突然ですが、まずはお便りから。(^_-)
前略、市長選おつかれさまでした。
早速ですが、実は沢間さんに見ていただきたいものがあるのです。 市長選の討論会で、
沢間さんが児童・生徒のためにある学校の校庭に、教員が無償で自動車を停めている
旨、取り上げておられましたね。
やはり、そのような苦情が、市民からも教育委員会に寄せられているようです。
(苦情を送ったのは私ではありません)(別紙「だより」参照)
ここは「グリーンパーク」と呼ばれる子どもの遊び場だったところで、植物の栽培を行ったり、野球をしたりする子などがいたのです。
ところが、それに対し、学校側は改善するどころか、居直り、「だより」により校長が反論をしてきたのです。
読んでいただければおわかりのように、「受水槽」が増加しただの、「電車通勤」より安いなど、駐車代も支払わないで言いたい放題という感じです。
まず「受水槽」に関してですが、添付の「写真」の右の方に見えるように、これはほとんど場所をとっていません。(自動車1台分でしょう)
また、通勤手当云々の話も、市有財産を使用しておいて、支払うべき使用代金を考慮することなく、手当の金額のみで説明するのは自分勝手としかいいようがありませんよね。
東京都では、教員の駐車代を取っているようです。
ぜひ、市政に復帰された時には、この点を取り上げていただきたいと思います。草々
(お送りした私の文章や写真は掲載していただいてもかまいません)
まずは寒風台小学校に行ってみました。
グリーンパークはただの広場ですが、投書にある通り、元は子供の遊び場でした。
校内の通路も教員のクルマであふれていて、あれでは加害者が教員で、被害者で児童の人身事故がいつか起きるでしょう。
子供は急にとまれませんから。
受水槽も確かにクルマ1台分ほどでした。
さて、文中の「寒風台小だより」が同封されていました。
「校長にも三分の理」だってば。v(~O~)
「子供のためのグリーンパークに職員が車を置くのはおかしい」というメールが教育委員会に入ったという。
たしかに昨年までは 通路等の空いている場所 を使って駐車していた。
だが、昨年の工事で、学校が避難場所になった時、避難した人達に水を供給するための受水槽が作られて、車数台が入らなくなった。
また、年度末の異動で車通勤の職員が若干増えた。
結局その分の車がはみ出し、しかたなしに 子供の活動に一番影響の少ない場所 を探した結果が、今の場所。
「子供達より自分達優先で考えている」と思われているのなら、それはなんと悲しいこと。
寂しい限りです。
本校の車での通勤手当支給総額は1か月約6万円。
これを電車通勤に変えれば約13万円。
月に7万円の税金が使われずに済むとも考えられるが、これは詭弁かな。(校長)
空いている場所 や 子供の活動に影響の少な場所 ならいいってか!
ならば抜きます伝家の宝刀、住民監査請求しかありません。
松戸市監査委員御中 平成14年7月24日
松戸市職員措置請求書
請 求 の 要 旨
松戸市は市立校(小学校47・中学校21・高校1=計69)の用地管理が杜撰であり、
教職員が許可なく 駐車料金も支払わず 長年にわたり 通勤用車両を校内に駐車している。
正確な台数、及び得られるはずの駐車料金は不明であるが、1校20台として69校で概数1,400台、民間の駐車料月5,000円・年間60,000円として、本来なら市立校の教職員から徴収しなければならない平成13年度分84,000,000円を、松戸市長から松戸市に返還するよう求める。
同様に、全市有地の管理体制を見直し、無断かつ違法に駐車している教職員の車両を追放するか、駐車料金を徴収するかの厳正な措置を求める。
本件に関する事実
@ 市立校は市有地もしくは市管理地であり、許可なく、使用料を支払うことなく、第三者が継続的・定期的に占有する事は許されない(地方自治法第238条4の第4項)にもかかわらず、市立校では長年にわたり、
校長以下教職員が 市に 無断で 通勤用車両を 駐車 している。
A 児童・生徒の遊び場や教育施設を侵略しており、明らかに「用途又は目的を妨げない」限度を超えている。
(地方自治法第238条4の第4項)
教育委員会は、これらの事実を知りながら、長年にわたり放置している。
B教育委員会が調査しないため、正確な台数は把握できないが、「請求の要旨」にある通り84,000,000円を下回らない。
C市の関連施設内で事故が起これば賠償責任は免れないことから、違法駐車している車両の所有者及び台数を含む現状を把握・管理する責任が市にある。
D職員の駐車場を確保している市関連施設は他になく.たとえ市有地に余裕があったとしても職員の駐車を許可せず市民に開放し、職員には民間の駐車場を利用させるべきであり、実際、他の職員は全員そうしている。
E東京都では、教職員組合と話し合った上で円満に教職員から駐車料金を徴収している。
請求者 270-0002松戸市平賀218−19 (342)5700
沢間 俊太郎
地方自治法第242条第1項の規定により別紙事実証明書を添え、必要な措置を請求する。
地方自治法第238条4の第4項・・・
行政財産は、その用途又は目的を妨げない限度において、その使用を許可することができる
監査請求する場合、返還させる金額とその根拠を提示しなければなりませんが、そんなのないので、かわりに「事実証明書不存在理由書」を提出しました。
「違法を承知しながら放置している。そのため記録が不存在。都合悪いことは隠し、認めないのが教育委員会である」ってネ。
事実に逆らえる真実はない・・・もん!!
