私が今月もHP100LXを使っているわけ^^;

HP100LXはDOS系のマシンなのですが、内蔵アプリはSysmgr上で動くHP専用の物です。(普通の実行ファイルが.exeであるのに対して.exmの拡張子を持っています)
SysmgrはGUIの考えかたに基づいて作られているので、私がMacに似た印象を受けたのも、しごく当然のことなのかもしれません。(Windowsを触ったことがあればまた違った印象を持ったのかもしれませんが)

▲HP100LXのMac化計画

HP100LXをもっとMac的にしてしまおうという計画です、といってもたいしたことをするわけではなくジョークみたいなものです。

1.MacLIKEなRESTART
HPにはStartUpScreenがあります(TopCardといいます)、PCX形式のグラフィックデータを指定してやることで起動時に表示させることができるのです。ここにMac風の絵をいれてみましょう、同じ様なことを考えるひとはいるものでNiftyにMACTOP.LZHというPCXデータがあったので、これを指定してやります。
さらにHELLO.EXEという Welcome to... というMessageを表示するexe形式のプログラムがあったので、Autoexec.batで実行するように書き込んでやります。
さあ、[CTRL]+[ALT]+[DEL]でRestartしてやりましょう、Welcome to ...の表示の後でMac風の画面になったはずです、新しいPowerBookだよーといえば、みんなしんじるかもしれません(そこまではないか^^;)

2.OSAKA!
普通HP100LXで使われている9PointのフォントはELISA FontといわれるFYHPの有志の方々が作成したFreeのフォントです。普通に流通している9Pointのフォントが無いために一文字、一文字手づくりされたものです。
では、このELISA Fontが作られるまで日本語化ができなかったのかというと、実は、その頃はMacのフォントを取ってきて使っていたのです。
それでは、俺はOSAKAじゃないとだめなんだよーというMac中毒者のために(そんなひといるかな?)HP100LXでOSAKAを使ってみましょう。
漢字Talk7からはフォント関係がTrueTypeだとかなんとかで面倒になっているので、6.07からOSAKA 9PointのL1とL2を取ってきます、TeraDrive上でL1とL2をMARGEしてやり、elisa.fntにRENAMEしてHP100LXに転送し、RESET!、これだけでOSAKAが使えるようになります。新しいPowerBookだよー...以下略

3.100BUDDYを使ってみよう
100BUDDYはHP100LXの操作をもっと簡単にするためのアメリカ生まれのShareWareです。
「えーところで今この文章は博多->天神の地下鉄の中で書いているんですが、えー^^;乗りこしました、HPのAlarmをSETしておくべきだったか...」
それはさておき、100BUDDYを使うとFILERで文書ファイルや、アポイントや電話帳、Databaseのファイルなどにカーソルを合わせ、Enterキー(普通はReturnとよばれる、私はいまだにCRと言ってしまう)をDouble-Click!すると自動的に対応するアプリが立ちあがるようにできます、FDやFILMTNでも同じ様なことはできますがDouble-Clickをあえて使うところがMac的でしょう。
「ちなみにいまは逆方向の地下鉄を待って駅のホームのベンチの上です。」

▲ISDNでパソ通しよう!
最近はISDNタイプの公衆電話(灰色の奴)が街のあちこちに見掛けられるようになりました、電話局の前にあるのは大抵そうですし、駅のホームなどにも結構あります。このタイプの電話にはモジュラージャックが付いているのでカプラを使わずにモデムを繋ぐことができます、これはもうパソ通するしかないですね。
幸いなことにHP100LXのQ&A集の中にISDNでの通信法が載っていたので、この記事に従って接続してみます。
使うモデムは昔使っていたAIWAのPV-P24で、F1015Aケーブルと変換コネクタでHP100LXと接続し、HPは内蔵のDatacommを立ちあげてやります。
電話機の下のほうにあるカバーを開け、アナログ側のジャックにモジュラーコードでモデムと接続します、オンフックボタンを押し、お金(orテレカ)を入れ、Niftyの電話番号を押して、スタートボタンを押すと「ピーーー」という音が聞こえだすのでジャック側への切り替えボタンを押して、HP100LXでATDとタイプすると、あっけないほど簡単にネットとつながりました。
あとは手動でログイン操作をして(システムマクロをつかえばオートログインも可能です)、とりあえずOpenSpace HPへ行き足跡を残しましょう「はろー、ただいまISDNより通信中」

