「リアスピーカー」から始まった前奏曲(2003.5)
BB1プレリュードに乗って11年。何の不満も無くずーっと純正仕様で過ごしてきました。
リアスピーカーが突然死してしまい、仕方なくリアスピーカ−を購入する事に。
せっかく交換するのなら、ちょっとだけいいものと思ったのがカーオーディオにはまるきっかけとなった。
ヤフーオークションで見つけたのがHONDA純正オプション品である
「GathersのGS-3676」というカーボン製スピーカー。
4600円で落札。ポン付けで簡単装着!
早速、音を出すと「凄い!!」。
音が飛び跳ねる様にポンポン出てきます。予想をはるかに超えた音で満足しました。
リアスピーカーが鳴りすぎでしたが、
当時の私は前方定位などと言う概念を持ち合わせていなかったので特に気になりませんでした。
何でもいいや「ヘッドユニット交換」(2003.6)
続いて、純正アルパインのCDチェンジャーも死亡・・・(T-T)。
過去に3回の蘇生手術を行ってましたが、今回は安らかに眠っていただくことにしました。
取り外して、軽量化できたのは良かったのですが純正デッキでは、テープしか使えません。
安売り品を求めてオートバックスに。CDとMDが使える機種で一番安かったJVCのKW-MZ64を購入。
音の変化は、特に感じませんでした。
・・・というより、デッキで音質が大きく変わるなんて思ってなかった(汗)。
頑張れ!「フロントスピーカー」(2003.6)
しばらく乗っていると、リアスピーカーの音が良すぎて不自然に感じてきました。
オートバックスでアゼスト旧モデルの2WAY最上級品(SRT-1650S)を半値にしてくれる
との誘惑に負けてフロントスピーカーも交換。
鳴らないと評判の純正ツイーターとはおさらばです。
音が車内をあちこち飛び回る(定位が無茶苦茶)ようになり
「なんて素晴らしい音のする車になってしまったんだ(笑)」と感動の嵐。
「こんないい音のする車は、なかなか無いでしょ〜!?」
・・・井の中の蛙状態でした。
ただ、フロントがリアスピーカーの迫力に負けてしまってるのは直りませんでした。
なんでだろう〜?!・・・まっ、いいかぁ(放置)。
ショップアレルギー(2003.7)
フェリスさんのHPを拝見して、プレのDSP仕様化計画を真似して実施することに。
解体業者でプレ純正DSPセットを8千円で購入。
さすがに自分で取り付ける自信は無く、一番近くのカーオーディオ専門店に足を運ぶ。
「センタースピーカーを付けた〜い♪」と申し出ると・・・・
「そんなバカなこと、うちではやらない」と冷たい対応。
難しい専門用語を並べ立てて一方的に話をされるので、オーディオ初心者の私は??状態。
結局、追い返されてしまう(ToT)。
これが原因で、しばらくカーオーディオショップアレルギーになる。
凄そうなヘッドユニットに交換(2003.9)
車を乗り換る。
プレルードBB1→BB1への乗り換え。色違いの同じ車です。(^^)/
スピーカーは、移植したが、ヘッドユニットは高級なものにしようとFH-P009MDを購入。
オートTA、オートEQというなんだか凄そうな機能に惹かれたのか決め手。
これで、嫌いな専門店に足を運ばなくても調整できるぞ〜(^^)/。
早速、オートTA、オートEQで調整。
効果は、良く分からんが満足(?)。
それより、このDSPは凄い。コンサートホールの音響なんて車にいることを忘れてしまうよ♪
DSP化計画「SOUND EVE」訪問(2003.10)
プレDSP化計画にあるサブウーハー純正位置取り付けを実行に移す。
まず外部アンプを探す。
なぜか、CDチェンジャーで酷い目にあったアルパイン製のMRV−F400S(中古2万4千円)を購入。
さすがに外部アンプを自分で取り付ける勇気は無かったので、仕方なくオーディオ専門店へ。
家から2番目に近いカーオーディオ店「SOUND EVE」へ訪問。
以前に行ったショップと違い、意思疎通ができる店員で安心しました。
オーディオの基本的なお話をしていただき、フロントスピーカーが重要でサブウーハーは
フロントスピーカーの足りない部分を補うものであること、
オートTA、オートEQは万能でない事などを教えていただきました。
作業としては、デッドニング、ワンオフ製作のサブウーハー(ロックフォード)、
アンプの配線(+ナビ埋め込み、セキュリティー)。
結果的には、EVEさんの提案より、Kelsoの希望する形を優先した作業になりました。
作業を終えて、フロントスピーカーの低域再生能力が低いので交換を考えてみてはとの店主のアドバイス。
この車の形状を考えるとフロント3Wayを目指すのも良いかもとのことでした。
(この頃からフォーカルやマッキンなどの外国製品の事に急に詳しくなる。)
調整料をケチったので、自分で気長に調整する事に。
作業後のインプレとしては、外部アンプの効果でパワフルな音になった。
反面、高域の繊細な表現力は消えてしまった気がした。
このデッキ(FH-P009MD)の内臓アンプは、かなり優秀だったのかも。
サブウーハーは、なんだかしっくりしないなぁ〜。
オートTA、オートEQで懲りずに調整を続ける事で解決するはず!?