まぁ車両通勤者全員が常習容疑者いや犯人でしょう。
民間駐車場を利用しているのなら、契約書の写しを提示すればいいんです。\(`o'")
中部幼稚園と第六中、カラ出張と公金横領の監査請求は過去3戦3勝のパーフェクト、
今回も違法性に議論の余地はまったくなく、期待できそうです。うふ。
さぞかし校長たちは「またしても トシタロー!!」って、絶句していることでしょう。
返せ!固定資産税!
健康福祉会館の場合
監査請求はもう1本、20年間で50億円の不明朗契約、あの健康福祉会館です。
松戸市監査委員御中 平成14年7月24日
松戸市職員措置請求書
請 求 の 要 旨
松戸市は土屋亮平氏(市内千駄堀1825)と建築物賃貸借契約(健康福祉会館・松戸市五香西3−7−1他)を結んでおり、平成13年度分の基本賃料の一部として火災・設備機械保険料4,659,000円、修繕費24,704,000円、及び固定資産税・都市計画税19,673,976円を支払っているが、いずれも借り主が支払う必要のない経費であり、総計49,036,976円を松戸市長から松戸市に返還するよう求める。
同様に、契約自体が不透明・不自然であるので、土屋氏及び弁護士と協議の上、新たなる契約に変更するよう、厳正な措置を求める。
本件に関する事実
@平成10年3月31日、土屋亮平氏(甲)と松戸市(乙)との間に締結された建築物賃貸借契約書によれば、第11条で「甲が負担する費用」として「公租公課・各種保険料・修繕費」となっている。
A「基本的な賃料」の算定によれば、各種修繕費として年24,704,000円、火災保険料として年額4,659,000円が計上されている。(いずれも定額)
B修繕費は契約書の他にも「修繕費等負担区分一覧表」に細かく規定されている通り、火災保険料同様貸し主負担が当然である。
C平成13年度分の固定資産税・都市計画税19,673,976円を上乗せして貸し主に支払っている。
D両税は契約書第6条で乙の負担となっているが、乙は甲の徴税者でもあることから、実質上の固定資産税・都市計画税の免除であり、「法の下の平等」を定めた憲法第14条及び「納税の義務」を定めた第30条に違反する。
E全国どこの自治体にもこのような例はなく、本市でも他には21世紀の森と広場の駐車場のみであるが、内891uは土屋氏の所有である。
Fちなみに6月の市長選挙で川井敏久候補(現市長)が、本契約が締結された平成10年に引き続き、選挙事務所を設置したアルトピア駐車場も土屋氏の所有である。
請求者 270-0002松戸市平賀218−19 (342)5700
沢間 俊太郎
地方自治法第242条第1項の規定により別紙事実証明書を添え、必要な措置を請求する。
固定資産税を支払うのは大家さんです。
実際、契約書の第11条には「甲(土屋氏)が負担する費用」として「建築物及び敷地に課される公租公課」となっています。
ところが第6条には「賃料は敷地・建物に係る固定資産税・都市計画税の合算した額」とあります。
つまり、第11条で甲(土屋氏)は乙(市)に納税してから、第6条でそっくり賃料に上乗せして受け取るという、実に手の込んだ松戸式非課税措置になっているのです。(Y)o\o(Y) フォッフォフォ
第11条は、他にも施設賠償責任保険、建築物・機械設備の火災保険、さらに自然消耗などの修繕費が甲の負担になっていて、一方の乙は水道光熱費と保守点検費を負担すると規定されていますが、問題はAにある「基本的な賃料の算定」方式です。
工事費約20億円の1.2%にあたる24,704,000円が修繕費として、4,659,000円が保険料として賃料に加算されます。
これが毎年、しかも定額ときて、乙(市)から変更の申し出はできません。
火災保険ですが、契約書の第3条には「賃貸借の期間は平成10年から30年までの20年間」とあり、第18条で「解約できない」となっているので、保険を20年契約にすれば長期割引が適用され、12.7年分で済み、保険料を40%ほど節約できます。
これまた×4,659,000円×20年なのでバカにならず、34,010,700円にもなります。