▲ApptBookを使おう
PDAをこれから買おうという人が一番使ってみたいと考えているのがスケジュール管理ソフトではないでしょうか、MacやWindowsなどにもスケジュール管理ソフトは多数発売されていますが、いずれもハード側の制約でそのパワーを最大限にいかしきれていないようです。
だって、自宅の机の上でしか確認できない、とかスケジュールを見るためには最低でもパソコンを立ちあげておかないといけないといった制約があったら、見たいときにスケジュールを見れないし、スケジュールの確認を日課にしておかないとスケジュールを入れたことさえ忘れてしまうでしょう?。
だからこそスケジュール管理ソフトは、どこへでも手軽に持ち運べ、オートパワーON/OFFのあるPDA上で使ってこそ初めて100%のパワーを発揮できるようになるといえます。

そこでHP100LXのApptBookですが大きくわけてAppointmentsとTo Doがあり、Appointmentsでは1分刻みの予定入力ができます。例えば人と会う約束があるとか、見逃せないTVがあるとかいう時にAlarmがなるようにしておくわけです。(お気に入りの番組を見逃した事ってないですか?)
To Doではある日からある日までに終わらせないといけない仕事がある時にその予定を入力しておけば、予定の日が来てもまだ終わっていないものがあったら!マーク(当日)やSadマーク(泣き顔、予定の日を超えてしまった時)をつけて警告してくれます。 これにOpenSpaceの原稿の締切を設定しておけばきっと締切前に入稿できますね。

予定の入力の仕方は基本的に数字で打ち込んでやります、またカーソル&ENTERでおおまかに指定してやった後で+−キーを押して15分刻みで合わせることもできます。
いくつも同じ様な予定を入れる時はCOPY&PASTEもできるし、Repeat Optionsで毎日,毎週,毎月,毎年ごとの予定を入れたり,ついでにCustomまで設定できます。
1994年の6月1日から1995年の7月31日までの間、8月と2月の1週目と4週目の月曜と木曜に散髪に行く、なんていう無茶な予定でも一発で入れられます。
また、表示する時の時間の区切りを何分間隔にするか、週の始まりの日を日曜とするか月曜とするか、表示を開始する時間を何時にするか(普通起きる時間あたりを設定します)、予定を入れた時のDefault値を何にするか、画面の隅に表示するアイテムをカレンダーにするか時計にするか、などなどこれでもかというぐらい変更できることがあります。

HP100LXの内蔵アプリは本当によく考えられています、「まさかこれはできんやろー」とHP100LXに挑戦してやると「簡単だよー」といつも軽くやりかえされてしまいます。 また、Custamできる項目が多いのも魅力です、自分のHP100LXだ!、自分の相棒だ!という意識がどうしても芽生えてしまいます。(十人よれば十通り、百人いれば百通りの設定が有るでしょう...か?うーん同じ設定の人もいるか)

▲なぜ、HP100LXなの?