神技体験・「LUCK羽島店」訪問(2003.11)
シート張替えの件で「LUCK羽島店」を訪問。
いきなり店員(金文氏)が車を覗いて「いいデッキ付けてるね〜。調整次第で凄い音がするよ!」
知らないうちにカーオーディオのお話が中心になる。
そして、ここのデモーカーであるアリストの音を試聴することに。
スピーカーは、TS-V07A、ヘッドは、DEH-P919(FH-P009MDと同等の性能)という構成。
定位した音を初めて体験。
あまりにもパワフルな音が鳴るので・・・
(kelso)「どこのアンプを使っていますか?」
(店員)「内臓アンプですよ。しっかりしたノウハウがあれば内臓アンプでこの位は鳴ります。」
(kelso)「えっ!!こんなに凄い音がするのならフロントSPは、V07にします。」
(店員)「V07もいいけど、もっとおすすめのSPがあるよ。これです!」
(kelso) 「RSスピーカー??」(値段を見て恐怖を感じる)
(店員)「今、車に取り付けたのが有るから聴いて行ったら?」
(kelso)「聴くだけで、買いませんよ!」 (これが失敗だった・・・)
(店員)「クラシックが好きだったね〜」と、モーツアルトのアイネクライネナハトムジークを鳴らせてくれた。
巨大なツイーターから音のシャワーが噴出。僅か1秒で洗脳が終了した瞬間だった。
帰り際に、金文氏がやってきて車の音を聞かせてくれってプレに乗り込む。
「音がぐちゃぐちゃじゃないか。」
「サブウーハーの音が後ろから聴こえてはダメだろ〜!」
009MDの調整ボタンを操作し始めた。
僅か30秒後、車の音が激変した。プロの神技である。
音が定位してドラムが前から鳴っている。
フロントSPの低域不足をサブウーハーがしっかりとカバーしている。
車で音楽を聴くのが楽しくなった瞬間だった。
同時に、音質追求という財布に良くない欲求が生まれ始めた。
調整は、サービスだったが「ダダより高いものは無い」という格言通りになる悪い予感が・・・。
RSスピーカーを導入(2003.12)
金文氏の調整によって劇的に音質が向上したKelso号。
しかし、RSスピーカーの衝撃は何日経っても消える事は無かった(ToT)。
RSスピーカーは高額すぎる。もっと安くて良い物があるはずだ。
スピーカー探しに躍起となる。あらゆるメーカーのスピーカーを聞きまくった。
しかし、いずれもRSスピーカーの足元にも及ばない音質。
その差は、ド素人のKelsoにも分かる程大きい。
あぁ、・・・ダメかも。
しかたなく、ミッドだけRSスピーカーに交換を「LUCK」さんに依頼。
ディスカウントしてくれるなら、ツイーターも変えようかな。
こうなると歯止めが利かない。外部アンプもつけようかな。
予算10万だけど雑誌で人気のこのアンプはどう??
