曽我雅雪(32歳)
祖父 清次
父 俊夫(としお)
|
曽我造園の三代目。曽我造園は“たらしの家”呼ばれるように、祖父と父は女たらしの人間。
雅雪は祖父に対し、「親方として尊敬しています。でも人間としては軽蔑します」と。
・祖父は曽我造園の創業者。雅雪にとって親方。「私には情というものが理解できない」と。
・父は庭師としての腕は雅雪よりも劣り、親方からは見放されている。父の苦悩。
・母親は雅雪を生んですぐに出て行く。
|
島本遼平
祖母 文枝(63歳)
|
13年前、遼平の両親が殺されたとき、赤ん坊だった。
雅雪はその償いで何かと遼平の面倒を見るが、文枝からは許されることはない。
・島本文枝にとって雅雪は遼平の両親が殺されたあの事件の敵。
|
細木老
孫 隼人(はやと)
|
祖父とは長い付き合いの施主にあたる。何かにつけ雅雪の理解者であり、頼りにしている人物。
・隼人は島本遼平と同じクラス。サッカー部のエース的存在。どうしようもなく乱暴で、遼平をいびる。
|
原田 |
鍼灸師、40過ぎの独身。13年前のあの事件を知る一人。雅雪が遼平の面倒を見ていることに「あんたの罪滅ぼしは間違ってる」と苦言。 |
真辺郁也
(まなべ・いくや)
舞子
母親
|
郁也と舞子は一卵性の双子の兄妹。
郁也はバイオリニストを目指しレッスンで母親と東京にしばしば出かけている。扇の家に住み、その庭を曽我造園が面倒を見ている。
郁也と雅雪(当時高校3年生)は、祖父と父の見習いで庭の手入れに行った時に知り合う。
・舞子 大阪でばあやと過ごしていたが、ばあやが亡くなり、戻ってくる。舞子は母親から無視されている存在。
・母親は美人で上品。父の俊夫がのめり込む。真辺家の実態は・・・。
|
永井 |
扇の家の後釜で購入し、細木老からいい庭師として曽我造園を紹介される。 |
刑事 |
・本田 生活安全課の刑事。 |