平成14年4月号   第47号




市長が議員が職員が
やがて松戸を食いつぶす



第1部 市長編
 まずは、この8年間で松戸市が購入した土地をいくつかご紹介します。
平成6年に購入した大和銀行寮跡地は当時の購入価格18.3億円が今や8億円に下落、金利がこれに上乗せされて13億円の大損をこいています。
 生涯教育施設用地の筈なのに、初年度から落ち目の駐車場です。
 
 10年3月には、国から高塚診療所跡地.4億円で購入しました。
 今年1月から聖隷福祉事業団に貸していますが、いくら特養老人ホームに利用するとはいえ、一民間企業にたった13万円/月の賃料で30年契約という好条件です。 わざわざ買い取っての丸投げ、何かありそうです。
 
 同年12月には5億円本土寺参道を購入、1億円かけた2年がかりの整備もようやく終わり、すでに利用されていますが、8か所ほど木の根を避ける為に道幅が狭くなっている欠陥車道です。
 そもそもムリな計画、いつか事故が起きるでしょう。南無妙法蓮華経
 
 11年12月には、開発中の保留地を19億円紙敷土地区画整理組合から購入しました。
 この組合は実質上破綻しており、理事者らの土地はすでに仮差押えされています。
 契約書の第10条によれば、は1年間売却できず、第11条で金利と事務費さえ払えば組合買戻しできる特約がついています。
これは13年3月31日で無効になりましたが、第13条で売却して利益が発生したら組合還元するとなっています!!
 組合買戻し利益還元二大特約のおかげで地価が上がれば買戻し、下がればそのままシカト、売却して利益があがれば横取りできるという一方的な不平等契約です。
 しかも、それだけじゃありません。
 契約するには議員と有識者15人で構成される評議員会の承認が必要ですが、買戻特約は説明したものの利益還元特約には一切触れず、契約書も提示しないまま議決しました。
 この顛末を本会議で追及するぞとオドしたところ、マブチ・モ−タ−馬淵隆一社長に損得なしの2,058,453,181円で都合よく売れて、この特約もめでたく無効になりました。
 しかも土地の相当部分を公共施設用地(公園・緑地)として松戸市へ寄付するとのありがたい申し出つきです。
 密約?滅相もない!
 評議員にあの関川和則議員がいることとも無関係です・・・・多分。
 
13年3月には、障害者福祉施設用地4457u4億円で購入しました。
 北小金駅北口を降りて線路沿いに柏方面に400メートルほど坂を下り、左折すると右側にある市街化調整地域
9万円u坪30万円です。
 現在も「小金わかば苑」と「第2いぶきの広場」に活用されていますが、元はといえば畑にもならなかった遊休地です。
 
 つまり大和銀行寮跡地生涯教育施設を、高塚診療所跡地老人福祉を、本土寺を、紙敷保留地都市計画を、わかばいぶき障害者福祉をそれぞれ大義名分に、不要・不急の土地を不当に高い価格で地上げしているのです!
福祉と環境はカネになります!!
 逆らえませんもの。そして受益はホンの一部の地主に、負担47万市民に等しく強制されます。
 川井敏久が市長になってからの8年間に、松戸市土地開発公社が購入した土地は約100億円で、ほとんどが市街化調整地域というのに、これまた平均15万円u坪50万円の大盤振る舞いです。
 公社が取得した土地はいずれ公的資金を投入しなければならず、これが70億円ほどあって、さらに50億円メタンガス公園に投入されます。
 
 ゴミすて場として昭和51年から61年まで利用されていましたが、この間非課税措置は当然としても、その後も15年間継続して固定資産税が免除されています。
 昭和61年4月10日、埋め立て組合は「跡地は市で管理する。埋め立て未使用地については延長を認める」と決議し、「ついては区画整理事業が始まるまで固定資産税の減免」を要求してきました。
 これに宮間満寿雄元市長が応じるのは台本通り、組合はポロッと本音をもらします。
 「現在埋め立てはほぼ完了し、目下跡地整備計画は新駅設置を前提として区画整理事業の検討を進めている所でございます」
「埋立地は既に市街化地域に指定され、将来の発展は明らかと思われます」
「千駄堀埋立地権者一同の期待は大変大きいものであります」
 
 今回50億円で買収予定の元ゴミすて場のど真ん中をJR武蔵野線が貫通していて、新松戸駅と新八柱駅の中間のここに新駅が設置される筈でした。
 そこで区画整理して大もうけしようと企んだのは上記の文面から明らかですが、区画整理に欠かせない埋め立てを市にやらせた上に固定資産税を免除させ、さらに事業完了まで延長しろという厚かましさです。
 バブルがはじけ計画が破綻すると、今度は13年2月に「バブル経済崩壊後の経済状況、事業の採算性の面から区画整理事業の実施について断念する」ので「千駄堀ごみ埋立跡地については区画整理に変わる跡地利用事業の早期実施を強く希望します」と通告してきました。
すでに川井市長が公園化計画を発表し、共産党を含む全会派が理解を示しているので、
6月23日の市長選が最終関門です。
 
 川井候補が三選されれば77億円メタンガス公園が認知され、地主52人は25年間非課税の上に50億円のボロもうけです。
 本土寺の件は選挙前に告知されておらず、それゆえ問題があったことは川井市長も認めていますが、今回は堂々と政策の一つとして前発表済み、対してトシタロ−が断固反対となれば、実質上の住民投票といっていいでしょう。
 
 地主と土建業界すなわち旧住民に優しく、土地とコネをもたない新住民にキビしいのが歴代松戸市長の伝統で、松戸駅東口のイト−ヨーカ堂の進出が遅れたのも、地元の商店の要望を聞き入れ一般市民を無視した結果です。
 宮間前市長から川井市長へと律義に受け継がれ、このゴミすて場紙敷区画整理が市民への最後っ屁です。
 だから冒頭の見出しなんだってば!!
市長が松戸を食いつぶす!



