wingのベスト5歌謡曲

メインは洋楽なのですが、子どもの頃はこんな“女の哀愁”が感じられる唄が好きで学校の帰りみち、友達とよく歌ったものでした。もちろん詩の意味などわからなかったと思いますが。by wing

1 砂漠のような東京で/いしだあゆみ 橋本淳/中村泰士 1971
wing:

妹さんも一時歌手でしたが、なかにし礼さんと結婚したのですよね?
クールファイブの「東京砂漠」も好きです。

ターミー: 妹さんの石田ゆりは、Wingさんのおっしゃる通り、「悲しみのアリア」という筒美京平/なかにし礼コンビの名曲を残し、礼さんと結婚しました。お姉様とはちょっと顔だちが違い、若い頃のピーターに似ている?美人です。
テリー: 「あなたひとりのしもべとなって、夜も寝ないで女のまごころ、私は私はつくすのよ…」
歌詞だけだと演歌ですねえ(笑)でも、あゆみさんが歌うと実にクール。逆に、こんな歌詞も信用してしまえるから不思議。でもこの歌詞、女性にとっては屈辱的な面もあるのでは?
伽 羅: 「東京砂漠」がお好きとな?!と喜んでしまう私...。
やっぱり東京というところは砂漠のように乾いたところなんだべか...。

アブラヤ:

…んだ、伽羅しゃん。
東京さ云うところはよぉ〜、どうやら砂漠のように乾いたところなんだべよ。

2 終着駅/奥村チヨ 千家和也/浜圭介 1971
wing: ローマのテルミニ駅に行ったときに、映画の「終着駅」の舞台だと思いながらも、この歌を口ずさんでしまい同行者に笑われました。
伽 羅: ローマで奥村チヨですか!それはすばらしい。この歌自体が、かなりの名曲だと思います。現在もお美しいチヨさん(ふふッ)は、確か、初めて聴いたときにこれは売れるっていう確信を持ったと聞いたことがあるような記憶が...。
テリー: と、いうと、その同行者の方も、映画とこの曲を両方知っていたんですね。
すごく粋な笑いですよねえ。その瞬間もお二人の関係も、うらやましいです。
わたしも大好きな曲。ヨーロッパのメロディーです。
ターミー: 奥村チヨは、この唄がきっかけで、浜圭介と結婚したんじゃなかったっけ?
この唄もいいけど私はやはり、<<抱き抱きしてね〜>>の「恋の奴隷」みたいな濃い奴が、らしくて好きです。

アブラヤ:

…んだ、じゃなかった。そうですよね?ターミーさん。(^^ゞ
私もどちらかと云えば、濃いの…もとい、恋の奴隷が好きだったりします。
しかし、この曲を聴いていると落ち葉の舞う、寒々とした駅の風景が浮かんできますよね。

3 京都慕情/渚ゆうこ 林春生/ザ・ベンチャーズ 1970
wing: 「京都の恋」でしたっけ?サビが、’苦しめないで、ああ、責めないで、別れの辛さ知りながら...’のほうなのですが。たしかベンチャーズが作曲したと思うのですが...
私は当時TV番組をもって人気だったモンキーズだとばっかり思っていました。
テリー: はい、「京都慕情」で結構です。ベンチャーズの、やはりノーキー・エドワーズのメロでしょう。日本的なメロですが、やはりロカビリーの乾いた匂いもします。いいとこ取りの名曲ですね。ベタベタした最近のド演歌とは立脚点が違います。
ターミー: あはは、モンキーズは受けました。(^^)
これ、ベンチャーズが日本歌謡の独得の音階である四七ぬきのメロディを使ってヒットさせた名曲です。川口真のアレンジも秀逸。
伽 羅: この歌は懐かしのなんたらで聴いたと思いますが...わ、忘れています。
ベンチャーズって日本に来たことはあるんでしょうか?
アブラヤ: あのね〜伽羅しゃん、毎年決まったように日本に出稼ぎにくるミュージシャンの事を、口の悪い人は「まるでベンチャーズのような季節労働者だな。」と言っているそうですよ。
しかし…最近の渚ゆうこさんは、豪徳寺辺りでカラオケの指導をしているそうなのですが、先日テレビに出ていた彼女は、立派な御婆様と化していたのでありました。(^^;)

4 初恋の人/小川知子 有馬三恵子/鈴木淳 1969
wing: 私も当時似たようなショート・カットをして親近感を持っていました。(自分ではセシル・カットのつもりでしたが)恋人といわれたレーサーが事故死した後出演した、夜のヒットスタジオで泣きながらこの唄を歌ったシーンは、今でも覚えています。
テリー: 「そよ風みたいに〜」という歌いだし、「野ばらをいつも両手に抱いて」というサビ…でしたっけか?(違ったらごめんなさい)その後、彼女も強くなりました。
いつぞや某教団のデモ行進に参加していました。
ま、これ以上のコメントは控えましょう(笑)
ターミー: テリーさん、はい、その歌です。これ、有馬さんの詞がとてもいいんですよね。
<<ゆうべのことは もう聞かないで>>が「ゆうべの秘密」ですね。
「夜スタ」のこの出来事は、小川知子号泣事件と言われ、相前後して奥村チヨや中村晃子も番組で泣いて、司会の前田武彦は泣かせのマエタケと言われました。
アブラヤ: そうか…wingさんはセシル・カットをしていたのですね。
しかし恋人(たしか…河合稔でしたっけ?)を亡くした小川知子さんは「悲しみよこんにちわ」だったのである。(T^T)
そうそう…私は「夕べの秘密」なんかも、結構切なくて好きな曲だったりします。
伽 羅: セシル・カットといえばセシルカットブルース。ではなくて。
夜のヒットスタジオって、けっこうバラエティな歌番組だったのですよね?
(で、この歌については?...す、すびばせん)

5 純愛/片平なぎさ 山上路夫/三木たかし 1975
wing: これだけ時期が少し後になりますが、当時「愛と誠」などもはやって、「私も何もかも捨てられるような恋がしてみたい」などと夢見ていたのでした。
アブラヤ: おおっ!私もwingさんと一緒一緒〜!
しかし、何もかも捨てるには、何も捨てるモノなど無かった私でした。トホホ…(苦笑)
テリー: ああ、いましたいました。目の大きなひとでしたよねえ。今では女優さんでときどき出てますね。曲は、うろ覚えですいませんが、マイナーキーのほの悲しい感じではなかったかしら。うーん。私の頭の中では、芳本美代子とがぶってるかもしれない。目元がにてません?
伽 羅: テレビの「愛と誠」最終回の時は、観たいなあと思いながらも自転車に乗る練習をしてました。当時ビデオなんてなくて(少なくとも家には)、でも練習もやめられなくて。
どうでもよかったですね。片平なぎさの歌って、全然知りません。
ヒロシ〜私の手を...ってのしか...(爆)
ターミー: 確かに片平なぎさはヒットに恵まれず、歌手としては印象薄いですよね。というよりも伽羅さんのいう通り「スチュワーデス物語」の義手の仇役のときが余に強烈で.....。
テリーどん、芳本美代子の結婚してからの憔悴した表情をワイドショーで見て、その落差にびっくりしてしまいました。

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