ブルーム・ボール [BROOM BALL] ってなんじゃらほい?

ブルーム[Broom]は「箒(ほうき)」でボール[Ball]は「球」。「箒球」なんですが、早い話がブルーム・ボールとはスニーカーで行うアイスホッケーです。
リンクはアイスホッケーと同じ、ルールもほとんどアイスホッケーと同じですが、ホッケースティックのかわりにブルーム(昔は本物の箒を使ったらしいですが、今はもちろん専用スティック)、パックのかわりにゴムボール(直径15cm)、そしてスケートのかわりにゴム底の専用シューズを使用します。それが何を意味するかおわかりでしょうか? スケートができなくたって大丈夫、滑るのではなく、氷の上を走る。つまり誰でも簡単にアイスホッケーと同じようなプレイを楽しめるというわけです。

ブルーム・ボールは1900年代初頭にカナダで生まれ、カナダ、アメリカを中心に、ヨーロッパやオーストラリアでも行われています。日本では1983年、カナダ大使館を通じて東京で最初にプレイされ、現在では北海道でも盛んに行われています。というか、日本ではもはや北海道の方が中心です。世界大会も開催されており、1998年のイタリア大会では日本代表チームは出場3回目にして初の1勝を挙げて大喜びしたそうです。よかったね。そして2000年のビクトリア大会では、MIX部門においてJAPAN-Aチームが四位入賞(2勝3敗1分)を果たすという快挙を成し遂げました。ほんとによかったね!! また、いつとは言えないものの冬季オリンピックで公開競技となる可能性も高まっているそうです。正式種目となるにはまだまだですが……。

公式の試合は1チーム6人、試合時間は前後半15分〜20分の2ピリオド制、カテゴリーとしては「男子」「女子」「MIX」がありますが、「MIX」は男女同数(3人ずつ)がリンク上にいなくてはなりません。ボディコンタクトのあるスポーツで男女が同じフィールドで同じルールで戦うのはブルーム・ボールだけらしいです(が、世界は広いですから他にもあるかもしれない/タッチラグビーには男女混合カテゴリーがあることが判明)。

東京リーグは年に3回のカップ戦を中心に活動しております。いろいろと事情があってたいてい特別なローカル・ルール(人数とかリンクの広さとか)の下で試合を行っていますが、基本的にやってることは同じです。
ま、そんなとこです。
(その後の展開・東京リーグは諸般の事情により活動休止中です。ブルームボールについてのお問い合わせは日本協会の方へどうぞ → 日本ブルームボール協会HP )


なるほど。
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