金利ほとんどゼロの状況下で、20年がかりではあっても借り主が松戸市なら取りっぱぐれはなし、いざとなれば中途解約すりゃいいんです。
契約書に領収証確認義務はなく、市の担当課もメンドいのか遠慮しているのか、トボけた顔してバンバンバンです。
修繕費も同様です。毎年24,704,000円の定額制で領収証確認義務がなく、甲(土屋氏)の負担が定額を下回っても満額が支払われます。
第11条には続いて「甲・乙いずれが負担するか明確でない場合は、双方協議のうえ定める」とあり、万が一、甲の負担が定額を上回った場合に適用されます。
これまた年24,704,000円で、×20年ともなれば総額で5億円にもなるというのに、手を抜いているのか遠慮しているのか、何か特殊な事情(?!)でもあるのか、実際にいくらかかったかの確認をしていません。
つまり、下回った場合はそっくり甲(土屋氏)のフトコロに入るということになります。U^ェ^U ワン
なお甲(土屋氏)に過失や悪意や疑惑の類いはあり得ず、
すべての責任は血税意識がまるでない乙(松戸市)にあります。
贈収賄など、滅相もありません。多少、面妖なだけです。
もっとも問題なのは「基本的な賃料」設定の根拠です。
約20億円が工事費となっていますが、見積書や明細などの記録は何一つ残っていません。
なのに賃料が設定され「建築物賃貸借契約」というのに土地の固定資産税まで免除しています。
情報公開・説明責任・市民参加なしの逆三冠王、これでは何となくクリスタルな市政ですね!
ところで、あの甲子園と水上バスはどこへ行ったのでしょう?
▼ 契約書全文は ▼
http://www.asahi-net.or.jp/~dv8t-isz/99guest/mr_sawama/love48.htm
悲しき監査委員
校内横暴駐車ですが
東京都では組合と話し合い、相場の70%を教員が支払うことで合意しました。
今回の監査請求、多分本邦初デビューと思いますが、「許可制・有料にしてヤミ手当で補う」と見ましたが、そんなことは実はどうでも良くて、問題は校内で事故が起きた場合です。
子供が急に飛び出して教員がひき殺したとしたら・・・考えたくもありませんが・・・子供にも過失責任が問われます。
逆にクルマが傷つけられれば教員は烈火のごとく怒り、いきなり子供を殴ります。
「ここで遊んじゃいけないって言っただろうが!」
「もともとは子供の遊び場だろうが!」といいたいところですが、何しろここは松戸です。
な−に「笑って許そう、自分の違法駐車。厳しく追及、児童の責任」ですって。
人身はともかく車両事故は多いはずで、百歩譲って校内駐車を認めるなら、このあたりPTA総会でハッキリさせるべきです。
一方で、特別待遇・治外法権・既得権益を何としても死守したい教職員のホンネと、建て前の「主役は子供」との矛盾をどのように両立(?)させるかも注目されます。/(-_-)ヽ
健康福祉会館ですが
何が興味津々って、契約時の最高責任者は民生局長の中西務、これまた今の代表監査その人ときています。
偶然とはいえ、行司がフンドシを締めているんですから。
いや、被告が裁判官といった方がいいでしょうか?ヾ(^^)オイオイ
契約の不備を認めるわけにもいかず、市長の立場もあるし(カゲの声)、かといって周囲の目も気になるでしょうし。
お困りであろうことは、良くわかります。
市議2人(大川一利・杉浦誠一)は、6月の市長選で川井支持だったのはともかく、予算案に同意した前科があります。
ちなみに大川議員は食材を市に納品していますし、杉浦議員のお嬢さんは市役所にコネ採用されていたりして、どちらも川井市長に恩義があります。
残った川村幸信氏のみ過去のしがらみが一切なく、しかも本業は弁護士なので、専門家としての知識と経験を活かしてくれると信じています。
いくつか問題点はあるにしても、
契約は有効であるで一件落着でしょうが、
監査制度そのものも問われています。
外部監査にするしかありませんぜ、皆の衆。\(^_^)♪
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