最近はPDA(Personal Digital Assistance)だとかPIM(Personal Infomation Management)などという言葉をよく聞くようになりました。そしてPDAの主力といえばザウルスやNewtonに代表されるペン入力のものです、私はどちらの製品も持っていないので、詳しいことはわからないのですが、Newtonは、あのApple製なのですから使いにくいわけは無いでしょうし、ザウルスも店頭で少し触ってみた感じでは手書き入力の認識率も申しぶんなく(Newtonも日本語版の手書き入力はSHARP製でしたね)また、名刺読み取り機や、98,DOS/V用に加えMacとのデータリンクソフトも用意されビジネスマンにとっては非常に使いやすい環境が整備されているのではないかとおもいます。

ただ、私の場合はどうしても文章の入力をしたかったのでキーボード入力方式の唯一のPDAであるHP100LXを購入しました。こればかりはキーボード入力の方が優れています、ペン入力方式のPDAにもソフトキーボードが用意されていますが画面をペンでつつくよりは本物のキーボードがあったほうが速いでしょう(たぶん)。

また、HP100LXのキーボードは入力しにくいと言う方もいらっしゃいますが、実際に使用してみた感じからいって決してそんなことはありません。確かに見ためは電卓のキーみたいであまりよくはありませんが、立ったときには親指二本で、すわったときには両手の人差し指と中指で相当速く入力できます、MacIIsiでことえり+EDIT7を使っているときよりストレスが少ないくらいです。
しかし、タッチタイプは無理だろうとも言われますが指四本で実際やってしまう人だっているし、私に限っていえば画面とキーが近く視線の移動がそれほどないのでタッチタイプの必要を感じていません。
また、最近のサブノートなどのキーボードはキーを押しやすく、小さくまとめるためにキーを隙間なく一面に並べ、キーストロークを浅くする傾向がありますが、これは見ための押しやすさとは裏腹に実際は押し間違い易い感じがします。HPのキーボードはキーも小さくキーストロークも深い(ただしキーの大きさにあわせた体感値、実際はそれほど深くはない)と時代に逆行しているようですが、実はよく考えられた実用的なキーボードなのです。

ザウルスの紹介記事をLaptopという雑誌でみましたが、仕事で使うならザウルスかな?という感じをやはり受けました。ビジネスマンへの知名度という点ではザウルスが一番だし値段の事を考えてもザウルスユーザーが一番多そうです。すると、データを共有する事を考えるとザウルスを買っておいた方がよさそうです。
Newtonにしても知名度という点からいうとザウルスに劣ります。(あ、でもSHARPはNewtonの姉妹機を出すのだからザウルスの上位機種という位置付けにすればいいのか)

HP100LXの優れた点は、やはりキーボード付きという事で文書の入力に格段に強い事、また本体のみで使っても充分にRAMDISKの要領が取れるのでLog読みにも最適です(ザウルス、Newtonの本体のみのユーザーエリアではとてもLogが入り切れない)、それに忘れちゃいけないHP100LXはパソコンだということですね(^^)

HP100LXの劣った点は、SETUPに知識がいり面倒な事(利点でもある、だって環境いじりって楽しいじゃないですか^^;)、手書きのメモが取れない事(FYHPでHP100LX専用グラフィックエディターが開発中で期待してます)、英和辞書などが標準で付いていない事、などです。(辞書機能はフラッシュメモリを買ってJDICなどのソフトを入れればできるのですが、それよりも辞書機能のためだけに電子手帳を買ってもいいかな?とおもっています、ザウルスが出てからというもの、従来の電子手帳の価格がずいぶん落ちていますし)

▲結局結論として...
私は別に誰にでもHP100LXの購入を進めるわけではありません、ただいつでもどこでも文章を書く必要があるという方にだけは他に選択肢はありません、というつもりです。
ライター、プログラマー(Cを入れて電車の中でコンパイルしている方がいるらしい)、作家、翻訳業、NETWORKER、そしてパソコンが好きなすべての方々にHP100LXをお進めします。
▲追伸^^;
HP100LXも、ずいぶん価格が下がって来ました、2Mモデルで¥78000前後、1Mで¥58000前後です。フラッシュメモリも定価で10Mが¥67000(I.O DATA製)なのでそろそろ買いかな?それから私に限っていえば、いつも衝動買いの後すごく後悔するんですが、HP100LXに関していえば、まったく後悔していないのです(^-^ヾ

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