〜!と購入記

後池田 さんの"FIVA MPC-206"購入記 2001.3.31

先週金曜に入手したFIVA MPC-206ですが、PCWatchにも(意外に)好意的なレビューが掲載されるなど、各所で好評のようです。んで、私が週末を挟んで使ってみた感想等々。

・処理速度
600MHzとはいえCrusoeですので、まったく期待してませんでした。が、期待を裏切る処理速度を体感させてくれます。確かにベンチの結果は見るほどのものもないのですが、何度も実行してきたようなアプリなどだと確かに高速になっていくのを感じられます。ただし、発熱は結構あります。ファンがないので煩くないのはいいのですが膝に抱えて長時間使うのは危険です。

・キーボード
慣れの問題もありますが、私はさほど気にならなくなりました。キートップの処理がわりと丁寧ですので、タイプの際の引っかかりなどは少ないようです。タイプに力のこもる方には不向きですが、軽いタイプを行う方なら、数日も使えばそれほど違和感は感じなくなるでしょう。

・液晶
きれいです。ドット抜けもなかったのでラッキー。炎天下ではさっぱり見えなくなるので、室内向きです。

・稼働時間
標準バッテリーで延々とmpegファイルをWMPで再生し続けたところ、3時間を目前にしてついに沈黙。その間、CPUはフルパワーの600MHzで稼働してましたので、LongRunを有効して使えばもっと保ちそうです。ちなみにW2Kで使う場合は、標準のMobileCockpitではなく、有志が作成したFIVA専用OLSを使えばLongRunも有効にできます。

・その他、ハードウェア全般
1394端子経由で30分のアニメをDVから取り込んでみましたが、ビットレート128K程度であれば、気になるほどの駒落ちもなくAVIファイルに落とせます。CFスロットがイジェクタ/蓋なしというのは貧相ですが、実用上はさほど問題を感じません。ただし、アクセス速度は若干、遅めです。内蔵のモノラルスピーカーは音質がさっぱりですので、緊急用です。ヘッドホンは必須ですね。

・Windows2000化時の問題
ドライバはほとんど揃いますが、各種電源管理へのショートカットキーや、画面脇にもうけられたランチャーキーなどが無効となります。また、メニューからの休止/サスペンドは問題ないものの、画面の開閉と連動させると復帰に失敗する、という事象が発生します。あとは極めて快適。JVMでのコンパイルも楽々(^^)v Meで使うよりも数倍、安定して高速に扱えます。

といったところ。嬉しい誤算は、IBMのTrackPointIVを搭載していた点です。X20向けのW2Kドライバを入れると、ちゃんとスクロール機能も使えます(^^) きっちりストレスなくW2Kが動いて、持ち運びに不便がなく、レガシーフリーなノートをお求めの方には強烈にお薦めできる一品です(^^)/

2001.5.11 追加情報をいただきました。

以下に,FIVAをW2K化する際のリファレンスドライバの在処を記します。
純正CDROMだけはOEM供給元であるPanasonicのものを使わざるを得ませんが,その他は他ベンダーの手を煩わせずに済むはずです。
・TrackPoint(ProductCDROM)\SYSUTIL\TRACKPNT\WIN2K
・Modem Audio認識後,WindowsUpdateから取得 または こちらから
# 有志による公開。DL後,〜.EXE.lzhを.EXEにリネームしてください。
・VGA こちらから,LynxEM+ Win2K drv
・Audio こちらから (Audio WDM v.5.12.01.5123, WHQL PC99 Logo)
・純正CDROM(MPC-142CDD) こちらから
「20倍速CD-ROM(KXL-830AN)用Windows 2000ドライバ」
・FIVACtrl2 (LongRun制御Uty) こちらから

LongRunコントロールソフトを作成された作者さんのページに詳細が掲載されてます。
FIVA 205/206以外でも応用できることがあったりしますので、Crusoe使いはぜひどうぞ。


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