免疫調整剤
免疫抑制剤
最近の新薬
抗リウマチ薬とは
抗リウマチ薬は免疫に関係する細胞に働きかけ、異常になった免疫系を元の状態に戻して、病状の進行を止める薬です。

抗リウマチ薬には、免疫調整薬と免疫抑制薬があります。

服用を開始してから、治療効果が出るまで1〜3ヶ月かかりますが、効果が出ると、しばらく寛解状態が続きます。
ただし薬により、特徴的な副作用が出ることがありますので注意が必要です。

患者により、特定の薬に反応しない人もあるので、試行錯誤を繰り返しながら、最も適した薬を選択することもあリます。
副作用も、人により出る人と出ない人があるので、その薬が患者さんに合うかどうか検査して注意します。

免疫抑制剤を早期の関節リウマチに投与すると、将来の関節破壊が防止できるといわれています。

最近、新しい薬の開発が盛んに行われています。
免疫調節剤
免疫の働きの異常を改善します。
関節やリンパ節、骨髄などにある程度たまらないと効果がなく、あまりたまりすぎると副作用が出ます。
金製剤………注: 文字用の領域がありません!
シオゾール(注射薬)
副作用; 腎臓障害・肝障害・血液の障害(白血球減少・血小板減少)
間質性肺炎・脱毛・金アレルギーによる皮疹・視力障害・口内炎
リドーラ(経口薬)
注射剤に比べて効き目は弱いけれど、副作用の発現も少ない。
副作用;下痢。腎臓障害、皮疹は注射剤より少ない。
メタルカプターゼ・・・一般名 D-ペニシラミン
金製剤と同等の効果が期待され、副作用は金剤より強く出ることがあるが、経口投与できる。効果の発現は金製剤より早く、1ヵ月半ほどで効いてくる。
服用は食間が原則(体内の微量元素成分が欠乏し、味覚障害が出るため)。
ビタミンB6を壊すのでビタミンB6剤を併用する。
副作用;
金製剤ほど強くはないが皮疹や皮膚のかゆみがでる。
腎臓障害・骨髄の障害から来る血液障害(血小板や好中球の減少で生命の危険を伴うことがある)
味覚障害・胃腸障害。そのほか自己免疫病。
リマチル・ブシラント・ブシレート・・・一般名 ブシラミン
日本で開発された比較的新しい抗リウマチ薬で、副作用は軽く、ペニシラミンなどに見られる重い副作用はないので安心して用いられると言われているが、腎障害や血液障害など、重い副作用もあるので注意する必要がある。
一日300mgの服用を続けると重い副作用が出るので注意!
皮疹・腎障害(蛋白尿に注意)・血液障害(無顆粒球症)・
頭痛・胃腸障害・間質性肺炎・肺線維症
副作用;