上谷伊佐夫(72歳)
妻 照代
娘 陽子
陽子の娘 彩子
|
大宇陀の漆河原(うるしがわら)の上谷本家の婿養子。東京の大学を出、早川電機(シャープの前身)勤務。当地の住人になって40年。
照代はバイクを運転途中、ダム工事のダンプカーに跳ねられ九死に一生、植物人間に。今年の1月8日亡くなる。
陽子は東京の大学を卒業後、コロンビア大学へ留学。
|
上谷隆一
妻 和枝 |
戒場(かいば)の隣の額井集落の上谷の分家。 |
倉木吉男
妻 久代
娘 初美
娘婿 俊彦
孫娘 アリサ
|
上谷の外戚に当たる。県庁勤め(河川課)の公務員。
久代は照代より5つから6つ年下の妹。奈良女子大英文科出、宮奥の裕福な土地持ちの家に嫁ぐ。週3日は介護と身の回りの世話に伊佐夫の家に通っていた。
|
ヤエ |
上谷の家の隠居。 |
桑野
息子 真斗と真也
|
伊佐夫の隣の住人。農繁期には息子が伊佐夫の田んぼや伊佐夫が小学校に貸している田の種まきや収穫時に手伝いに来る。 |
松野 |
半坂(はんざか)の自動車修理工場の主人。 |
木元ミホ |
桑野の一軒下の木元の家の娘。一週間ほど前に突然大阪の嫁ぎ先から戻ってきた。あんな亭主の子供は産みたくないと言っていたが、生まれたのは双子。
両親は認知症も始まっている老夫婦。
|
山崎邦彦 |
橿原(かしはら)のダンプカーの運転手。16年前酒酔いで上谷照代のバイクと衝突事故を起こし、業務上過失事故で執行猶予付きで有罪確定。照代の亡くなった年病院で死亡。 |
佐野由紀夫
妻 晴美
|
伊佐夫の兄。東京の国立に在、長患い中。 |
平井利治
妻 俶子
|
早川電機時代の元同僚。妻の俶子が新興宗教にはまり、勤め先や同僚にまで勧誘に押しかけるようになり、女房と子どもを連れて故郷の気仙沼に帰えった。 |