第2部 議員編
諸悪の根源は宮間満寿雄前市長です。
 昭和48年、あの松本清元市長の急死を受けて助役から出馬、以降自社公民の義理選挙で当選を重ねました。
 しょせんは二流で小者のタナボタ市長ですが、常に過半数を確保する圧倒的強さに市議軍団は逆らえません。
 この成果の一つが576億円もの巨費を投入した21世紀の森と広場で、地主は市街化調整区域200億円で売れて、業者は仲良く談合して、どちらもボロもうけしました。
 市長天の声議員口利き、もしくは贈収賄があったかは不明ですが、現在でも市民にほとんど利用されていないことだけは事実です。
 唯一反対した共産党にしても、職場が確保されることから本気ではなく、受益は市長・議員とその周辺のごく一部に、負担強制的47万市民に押しつけられ、今でも90億円の借金です。
 
 昭和61年、宮間は大胆にも次男秀二を市の職員に採用、ならばワシらの息子を娘をと議員8人が後に続き、市長議員市役所私物化が完成しました。
 
 虎は死して皮を残す、前市長は森と広場二世職員を11人残し、議会を骨ヌキにした最後っ屁がメタンガス公園で、現市長が引き継いでの市民不在というわけです。
 この29年間、議会は市長をヨイショして、市長は議会の便宜を図るという相互不可侵条約が結ばれ、結構バランスが取れていました。
 共産党に対しても、職員の待遇を良くしていくことで顔を立てていたところに突如現れたのがトシタロ−です。
10年3月の辞職勧告決議が全会一致だったのも納得です。
 公金横領本土寺も、各会派は深く追及して市長をこまらせるようなヤボはせず、お互いの友情を確認しあって平成元禄猿芝居は終演しました。だから言ったでしょ!
議員が松戸を食いつぶす!



第3部 職員編
 社長が総会屋(!)と手を結べば、定年間近の重役は逆らえません。
 ヒラ社員がやる気をなくすのも当然で、合法的にオコボレを要求するようになりました。
 4人に1人もの管理職や各種ヤミ手当がその象徴です。
 公金横領の大野勝司の父親も市職員でしたが、議員以上に二世職員が、夫婦はさらに多いのが現実です。
 これに対して人事課は「把握してない」とのこと、数えきれない程いるのでしょう。
 市長議員職員がそれぞれ親子夫婦でからみあってコネをむさぼるとなれば、優秀な人材が集まる筈がなく、真面目な職員の士気が低下するのも当然です。
 それをなだめる為の職員優遇政策が次々と実施されました。
 
 在職中はヤミ手当(管理職・残業・住居・調整など)と昇給期間短縮で生活を保障、定年前に辞めれば早期退職特例措置で、定年退職者には再任用制度で老後をしっかり支え、さらに障害者雇用で万全です。
 市役所には一級障害認定の職員が3人いますが、これがまたすべて内臓疾患、何てことはない、大病を患った職員が職場に復帰しただけです。職員は長期病休後も安心でしょうが、これでは障害者雇用促進にならず、逆に採用枠を奪っているのだからヒドいものです。
 
本来ならたしなめる立場の市長議員にしても、我が子をコネ採用させていて何も言わず
市民不在相互不可侵条約はここでもシッカリ調印されています。
 
 こうして市長議員に逆らわず、その一方で自らの身分を確保する職員のしたたかさ、その努力が実って、今や課長以上は議員より高収入です。
 「どうせ市民のカネ」が三者のホンネ、真に松戸を憂う良識派の職員は環境汚染で絶滅寸前、議員はそもそもゼロ、市役所が「市民の役に立つ人のいる所」なんてウソばっかりです。だから言ったじゃないの!
職員が松戸を食いつぶす!



トシタロ−の政策

メタンガス公園  いらない!

 だってごみすて場に77億円
 地主52人ボロもうけ 業者談合

隠ぺい工 全員クビ!

 犯罪告発条例制定(職場内の違法行為は上司に告発)
 市長の責任を明確にする

本土寺参 参道税新設

 入園料500円に20円課税
 参道整備は観光客から

入札方 ネット入

 指名辞めて完全競争
 許さない 談合・口利き 天の声

議員定 46から

 枯れ木も山のにぎわい 平均年齢57才
 おたっしゃクラブじゃない

職員削 500

 4500から4000へ

 民間委託でワークシェアリング

ヤミ手 見直  

 調整手当 基本給に10%上乗せ
 残業手当 時給2800円
 住居手当 27000円


公立保育
 民営

 保育料下げ 時間延長
 職員優遇で毎年赤字26億

印鑑証 値下

 300円から200円に
 カード発効で時間外営業



 これに対して川井候補は、当選後ただちにメタンガス公園を予算化します。
 隠ぺい工作には最高でも停職4か月の処分済み、本土寺参道には5億円を奉納済みです。
 入札方式議員職員ヤミ手当公立保育所印鑑証明もこのまんまです。はい。
 これだけはっきり政策の違いがあると、これはもうフツ−の市長選挙じゃありません!
 
第一回松戸市住民投票です!
しかもトシタロ−任期4年間で実行できなかったら
辞任する
という品質保証付きです!
 
 4年後までこのHPをとっといてください。動かぬ証拠ですから。
あいLOVEまつどは5月・6月も発行、市長選青春のすべてをかけます。




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