一連の動きにソフトバンク(ヤフー)が登場したことは別に驚くには値しない。フジはライブドアを嫌っているのだから、他のネット企業をと考えれば、仕方のない一手だろう。
ライブドア、フジ事件の勝者がどこであるかは、部外者には関係のない話である。問題は、どこがネットや放送の大手であり続けるのかということである。それによって、日本のこれらの分野の地図が塗り変わると言うことである。
ネットでは今のところ、たしかにヤフーは大きい存在だが、これからもそうである保証はない。ヤフーがいいというが、どこがいいかというと、早く始めたからという程度の理由であろう。実際、サイトのデザインは、以前より改善されつつあるとは言え、今でもコンピュータおたく的な色合いが残っている。一方、ライブドアも急速にデザインを変え、内容も変えつつあるが、「細い」感じは否めない。
テレビ、ラジオ、新聞などがネットをどう使いこなすのか、またネット企業が、どうこれらを取り込んでいくのか、変革はこれからである。
(2005/03/25)
|