1.リウマチの発症(1994年) 2.プレドニン服用(1995年) 3.専門医との出会い
6.リウマトレックス服用
4.抗リウマチ薬用と脱プレドニン 5.アザルフィジンEN服用
(2001年)
(2000年)
(1996年)
リウマチ日記
1.リウマチの発症
*どうしても信じられなかった慢性関節リウマチの診断
1994年12月
35歳から趣味で習っていたピアノ。 
楽器店で教えながら、レッスンに励んでいました。
初めての発表会を目の前にして、左手の小指が痛くなり、シップや塗り薬でおさえていましたが、だんだんひどくなり、病院で診てもらったら、リウマチとの事。
まさか・・・、信じられませんでした。

私のまわりには誰もリウマチの人はいません。
知っているのは本で見る進行した人のこと。不安でした。 
ともかく、最初ボルタレン25mg1日3回服用しました。 
しかし、胃が痛くなりロキソニンに変更。
その頃には、左ひじも痛くなり、体もだるくてしかたがありませんでした。
結局、ロキソニンでは、だるさとしびれが取れず、ボルタレン坐薬50mg、1日2回使用。
坐薬が効いている時だけ動くことが出来ました。
1995年 1月
お正月を過ぎた頃から、坐薬を入れていると普通に腕を使えるようになったが、こんなに強い薬をいつも使っていてもいいのかな?心配になってきました。
そこで別の病院で診てもらったら、”リウマチとはいえない。
坐薬を使うほどのこともないのでは・・・。”と言われ、安心しましたが、もしほんとうにリウマチだったら、痛みを我慢することで悪化するのではないか?と心配になりました。
(後で考えると、痛み止めを飲んで診察に行ったので、押さえられてもひどい痛みはなく、炎症反応も出なかったのではないかと思います。)

はじめに診てもらった医師に正直に話しました。 
すると「大学病院で診てもらって、リウマチではないと言われた患者を、今までたくさん診ている。でも、ひどくなってからでは遅いんだ。」と言われました。

でも、私としては、どうしても信じられません。
実のところ、右ひじもだんだん痛くなり始めていたけれど、左腕をかばうからだと思っていました。 
そこで、半分リウマチではないかもしれないと思いながら、薬だけはきちんと使っていこうと決心しました。
薬の副作用よりも、リウマチのほうが怖かったのです。
今から考えると、自分勝手に判断したり、医師を信じきれず、かなり悩んでいました。薬の副作用とリウマチの進行、両方怖かったのです。
でも、最初にかかった医師に、はっきりリウマチだといわれたことで早くからしっかり炎症を抑えることが出来、ひどくならずに済んだのではないかと思っています。

仕事場の隣が整形外科だったので、毎日リハビリの温浴に通えたこと、
痛いときはすぐ診察が受けられたこと、何事もすぐに相談することが出来たのでよかったと思っています。
そして、痛みをひどく感じないで仕事を続けることが出来たことを、ありがたく思っています。

最近、リウマチの人たちのお話を聞くと、私の悩みは、かなり贅沢だったと思いました。
いろいろ治療をしても、進行を抑えられなかった人たちが、たくさんいることを知りました。