「糞です。非常に悪い音がします。」(金文氏)
「30万円以上出すなら選択肢はあるが、10万円なら世界中を
探してもお勧め出来るのはこれしか有りません。」
「RS-A50x」。またパイオニアかぁ。嫌だな〜。
(注)オーディオマニアや専門家の間では、音色より分解能を重視する傾向が見られます。
余り鵜呑みにせず試聴して決めましょう。
抜群のコストパフォーマンス・RS-A50x購入(2003.12)
嫌だなぁ〜と思いつつ翌々日には、「RS-A50x」をオークションにて落札(4万円)。
早速、「LUCK」に持ち込み「これ付けて!」
マッキンTやラックスMなども安く買えたのになんて多少心残りがあった。
30万円以上なら何かと言う問いに「将来、音に拘るようになったらステッグの赤いやつ。」
でも、原音再生という意味ではRS-A50xの方がお勧めらしい。
RS取り付け完了(2003.12)
FH-P009MDのネットワークモードを使用したので、
お気に入りのリアスピーカーとは、5.1ch化の時までお別れ。
インプレは、ミッド(TS-M1RS)のパワー感に圧倒された。
本当にドアが外れそうな位鳴る。サブウーハー顔負けのパワー。
しかも、サブウーハーより低域の音がいい。
ロックフォードのサブウーハーも悪くは無いけどRSとの組合わせでは無理があるな〜。
あと、アルパインのアンプで失せてしまった高域の繊細な音がかなり蘇った。
ネットワークモードの調整によって定位感が抜群になりアーティストが目の前で歌ってくれる(^^)。
飯田明先生のHPを発見・新世界へ(2004.1)
金文氏が、得体の知れない未知の金属を持ち歩いていた。
聞くと、インシュレーターというものでアンプの下に履かせると音が良くなるらしい。
マニアの世界では、インシュレーターに「茶碗」を使うのがトレンドとのこと。
「今年のつま恋では、これが流行る」なんて意味不明の言葉が飛び交っていた!?
「アホか?」と一瞬思ったがKelsoは、興味深々。
「イイダアキラ」で検索すると詳細がHPに見つかるとの情報を入手。
マニアのアジトを発見!
宇宙人の関与を連想させるネーミングのX処理という謎の処理。
RS-A50xD、R処理バージョンという存在しないはずの機器。
中でも、「ヒダスキ」というインシュレーター(湯飲み?)が一番の話題だった。
早速、「ヒダスキ」を注文。
サブウーハー交換(2004.1)
「LUCK」にエージング後の調整に伺うと、
「RSスピーカーの販売数日本一取れそうなので協力して。安くしとくから。」
Kelsoは、安いという言葉に弱いイージーな客である(^^;。
またまた出費が・・・。サブウーハー(RS-W1RS)を取り付けることとなった。
ただ、取り付けるのでは面白くないので、
購入した「ヒダスキ」をアンプに履かせてくれという無茶な要求もおまけで付けました。
(早く付けないと淡路島の有名人さんに先を越されてしまいそうだし)
サブウーハーの取り付けは、オムツカバーの理論を使った臭そうなインストール。
しかし、音は抜群に良かったのでの安心しました。
驚異の効果・バッテリー交換(2004.4)
アンプを2台設置したことによる電源部の不安と、
バッテリーによる軽量化を図るためにドライバッテリーヘの交換を検討。
プレリュードが壊れるまで使えるという言葉に惑わされサウンド・バッテリーという
高額なものを注文してしまった。
家に帰って後悔の嵐。
こんな、マニアしか使わない高額商品買うなんて・・・。
・・・で、装着後のインプレ。
ちょうど、友人も一緒に来ていたのでKelso号の音を聴いてもらった。
友人が、青い顔をして車から出た。
一言、「すごい!」
本当に、本当に良くなりました!!
ボーカルだけじゃなくその周囲の音も立体的に定位し、
高域はきらきら輝き、低域はまとまりのある引き締まった音に。
今までの音は、何だったのだ。
カーオーディオにおける電源強化の重要性を知りました。
まだ、ヘッドユニットは普及機を使っているに。
ヒダスキ効果が炸裂したのでしょうか?!
