“みうら”のベスト5歌謡曲


1 俺達の旅/中村雅俊 小椋佳/小椋佳 1975
みうら: やっぱりこれが私の青春です。胸キュンです。ちょうどドラマが終わってすぐに上京したので、井の頭公園(ロケが多かった)に何度か足を運びました。また主人公になりきって都内を下駄履きで歩いたものです。岡田奈々の「おにいちゃん」もかわいかったなー。
ターミー: 何を隠そう、私の長男は主人公のコースケ(実際はカースケとあだ名でよびあってたけど)から名前を取ったのですよ。毎週、番組の終わりに「青春とは・・・云々」とその週のテーマが字幕で出てきて、うんうんそうなんだよなとか思って見てた。
その時にかかる<<♪た〜だ、お前がいい〜>>って曲が、カタルシスだった。
テリー: ターミーさんも私も大好きな名作テレビドラマの主題歌ですね。
もうこのへんの青春群像は、私もあこがれまくりました。東京の学校へいくことになったとき、きっとこんな世界が待っているんだ!と期待した。
現実はもちろん違って、当時は男はサーファー、女はハマトラ。軽い軽い。
そのなかでも長髪にジーンズの上下で通しましたよ私は。おかげで十指にあまる失恋(涙)
アブラヤ: むむむ…、テリーさんは十指にあまる失恋ですか?私は指が何本有れば足りるだろ?(笑)
あ、そうそう、私の友人にも中村雅俊にかぶれていた男が一人いましたが、ヤマハの生ギターを四六時中抱えて、あちらこちらで自作の曲を弾き語りしていましたっけ。
話しが変わるのですが、初めてのデートで井の頭公園に行ったカップルは必ず別れるという伝説を知ったのは何年前だったのかにゃ?(^^;)
  伽 羅: この歌いい歌ですよねえ。ドラマの内容はよく覚えてないけど、観てた記憶はあるなあ。
雅俊さんの歌はこれが一番好きかも。岡田奈々さん、いつまでもいつまでも若かったですよね。うらやましいったら(^^)。

2 さよならをするために/ビリーバンバン 石坂浩二/坂田晃一 1972
みうら: 池袋のスナックで生バンドで初めて友達と歌った曲。(当時はまだカラオケが流行っていなかったと思う)ちょっとリッチな気分でした。後でマスターが「ハモっててうまかったよ」といってくれたが、メチャメチャに上がっていた二人は音が外れていただけでした。

  伽 羅:

生バンドってすごいですね。気持ちよさそう!ハモリといえば、ライブの後の打ち上げ(バンド以外の友達も来た)で軽く歌ったら「今ちゃんとハモれてたやん」って・・・本番では失敗してたのか?
ターミー: TV番組(「二丁目三番地」だったか「三丁目四番地」だったか、多分前者)の主題歌で、これで石坂さんと浅丘ルリ子さんとが結婚するきっかけになったんじゃなかったけか?
石坂さん優柔不断で優しい青年の役柄だったような記憶があります。
テリー: ところが何故かこっちのドラマは覚えていないんだなー。石坂さんが作詞ですか!
字余り絶叫型か四畳半めそめそ型か、そのどちらかが多かったフォークの中で、ビリバンはメロディーがあった。この曲もリチャード・グレイダーマンみたい。

アブラヤ:

おおっ!その番組は何故か私も覚えてますよん。(o^^o)
たしかビリーバンバンは、この曲を年末の紅白歌合戦で歌ったように記憶しています。
因みにビリー@兄の方は、現在テレビ埼玉(ローカルだにゃ…)で毎週月曜夜8時から放送されている「素人のど自慢」の司会進行を、あの青山孝氏の後釜として頑張っています。

3 傘がない/井上陽水 井上陽水/井上陽水 1972
みうら: さもありきたり?の内容の歌詞をこんなにも重々しい曲に仕上げた逸品。
他に 「人生が二度あれば」「小春おばさん」などもいい。
ターミー: 『氷の世界』は、当時としては衝撃的だったよね。この「傘がない」も、イデオロギーから自分の世界に重きをおく三無世代、シラケ世代の愛のかたちを普段使う言葉で表現してたのが、新鮮だった。その後の陽水さん、独得の歌詞(言語明瞭意味不明)で新境地を開いたけど、初期作品の明瞭な詞にも怪しさが漂ってて、よかった。
テリー: うん。三無主義。確かにそうだわ。でもその果てに、暗さともどかしさと、破滅の予感さえ感じます。行かなくちゃ、でも傘はない。雨の中おろおろと、それでも前に進ませられた。
その結果が、最近の少年犯罪だ、というのは、また得意のこじつけか?
伽 羅: 陽水さんって詩人ですよね。この歌は詞だけ歌本かなにかで見て知ってたんですが・・・。時代をきっちり切り取ってますよね。

