“どんてんごう”のベスト5歌謡曲


1 傷つく世代/南沙織 有馬三恵子/筒美京平 1973
どんてんごう: 森高千里は「17才」はカバー出来ても「傷つく世代」のカバーは出来ない。
南沙織の他に誰があの♪だめね、だめね、私だめね、かわいそうに♪を、あんな風に歌えるだろう。あのパンチ(死語)のきいた歌は衝撃的だった。カバーできるとしたら昔の林寛子くらいか?ちなみに実は「ひとかけらの純情」の方が好きだったりするのだが。
テリー: カバーできない…か。いえてるなあ。声量やパンチでいうと広瀬こうみあたりかな。
いやダメだ!「あの愛しさ、このはなかなさ…」のところ、たたみかけるリズムと、舌ったらずさと…。うーん、唯一無二!
伽 羅: どんてんごうさんのおっしゃること、とっても納得。
歌手になるべき人ってこういう人でしょうね。
ターミー: う〜ん、こんなにまで皆さまに愛されているシンシアなのに、最近のなつかしのアイドル云々の番組に、昔のビデオとかでもほとんどそのお姿が出てこない。
今みても鮮度は全くおちていないはずだじょ。(若い人に動いてるとこ見せたいなあ)

アブラヤ:

しかし、昨晩テレビのクイズ番組に天知真理が出演していたのですが…う〜みゅ…。(笑)
正直な気持ち、今となってはシンシアにもテレビ等に出て欲しくないと思っています。その面影は、当時の彼女を知る人達全員の胸の中で、永遠に輝き続けて欲しいっす。(-。-)y-゚゚゚

2 ドール/太田裕美 松本隆/筒美京平 1978
どんてんごう: 松本隆はこの頃何曲か「ドール」という言葉を主題にして詞を書いているが、これは一つの完成形だと思う。ちょっと派手なアレンジは「日曜日はストレンジャー」(石野真子)などと同じく、アイドルの歌はアレンジでごまかすということなのかな?
この歌から感じる港町の哀愁は「横須賀ストーリー」(山口百恵)などからも感じられる。
伽 羅: ああ懐かしい〜。ドールを選ばれるとこがシブイですわん!
他のドールな歌はどんなのがあったのだろ〜?
ターミー: どんてんごうさん、歌謡曲を真面目に考察されているのが、大変うれしい。
この曲、太田裕美としては最後の歌謡曲っぽい歌って感じですよね。
私は初期の彼女の一連の歌が好きですが、この曲も好きだな。
テリー: ほんとに研究をされていますね。ミーハーでもマニアでもなく「歌」を追ってるのが嬉しいです。確かに派手なアレンジ。この曲、スピードを落として、もっとごりごりしたロックのアレンジでもイケルと思う。メロと詞は、もう言うことないっす。もちろん歌手もね。(はぁと!)

アブラヤ:

ありゃまっ!!ドールでっか?はて…どういう歌でしたっけ?(^^;)
どんてんごうさん、本当に御免なさい!しかし…1978年っていうと…あれ〜?(^^ゞ

3 流れ星/香坂みゆき ?/?
どんてんごう: 多分だれも知らない歌。僕も1、2度しか聞いたことがない。でも、♪きぃ〜み〜流れ星に乗ってみたぁいかい〜?♪というフレーズは今でもたまに口をついて出ることがある。
同じように誰も知らないだろうけれどたまに口ずさむ歌に、「寒い国から来た女」(中原理恵)、「TOKIO通信」(MANA)、「赤い傘」なんてのがある。
最後の「赤い傘」なんて歌ってる人も忘れた。(2代目バスボンガールの2人組?)
♪レッド・アンブレーラー、ブルーの街にあかーいかさ♪って歌なんだけども。
ターミー: ん?4曲も入ってて、どれにコメントをつけたらよいのやら。(^^)
ま、いいや、とにかく歌を楽しんでらっしゃるのが、いい感じだす。
伽 羅: わはは「多分だれも知らない歌」ですか。確かに知りませんけど〜(^^;)。
でもそういう、ちょっとしか聴いたことないけど、っていう歌ほどもう一度聴きたい気持ちがつのります。
テリー: わはは…!知らない〜!これは愉快愉快!やっぱマニアックだ〜!(笑)
マナは知ってます。細野さんの「Yellow Magic Carnival」は名曲だすな。
アブラヤ: わはははははは…なんか今日はお手上げ状態が続いております〜。(^^ゞ
ところでテリーさん、「イエロー・マジック・カーニバル」は名曲だよね。(o^^o)
この曲が収録されたキャラメル・ママの『ティンパン・アレイ』は死ぬほど聴きまくりましたよん。「チュ〜チュ〜ガタゴト75」も大好きだにゃ〜。(脱線したまま…)