TS-S1RSの誘惑(2004.6)
S1RSというミッドハイスピーカーの驚異的な音質を体験し導入を検討。
しかし、3Wayを制御するにはヘッドとプロセッサーをカロXかDEX-P01にする必要がある。
カロXのデモカーは、何台か聴いていましたが値段程の魅力は感じなかった。
それだけ、プレのP009MDを使ったオーディオシステムの完成度が高かったからだと思います。
でも、強烈にS1RSが欲しい・・・
ヘッドとプロセッサーをインターネットで安く売ってないかなぁ〜と探し回る。
そして、徳島のオーディオショップ「シンフォマージ」に辿り着く。
ついにカロツッェリアXへ(2004.6)
「シンフォマージ」に連絡を取ると昨日売れてしまったとのこと・・・(ToT)。
次の入荷が有ったら連絡していただける事になった。
なんと、親切なショップなんでしょう(^^)
ただ、「ヘッドはまず出ないよ!」とのことでした。
3週間ほどして、マニアックなチューニングが施された
プロセッサーRS-P70XUをシンフォマージから購入。
CDプレーヤー(RS-D7X)は、中古品だと性能が劣化していてオーバーホール
の必要が出てきたり大変そうなので新品購入しました。
”X”の取り付け(2004.7)
フルX仕様にする為に
いつの間にかお気に入りのアンプとなったRS-A50Xをもう一台オークションで落札。
電源のLEDランプが点灯しない故障品なのでちょっと値切りました(^^;)。3万7千円也。
ただし、音質、機能とも全く問題なし。
取り付けは、信頼しているLUCKに頼みました。
完成した車を引き取りに行くと、
「いい音の片鱗は、出てる」とのこと。おぃ・おぃ・・・・片鱗だけかよ(汗)
「適当な車が無いのでプレを3日間くらい借りていくかもしれないよ。
プレをつま恋のコンテストに出すかもね!?」
つま恋のコンテストなら私も知っている。事実上の日本一決定戦。
3万円の故障したアンプ積んで出場なんて正気だとは思えない。
LUCK特製TS-S1RS用ハウジングが入荷し取り付けてから本格調整するとの事。
試聴♪ 普通の音が出ています ・ ・ ・ 。
LUCKに置いてあるデジタルアンプのウイルスに脳が犯されていて感動できません(涙)。
これでは勝てない(2004.7)
仮調整の音には、すぐ飽きたのでLUCKに再び行く。
RS-D7Xにムチ打って実力を出してもらわなければ。
金文氏に再仮調整を頼む。
ドアのビビリを聴いて首を傾げて一言、
「これでは、つま恋で勝てない・・・」
え・・、つま恋には遊びに行くだけじゃなかったの??
(車体剛性に優れる外車勢に負けると言う事らしい)
「ドアにアルミBOXエンクロージャーを作れば勝てるかも。一応、考えといて。」
プレリュードの名にふさわしい挑戦(2004.8)
「アルミエンクロージャーBOX」、魅惑的なアイデアです。
プレリュードがカーオーディオ界に新たな時代の始まりを告げる♪(=前奏曲)。
いいね〜このフレーズ。決めた理由は、ただそれだけ(笑)
ナイスな挑戦でしたがコンテストまで僅か1カ月。
LUCKさん、けっこうのんびりしています。
つま恋優勝経験者の余裕なのでしょうか?(汗)
アルミの音対策(2004.8)
お盆過ぎになってようやくアルミエンクロージャーBOXが完成。
22L、密閉型。ガラスの稼動装置を避けるため凹型の形状になっています。
エキマニを作るLUCKの職人さんが綺麗に溶接してくれました。
でも、むき出しの現状では、かなり無骨でかっこ悪い。
測定器で測った音の特性はかなり良かったとの報告を受ける。
アルミの箱鳴りが酷いので如何に消していくかが問題点だとのこと。
早速試聴・・・すごく太い音がする。
石原裕次郎の声がすっごく素晴らしい。
ホームオーディオでしか聞けない重低音が鳴ります。
気になるのは、音より内張りの仕上げです。
箱スカの様なデザインだけは避けてもらいたい・・・。
マイプレのアルミ音を消す為、寝不足になりながらも戸澤式吸音レゾネーターを
せっせと50個作るのでした。
音が出たのは・・・(2004.8)
ヒダスキをカーオーディオ用ヒダスキ「音座」に交換。
アプリートのサブバッテリーと14.5Vの電圧を保つ機器を導入。
この電源強化システムは、なかなかの物です。
内張りは、箱スカにはならずに済みました。
アルミの箱鳴り対策にはかなり時間を喰われたようです。
ようやく、TS-S1RSを取り付け完了。コンテスト2日前にですが・・・(爆)。
まだ、プレはましな方です。
LUCKから出場の他の2台は、アンプも付けてない!すべてこれからと言う状態。
2台の作業と無関係なKelsoまで冷汗をかいてしまう。
プレの音を聴いて感動して涙が出そうになりました。
「低域で音を正確に描く」こんなことが出来る車は、
マイ・プレリュード以外に世界中探しても1台も無いでしょう!