アブラヤ:

うんうん。彼の描く一種独特なニヒリズム(ってでも云えば良いのかな?)とシュールな世界って、当時は未だ高校生だった小生にとっては結構衝撃でした。この曲も勿論なのですが他にも同時期「東へ西へ」に於ける、♪(満員電車で)倒れた老婆が笑う♪という表現には正直言って「う〜む!彼はただ者ではないっす!」と感嘆したように記憶しています。

4 ひとりぼっちで踊らせて/研ナオコ 中島みゆき/中島みゆき 1979
みうら: 私が東京を後にする時に同僚が開いてくれた送別会で歌った曲です(; ;)
伽 羅: 泣かせる歌を歌ってくれる人がいるんですよね。大切な想い出の曲なんですね。
彼女の歌はカラオケで歌うとひたれます。(カラオケボックスよりスナックかな?)
ターミー: 最近の研ナオコさん、カドが取れてて、でもときどき出すギャグっぽい表情が好きだなぁ。海外旅行等の特番とかで見せるいたずらっぽい顔を見ると、思わずこちらもニヤッてするもん。歌の方も、提供するアーチストに恵まれてて、いい味出してるよね。
テリー: 歌とバラエティー・キャラクターのギャップが激しい研さん。確かお子さんは1人でしたよね。このキャラクターに中島みゆきをぶつける事を提案したプロデューサーってすごい。
掟破りだが、やさぐれた声と不美人な(失礼)ところが見事にマッチしていますね。

アブラヤ:

たしか彼女はデビューする前に、日比谷スカラ座の切符売り場で仕事をしていたそうな…。
ひょっとしたら中学時代に足繁く通った、その映画館にて彼女と接近遭遇した事も有ったかも知れないにゃ〜。(ありゃまっ、また脱線気味ですね…失礼しました。)この曲は知らないのですが、中島みゆきさんが提供した曲って事で言えば♪かもめはかもめ〜♪や「愚図」なども彼女の書いた曲ではありませんでしったっけ?(間違っていたらごみん…)

5 旅の宿/吉田拓郎 岡本おさみ/吉田拓郎 1972
みうら: ギターで唯一オリジナルに近い状態で弾けるようになった曲。
調子に乗ってハーモニカもホルダーに付け、完全コピーを図ったが、手と口の神経が独立出来ずに才能の無さを思い知らされた。他に「夏休み」なども素朴でいい。
伽 羅: 情景が浮かんできます。もちろん詞の力が大きいのでしょうが、声とか歌い方に風情を感じます〜。拓郎さん、歳とともに好き度が増してきます。
ターミー: この曲は「新譜ジャーナル」や「GUTS」等で、必ずマスターしようという触れ込みで、たびたび楽譜が載ってたよね。よく考えるとこんな唄がNo.1ヒットになる時代、それがやっぱり70年代なんだなあと思う。それから、みうらさんの選外の4曲は私も好きで、「サルビアの花」、「さとうきび畑」なんかは、深夜放送でよく聴いたにゃあ。
テリー: 何でも「マーク2」の時は、拓郎自ら組織票を大量に投入し、ラジオのリクエスト1位を「つくりあげた」んだそうな。でも、この曲は正真正銘の大ヒット。日本情緒と程良いエロス。この文学的な世界は、我が国フォークの一つの金字塔だすよ。キンキは、そのへんわかってるのかなあ。ま、本人もテレビじゃ最近軽いからいいか(笑)
あ、みうらさんの選外では森山良子さん好きです。「ざわわ、ざわわ」ってやつですよね。
アブラヤ: しかし…「新譜ジャーナル」に「GUTS」なんて随分と懐かしい響きダスね〜。
かくいう私も実は、大昔に弾いたことがありますよ。たしかEmで3フレット辺りにカポタストしてプレイするのではありませんでしたっけ?(笑)
当時(1973年?)吉田拓郎の『元気です』は同級生達の間で大人気だったように思います。
あ、それから良子さんの「ざわわ、ざわわ」は、私も大好きです。(o^^o)

5曲では選曲がなかなか大変でした。結局自分の思い出と結びついた曲を選んでしましました。
選外「サルビアの花」もとまろ・「わかれ」因幡晃・「恋人よ」五輪真弓 「さとうきび畑」森山良子(by みうら)

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