間賀 凛のベスト5歌謡曲

なにせ、当時はガキンチョだったので歌詩の意味など理解できるはずもなく、率直な当時の印象を書き綴ってみました。作者名を書いていますが、当時は、まったく気にしていませんでした。by 間賀 凛

1 横須賀ストーリー/山口百恵 阿木燿子/宇崎竜童 1976
間賀 凛: この曲は小学生の頃、昼休みの学校放送で流れていました。
この曲を聴きながら、小学2年生の私は「この曲が”ナツメロ”になる時があるなんて信じられない」と生まれて初めて思った事をおぼえています。
テリー: う〜ん、確かに校内放送でかかったらぎょっとするかも。清純派から本格派への転機になった歴史的名曲。これっきりと解っていても抱かれる(おおっ!)最近の夜ドラみたいな濃厚な歌詞のせいか、官能が先走る。本人のキャラも、今考えると濃かった。
とろんとした目、少し厚めの唇がとてもセクシーなのは、アブラヤさんと同じですね。
アブラヤ: 正直言って此の時代の私は、既に歌謡曲から気持ちが離れて久しかったのでしたが、この曲は流石に強烈な印象として心に残っていますが、因みに唇は私の方がセクシーです。(^^ゞ
何て云えば良いのだろうか…周りのスタッフ達から与えられた曲を、只単に無難に歌うのではなく、(リアルな)彼女の存在が我々リスナー達に「おや、この娘どうしたの?」と感じさせる程のインパクトが鮮烈に届いた、まさに記念碑的な作品ではないのでしょうか?
(当時の)彼女のスピリットは、まさにロックだったと思います。
伽 羅: 子供心にもかっこいい歌でした。
B面、♪ゲームイズオーバー私にはそう聞こえたの♪っていう歌詞のある歌じゃなかったですかね。
  ターミー: <<これっきり これっきり もう これっきりですか>>て、やつですね。
学校放送で、これを流すなんざなかなか粋な学校ですね。
私は、小学校の昼の放送委員のとき、岡林信康の「友よ」をかけて顰蹙をかったことがあります。ところで、76年の百恵ちゃんは「赤い運命」「赤い衝撃」「風立ちぬ」「春琴抄」と百友コンビ旋風が吹いた年でした。

2 やすらぎ/黒沢年男 中山大三郎/中山大三郎 1975
間賀 凛: 父のレコードコレクションで知った曲。
ジャケットの黒沢氏が渋すぎる!!。
この曲を歌って似合うような年齢になってしまいました。

  ターミー:

おっ、黒沢年男は「ほいほい」初登場ですね。演歌系と思われていますが、昔の映画「エレキの若大将」でのエレキ 合戦の場面では、サイドギターを弾いている(ようには見えないけどね)チョイ役で出ていたことが、印象に残ってます。
あ、それとこの方の歌で忘れてはならないのは、あの「時には娼婦のように」(78年)と言うことになるんでしょうね。
伽 羅: うーん。妙にタイトルに覚えがあるような気がするんですけど、わからないです。
「時には娼婦のように」のインパクトが強すぎですかね〜。
アブラヤ: むむむ…知らないな〜!!(^^;)1975年ですか?因みに、当時の私は高校2年生だった筈なのですが、その頃は既にロックにカブれまくっていたので、生憎と(アイドルではない)黒沢氏の曲は私の耳に留まりませんでした…ごめんなさいです。<_o_>

テリー:

林寛子のだんなは…違う人でしたね。失礼しました〜(爆)

