The 8th Pioneer Car Sound Contest




サウンドコンテスト用に作られた音質優先の競技用車両です。

ヘッドユニットは、RS-D7XUです。
ユニットのフェイスパネルは、旧型の特注品に替えてあります。



とても欲しかったTS-S1RS。
ツイーターより上部のピラーに取り付けました。
ステージの広がり、ボーカルの定位を重視した結果です。
大ヒット商品であるラック特製ハウジングを装着しています。ジュラコンという素材で木材に近い内部損失を持つ
すぐ下のスピーカーカバー内にツイーターがあります。
カバーを外した方が音質的には圧倒的に有利ですが、
ツイーターが見えない事の心理的効果(?)を狙ったのと
パテ成型しなくても良いというコスト面の配慮からこのようになりました。
スピーカーカバー内のツイーターです。
将来的には、ツイーターとS1の位置を入れ替える予定。


TS-M1RSは、ドアにアルミエンクロージャーBOXを製作して取り付けました。アルミ板は、8mmを使用。
ラック愛知のエキマニを作っている職人さんに溶接して作っていただいた作品です。
このM1RSから出る引き締まった低音は、デッドニングによるスピーカーの取り付けでは絶対に出せない音です。
正確に低音の輪郭までも鳴らしきります。
しかし、欠点もあります。アルミの箱鳴りがしてしまう事です。
シンサレート、カーボンの吸音材、戸澤式吸音レゾネーター、制振塗料、レジェトレックス、吸音制振シート等の多数のアイテムを組み合わせ箱鳴りの制御を試みました。
しかし使いすぎると音が死んでしまうので完璧にはできていません。

ガラスの稼動装置を避ける凹型の構造であること、市販のアルミエンクロージャースピーカーのように並行面を持たない曲線を作る事が困難な事、インシュレーターを使えない事などコストと物理的制約はかなり大きいものがあります。
バスレフ式にして音の特性を変える事も実験していきたいところです。
 
トランクルームにアプリートの安定化電源とサブバッテリーを導入。実働14.2Vの電圧をオーディオ機器に供給。
A級アンプは、電気をよく喰いますからね。
電源強化は、カーオーディオを楽しむ為には必須事項です。
高額ですが、導入によるパフォーマンスは高い。


スペアタイヤ部にRS-A50Xを2台、RS-P70XU。
P70XUには、マスタークロック(LC-AudioXO)とAV-PPが施してあります。ちょっと高音部に独特の音がするようです。

各機器には、備前焼のカーオーディオ用インシュレーター「音座」を使っています。


プロセッサー(RS-P70XU)とアンプ(RS-A50X)を
最短で繋げるように加工したRCAケーブル。

S1RSとM1RSに、800円/mの安物スピーカーケーブルを使っていたことが判明。コンテストで中・高音域の得点が極端に低かった原因はこの辺も関係しているのかも。
「戸澤式吸音レゾネーター」(自作)

第8回「つま恋カーサウンドコンテスト」に
秘密兵器として使用。カーオーディオでこれを使用したのは、Kelsoプレリュードが初では?
寝不足になりながらも、50個を作りました。(使用数は、23個×2)
左右のドア・アルミエンクロージャーBOX内に使用しています。
インクジェット用和紙、クラフト紙等、数種の材質、形状の試作品を比較検討し決めたのが、左写真の和紙封筒製のもの。
高級和紙を使用するとより良かったのですが、図面を50枚作るのは死ぬほど大変なので妥協してしまいました(^^;)。
「吸音レゾネーター・ハイブリッド」(仮称・自作)

第9回「つま恋コンテスト」の秘密兵器として期待しているもの。
現在テスト中です。超活性炭を使用しています。
材料が高価だったので失敗はすると痛いです(>o<)。



「第8回 パイオニア カーサウンド コンテスト」
デジアナシステムクラス 11位(エントリー52台)

- コンテストの評価(要約) -
全体的にメタリック。ピアノに付帯音。
オーケストラとピアノのバランスOK。引き締まった低音良し。
定位感、ボーカルの密度は見事。シンバル少し派手か。