デジタルアンプウイルスは、死滅しました。
コンテスト前日(2004.8)
コンテスト前夜、仕事が終わってLUCKに向かいました。
柳津の駅からとことこ歩いていると凄く怪しげな雲行きです。
それもそのはず、今夜は台風直撃なのです。
LUCKのピット内は、活気と焦りで台風の事なんかみな忘れています。
作業は、フェアレディZの音が出た所で終了。
ピュアデジのフェアレディZは、内部開放型アルミエンクロージャーという超難しい代物。
調整だけで何とかなるものではありません。ピュアデジは、捨て駒に・・・。
しかも調整は、時間が無いので会場に着いてから!?
日本最大・非公開のパイオニアカーサウンドコンテスト(2004.9)
事故渋滞で到着が大幅に遅れたフェアレディZとエスティマは
満足な調整も出来ずに審査に行ってしまいました(汗)。
プレリュードを有名な先生に試聴していただいたところ
「12レースG-Gの大万馬券」
「箸にも棒にもかからない圏外か、そのまま行ってしまうか」と評されました。
かなり個性的な音を奏でているのが分かってもらえるコメントです。
プレリュードを試聴する参加者。 順番に審査会場へ。
表彰式
デジアナシステムクラス
Kelsoプレリュードは、52台中11位でした。
敗因は、課題曲「ラフマニノフ」のピアノの音です。
ピアノに付帯音が乗っていたのが大減点になりました。
あと、コンセプトシートの書き方が悪かったのでかなり得点をロス。
コンセプトシートは、「これでいいんかい??」って私も思っていました。残念。
LUCK羽島店のデモカーに!(2004.11)
コンテストのあと若干の手直しを行い、S1RSのエージングをしっかり行ってきました。
11月13日からのLUCKでカーオーディオのイベントを行った時にデモカーとして展示。
コンテストの時と違い深みのついた表現力ある音を鳴らしています。
このシステムの音が3ヶ月遅れで完成しました。
イベント後、すぐに来年のコンテストに向けシステム変更の予定。もったいない・・・・。
システム変更といっても、アンプとケーブルを交換するだけです。
ノーマルのRS-A50X、よく頑張ってくれました。
ケーブルは、コンテストに使うにはちょっと無理があった品質の物でした。
SOUND EVEの時に購入したケーブル(800円/m)をずっと使っていたので・・・。
クライオ処理したケーブルに交換します。
高価なものではありませんが、なかなか良い音がするそうです。
期待の新製品RS-A70Xの試聴(2004/11)
昨年のコンテスト優勝車両に使われていたオーディソンの
超高級アンプHV Ventiに対抗できるアンプを探しているKelsoにとって
RS-A70Xは最後の望みの綱。期待は膨れ上がっていました。
試聴室でカロの新型アンプRS-A70Xを聴く。
ハイスピード(スルーレート60V/μsec)なアナログアンプでいい音を奏でていました。
しかし、デジタルアンプRS-A9Xの超絶のスピード(100V/μsec)と比べると
音の出方が明らかに違い物理的な性能の格差をはっきりと感じました。
原音再生のみを目指したRS-A9Xの音と違いやや重心の下がった
力を感じさせるスパイスが効いてます。
RS-A9Xをすでに購入して持っていたので非常に悩みました。
コンテストのデジアナクラスへエントリーする事が決まっており
渋々1台だけA70Xを購入することに決めた。
将来的には、デジタルへ移行ということで・・・。
(*)世間でハイスピードアンプと言われている超高級アンプでも30V/μsec程度しか
出ていませんのでA70Xでも次元の違う驚くべきスピードです。
スピードだけならRS-A50Xも40V/μsecと優秀。
後日RS-A70Xの開発者とお話する機会があり、A9XとA70Xの違いについて
聞いてみた。「デジタルアンプをアナログに作り変えただけ。」と素っ気無い回答。
Kelsoが感じた音のスパイスについて聴いてみると「・・・(?)」で「A9Xが最高!」
との答え。ホントかよ・・・(汗)。
RS-A70Xの威力(2004/12)
LUCKでRS-A70Xを取り付け。
TS-M1RSのコーンに歪みが有ったのでクレーム交換して新品に。
また、エージングが必要です。
「まだ1曲しか聞いてないけど、いい音がしてるよ。」と言われお店を出る。
帰りの車内で衝撃を受けました。
まだ、全くの未調整でめちゃくちゃなバランスで鳴っていますが
『凄すぎます!』。
つま恋のコンテストで試聴したどの車をも圧倒する音が出ている気がする。
特にオーケストラヒットがビシバシ決まるスピードとパワーに圧倒される。
RS-A70Xを過小評価してました・・・。
あと、考えてみればデッドニングという仮想エンクロージャー車に
本物のエンクロージャー搭載車が負けるわけがありません。
今迄は、RS-A50Xの欠点である駆動力の無さがアルミエンクロージャーの
良さを引き出せなかったのかも!?