3 サウスポー/ピンクレディー 阿久悠/都倉俊一 1978
間賀 凛: 王選手が僕たちのヒーローだった。その大打者に戦いを挑んだ女性投手の物語。
当時大人気だったピンクレディーのコンサートの躍動感は今も、心に刻まれています。
隣の席に座っていたキャンディーをくれた知らない女の子。元気でいるかなぁ・・・。
テリー: 今20代後半〜30前後の人なら、みんな歌って踊れるピンクレディー。
歌詞の元ネタは水原勇気?実は私の個人的弱点がこの年代。
一時洋楽オンリーで、歌謡曲なんて「けっ!」とか言ってた。青い時代もあったのよ。
ターミー: ピンクレディー絶頂期の歌ですね。
ちなみに78年4月3日のオリコンベスト5は1位がこれ、2位「微笑みがえし」、3位「時には娼婦のように」(お、黒沢がここにも)、4位「迷い道」、5位「カナダからの手紙」。
こうやって曲を並べてみると、不思議とあの頃の時代というか息吹というかが思いだされるなあ。
伽 羅: 懐かしいですね。踊りたくても、必ず二人要る振り付けでしたよね〜。
アブラヤ: ところで貴方はミーちゃん派?それともケイちゃん派?
当時の私達の間では挨拶代わり?に、このような質問が毎日のように飛んでいたように記憶しています。因みに私はミーちゃんが好きでしたよ。(o^^o)

4 喝采/ちあきなおみ 吉田旺/中村泰士 1972
間賀 凛: 元ネタはアメリカ映画「スター誕生」だと知るのは、ずーっと後になってからのこと。
当時は、イントロの部分のマンドリンの音色が気に入って、口でよく真似てみたモノです。
伽 羅: いい歌です。いい歌手です。...コロッケのモノマネのせいで...。
もちろんモノマネは笑って見てましたけど(^^;)。
ターミー: ちあきなおみさんは、やっぱり天才と言っていい方ですね。
この曲を唄っているときのあのぐいぐいと引っぱり込む様な迫力は、尋常ではありませんでした。
アブラヤ: いやまったく同感でありますが、ドラマチックな内容の歌でしたよね?
彼女もかなり歌の世界に入り込んで歌っていたのではないでしょうか・・
テリー: そうねー、このひともキャラが濃ゆいから(ころっけのせいで…笑)
どうしてもあの顔が出てくる。顔で歌うひと。
個人的には「無駄な抵抗やめましょう」とか、そっちのほうが…(笑)
あとは、何と言ってもジャズ。英語で歌ったアルバムってないのかなあ。

5 およげたいやきくん/子門真人 高田ひろお/佐瀬寿一 1977
間賀 凛: 近所のレコード屋2件を回ると、1件では「入荷未定」。
もう1件では「夕方100枚入荷予定。予約受付中」と言うことで、予約して、夕方にオヤジと取りに行ったのを記憶しています。
子供にもわかりやすい歌詩。なんか、最後の部分は泣いてしまいました。
B面で「なぎらけんいち(健壱)」の名前を知りました。
今から思えば、お子さま番組の主題歌がベストテンに入ったのは、この曲と最近の「ポケモン」の主題歌位ではないでしょうか?。
伽 羅: 涙出ますよね。人生の悲哀が描かれています。
でも海で釣り上げる前にぶよぶよになっちゃうよね〜とか釣ったって、食べるわけないよね〜とかつい雑念が入ってしまうのでした...(ごめんなさい)。
テリー: あたしは「仮面ライダー」と「ガッチャマン」で名前と声は知っていたけど、まさかあんなお顔とは…。低成長期の日本の閉息感を無意識に象徴した歌という見方は、あまりに頭でっかちでしょうか?
驚異の売り上げの何パーセントかは、窓際のおとうさんが買っていったせいかも???
アブラヤ: たしか…この曲がヒットしていた頃には、あのイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」も毎日のようにラジオから流れていたと記憶しています。そして当時の文化人達が両方の曲に於ける社会的考察?などを、したり顔して語っていたのが印象に残っていますが、どちらも悲しい歌なのです・・・
ターミー: 「ほいほい」では、「木綿のハンカチーフ」の1位を阻んだ、歌として登場しました。
確かにこの曲の爆発度は凄かった。<<まいにち まいにち ぼくらはてっぱんの>>を毎日毎日聴かされ、頭がウニ状態になったものです。
そして子門真人さんのあの赤みがかったお鼻が妙に頭にこびりついています。

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