▼▼1.はじめに夢ありき...
「モービルコンピューティング」最近はやってきたこの言葉ですが、ようは、いつでもどこでもコンピュータを使いたいということであって、昔から試みられて来たことです。
あの、MZ-700にはキャリングケースが用意されていて、内蔵プリンターをディスプレイ代わりに使うモードがあったくらいですから、その歴史はとても古い物があります。そして、その夢が技術の進歩とともに現実の物となりつつあるのです。
▼▼2.モービルなマシンを分類してみると
一口に持ち運べるコンピュータと言っても、いろいろな種類があるので分類してみましょう。1.何とか持って歩ける一体型
例えばコンパクトMacといわれるディスプレイまで一体型のタイプなら何とか持って歩くことができるでしょう(LC520,575は除く)。
むかしのMacの広告で学生が自転車の後ろにつんで走っているのがありましたが、本当にそんなことをしているのかはともかく、持って歩くことは可能です。
ただし持って歩けるとは言っても、結局はコンセントに差し込まなくては使えないのだから、これをモービルコンピューティングと読んでいいのか?とクエスチョンマークがつきます。2.電源無しでもOKのノートブック
ラップトップといってもいいですが、バッテリーで駆動して、どこでも使えるというので出てきたタイプです。プリンター付きのワープロなんかも、この中に入れていいのがあるとおもいます。
3.いまはやりのサブノート
サブノートとノートブック型との違いは?、といわれると重さが違う、大きさが違うとしか言えないとおもいます。PowerBookをノートブック型、Duoをサブノートと分類するのなら、その境目はだいたい2kgぐらいでしょうか。
4.僕の本命パームトップ
その名の通り掌の上で動かせるコンピュータのことです。その条件としては、重さがだいたい800g以下であり、大きさが、両手で挟んでもった時キーボードの中央にあたるキーを両親指で押せることです(と勝手に自分では考えています)。
この条件は、立ったまま使えるために必須なものであるとおもいます。OASYS POCKETのようなワープロもこの分類に入れていいとおもいますし、もちろんHP100LXはこの中に入ります。5.大進化中のペン入力タイプ
Newtonやザウルスのようなタイプです、キーボード入力ではないタイプだと私は分類しています。
▼▼3.持って歩いて何をするのか?
モービルコンピューティングの理想形は、いつも自分が使っている環境をそっくりそのまま持って歩くことでしょう、私の場合は学校でデータ整理などに使っているのはMacなのでPowerBookやDuoが今のところの選択肢となります。しかし、想像してみてくださいPowerBookは約3kg、Duoでも2kgはあります。それだけの物を持って歩くためには絶対にバックなどがいるし、
中のハードディスクのことを考えたら衝撃を与えるような人ごみの中に持って行こうとはとても思いません、まして、電車の中で立ったまま使うなんて...ノートブック型やサブノートは結局座らなくては使えないのです。
それでも、私はPowerBookが欲しいとおもっているのですが、その目的は家でもMacを使いたいためで別にバッテリー駆動させようとはおもいません、こんな私のような考えの人のためにAppleも最近はPowerBookを作っているような気がします(180cのバッテリー持続時間を考えると)。それでは、自分はコンピュータを持ち歩いて何をしたいのか考えて、その機能に目標を絞ってみましょう。私の場合は結局、いつでもどこでもTEXTデータを読み書きしたいのです。
ついでにスケジュール管理や、通信なんかもできればいいなとおもっています。こういうことに使いたいのならパームトップ型が一番です、ノートブック型やサブノートは立ったままは使えないし、ペン入力タイプでテキストの入力をする気は起こりません。私が選択肢として考えたパームトップ型はプロサイドのPS-3000、富士通のOASYS POCKET、そして横河ヒューレットパッカードのHP100LXです。
結局この中でHP100LXを選んだのは「HP100LX徹底活用ブック」という本を本屋で見つけてしまったためです。私は実はまだHP100LXを注文しただけで触ったことはないため、徹底活用ブックを参考にしながらHP100LXの魅力を語ってみたいとおもいます。
▼▼4.HP100LXはこんなマシンだ!
以上のような特徴により、HP100LXはいつでもどこでも、肌身はなさず持って歩け、そして使うことのできるマシンとなりました、HP100LXをユーザの人は親しみを込めて「電脳パンツ」と呼んでいます、ユーザにとって、HP100LXは身につけていないと落ち着かなくなる、まさにパンツのような物なのです。
▼▼まとめてみると
と、まあこのように、まるでヒューレットパッカードの回し者のようなことを言っている私ですが、実際にHP100LXを使ったことはまだありません、使ってみてからまたレポートしたいとおもうのですが、本当に「電脳パンツ」として私の身体の一部のように使うことができるのかどうか、毎日わくわくして待っています。この投稿文を読んで少しでも興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ「HP100LX徹底活用ブック」読んでみてください、立ち読みでもいいんです、でも一度立ち読みしたら、すぐにHP100LXの魅力に取り付かれてしまい、どきどきと落ち着かない気持ちが、HP100LXを買って身につけるまで続くのではないかとおもいます。
投稿どうも有難うございます。私はペン入力コンピューターを持っていないので、稲家さんとかザウルスや他の電子手帳などを使ってきた人にそこらへんの事を書いてもらいたいと思うのですが。手軽に持ち運べるコンピューターというのは昔からありましたね。
MZ-700もカラープロッタプリンタをモニタとして使うというものもありましたし、JR-100やシンクレアのZX-80(だったか?)あたりのサイズになるとモニタ(家庭用テレビ)さえあれば、どうにでもなるものもありました。MSXもある意味で持ち運べたのではないかな…。スケジュール管理やもろもろに手軽に使えるようになったかどうかを指し示す指標というべきか、手軽な方法があります。HP-100LXやザウルスなどを“世間一般でいう機械オンチのおばさん達”に使わせてみればよいのです。このおばさん達が手軽に使えるくらい、わかりやすく悪劣環境にも耐えうるだけのものができれば、それはきっと大ヒットすることでしょう。
だいたいMacでも98でも実際に触らせてみる(それ以前に電源を入れるあたり?)と「え〜わかんない」と言われてしまいます。さすがにファミコンあたりでは、そのような事は少ないのでしょうけど(やはりファミコンは偉大であると言っても過言ではないでしょう)。実は最近PowerBook100を落として壊してしまいまして、実際になると文章を書こうと思ったときに、別の部屋に移動しなければならず、意外に不便なんですねぇ。なくなってみると、ありがたみがよくわかります。それにしても、これじゃあ「手持ちになるはずのパソコン(コンピューター)のレビュー」みたいですね(笑)。では次に行きましょう。
注2 NiCd電池を使ったり、カードで通信したりすると、バッテリー持続時間は、かなり短くなるが、それでも3〜7日間はもつ。