4 生きがい/由紀さおり 山上路夫/渋谷毅 1970
どんてんごう: 彼女の歌は「挽歌」「恋文」「ルームライト」「手紙」「ゆらゆら」と良い歌ばっかりだが、あえてこれを選んだ。この歌、実はすごく怖い。前半、幸せな二人暮らしの情景が描かれたと思ったら、曲の後半でそれが彼女の想像(あるいは回想)とわかる。
彼女はそれを想像ではなく事実として認識しているのかも知れない。しかもそれを生きがいにしている女。怖い。ホラー小説になってもおかしくない。
もろにホラーな歌としては「子供が見ていた」(荒木由美子)なんてのもあった。
テリー: むむ…歌詞をよく読めば、そのとおり恐いのだった!フロイト・ユングの深層心理学の世界なのだ〜!メロもいいですよねえ。サンレモ音楽祭風。そいうえばシャンソンやカンツォーネは流行らなくなりました。ヴォラーレ!
ターミー: この間、「ふたりのビッグショー」で田端義夫さんと出演されてて、この歌や「手紙」「ルームライト」も歌っていましたが、由紀さん、正統派歌手にしては、わりとメロディやリズムをくずして歌うんで、画面の下に出てくる歌詞を見ながら一緒に歌ってた私は、ついていくのがやっとだった。
伽 羅: この前の二人のビッグショー観たかったな〜。恐いネタとしても興味深いですッ。
アブラヤ: 成る程…。そう云われてみればチト恐くなってきたから不思議だ。(^^;)
しかし、作詞を担当していた等の山上路夫氏などは結構そこまでは意識して書いていなかったりするんだと思うんだけれどもな〜。だって前後の脈絡のない歌って沢山ありませんか?

5 あざやかな場面/岩崎宏美 阿久悠/三木たかし 1978
どんてんごう: この頃、4分の3拍子の曲を出すとコケる、というジンクスがあるとかないとか聞いたような気がする。「乙女のワルツ」(伊藤咲子)とか。でもこの歌はいいです。
伽 羅: きれいなタイトルですね。歌自体は知らないんですけど、
今も、いい歌歌ってほしいです(って私が知らないだけかも〜;;;)
テリー: もう一曲ヒロリンのワルツでは「好きにならずにいられない」という名曲があります。
ターミーさん、こっちは作詞作曲誰だっけ?
ターミー: 「いきがい」のホラーの話をここでするのも恐縮ですが、宏美さん、結婚生活で苦労されたのか、最近のお顔だち、ちょっと怖い...。
(ボカッ、スカッ、ドスン! ← ファンに殴られる)
アブラヤ: あ〜あ…またしてもお手上げ状態なのである。(苦笑)
やはり親父世代の私にとっては、リアルタイムで聴けた1970年前後の歌謡曲が守備範囲じゃなかろうか…。(^^;)


6 寒い夜明け/郷ひろみ 楳図かずお/筒美京平 1978
どんてんごう: なんといっても作詞が楳図かずおでっせ。
あと、郷ひろみでは「真夜中のヒーロー」なんかも好き。
伽 羅: 楳図かずおさんですか!グワシとかぎやつ!!とかは...入ってないんだっちゅーの。
時節柄、今年の流行語を入れてみました。
ターミー: このころの楳図かずおさんの漫画には、よく歌謡曲を歌うシーンが多かった。
ホラー物(またこの話)よりもナンセンスなギャグものの方が面白かったよね。
おっと、ここは歌謡曲の話するサイトだったが、ま、いいか。
アブラヤ:

でも「蛇少女」等の恐怖漫画を、幼少時にしっかりと刷り込まれた私としては
ギャグ漫画だと分かっていても安心して読めなかったばい…。(笑)
そうそう「びちぐそロック」なんて大ヒット曲??も有りましたよね?
しかし…またしても歌謡曲の話しが出来なかったにゃ〜。(^^;)

テリー: 東京時代、神田神保町で楳図せんせ本人を見たことがある。83年ごろかな。太い横縞の囚人服Tシャツに、真っ赤なオーバーオール。にんじん娘のトシちゃんみたいだった。
それであの顔でしょ? もー恐い恐い…(^^;;)

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