ピュアデジを使っているHさんに
RS-A70Xでパワーアップしたプレの音を聴いて頂きました。
「アンプ1枚でこんなに変わっていいのか!」って衝撃を受けていました。
今迄、デジタルアンプが最高だと信じて疑わなかった
彼ですが頭を抱えて落ち込んでいました。
何も変えてないのにびっくり!(2005/1)
予想外にRS-A70Xが良かったのでスピーカーが新品である事を忘れてました。
エージングが進み音の響きが全く変わる。
凄い音です。これがA70Xの本当の音(アルミエンクロージャーの?)なんだと感心しまくり。
音は無色透明だけど個性を感じるアンプです。
今年のコンテストは、楽勝!?
・・・と思ったけど他の車もこのアンプ使うんだよね・・・(爆)
雪解け水のように(2005/3)
お気に入りのアンプになったRS-A70Xをツイーター、サブウーハーにも導入。
カロXらしい雪解け水のようなピュアな音になりました。
アルミエンクロージャーの欠点は、微かに残っていますが気にならないレベル
になっています。S1が10cmだったらもっと良く出来たのにといつも思いますが
贅沢な悩みでしょう。
コンテストまでにTS-M1RSに保護カバーを付けるためユニットを落とし込みます。
若干の音質ダウンは、免れません。
音質を最優先するなら余分な作業ですが、エンクロージャー車が
デッドニング車と接戦を演じなければならない状況になるなら
素直に負けを認めたほうがいいですから作業を続けます。
10年前の音(2005/6)
S1を中心とした音作りがずっと続いてきましたが
シンフォマージのイベント(四国)や地方コンテスト(仙台)などで頂いた意見を金文氏が
順次取り入れていった結果クロスポイントなどもかなり一般的な形に落ち着き
守りの音となっていました。嫌味の無く聴き疲れのしない完成度の高い音。
しかし、中部地区での勉強会に出し帰ってきた車から出てきたのは・・・
「うるさい!」と耳を塞ぎたくなったほどチャレンジングでにぎやかな音。
勉強会で高評価を頂いた音なのだとか。
金文氏を良く知る人の希望で10年前に作っていた音を今一度再現したらしい。
「10年前の音」を聴き金文サウンドの源流を見た気がした。
「明るく活力のある音」10年経っても全く変わっていない。
10年前の音を如何にして新しい音に変えていくか。
コンテストまであと2ヶ月半。
シークレットミーティング(2005/7)
某雑誌のシークレットミーティングに参加。
新潟から凄い5thプレリュードがやってきていました。
フォーカル「Be」の2Wayをベンティで駆動する超弩級のシステム。
KelsoプレなどのフルカロX仕様車は、音を出すと車内が録音スタジオに
変わり自分が録音現場にいるスタッフになったような錯覚を起こします。
どうしても緊張感の中で音楽を聴くことを強いられる。
それに対してフォーカル×ベンティのシステムは、観客として肩の力を抜き
音楽をお気楽に聴くことができます。「あぁいい気分♪」そんな感じ。
コンテストでは、このシステムがマルチで出てくると思われます。強敵です。
それでも、RS-A70Xの長所を上手く引き出せば
ベンティに十分勝負を挑めるという感触は持つことができました。
フォーカルのウーハーについては複数の車で聴きましたが
低音の鳴り方がちょっとKelsoには不満です。意図的なものなのでしょうか!?
失礼ながらこの雑誌の某スタッフの車の音は???
毎号愛読している私としては、もう少しなんとかして欲しいと思ってしまう。
ベリリウムツイーター(2005/8)
コンテストに向けての最新兵器ベリリウムツイーター「TBe」を簡易取り付け。
S1RSのハウジングが完成するまでの暫定仕様として
TS-T1RSをスーパーツイーターとして使ったダブルツイーターにトライ。
高域の解像度が飛躍的に向上。
ピュアデジシステムには、ダブルツイーター合いそうです。
Kelsoプレは、デジアナシステムなのでここまでやる必要性は低いと判断。
コンテストでは、T1RSは外す予定。
最終調整(2005/9)
Kelsoは、仕事で急遽1カ月間の研修に行くことになり
コンテストには出席できないことに・・・(T.T)。
勉強会のうるさい音は大嫌いなので、最終調整の注文を伝えておきました。
@「もっとしなやかに」と審査員に言われない上品な音に。
A定位の位置を上げる。
Bアルミエンクロージャーの付帯音が目立たないようにする。
・・・これが結果的にマイナスと出る。
あと、TS-M1RSのバッフルを作りかえる予定でしたが
作業の遅れで手付かずになってしまいました。
サウンドコンテスト結果(2005/9)
「第9回パイオニアカーサウンドコンテスト」
結果は、昨年より1つ順位を上げ10位入賞(^^;)。
また今年も、変な音で勝負をかけたのか!?と思い
出張先から一時帰宅しプレのコンテスト仕様の音を確認してきました。
コンテスト帰りの音を聴き感嘆!
