桜井のベスト5歌謡曲

 私の人生(そんな大袈裟なもんじゃないが)のポイントを彩ってくれた思い出の歌達です。

1 雨/三善英史 千家和也/浜圭介 1972
桜井: ♪あンめにーぬれながーらー♪よく口ずさんでいましたが、きちんと音程とるの、結構難しい曲です。この曲がきっかけで私は音楽関係の職についたのかも。
(オフレコでお願いします・・・私は調律師です。)
テリー: 個性的な声とマッチしたいい曲でしたね。そのあとの「円山・花街」も好きでした。
歌ってる本人は体弱そうでしたね。ユンケルとか差し入れたくなっちゃった(笑)
伽 羅: 人生、何がきっかけになるかわかりませんね。
今ふと口ずさんでみましたが・・・。いい歌ですね。あらためて・・・。
ターミー: う〜ん最近お見受けしませんね。しかもこのタイプの唄い手さんもめっきり少なくなりました。この歌ある意味じゃ、70年代にしか受け入れられなかった、時代の歌と言えるかも知れませんね。
  アブラヤ: そうですね。ターミーさんの言うように、90年代も終わろうかという現在では、多分ヒットしなかったでしょうね。そう云えば暮れのレコード大賞か何かで、賞を貰って泣きじゃくる森昌子さんの傍らに寄り添って、一緒に「せんせい」を歌ってあげた彼の姿が大変に印象に残っています。

2 さらば涙と言おう/森田健作 阿久悠/鈴木邦彦 1971
桜井: 「ぅおぇーい!よしかーくん」で有名なドラマ"俺は男だ"の主題歌。
俳優歌手にありがちな"上手くない歌手"だったけど独特と言うか、個性的と言うか。
これがきっかけで私が剣道を始めたのは言うまでもない。
ターミー: 「友達よ泣くんじゃない」(72)は、オリコン2位の大ヒットだったけど、モリケンで1曲選べとなれば、やっぱり「さらば涙と言おう」ということになるんですね。
役者としても、どうしても「俺は男だ」になってしまうんだろうけど、私は、「砂の器」での駆け出し刑事役も意外とよかったなと思ってます。
アブラヤ: そう云えばドラマ「俺は男だ」のタイトルバックにて、砂浜に首まで埋まった森田健作氏の素っ頓狂な表情がやけに印象に残っています。(笑)
テリー: 森田さん。やはり今でも朝5時におきて走っているそうです。ホントかな?
でも、よしかーくん、なんで当時の高校生がアイラインばりばりだったわけ?

伽 羅:

偉くなったんやね〜、みたいな。考えてみると、「森田健作」って、当時知ってたのかどうかの記憶がないです。でもこの歌はわかります。

3 せんせい/森昌子 阿久悠/遠藤実 1972
桜井: 高3トリオで一番歌が上手かった。でも、クラスで百恵淳子ファンを尻目に昌子ファンだと言うのは何故か勇気が必要だった。もちろん私の初恋は隣のクラスの担任だった。
伽 羅: 昔は、御三家とかなんとかトリオとか、必ず言ってましたね〜。先生に初恋かあ。
「小学生くらいの男の子」が美人の先生に初恋っていうのは「あり」って感じですね。
女の子が、っていうのは、初恋というより高校生くらいで、卒業したら結婚する的なイメージになっちゃいます。
テリー: ああ、昌子ファンは通です。勇気がいるかも知れない。イガグリ頭でコスチュームもなんか変だった。でも目がいつもうるんでてね。そこが女っぽかったですよ。
ターミー: たわし頭が直ったのはいつ頃かな。「中学三年生」の頃にはショートヘアだったしな。
あまり女を感じさせない人だったけど、森進一との結婚が決まってからは、グッと女性らしくなってやっぱり恋は女性(ひと)を変えると思わせたね。
アブラヤ: たしか彼女は「スター誕生」の第一回目のグランプリ受賞者だったのですよね?
因みに彼女を始めとした「中三トリオ」は、私と同学年なのであります。(それがどうしたって?ほっといてくれ!)

4 高原列車は行く/岡本敦郎 丘灯至夫/古関裕而 1954
桜井: これ音楽の授業で習ったんです。
その頃思春期でヤケになったり反抗したりで自分でもどう仕様もなかった時、この曲で吹っ切れた。どうしてなのかは今も謎。爽やかさに圧倒されたのか・・・。
ターミー: 桜井さま、この歌、灰田勝彦ではなく、岡本敦郎だったので訂正しておきますね。
この歌、私も好きです。ひとそれぞれに人生の応援歌って、あるものですよね。
それを聴いたら、また明日から頑張るぞと思わせる歌ね。私はね.....今は小沢健二の「強い気持・強い愛」かな。(うへっ、また関係ないコメントだあ)
伽 羅: 教科書の歌も馬鹿にできませんね。ところでどんな歌でしたっけ?
高原列車はラララララ〜行くよ〜ってやつですか?
アブラヤ: 私もどんな歌だったかチト思い出せないのですが…(苦笑)
でもフト耳にした音楽で救われる事ってありますよね?
私にもそんな歌が沢山ありますが…ハテ、アブラヤの思春期ってもう終わったのかな?
テリー: 吹っ切れた気持ち、なんとなくわかる。圧倒的に脳天気でさわやかで、ある意味純粋。
そういったものに触れると、自分がばかばかしくなりますよね。これも歌の力でしょう。

5 メリー・アン/アルフィー(現ジ・アルフィー) 高見沢俊彦・高橋研/
高見沢俊彦
1983
桜井: 生まれて初めての大失恋。何を見ても何を聞いても涙が出て仕方がなかった。
病気以外で物が食べられなくなる事を知った。
顔をぐちゃぐちゃにしながら♪メリーアーン、メリーアーン♪って何度も歌った。
思えば不気味な光景。
テリー: 思春期に出会った歌は一生もんですよね。それは後から理屈がつけられない。
ですから私も、いつもの屁理屈を書くのをやめたいと思います。はい。
アブラヤ: テリーさんの言うことに全く同感なのであります。
ってな訳で、私も色々と能書きを垂れるのはやめようと思います。<_o_>
ターミー: 私は、「ジ」が付く前のアルフィーが唄った「夏しぐれ」が大スキです。
考えてみれば、彼らも息の長いグループですね。
伽 羅:

これ以降のアルフィーの快進撃が思い出されますが・・・。
何を見ても何を聞いても涙が出るというのはよくわかりますが、私は「病気になっても」食べられなくならなかったので・・・。

(昔ガッちゃんみたいと言われたのは、それを見抜かれていたからか・・・)


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