“ジェノバの謎”のベスト5歌謡曲


1 本牧メルヘン/ 鹿内タカシ 阿久悠/井上忠夫 1972
ジェノバの謎: 僕が歌謡曲の詞に興味を持つきっかけになった曲。「本牧で死んだ娘は鴎になったよ」というフレーズは最高だ。米軍キャンプがあった頃の本牧(知りませんが)が目に浮かぶようだ。
伽 羅: この曲はぜひ一度聴いてみないといけませんね〜。
関東の港町というのはこう・・・しぶいですね。
テリー: この曲は何度か投稿がありましたね。その後私もラジオで聴いたはずなんですが、いまいち記憶がはっきりしません。男らしい声で、3連系のリズムの曲ではなかったですか?
ターミー: 鹿内タカシも不思議な存在。
歌手や俳優としては印象が薄いんだけど、何故か顔は鮮明に覚えてる。
  アブラヤ: 鹿内タカシって、元々はロカビリー歌手として昭和30年代にデビューして、あの尾藤イサオ氏や内田裕也氏と同期だったそうですよね。一時はテレビドラマなどで悪役として御活躍されていたと記憶しているのですが、私もターミーさん同様、一件恐そうな彼の顔だけは鮮明に覚えております。しかし作詞が阿久悠さんだったのですね…ハードボイルドだにゃ〜〜。

2 夜間飛行/ ちあきなおみ 吉田旺/中村泰士 1973
ジェノバの謎: 一番好きな女性歌手がこの人。やはり出だしの「最後の最後まで」という部分のメロディーとヴォーカルは最高でしょう。
伽 羅: いい感じのタイトルです〜。一番好きな女性歌手ですか〜。見る目があるって感じですね!
ターミー: そうそう、その「最後の最後まで」が、この曲の白眉。ちあきさん、「喝采」があまりにも有名だけど、初期の「四つのお願い」や「X+Y=LOVE」路線も又、そこはかとなくいいんだ。
テリー: しかしレコ大を取った歌手は、その後は大ヒットには、あまり恵まれないような気がします。歌も曲も良いのに売れない。なんとなく「お高い」印象がついてしまうんでしょうか……。

アブラヤ:

成る程、「お高い」印象かぁ…。レコ大受賞歌手といえば中森明菜さんも此処最近はパッと
しないですよね。またかつてのように第一線に復帰してほしいですわ。

3 海辺の石段/ジャッキー吉川とブルーコメッツ なかにし礼/井上忠夫 1969
ジェノバの謎: 妖しげな琴の音、不気味な女性コーラス、自殺を連想させる詞、GSというよりウルトラホラー歌謡と呼びたい。
伽 羅: わははは、ウルトラホラー歌謡!!!大ウケ。ぜひ聴いてみたいです。
テリー: ほう!これは聴いてみたいですね!タナトス(死・破壊へのあこがれ)を連想させる歌って、60年代末〜70年代初頭には結構ありましたね。「アカシアの雨がやむとき」西田佐知子とか、典型だと思います。
アブラヤ: たしか、私が小学校5年生の頃にヒットした曲だったと記憶しているのですが、実は大好きな
曲でした。よく登下校の際に口ずさんでいたと思うのですが、悲しきかな…今では、出だしとサビの部分しか歌詞が思い出せないから不思議。でも、そんな恐い歌だったかなぁ?

ターミー:

「ブルーシャトウ」以外にどんな歌知ってるかと言われれば、とっさに出てこない。後に岩崎宏美がリメイクした「すみれ色の涙」とかは後知恵で、リアルタイムでは知らない。「ブルーシャトウ」はレコード大賞とってるからどんなにヒットしたかと思ったけど、調べてみたらら最高14位。「さよならのあとで」が最高3位。途中で奇っ怪な路線へと行ってしまったGS界の重鎮。よく考えると不思議なグループだ。

4 サハリンの灯は消えず/ ザ・ジェノバ 若木香/北原じゅん 1968
ジェノバの謎: サハリン研究家の僕としてははずすわけにいかないので。やはりあの気合のこめかたは聴いてる僕らを気分爽快にさせてくれます。
伽 羅: ううむ、サハリン研究家ですか。興味深い・・・。それでジェノバの謎さんなのですね。
テリー: これもそのスジでは有名な曲のようで、いわゆる「レアな」曲だそうです。私も聴いているはずなんですが、ううむ……。ちなみに私の両親は樺太からの引き揚げ組なんです。
アブラヤ: う〜む…タイトルもアーティストも初めて聞く名前ですわ。でも1968年ですよねぇ…多分
曲を耳にすれば何処かで聴いているかとは思うのですが、分かりませんっす。m(__)m
あ、因みに私の誕生日は2月7日なのですが、何故か知らねど随分前に「北方領土の日」と
なったようです。はて…この日は北方領土とどう関係しているのでせうか?(・_・?)

ターミー:

ザ・ジェノバ、よく知らないのですが、サハリンがらみで「さよならサハリン」てのも唄ってる。今やサハリンがどこにあるのか知っている若者がどの位いるだろうかなんて思うとちょっと寒々しくなる。(←コメントが苦しい(^^;)

5 私は忘れない/ 岡崎友紀 橋本淳/筒美京平 1972
ジェノバの謎: 最後にアイドル歌謡からひとつ。このほのぼのとした感じ最高です。
日本に生まれて良かったとつくづく思います。
伽 羅: 日本に生まれて良かったとまで思えるような曲があるのですね!素晴らしい・・・。
ターミー: 98年に京平ボックスで改めて聴いて以来、ず〜っとマイブームの曲です。
太田裕美さんと双璧と言っていい、友紀さん独得のファルセット唱法が心地よい。私も日本人でよかったなぁ。(^^)
アブラヤ: うん。日本人に生まれて良かったと、言えるって本当に素晴らしい事ですね。(o^^o)
そうそう!若い頃の岡崎友紀さんは、本当に綺麗でしたよね。まるで天使のようでした…
全盛時代のキョンキョンもたしかに可愛かったが、友紀さんはもっと可愛かったのだ。

テリー:

あ、これはわかります。よかったですね岡崎友紀さん。「ファーストラブ」「黄色い船」「恋のマリオネット」みんないい。でも私のなかでは女優さんとしての彼女の可愛さが根強く残っていますね。「おくさまは18歳」での「あーん、もうっ!」と鼻を鳴らすしぐさ。子供心にたまらなく可愛いかったです。

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