今迄の分厚く強烈な主張を持つ音から一転、
お上品で美しい音の響きに聴き惚れてしまいました。
ただ一つ大きな欠点が・・・ボーカルの存在感(厚み)が足りない。
(アルミエンクロージャーに負担をかけない音作りが原因かも?)
結果論ですが、コンテストで高得点を取るという目的だけなら
地区勉強会で高評価だったエネルギー感に満ちた調整の方が遥かに良かったでしょう。
実際に「なぜ勉強会の時の音で来なかったのだ!」という声もあったようです。
オーナーとしてあのうるさい音は、勘弁してほしい。あれはオーディオを売る為の音ですから。
車好きとしては長時間音楽を聴ける音が絶対条件です。
*今回は、タイムアライメントに高度な技術を使いボーカルの位置を
少し遠くに出したとの事。その弊害で広がり感が減少しているらしい。
コンテスト後の調整(2005/9)
コンテストの反省を込めた音を金文氏が作ってくれました。
密閉型エンクロージャーの特徴である細り気味になる低音を
サブウーハーで厚みを加える。S1RS帯域を絞り音のバランスを整える。
ツイーターとS1RSのクロスに大胆な設定を施す。
定位感は後退したが、原音に近く活気あふれる音になった。
この音を聴きコンテストの音が如何に原音とかけ離れていたかを知る。
「技」に走りすぎてしまった結果でしょう。
Hi-Fiサウンドミーティング(2006/4)
中部地区のカロX取り扱い店5店舗
(コルトレーン、ラック岐阜、ヴェルク、マツデン、ソウワコーポレーション)
主催のイベントに参加しました。
今回は、デジタルネットワークの設定をKelsoが行ったので、
審査員の長谷川先生にどう評価されるのかドキドキでした。
ネットワークに関する指摘は、特に無かったので一安心。
LUCKからは、K氏エスティマとKelsoプレが長谷川賞を頂く。
新製品発表会では、RS-P90Xの素晴らしい出来栄えに満足。
注文もしていないのに取り付けが決まってしまいました(汗)。
川鰭祐子ジャズライブも実現しとても意義あるイベントになった。
来年からも継続して開催できるようがんばって欲しいですね!
このミーティングで審査を勤めたお二人は、つま恋でも審査員をされています。
今年のコンテストを占う意味でも重要な意味を持っていました。
今回の採点結果をつま恋の得点に換算するとおおよそ55点前後になると予測。
今年のレベルアップ分を考慮すると表彰台に上るには
調整とインストール面で2点ほどのレベルアップが必要かな?
スピーカー開発担当のS氏にも聴いていただきました。
毎回のように物凄く辛口のコメントを頂きます。
辛口コメントの要約
「四国で聴いた時より上手く調整出来ている。
弦の響きが金属的なのが気になる。
音の出始めは優れているがTWの余韻が足りない。」
P70XUの改造による長所、欠点がこの評価につながっていると推測しています。
LUCK岐阜にて長谷川賞の受賞記念イベント
わざわざ東京からパイオニア本社のデモカーBMWも来ていました。
音作りのお手本としたい車です。
RS-D7XVとRS-P90Xを導入(2006/4)
P70XUの改造品が奏でる癖のある音から解放されました。
このプロセッサー(RS-P90X)の素晴らしさは、もうここで語る必要は無いでしょう。
ハイスピードなアンプでないとこのプロセッサーの良さを十分引き出せないという話を耳にしました。
やはり、RS-A70Xがベストチョイスではないでしょうか?
Kelsoプレも桁違いにレベルアップしましたがまだまだ解像度を上げる余地が有りそう。
S1のインストールに問題があると見ています・・・がコンテストはこのままで行く予定!?
