3.新しい抗リウマチ薬   埼玉医科大学総合医療センター 竹内勤先生
リウマチ医の抗リウマチ薬に対する印象は、アザルフィジンが安全性も、有効性もまずまずであり、次はリマチル、そしてリウマトレックスは、有効性は高いが、安全性は少し低いというようになっている。
これからの抗リウマチ薬について
抗サイトカイン作用のある抗リウマチ薬   ・・・・・  T614 来年期待される新薬
免疫抑制作用のある抗リウマチ薬    ・・・・・   メトトレキサート(リウマトレックス)
                               レフルノミド(アラバ)
                               FK506 今年期待される新薬
                               シクロスポリン 来年期待される新薬
生物学的製剤:炎症性サイトカイン阻害薬  ・・・  インフリキシマブ(レミケード)
                               エタネルセプト(エンブレル) 今年期待
アメリカの2002年の治療ガイドライン
最初は一般のDrが診断して、関節リウマチについて、患者にしっかっり説明をしてもらう。
関節リウマチと診断されたら、抗リウマチ薬を投与。
抗リウマチ薬の50〜90%はMTXを使用。3ヶ月後、効果判定。
効果が不十分なとき、MTXを追加したり、生物学的製剤を併用したりする。
アラバについて
臨床効果は、リウマトレックスと同じか少し良い。
副作用は、下痢、脱毛、高血圧、湿疹、肝機能障害、骨髄抑制(白血球減少、血小板減少)
感染症にかかりやすい
間質性肺炎は、欧米では、0.02%だが、日本では、1%なので、間質性肺炎の人には使わないようにする。
生物学的製剤とは
もともと体に備わったたんぱく質
生物から産生される物質を利用した薬剤

自然界にある抗体などのたんぱく質

化学的に合成した薬剤ではない

バイオ医薬品とも呼ばれる



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