Kensakuのベスト3歌謡曲


1 シンデレラ・ハネムーン/岩崎宏美 阿久悠/筒美京平 1978
Kensaku: 歌、演奏とも完璧なプロダクションだと思います。
シンコペーション入れまくりのアレンジもすごいが、それを見事に歌いこなしている彼女の歌唱力というのも特筆に値する。今でも彼女のことは好きです。
筒美先生はやはり天才作曲家で編曲家でプロデューサーです。
伽 羅: テリーさんがよろこぶ〜(^^) 。同感です〜。京平先生は天才です〜。
岩崎宏美さんは、んも〜ホントに歌上手ですし!!
テリー: どディスコ路線まんまんなかの初期のヒロリンも支持者がおおいですね。
しかし、この曲はコロッケの顔まねのイメージが頭にやきついちゃって笑ってしまいます。
気を取り直して本家のCD聴いたら、別な理由でまた笑ってしまった。アレンジが。
やはり今となっては、ちょっと恥ずかしいフィーバー・アレンジかなっと。(笑)
ターミー: この曲を最後にいわゆるディスコ系のポップス路線から、しっとりとした歌へ志向が変わっていってしまうのは、時代の流れでしょうがなかったのかも知れませんが、最近テレビに出てきても、初期の歌をあまり唄ってくれないのがちょっと淋しいですよね。「ロマンス」「センチメンタル」「ファンタジー」「未来」と続いたラインナップは今聴いてもスゴイ。

アブラヤ:

ファッションなんかでも感じることなのですが、ちょうど一昔前のモノは見るだけで恥ずかしくなってしまうという事がありますよね?しかし私の知っている娘さんは、彼女の母親が若い頃に来ていたコートが「格好良い〜!」と言って、颯爽と得意になって着こなしているようです。例えば70年代後半に隆盛を極めたベードラべた打ちのディスコサウンドなどは、格好悪いと言ってしまえばその最たるモノかも知れませんが、ひょっとしたらあと数年したらまた来るかも知れないぞ〜。宏美ちゃんカムバック!(o^^o)

2 あの素晴らしい愛をもう一度/加藤和彦と北山修 北山修/加藤和彦 1971
Kensaku: イントロのギターに参りました。後年、石川鷹彦さんがTVで秘密を明かしておられました。当時、自分で弾くことは無理でした。ドラムのような音は実はスチール椅子の座るところを叩いていたということを、加藤さんがラジオで話されたのを聞いたこともあります。
ターミー: 「フォークル」の三人は、ホント才能豊かでしたよね。特に北山修さんは、パックイン.ミュージックで深夜DJをやってて、当時の彼の考え方や生き方に共鳴した若者も多かったと思う。確か今は、京都か大阪の医大の教授か精神科の開業医さんですよね。「青年は荒野をめざす」を聴いて五木寛之の世界にも憧れた若きガキンチョのターミーです。
アブラヤ: 私も最初に聴いたときにイントロのギターには吃驚した記憶があります。たしか後年、あのチューリップの「サボテンの花」のイントロでも、やはり12弦ギターのアルペジオを多重録音して、この曲に相通じるようなサウンドを再現していましたよね。そうか、やはり生ギターの達人でおられる石川鷹彦さんがプレイしていたのですか。
しかし、現在スピッツなんかを好んで聴いている人達にも是非聴いて貰いたい作品だと思います。今だからこそ、この普遍的なメッセージを(若者達へ)もう一度…。(o^^o)
伽 羅: 神戸の震災復興を願ったコンサート(泉谷しげるさんが発起人で浜田省吾さんとか吉田拓郎さんとか稲垣潤一さんとか山本潤子さんとかが出てました)でみんなでこの曲歌ったんです。永遠の名曲ですね。

テリー:

ああ、向こう物のカントリーとかブルーグラスの乗りですね。
でもこの曲は、そのアレンジをとっぱらっても、良いメロだと思いますよ。
歌詞も純粋だし。こういう世界もあったのです。(しみじみ)

3 結婚しようよ/よしだたくろう 吉田拓郎/吉田拓郎 1972
Kensaku: 加藤さんのアレンジが斬新です。アコースティックのボトルネックを入れたり(当時のエレック盤には「ボルトネック」なんてクレジットされてたけど)松任谷さんのハーモニウムとか林立夫さんのパーカッションなど。
伽 羅: 通でいらっしゃる〜。奥さんが森下愛子さんだったとは知りませんでした。
てっきり一般人かと思ってたので・・・。
お正月の番組では壊れてらっしゃいましたね(笑)。
アブラヤ: ははは(笑)ボルトネックですか?きっとセットネックではなかったんでしょうね?
そういえば彼の最初の奥様は、あの六文銭で紅一点の歌姫だった四角佳子さんだったのですが、因みにこの曲は彼が彼女に向けた求愛のメッセージソングだったそうな…。
所謂ニューファミリーなる言葉が出てきた頃のラブソングだったように思います。
ところで松任谷正隆氏と林立夫氏と云えば、あのフォージョーハーフですよね?
しかし、彼をとおしてディランを知った若者達も沢山いるのではないでしょうか?(o^^o)
テリー: これまたカントリータッチのアレンジですね。言わずと知れた名曲ですが、当時大学生ぐらいだった世代の人には、この曲はどう受け止められたんでしょうか? ちょっとカマトト(死語)の歌詞は、当時のスタイルの一つではあったんでしょうけど。ううむ。
ターミー: 岡林信康や加川良たちのメッセージフォークの流れを支持する当時の学生には総スカンを喰って、方々のフォークコンサートで帰れコール受けてた。
そんな時でも、拓郎はお前らウルサイ!と怒鳴りながらも「マークII」を唄ってたのを覚えてます。最前列の席でシンナー入りのビニール袋をもってラリッてた長い髪の女性(すごく奇麗な人だった)、今はどうしてるのだろう。


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