新時代の幕開けATS-1(2006/6)
RS-A9X及びRS-P90Xのシステムを
自動測定しオートチューニングを行うカロX販売店向けのシステムATS-1。
条件設定を行った後
[ 測定 ] → [ 調整 ] → [ 確認測定 ]
をTA→NW→EQの順に自動で行いすべての調整を約7分で終える優れもの。
パソコンがあまり得意でない金文氏が思うように動かせず疲れきっていたので
クラッシャー氏とKelsoのおもちゃとなりました(^^)/。
フルオートチューンを説明書通りに行った結果は、あまりにも面白みの無い音でした。
パソコンへの条件入力、測定方法
測定結果を踏まえてのインストールの見直しなど
もっとノウハウを蓄積する必要がありそうです。
このATS-1によってコンテストの飛躍的なレベルアップは避けられないでしょう。
サブウーハーエンクロージャーを大容量化(2006/8)
Kelsoプレの一番の欠点であるサブウーハーを作り直すことになりました。
インストーラーA氏により大容量28Lの強固なエンクロージャーが完成。
容量がちょっと大きすぎるのではないか?と思いましたがこの辺はお任せです。
完成した音を聴く・・・。音の重心が下がった安定感ある音になりました。
今迄さぼり続けていたサブウーハーが仕事を始めた。
しかし、全体の鮮度感が失われた様な今一歩の音質。
機器の配置を変えたのがいけなかったのか?
原因不明の症状に襲われる。今年のサウンドコンテスト直前に不安が過ぎった。
あと、4時間連続走行時にアンプの熱で音が止まってしまう事故が発生。
アンプの上で焼肉が出来そうな熱です。冷却ファンを取り付ける。
Kelsoプレと同じコンテスト3年目のエントリーとなる川口エスティマ(シアタークラス)は、
物凄い完成度を誇る様になりました。
2ch再生においても現時点では、Kelsoプレの音質を大きく上回っています。
金文氏秘蔵のスピーカーケーブル(2006/8)
原因不明の音質低下を前にし、すべてのインストールを見直す。
金文氏が長年秘蔵してきた魔法のスピーカーケーブルを提供してくれました。
スーパークライオケーブルからすべて取替えてもらう。
スピーカーの吸音、制振を材料から見直す。
S1スピーカーハウジングを密閉にする。
ツイーターの取り付け角度を変更。
完成した音を聴く・・・。
音の鮮度感が心地いい。
定位の揺らぎが見事に止まり音に吸い込まれそうになった。
ベリリウムツイーターもさり気ない美しさを演出してくれます。
LUCKさん素晴らしい仕事をしてくれました。
Kelsoプレのサウンドコンテスト出撃体制がほぼ整いました。
3年目のサウンドコンテスト(2006/9)
「石の上にも3年、アルミ箱の音にも3年。」
今年は、結果を出す年。
車の出来栄えには、絶対の自信がありました。
アルミ箱の鳴きを抑える事に成功し
測定データーに裏打ちされた圧倒的な低歪を実現。
車の内張りが振動し中低域の鈍い音を出してしまっている従来の
インストールとは比較にならない忠実なスピーカー駆動による音が出ています。
ツイーターをリスナーに向けつつガラスの反射音を取り入れるという
リスキーなインストールも有ったが、
中低域にて絶対的なアドバンテージを得ているので心配して無かった。
コンテスト会場では、最も多くのインストーラーに試聴していただいた車となり、評判も上々。
しかし、結果は14位に終わった。
Kelsoは、悔しさより「なぜ?」という疑問で一杯になった。
評価者と参加者のベクトルが合ってなかったのが原因だと思う。
カーオーディオショップの仕事で一番重要なのが、
お客の好み、嗜好を踏まえ、そこから1歩先を提示する音作りができること。
評価者とのコミュニケーション(ベクトルの擦り合せ)無しに大会運営が続くと
やる気を無くすインストラーも増えると思う。実際そういう声を良く耳にします。
「パイオニア・カーサウンドコンテスト」
数あるサウンドコンテストの中で最も厳正かつ公平な審査が行われています。
今後も皆にとって情熱を傾けられるコンテストで有り続けて欲しいです。
このコンテストをもってKelso号は、コンペティション向けの音作りを終了します。
結果はともかく、やり残したことが無い状態で車を送り出せて完全燃焼できた夏でした。
インストーラーの金文氏はじめ浅井君、岩淵君、その他LUCKのスタッフ様、ありがとうございました。